
30代の平均年収を男女別・職種別に徹底解説!年収アップの方法も紹介
「30代の平均年収が知りたい!」と考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、一体30代がどれくらい年収をもらえているのか、いまひとつわかりにくいのが現状です。
そこで本記事では、30代の平均年収に関する以下の項目をご紹介します。
- 【男女別・学歴別・職種別】30代の平均年収
- 30代で年収アップを叶えられる人の特徴
- 30代で平均年収よりも稼ぐ方法
この記事を読めば、30代の平均年収がわかるだけでなく、平均年収よりも稼ぐヒントを得られます。
30代の平均年収が気になる人はもちろん、30代で平均年収をアップしたい人もぜひ最後まで読んでみてください。
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30代の平均年収は?
まず、30代の平均年収をご紹介します。30代全体の平均年収は437万円でした。20代の平均年収よりも、およそ96万円高い結果です。
ここからは、30代の平均年収をより掘り下げてみましょう。男女別・学歴別・職歴や業種別の30代平均年収をご紹介します。
※出典:doda
30代で平均年収700万円以上稼ぐ人の割合
30代で平均年収700万円以上を稼ぐ人の割合は以下のとおりです。
年代・性別 | 年収700万円以上稼ぐ人の割合 |
30代前半・男性 | 3.7% |
30代後半・男性 | 9.2% |
30代前半・女性 | 0.5% |
30代後半・女性 | 0.7% |
30代で平均年収700万円以上稼いでいる人の割合は、そこまで多くない結果になりました。一番多くても、30代後半男性の9.2%です。
30代で年収700万円以上を目指したいなら、相当な努力が必要になるでしょう。
※出典:統計情報リサーチ
【男女別】30代の平均年収
30代の平均年収を男女別に見ていくと、どのような結果になるのでしょうか。気になる30代男女別の平均年収は以下のとおりです。
年代・性別 | 平均年収 |
30代前半・男性 | 470万円 |
30代後半・男性 | 528万円 |
30代前半・女性 | 315万円 |
30代後半・女性 | 314万円 |
※出典:国税庁|民間給与実態統計調査
30代男性の平均年収が高い理由
30代男性の平均年収が高い理由に、中堅社員として実績を積み上げている人が多いことが挙げられます。
マネジメント業務は労力が必要となるため、その分給料に還元されがちです。その結果、平均年収が高くなる傾向にあります。
30代女性の平均年収が低い理由
30代女性の平均年収が低い理由には、女性ならではのライフイベントが考えられます。結婚・出産を機に退職を考える女性も少なくありません。
子どもが大きくなればフルタイム勤務に戻る女性もいます。しかし、30代ではまだ子どもが小さく、フルタイム勤務は難しいでしょう。
【学歴別】30代の平均年収
30代の平均年収を学歴別に確認していきましょう。気になる学歴別の平均年収は以下のとおりです。
学歴 | 平均年収 |
大学・大学院卒 | 383万円 |
専門学校卒 | 296.5万円 |
高卒 | 287.5万円 |
中卒 | 271万円 |
学歴別に平均年収を見ていくと、大学・大学院卒と中卒の間に110万円以上もの差があることがわかりました。
しかし、中卒や高卒だからといって、年収が必ずしも低いとは限りません。学歴不問の企業に入れば、実績次第で年収アップが叶います。
【職種・業種別】30代の平均年収
ここからは、職種・業種別の30代平均年収を見ていきましょう。代表的な職種・業種をピックアップしました。
職種・業種 | 平均年収 |
金融業・保険業 | 422.1万円 |
情報通信業 | 393.96万円 |
医療・福祉 | 339.36万円 |
製造業 | 305.28万円 |
サービス業 | 317.43万円 |
職種・業種別に平均年収を見ていくと、金融業・保険業の平均年収が一番高いという結果になりました。
一方、最も平均年収が低い業種は製造業です。製造業はパート・アルバイトで働いている人も多く、平均年収が低くなりがちです。
【男性・女性別】30代の年収の中央値
30代は性別によって働き方がさまざまなので、男性・女性で年収が異なります。
この章では、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」と国税庁「民間給与実態統計調査」をもとに、30代の男女別年収を解説するので参考にしてみてください。
30代男性の年収中央値
30代男性の年収中央値は、30~34歳で約458万円、35~39歳で約518万円です。
30代の年収は企業や業界によっても異なりますが、30代前半と30代後半で約60万円の差がつくことが分かります。
年収はスキルや経験、保有資格によっても左右されるのが特徴。
より経験を積み、責任のある仕事が増えてくる30代後半は、大幅に年収がアップする可能性が高いと考えられます。
30代女性の年収中央値
30代女性の年収中央値は、30~34歳で約309万円、35~39歳で約311万円です。
男性と比較すると100万円以上低く、30代前半と後半の収入差がほとんどないことが分かります。
