
弁護士におすすめの転職エージェント5選!選び方のポイントも解説
仕事をするうえで、高収入であることは働きがいに繋がる重要な要素と言えます。転職するなら年収アップを目指したいという方もいると思います。
しかし、「弁護士の転職ってなんだか大変そう。」「転職して何も変わらなかったら…」など弁護士の転職には不安がつきものです。
そこで今回は、弁護士のおすすめ転職エージェント5選と、そのサービス内容などを解説しつつ、弁護士で転職を果たした方の体験談を紹介します。
- 弁護士におすすめの転職エージェント
- 弁護士向け転職エージェントを選ぶポイント
- 弁護士の主な転職先
弁護士転職における年齢の影響や気になる年収なども解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
弁護士におすすめの転職エージェント5選
リクルートエージェント
- 業界最大級の非公開求人数を誇る!
- 業界に精通した実績豊富なアドバイザーが仕事を提案!
- 法律事務所や企業など転職の幅広さも魅力!
大手転職エージェントとして、業界最大級の求人数を誇ります。非公開求人も数多く保有し、他では見たことがない弁護士の仕事に出会える可能性もゼロではありません。
法律事務所や企業に属する弁護士など、転職先の幅広さも大手ならではの求人数から実現しています。想定年収も各求人に記載されているため、参考にしつつ仕事選びをしましょう。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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主なサービス(機能) |
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公開求人数※2023年3月30日時点 | 365,610件(非公開求人268,817件) |
対応エリア | 全国 |
ビズリーチ
- 年収1,000万円以上の求人が3分の1以上を占める!
- 転職のプロであるヘッドハンターに相談可能!
- 厳選された企業と直接コンタクトが取れる!
ビズリーチは、登録するだけで驚きのスカウトが届く転職サービスです。ハイクラス求人を扱っている点が特徴で、保有する求人の3分の1以上は年収1,000万円超えとなります。
厳選された企業と直接コンタクトが取れるため、効率的な転職活動ができる点もビズリーチの魅力であり特徴です。求人の案内だけでなく、職務経歴書の書き方などもアドバイスしてくれます。
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
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主なサービス(機能) |
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公開求人数※2021年11月25日時点 | 67,727件 |
対応エリア | 全国 |
出典:ビズリーチ公式
doda X(旧:iX転職)
- 希少性の高い高年収求人を多数保有!
- 高い専門性と実行力を持つヘッドハンターがサポート!
- ヘッドハンティングサービスと求人紹介サービスを提供!
大手人材会社パーソルキャリア株式会社のハイクラス転職サービスです。厳選されたヘッドハンターが弁護士などハイクラス求人のスカウトを届けます。
また、doda Xではヘッドハンティングサービスと求人紹介サービス両方を提供しています。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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主なサービス(機能) |
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公開求人数※2022年9月時点 | 14,693件 |
対応エリア | 全国 |
出典:doda X公式
ジュリナビキャリア
- 弁護士・法務人材に特化!
- 中長期的な転職活動でも利用可能!
- 未経験応募可能求人も多数保有!
ジュリナビキャリアは、弁護士・法務人材に特化した転職エージェントです。法律事務所・企業内法務・未経験可能求人など、さまざまな種類の仕事を扱っています。
弁護士という仕事における豊富な市場データ分析に基づき、一人ひとりの希望に沿った求人を案内してくれます。これまでの活動実績から、弁護士関係各方面からの認知度も高いです。
運営会社 | 株式会社ジュリスティックス |
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主なサービス(機能) |
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公開求人数※2021年11月25日時点 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
出典:ジュリナビキャリア公式
弁護士転職.jp
- 法曹業界10年の実績!
- 新たな活躍の場を一緒に探し生涯的なサポートを実施!
- 専任エージェントが非公開求人を紹介!
