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営業への転職は未経験でも可能?成功のコツ、おすすめエージェントも解説

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幅広い業界で募集されている「営業職」。未経験者の転職先の職種として検討されることも多いでしょう。

しかし、未経験の人にとってはどのような仕事なのか、自分に務まるのかなど不安に思うことも少なくありません。

そこで今回は、営業職への転職について向いている人の特徴や、成功のコツなどを紹介します。

この記事でわかること
  • 営業職の種類
  • 営業職への転職が向いている人の特徴
  • 営業職への転職成功のコツ
  • 営業職転職向け履歴書や自己PRの書き方
  • 営業職転職におすすめの転職エージェント
  • 営業職の転職事情・平均年収

未経験での転職を希望する人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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営業職とは?転職の前に基本情報をチェック!

ひとくちに「営業」といっても、営業形態や顧客などによって業務内容は異なります。

ここでは営業職を顧客別・営業形態別に分けて解説します。それぞれの特徴と業務内容をみていきましょう。

【顧客別】営業職の種類

営業では、相手になる対象顧客によって業務内容やアプローチの仕方が異なります。代表的な相手は2つです。

顧客別営業職の種類2つ
  • 法人営業
  • 個人営業

それぞれの代表的な勤務先や業務内容は一体どのようになっているのでしょうか。

法人営業

法人営業

法人営業とは、企業を相手に営業活動を行う仕事です。企業の業務が円滑になるサービスや商品を取り扱う企業に多いのが、法人営業となります。

法人営業では、ビジネスコミュニケーション能力の高さが必要です。

 顧客巡回の「ルート営業」と新規顧客を探す「新規開拓」の2種類あります。

不動産や精密機器などの商材のほか、コンサルティングやITシステム等に関する業種では法人営業がある部署が多いでしょう。

個人営業

個人営業

個人営業では、企業ではなく個人の顧客を対象に営業を行います。エンドユーザーに直接販売するため、「この営業から商品やサービスを買いたい」と個人の顧客になることも少なくありません。

 営業マンの人柄に魅力を感じられるかどうかが重要です。

そのため、採用面接でも人柄や人物像を見られる傾向にあります。

個人営業の主な業種は、保険や不動産、ウォーターサーバーやオール電化などが挙げられます。

営業形態別営業職の種類

営業職といっても、営業形態により営業相手やアプローチ方法はさまざまです。代表的な営業形態は、以下の3種類です。

営業形態別営業職の種類
  • メーカー
  • 商社
  • 代理店

ここでは、それぞれの業種における営業職の特徴を紹介します。

メーカー

メーカー

メーカー勤務の営業職は、自社製品を法人営業していきます。自社製品の魅力は自分の会社が一番理解しているため、アピールしやすいのが特徴です。

自社の他部署とも連携して業務する機会もあるため、円滑な業務が必要になります。

 メーカーによっては外部(商社)に営業を委託する場合もあります。

また、自社製品を小売業者と個別にやりとりするのは手間とコストがかかるため、中小企業のメーカーが取り入れることが多いです。

そのため、都心部はもちろん、地方の求人も比較的多いでしょう。

メーカー営業は固定給+インセンティブが設けられていることが多いです。

商社

商社

商社における営業とは、売り手と買い手の橋渡しをする役目です。流通やネットワーク、マーケットの知識は必要になります。

一度に多数の企業の商品を取り扱うため、複数の業務を同時進行することが一般的です。

 仲介手住量が利益となるため、実力のある営業マンが求められるでしょう。

商社のなかには、経験者や実績がないと採用していない場合もあります。商社の営業は、既存客への営業のほか、新規開拓のための新地への営業もあるのが特徴です。

また、輸入や輸出に伴った営業が必要になるため、英語など語学のスキルも必要不可欠です。

英語のみならず中国語やフランス語など多国語話せる人も多いようですよ。

代理店

代理店

代理店営業とは、自社製品を自分で営業するのではなく代理で営業して回る職種です。ルート営業のほか、新規開拓の営業も多いのが特徴。売上販売を伸ばす知識や能力が必要です。