子育てが落ち着いたタイミングで再び正社員として働き始める女性もいるので、年収が上がる時期が男性と異なるのが特徴です。
30代女性は、収入よりもワーク・ライフ・バランスを優先せざるを得ない状況の人が多いと言えるでしょう。
男女別の平均手取り年収
男女別の平均手取り年収は以下の通りです。
男性 | 女性 | |
30~34歳 | 約470万円 | 約315万円 |
35~39歳 | 約528万円 | 約314万円 |
中央値は男女の年収全体のほぼ真ん中の数字ですが、平均値は数値データをすべて足してその総和で割った数字を指します。
また、男性は30代前半から後半にかけて大幅に年収がアップするのに対し、女性は若干下がるという結果になりました。
30代で年収アップを叶えられる人の特徴
30代で年収アップを叶えられる人には、どのような特徴があるのでしょうか。チェックしておきたい特徴は以下のとおりです。
- 専門知識・スキルがある
- マネジメント経験がある
- 明確なキャリアプランがある
専門知識・スキルがある
専門知識・スキルがある人は、平均年収をアップしやすいです。専門知識・スキルがある人材に対して、給料に還元する企業が多い傾向にあります。
30代で年収アップを叶えたいなら、専門知識・スキルを身につけることが大切です。まずは、自分の職業に関係する資格取得を目指してみてください。
マネジメント経験がある
マネジメント経験がある人は、年収アップを叶えやすいでしょう。マネジメントは大きく分けて、2つの種類があります。
また、全体の進行を管理するのもマネジメントです。プロジェクトのリーダーになると、円滑にプロジェクトが進むようマネジメントしていきます。
どちらのマネジメントも、全体を見渡す広い視野や心配りが必要です。
明確なキャリアプランがある
明確なキャリアプランがあると、年収アップを叶えやすくなります。特に、5年後・10年後のキャリアプランが明確であればあるほど、年収アップを期待できます。
一般的に、キャリアアップすれば年収アップも期待できます。現状維持を目指すのではなく、常に高みを目指していると年収アップしやすいです。
30代で平均年収よりも稼ぐための方法とは?
30代で平均年収よりも稼ぐためには、どのような方法が考えられるのでしょうか。ここからは、具体的に年収を上げる方法をご紹介します。
- 昇進・昇格を目指す
- 副業する
- 資格を取得する
- 年収アップできる企業に転職する
昇進・昇格を目指す
確実に年収アップを目指すなら、現在働いている職場で昇進・昇格をする方法がおすすめです。
しかし、昇進・昇格はすぐに達成できるわけではありません。年に1度しか昇進・昇給の機会を設けていない企業も多数見受けられます。
また、年功序列の企業では、30代で昇進・昇格は難しいでしょう。
副業する
空いた時間で副業するのも、年収を上げるのに有効な方法です。クラウドソーシングによって、簡単に仕事を受注できます。
もし本業に支障が生じると、副業禁止になる可能性もあります。
また、副業は業務終了後の時間や休日に行うケースが一般的です。本来なら余暇にあてる時間を仕事に回すため、身体を休められないデメリットが生じます。
資格を取得する
業務に関連する資格を取得すると、年収アップを叶えられる場合があります。
しかし、資格の難易度によっては、大幅に時間がかかる可能性もあります。仕事をしながら勉強する必要があるため、無理のないスケジュールを組みましょう。
また、企業によっては資格手当を設けていない場合もあります。
年収アップできる企業に転職する
すぐにでも年収アップを叶えたいなら、年収アップできる企業へ転職する方法がおすすめです。
1人で転職活動をするのが心細いなら、転職サービスの登録がうってつけです。自分に合った求人を紹介してくれるため、求人探しに時間がかかりません。
また、選考サポートをしてくれるのもメリットです。応募書類の添削や面接対策など、丁寧にサポートしてくれます。
転職で年収を増やすためのポイント
転職で年収を増やすためには、どのようなポイントがあるのでしょうか。気になるポイントを整理してみました。
- 成長している分野・業界を目指す
- これまでの経験・スキルが活かせる仕事を選ぶ
- 転職サービスを利用する
成長している分野・業界を目指す
年収アップを目指して転職する場合、成長している分野・業界を目指す方法がおすすめです。
現在成長している分野・業界として、IT業界やEC業界、医療業界や電子部品・半導体業界などが挙げられます。
成長業界に絞って転職するのもおすすめです。
これまでの経験・スキルが活かせる仕事を選ぶ
これまでの経験・スキルが活かせる仕事を選ぶのも、年収アップを目的とした転職に欠かせません。
即戦力で働ける人材には、給料を高めに設定するのが一般的です。
これまでの経験やスキルが活かせる職場であれば、年収の交渉もしやすいでしょう。転職前に実績やスキルを洗い出しておくことをおすすめします。
転職サービスを利用する
年収アップによる転職を成功させたいなら、転職サービスの利用がおすすめです。
また、転職サービスによっては、非公開求人を多数保有しています。非公開求人は待遇の良い求人が多く、年収アップを希望している人にうってつけです。
年収700万円以上を稼ぐ30代の割合
30代で年収700万以上を目指している人も多いのではないでしょうか。