法曹業界10年に渡り、今まで9,612人の弁護士が登録し転職サポートを実施してきた実績があります。法曹業界事情に精通し、特化した転職エージェントです。
勤務地や業界業種はもちろん、転職者の司法修習期や年齢で求人情報検索もできます。非公開求人も保有するため、他では出会えない仕事も扱っています。
運営会社 | 株式会社C&Rリーガル・エージェンシー |
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主なサービス(機能) |
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公開求人数※2021年11月25日時点 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
出典:弁護士転職.jp公式
弁護士向け転職エージェントを選ぶ際のポイント
弁護士業界に特化していること
弁護士が転職エージェントを選ぶ際は、弁護士業界に特化しているか否かをジャッジすることが大事です。
総合型の転職エージェントでも、弁護士求人を保有するものは多いです。豊富な実績から転職活動におけるノウハウを蓄積している点もメリットと言えるでしょう。
しかし、弁護士に特化した転職エージェントの場合、より業界の転職事情に詳しく、かつ法律事務所や企業求人との太いパイプがある可能性もゼロではありません。
法律事務所と法務部の求人割合
法律事務所、あるいは法務部の求人割合によって、利用する転職エージェントを選択する方法も一つです。自分の進みたい方向性により、登録先を選ぶことで理想のキャリア形成がしやすくなります。
業界を熟知したキャリアアドバイザーの在籍有無
転職エージェントには、各業界の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーが在籍しています。キャリアアドバイザーは求人紹介や応募書類の添削、面接対策などさまざまです。
業界に精通したキャリアアドバイザーは、法律事務所や企業の採用担当とパイプがある可能性もゼロではありません。独自に分析・収集した情報を提供してもらえる場合もあるのです。
各転職エージェントでは在籍するキャリアアドバイザーの経歴・得意分野などを紹介しているケースがあるため、事前に調査することをおすすめします。
弁護士の転職で転職エージェントを利用するメリット
弁護士が求人を探す際に転職エージェントの利用をおすすめする理由として、以下4つのメリットが挙げられます。
転職活動が効率化出来る
まずはじめに転職エージェントを利用すると、様々なサポートを受けられるため、普段業務が忙しい弁護士も転職活動の効率を上げられます。
- キャリアカウンセリング
- 求人紹介
- スケジュールや面接日程の調整
転職エージェントでは初回のキャリアカウンセリング後、希望条件や実績に応じてマッチング精度の高い求人を紹介してもらえます。
待っているだけで自分に合う求人をいくつも紹介してくれるため、転職活動にかかる時間を大幅に短縮できるでしょう。
また応募後の面接や企業との日程調整も、転職エージェントで行ってくれます。
このように登録後、基本的に面接や書類選考以外の部分は代行してもらえるため、日頃忙しい弁護士には転職エージェントの利用がおすすめです。
一般企業など法律事務所以外の情報が手に入る
転職エージェントでは法律事務所以外に、企業内弁護士など豊富な求人が取り揃えられています。
別の法律事務所へ移りたい人はもちろん、他の民間企業での勤務を希望している人も理想の企業を見つけられるでしょう。
また民間企業の選考は弁護士としての知識以外に、その企業が属する業界の研究も必要になります。
転職エージェントではこのあたりの事前準備からサポートをしてくれるため、弁護士事務所でしか勤めたことがない人も安心して転職活動を進められるでしょう。
非公開求人の紹介が受けられる
転職エージェントでは、登録者のみが閲覧できる非公開求人が取り扱われています。
- 人気の法律事務所の求人が豊富
- 年収・待遇が良い求人が多い
- 市場に出回っていないレア求人がある
公開求人だけでは入手できない、上記のような魅力がある求人が多い点は大きなメリットです。条件の良い企業・事務所をいくつもリサーチすることで、より自分の希望にあった転職先が見つけられるでしょう。
弁護士は需要の高い職種であるためなおさら選択肢は豊富です。そのためより多くの非公開求人をチェックすることで、転職後の後悔を未然に防げます。
内定獲得率が上がる
転職エージェントの豊富なサポートを受けることで、最終的に内定獲得率の向上に繋がります。時間の効率化や求人紹介に合わせて、以下のようなサポートを受けることが可能です。
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接練習・面接対策
- よく出る質問の事前共有
転職エージェントでは求人を紹介した後、具体的な事前対策をサポートしてくれます。
そのため転職が初めてで、そもそもどのように対策すべきかわからないとしても、手厚いフォローのもと宣告に挑めるでしょう。
弁護士の転職先にはどのような種類がある?