 販促ツールや営業のノウハウなどに長けていることは大きなメリットです。

代表的な代理店営業には、保険、携帯、スマートフォン販売、通信回線などが挙げられます。代理店営業は求人も多く、未経験者を積極的に採用しているのも特徴です。

代理店営業の多くでは、基本給+成果給制度を採用しています。

未経験でも営業に転職しやすい4つの理由

営業職は、未経験者を積極採用している業種です。そのため、前職ではまったく異なる仕事に就いていた人でも挑戦しやすいでしょう。

ここでは、未経験でも営業職に転職しやすい理由を4つ紹介します。

未経験でも営業に転職しやすい理由
  1. 求人数が多く選択肢が幅広い
  2. 資格・経験不要な求人が多い
  3. 大量採用の傾向があるため内定されやすい
  4. 年齢に関係なく転職しやすい

①求人数が多く選択肢が幅広い

営業職は景気に左右されない職種であり、常に求人募集が多いのが特徴です。企業にとってなくてはならない職種であることがわかります。

また、営業職といってもさまざまな分野の企業で募集しているため、自分の好みや得意分野に合った業界で営業職を探せるのもメリットでしょう。

そのため、未経験から営業職に転職する人も少なくありません。

ひとつの分野が合わなくても、まだ別分野の営業に応募できるのも魅力的ですね。

②資格・経験不要な求人が多い

②資格・経験不要な求人が多い

ほとんどの営業職では、入社時資格や経験が不問です。そのため、営業職は商品やサービスを販売する業種のため、入社後の研修制度がしっかりしています。

のちに資格が必要になる職種では、入社後に資格取得支援制度などが設けられていることも珍しくありません。

 保険や不動産、金融業界など、資格がないと扱えない商品やサービスもあります。

資格が必要な専門業界ではない一般的な営業職であれば、未経験でも勝負しやすいのが特徴です。しかし、即戦力を求める企業では、経験者を優遇する傾向があります。

未経験者は「未経験可」と募集要項に記載がある企業を狙いましょう。

③大量採用の傾向があるため内定されやすい

営業職は離職者も多い職種のため、一度に大量採用する傾向があります。そのため、未経験の人でも内定を勝ち取りやすいのが特徴です。

研修制度がマニュアル化されていることもあり、大量に採用しても新人の指導がしやすいことも背景にあるといわれています。そのため、未経験でも安心して業務を担うことが可能です。

大量採用により同じ未経験からスタートする人が多いと、自身のモチベーションにも繋がるでしょう。

未経験でもスキルを習得しやすいため、積極採用に繋がっています。

④年齢に関係なく転職しやすい

転職する上で、年齢を気にする人もいるかもしれません。そんな人におすすめなのが営業職への転職です。

 営業職は、他の職種と比較して年齢を問わずに求人があるので、何歳まででも挑戦しやすい職種といえます。
今まで、年齢が原因で転職に不安を感じていた人でも、営業職なら挑戦しやすいです。
以前だと、営業職は体力的にきついといったイメージがありましたが、リモートワークが浸透したことで、年齢のハンデを気にしなくて済みます。