この章では、年収700万以上を稼ぐ30代の割合と、稼ぎやすい業界を解説します。
30代で700万円以上稼ぐ割合は9.5%
2021年に公表された転職サイトdoda「平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報)【最新版】」によると、30代で700万円以上を稼いでいる人の割合は9.5%しかいません。※
全体の平均値は437万円で、最も高い平均年収は39歳男性の528万円でした。
最も平均年収の高い職種は「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」で627万円、最も平均年収が低いのは「事務/アシスタント系」で346万円と、その差は300万円近くに及びます。
業種で見ると「金融業」が530万円と最も高く、「小売/外食」が382万円と最も低い結果でした。 ※
※dodaより
1,000万円は0.9%と少ない
30代で1,000万円以上を稼いでいる人は全体のわずか0.9%という結果でした。※
900~1,000万円が1.4%、800~900万円が2.0%と、30代で高収入を得ている人は少ないことが分かります。
700~1,000万円の高収入を目指すには、マネージャーなどの管理職に就くことがポイントです。
経験やスキル、資格を活かした転職や昇進・昇給で、年収アップを目指しましょう。
30代で700万円以上が狙える業界
業界によっても年収に差が出てくるので、高収入を目指したいなら、年収の高い業界への転職がおすすめです。
2021年に公表された転職サイトdoda「平均年収ランキング(96業種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」によると、最も平均年収の高い業界は「金融」「メーカー」、次いで「総合商社」、「IT/通信」という結果でした。 ※
「金融」の中で平均年収が最も高いのは「投信/投資顧問」。
30代の平均年収は697万円、40~50代の平均年収は926~966万円なので、30代でも十分700万円以上が狙える業界だと言えるでしょう。
※dodaより
30代で年収アップを目指すなら適正年収を調べよう

- 今の年収から何円アップするか
- あなたの適正年収の求人
- 転職によって年収がどう推移するか


自分の市場価値を知ることは年収アップの近道になるでしょう。ぜひ年収査定を利用して、年収アップを達成しましょう。
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リクルートエージェント
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年収アップを目指す30代がリクルートエージェントを利用するメリット
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公開求人数
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希望すればキャリアコンサルタントが年収交渉も代行可能。たくさんのノウハウを保有しているため、自分で交渉するよりも成功率が高くなるでしょう。
運営会社
株式会社マイナビ
主なサービス(機能)
得意分野・特徴
IT・WEBサービスエンジニア・モノづくりエンジニア・営業職の求人
公開求人数
−※2022年11月25日現在
利用可能地域
全国
拠点
京橋/新宿/神奈川/北海道/宮城/名古屋/京都/大阪/兵庫/福岡
ビズリーチ
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運営会社
株式会社ビズリーチ
主なサービス(機能)
得意分野・特徴
厳選された企業から直接ハイクラススカウトが届く
公開求人数
84,488件※2022年11月25日現在
利用可能地域
全国
拠点
東京/名古屋/大阪/福岡/静岡/広島
よくある質問
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30代の平均年収は437万円です。20代の平均年収よりも、およそ96万円高い結果になりました。ただし、学歴別・性別・職種別でみると、平均年収は多少前後します。
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転職サービスは在職中でも利用可能です。転職サービスに登録したからといって、必ずしも転職する必要はないので安心してください。転職のプロがあなたの実績・スキルや希望条件をヒアリングし、転職をするべきかどうかアドバイスしてくれます。気軽に相談してみるとよいでしょう。
まとめ
30代の平均年収は437万円です。平均年収を上回る年収を得たいなら、昇進・昇格や資格取得を目指すことをおすすめします。
また、成長している分野・業界への転職も有効な手段です。成長している分野・業界であれば、従業員に給料として還元してくれるでしょう。
もし1人で転職活動するのが心細いなら、転職サービスへの登録がおすすめです。転職のプロが丁寧に寄り添ってくれるため、年収アップを目的とした転職を叶えやすくなります。
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