弁護士の転職先として、主に以下の種類が挙げられます。
- 法律事務所
- 企業内弁護士
法律事務所
法律事務所は、一般的に弁護士の働き先としてイメージする人は少なくありません。そのなかでも種類があり、一般民事法法律事務所や外資系法律事務所などに分けられます。
法律事務所の勤務はクライアントとの距離が近いため、やりがいを感じやすい点が魅力と言えます。
そして、企業法務系法律事務所と言い、中小企業の顧問弁護士を請け負う弁護士もいます。
企業内弁護士
弁護士事務所に属すのではなく、弁護士として企業で働くという選択肢があることも知っておきましょう。インハウスローヤーや社内弁護士と言われ、大企業には求人が多いです。
法律事務所に比べると年収は低いと言われるものの、プライベートとのバランスを図りたい人は要チェックです。
弁護士の転職に年齢は関係する?
弁護士に転職する際、年齢はどこまで影響するか気にする人は少なくありません。これについて、結論から言うと年齢はそこまで関係ないと言えます。
- 司法試験を合格するまでに年齢を重ねる人が多いから
- キャリアがあることは魅力と捉えられるから
弁護士資格を得るには、司法試験に合格しなければいけません。司法試験は難易度が高いため、そもそも資格を得るまでに年齢を重ねている人は多いのです。
また、年齢を重ねている分、キャリアを積んでいる可能性もあります。つまり、豊富な経験があることから人材として魅力を感じてもらいやすいのです。
弁護士転職の気になる疑問!平均年収はどれくらい?
弁護士として働くにあたって、やはり気になるのはお金に関することです。一般的に高年収というイメージを持つ人は少なくありません。
求人ボックスによる情報では、弁護士の平均年収は約596万円(※1)となります。月換算では約50万円となるため、余裕のある暮らしが送れるレベルと言えるでしょう。
国税庁による発表では、日本の平均年収は約461万円(※2)となるため大きく上回る金額です。
外資系や大手法律事務所は高年収な傾向
弁護士事務所のなかでも、大手や外資系は一般民事法律事務所に比べて高年収が期待できる傾向にあります。
もちろん一概には言えないためあくまで一例ですが、事務所所属を希望する人は事前に各求人票をしっかりと確認しておきましょう。
弁護士の転職体験談をご紹介
実際に転職をした弁護士からは、以下のような体験談が挙げられています。
もともとインハウスとして勤めていましたが、中規模の事務所へ転職しました。商社法務部で仕事を担当していましたが、企業規模が大きいため裁量を持てず、より多くの仕事が出来る法律事務所への転職を考えていました。司法試験の順位も良かったため多くの事務所を紹介してもらい、自分の条件と合致する場所を選びました。利用した転職エージェントの担当者さんも信頼できる方で、いろいろな求人を紹介してくださり、今後より一層成長できる環境へ転職ができ感謝しています。
中規模の渉外事務所で勤務していましたが、規模の大きなインハウスへ転職を検討していました。前職では事務所の規模があまり大きくないこともあり、早期に複数の案件を担当させてもらえました。そのため年齢の割には実績が多く、いろいろな知識が付いた一方で、専門性に特化した案件が無く、良くも悪くも広く浅くの状態でした。そこで企業法務を中心に業務を進めたい思いから、企業内弁護士として第一志望の企業へ転職しました。
【転職の参考に】弁護士の転職事情
知名度の高い大手弁護士事務所は採用が順調であるのに比べ、中小事務所の場合はなかなか人材を確保できない状況となっています。
弁護士の転職倍率
doda「転職求人倍率レポート(2022年7月)」のデータでは、2022年7月のコンサルティング(弁護士)の求人倍率が5.47倍という高い倍率です。※
転職希望者1人あたりに5.47件の求人がある結果になり、弁護士の転職は売り手市場であることがわかります。
司法制度改革によって司法試験合格者が大幅に増えましたが、知名度が低い地方の事務所などは応募すらこないのが現状です。
そのため、弁護士の求人倍率が高い理由として「弁護士の人手不足」が挙げられます。