年齢に関係なく転職しやすい営業職は、ミドル世代の人におすすめです。

自分は転職すべき?営業が向いている人の特徴

営業職は未経験でも転職しやすい業種です。反対に離職者が多い一面もあります。そのため未経験でも、自分の適正に合っていないと早期退職につながりかねません。

では一体、どのような人が営業職に向いているのでしょうか。具体的な特徴を3つ紹介します。

営業に向いているのはこんな人
  1. コミュニケーション能力に長けている人
  2. 仕事や時間管理がマメな人
  3. コツコツ努力できる人

①コミュニケーション能力に長けている人

営業の仕事では、対個人であっても対企業であっても人との関係性が重要になってきます。人当たりが良い人や物腰が柔らかい人が好まれるでしょう。

また、スムーズな会話のやりとりも契約を取るためには必要不可欠です。トーク力に自信がある人が適しています。

 お客様の要望を聞き出すために、聞き上手であることも重要です。

また、上司や同期と助け合いながら働かなければなりません。営業相手とのコミュニケーション以外にも部署内やチーム内でも円滑な人間関係を築く必要があります。

会話の内容などを覚えられる記憶力が良い人も営業職に向いていますよ。

②仕事や時間管理がマメな人

②仕事や時間管理がマメな人

営業は、お客様とのアポイントの時間や資料の提出期限など、日々時間や業務の管理に追われやすい仕事です。時間が守れるかどうかは、とくに重要視される職種でしょう。

自分の抱えている業務量や納期などを常に把握、更新できるスキルは営業職で働くには大切です。

 急な出張やミーティングなど差込業務が入ることも少なくありません。

また、複数の業務を同時進行で進めていかなければならないことも多いため、タスク管理能力も重要です。仕事の優先順位や難易度などを常に整理できるようにしましょう。

マメで気配りができる人や時間管理が得意な人が向いているでしょう。

③コツコツ努力できる人

いざ営業職に転職したからといって、すぐに契約が取れるわけではありません

 自分で営業をするまでには、研修や上司の帯同などのステップがあります。

営業職では、「こうすれば必ずうまくいく」という正解がないため、失敗と成功を繰り返しながら地道に実績を積み上げていく必要があるのです。

転職当初はうまくいかず失敗が多いことも少なくないため、努力を惜しまない人やコツコツ継続できる人が営業職に向いているでしょう。

転職してすぐに挫折し、早期退職する人も少なくありません。

【営業向け】自己PR・志望動機のポイント

営業職から営業職への転職の場合は、以前の会社での実績をアピールすれば良いですが、未経験の場合、そうはいきません。

では一体、どのような点を自己PR・志望動機として挙げれば良いのでしょうか。ここでは、未経験の自己PR・志望動機の書き方を見ていきましょう。

営業への転職の自己PR例

自己PRとは、自分の長所や経歴を企業にアピールするための場です。そのため、印象に残る内容で企業の記憶に残る必要があります。

営業職の自己PRポイント
  • 数字と実績を明記する
  • エピソードは具体的に
  • 向上心やコミュニケーション能力をアピール

自己PRでは、数字や実績は明確に伝えましょう。

 目標達成率や順位、売上規模など数字で伝えることで一目でスキルを理解してもらえます。

反対に、ぼんやりした数字や実績ではどのような能力があるのは判断してもらいにくいでしょう。同じく、エピソードも抽象的ではなく具体的にする必要があります。

アピールできるような実績や数字がない場合は、向上心やコミュニケーション能力をアピールしましょう。

営業職は成績が目に見えてわかる業種のため、成績を伸ばすための向上心が必要不可欠です。
営業職の自己PR例

これまで、web制作会社にて5年勤務していました。前職ではお客様の要望をヒアリングし、費用や内容を提案する仕事を担当していました。そのため、お客様への提案力やヒアリング力はあると自負しています。

お客様へ商品を販売するだけでなく、お客様の課題解決に努めるためwebツールに関して学び直し、知識の習得に勤めました。

その結果、webアナリスト検定資格を取得。この経験や学ぶことに対する意欲を貴社でも活かし、即戦力として貢献できればと思います。

営業への転職の志望動機例

志望動機とは、なぜその企業で働きたいのかを伝える項目です。

志望動機のポイント
  • 事業内容やサービスへの共感
  • 入社後どのようなことをしたいのか
  • なぜその企業でなければダメなのか
  • 自分の経験をどう活かせるのか

採用担当者は、志望動機により自社への入社意欲を計ります。また、中途採用の場合は職歴に次いで2番目に重要視する項目ともいわれています。

そのため、しっかり考え抜いた志望動機を記載する必要があるでしょう。

 どの会社にでもいえることではなく、応募企業独自の志望動機が必要です。

応募企業の事業内容を理解しているのか、サービスや商品には共感しているのかなど企業理解はもちろんのこと、なぜその企業でなきえればいけなかったのかまで伝えましょう。

同業種がある中、「なぜその企業でなければいけなかったのか」は、ほぼ問われるポイントです。
営業職へ転職する場合の志望動機例

私が貴社に応募した理由は、貴社の商品をもっと多くの企業や人に知ってもらいたいと思ったからです。貴社の商品を自身も愛用しており、使用することでより円滑に業務を進められると感じています。