弁護士の転職理由
弁護士の転職理由に多いものとして、以下の5つが挙げられます。
- 職場の人間関係
- 年収をアップしたい
- プライベートを大切にしたい
- さらなるステップアップを目指したい
- 仕事が合わない
このような理由から、転職を決意する弁護士が多いです。
自分らしく働くためには、転職エージェントを活用して職場の雰囲気を確認すると良いでしょう。
あらかじめ自己分析を行うことで自分に向いていない仕事内容などを把握することも大切です。
弁護士の求人数
転職エージェントでの弁護士の求人について、3つの転職エージェントでの求人数をもとにまとめてみました。
弁護士転職.jp | 321件 |
ビズリーチ | 175件 |
リクルートエージェント | 1083件 |
※非公開求人は除く
求人数の多さだけでなく「年収1000万円以上の法律事務所特集」といった特集が組まれている点から、弁護士専門の転職エージェントもおすすめです。
複数のエージェントを活用しながら、自分と相性の良い転職エージェントを見つけましょう。
【転職の参考に】弁護士の平均年収
日本弁護士連合会による調査「弁護士業務の経済的基盤に関する実態調査2020」によると、弁護士の平均年収は2,558万円となっています。
- 年齢別の弁護士の平均年収
- 地域別の弁護士の平均年収
- 男女別の弁護士の平均年収
年齢別の弁護士の平均年収
転職エージェント「MS Agent」の年収データによると、年代別平均年収(2019年)は以下のような結果となっています。
年齢 | 平均年収 | 分布 | 中央値 |
~29歳 | 632万 | 0~2000万円 | 600万円 |
30~34歳 | 692万 | 0~1950万円 | 700万円 |
35~39歳 | 751万 | 0~2500万円 | 700万円 |
40~44歳 | 897万 | 600~3000万円 | 850万円 |
45歳以上 | 1077万 | 0~5000万円 | 970万円 |
このデータをもとに算出した弁護士全体の平均年収は739万円です。
そのため、平均値ではなく中央値で判断すると良いでしょう。
地域別の弁護士の平均年収
賃金構造基本統計調査(2019年)をもとに、弁護士の都道府県別平均年収を算出しました。
しかし、弁護士の数は地域差があることから、正確な数値を算出できないのが現状です。
弁護士は都心部に集中しやすいことから考えても、賃金構造基本統計調査では地方の正確な平均年収の算出は難しいです。
男女別の弁護士の平均年収
厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、弁護士の男女別平均年収は以下のとおりです。
- 男性弁護士の平均年収:970万800円
- 女性弁護士の平均年収:879万1,000円
男女での平均年収の差は90万9,800円という結果になりました。
弁護士は個人の実力差が大きく出る職業のため、性別よりも個人差が大きいのが特徴です。
また、最近では女性が働きやすい環境も増えてきていることから、平均年収に男女差が感じられない結果となっています。
年収アップを目指すなら!まずは年収査定を受けよう

- 今の年収から何円アップするか
- あなたの適正年収の求人
- 転職によって年収がどう推移するか


自分の市場価値を知ることは年収アップの近道になるでしょう。ぜひ年収査定を利用して、年収アップを達成しましょう。
よくある質問
まとめ
この記事では、弁護士のおすすめ転職エージェント5選をピックアップしてサービス内容などを紹介し、弁護士転職における年齢の影響や気になる年収なども解説しました。
総合型、あるいは弁護士業界に特化した転職エージェントがあるため、事前に取り扱っている求人情報や、法曹業界を熟知したキャリアアドバイザーの在籍有無などを調査しておきましょう。
弁護士への転職は、司法試験に合格するまでに年齢を重ねているケースが少なくない、年齢を重ねている分キャリアがあり即戦力になり得るなどから、年齢はそこまで影響しません。