このような商品を作っているのは貴社の強みであり、愛用しているからこそ多くの人に魅力を伝えられると思います。

営業への転職を成功させるコツ

営業職は大量採用で転職しやすい業種であっても、必ず採用されるわけではありません。採用されやすくなるためには、いくつかコツを押さえておく必要があるでしょう。

ここでは、営業職に転職するためのコツを紹介していきます。

転職成功のコツ
  1. 営業スタイルや商材による違いを把握する
  2. なぜ転職したいのかを明確にする
  3. 素直であることを意識する

①営業スタイルや商材による違いを把握する

前述した通り、営業職は販売相手が個人や法人で違うほか、取り扱う商品やサービスも企業により異なります。

そのため、自分が興味がある業界や得意とするスタイルに合っているかを把握しておく必要があるでしょう。

営業職のスタイルや商材の種類例
  • BtoB(企業)
  • BtoC(個人)
  • 有形商材
  • 無形商材

また、飽和状態である業界に転職する場合は、契約が取りにくいこともあるでしょう。今後盛り上がる業界に着目することも有利です。

そのほかにも、有形商材を扱う企業であれば自動車運転免許が必要になる場合や、出張や転勤があることも考えられます。

 企業の支店や営業範囲もあらかじめ把握しておくと良いでしょう。

そのため、意図しない業種や営業スタイルであった場合、離職する可能性があります。また、個人営業や新規営業の場合は数字や成績が一目でわかるため、成長したい人や実績を求める人には向いています。

営業未経験の人は、ルート営業がハードルが低く始めやすいでしょう。

②なぜ転職したいのかを明確にする

②なぜ転職したいのかを明確にする

転職を成功させたいのであれば、なぜ営業職に転職したいのか、転職の目的を明確にしておく必要があります。転職の主な理由には、スキルアップや収入を増やしたいなどが挙げられます。

 明確にせず転職活動を行うと、自己PRや志望動機でつまずくでしょう。

また、スキルアップやキャリアアップなど前向きな目的は転職が成功しやすくなります。

反対に、「現職に不満があるから」「なんとなく営業職に興味がある」といった転職目的では、成功しにくいかもしれません。

営業職に前向きな転職理由であることが、成功するコツですよ。

③素直であることを意識する

3つ目の成功するコツは、素直であることです。とくに、未経験からの営業職へ転職する人は、素直さを意識しておきましょう。

営業職は数字や成績で評価される職種です。そのため、社内に何人ものライバルが存在します。

 プライドが高いと、人からの教えを素直に受け入れられないことがあります。

上司や成績が良い人からの教えや指導を素直に受け止め、自分に取り込むことができる人の方が営業職に向いています。また、素直である人の方が、人に頼ったり助けを求めたりしやすいのでしょう。

営業職はチームや部署で動くことも多いため、素直さは大切です。

営業で求められるスキル

営業職の求人に応募する前に、まずは以下3つのスキルを身に着けましょう。

コミュニケーションスキル

まずはじめに、営業職を目指す際コミュニケーションスキルは必須です。取り扱う商材によって異なる部分が多い中、人と必ず話す営業職においてコミュニケーションは欠かせません。

人気の高い求人職
  • 不動産営業
  • 海外営業
  • 法人営業
  • 企画営業
  • メーカー営業
  • IT営業
  • SES営業

上記は営業職を目指す人から人気の高い業界ですが、いずれの業界でもお客様と直接お話するタイミングが必ずあります。

その為まずは営業職において、コミュニケーションは最低条件と言っても過言ではありません。

どの業界においてもコミュニケーションスキルは必須。まずはどんな人とでも円滑にコミュニケーションを取れるようにしましょう。

ヒアリングスキル

次にヒアリングスキルも重要な能力で、営業マンとしてものを売る前に顧客の課題を聞き出さなければなりません。

「何に困っているのか」「何を望んでいるのか」をまず把握するため、相手の要望に耳を傾けましょう。

 売り込むイメージが強い営業職ですが、まずは相手のニーズを把握することが重要です。

いきなり提案をすることはほとんどなく、「どう提案すればよいのか」「このサービスでどう課題が解決できるか」を考えましょう。

このヒアリングをもとに提案をするため、まずは的確に相手のニーズを把握するスキルが必要です。

特に法人営業は、ビジネスにおいてどこに課題を感じているのか聞き出しましょう。

プレゼンテーションスキル

最後に必要なスキルは、サービスの魅力を伝えるためのプレゼン能力です。営業は最後にサービスを売るため、どのようにして相手に興味を持ってもらえるかが重要。

 ヒアリングで得た情報をもとに、効果的にサービスの魅力を伝えましょう。

最後にクロージングを行い、契約を承諾してもらえるよう話を進めていきます。

契約をもらえるかどうかはプレゼンスキル次第。最後はしっかりとサービスの魅力を伝えるようにしましょう。

営業への転職でエージェントを利用するメリット

営業職への転職でエージェントを利用する主なメリットには、以下の3つがあります。

転職でエージェントを利用する3つのメリット
  • キャリアアドバイザーとキャリアの棚卸しができる
  • 自分の能力を活かせる営業の仕事を紹介してもらえる
  • 非公開・独占求人の情報を提供してもらえる

キャリアアドバイザーとキャリアの棚卸しができる

キャリアアドバイザーとキャリアの棚卸しができる

キャリアの棚卸しは、これまで携わったすべての仕事・業務について書き出し、自分の持つスキルや資格、実績を整理しながら、自分の強みや得意なことを見つけ出す作業です。

 営業職への転職を成功させる鍵は、キャリアの棚卸しを行い自分の強みを把握し、その強みを企業にしっかりとアピールすることにあります。

しかし、キャリアの棚卸しは自分の仕事を客観視する必要があるため、自分一人で行うのは意外に難しいもの。そこで活用したいのが、転職エージェントの面談やヒアリングです。

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、面談やヒアリングを通してキャリアの棚卸しをサポート。求職者の持つ強みを洗い出し、営業職で活かせるスキルや実績を明確にします。

また、キャリアの棚卸しは職務経歴書の作成の土台となるため、キャリアアドバイザーには続けて、職務経歴書を含む応募書類の添削にも対応してもらうと良いでしょう。

自分の能力を活かせる営業の仕事を紹介してもらえる

サブスクサービスが広がりを見せる昨今、営業職の業務の中で「カスタマーサクセス」に対応できる人材のニーズが増加しています。

 カスタマーサクセスとは、顧客と接点を保ちながら、顧客がサービスや製品を利用してどのような成功を期待しているか把握し、その成功をサポートする顧客管理スタイルです

このことにより、この数年で営業職に求められるスキルや資質は多様化しており、企業によって採用基準も特色がでてきています。

これはある意味、求職者が自身の能力や強みを活かせる転職先を見つけづらくなった、ということにもつながっています。

しかし、転職エージェントを活用すれば、営業職の転職市場に精通したキャリアアドバイザーから情報提供やサポートが受けられるため、自分に合った求人を見つけやすくなります。

非公開・独占求人の情報を提供してもらえる

非公開・独占求人の情報を提供してもらえる

営業職への転職を成功させられるかどうかは、いかにを効率よく好条件の求人情報集められるかにかかってきます。

そこで、必須となるのが転職エージェントが保有する「非公開求人」や「独占求人」の入手です。

 非公開求人は「一般には公開されない求人情報」、独占求人は「その転職エージェントでなければ応募できない求人案件」のことです。どちらも、会員にのみ開示されます。

非公開求人も独占求人も、一般に広く公開されている求人よりも、好条件・好待遇なものが多いという特徴があります。

転職エージェントを利用する大きなメリットは、非公開・独占求人へ応募できること、それにより転職先の選択肢が広がることだと言えるでしょう。

営業職に転職する際の転職エージェントの利用手順

それでは、実際に転職エージェントを利用する際の利用手順を解説していきます。

1,自分に合った転職エージェントを選ぶ

転職エージェントの種類は豊富です。転職エージェントは圧倒的に求人数が多い「組織型」業界や業種を絞った「特化型」の二つに分かれます。双方のメリットとデメリットを理解して、自分に最適な転職エージェントを選びましょう。

メリットデメリット
総合型
  • 業界、業種関係なく多くの求人を見られる。
  • 大手エージェントしか保有していない求人に出会える。
  • アドバイザーによっては専門性が低い。
特化型
  • 専門的な知識を持つアドバイザーが在籍している。
  • 特化型だけが保有する優良求人を見ることができる。
  • 業種などが限られるため、確認できる求人数が少ない。

2,転職エージェントに登録する

登録したい転職エージェントが決まったら、そのエージェントへの登録手続きを行いましょう。公式サイトから簡単に登録することができます。

登録にあたってあなたに関する情報を記入する必要があります。内容は主に下記のものとなります。

必要な情報の例
  • 個人情報(氏名、生年月日、住所など)
  • これまでの職務経歴(経験業務や職種、現在の年収など)
  • これからの転職に関する求職者の希望(希望勤務地や転職希望時期など)

3,キャリアアドバイザーと面談をする

登録が完了すると折り返しエージェントから連絡がきます。その際に、面談の日程を決め、担当になったキャリアアドバイザーと面談をしましょう。そこで今後の転職活動の方向性などを決めていきます。

キャリアアドバイザーはあなたの転職活動をサポートしてくれます。なんでも気軽に相談してみましょう。

4,求人を紹介してもらう

面談の内容を踏まえて、キャリアドバイザーがあなたの希望とマッチした求人を紹介してくれます。この時ネット上には公開されない非公開求人を紹介してもらうこともできます。

複数の転職エージェントに登録した方は、それぞれのエージェントから紹介された求人を精査する必要があります。

5,求人に応募し、選考に進む

紹介してもらった求人の中に気に入ったものがあれば応募しましょう。転職エージェントは、応募後も提出書類の添削や模擬面接などといった転職成功へのサポートをしてくれます。

 年収などを代わりに交渉してくれたり面接対策のセミナーを行っているサービスもあります。

転職エージェントには、転職を成功させてもらうためのあらゆるサポートがあります。より効率的な転職活動を行うために各転職エージェントを比較し、自分に合った転職エージェントを見つけていきましょう。

営業職への転職におすすめな転職エージェント9選

HAPE AGENT
パソナキャリア
リクルート
エージェント
doda
ビズリーチ
ワークポート
マイナビ
エージェント
リクナビNEXT
type転職エージェント
HAPE AGENT
パソナ
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doda
ビズリーチ
ワークポート
マイナビエージェント
type転職エージェント
公開求人数
35,726※
428,460※
203,751※
93,413※
65,654
-
102,485
10,777※
非公開求人数
5万件以上※
319,958※
-
65,654件
-
-
18,657※
対象年代
20代〜30代
20代〜50代
20代〜50代
20代〜50代
30代〜50代
20代〜40代
20代〜30代
20代〜50代
20代〜30代
対応エリア
全国
全国
全国
全国
全国
全国
全国
全国
東京・神奈川・埼玉・千葉
得意分野
営業職の分野の求人に特化
総合求人
総合求人
総合求人
ハイクラス求人
営業職・ゲーム業界・エンジニア職・事務/管理職の転職
IT・WEBエンジニア、モノづくりエンジニア、営業職の求人
総合求人
首都圏エリアなど
関東の求人
イチオシ機能
選考通過率90%以上の書類添削サポートが魅力
※公式サイト
キャリアアドバイザーの親身なサポート体制
年収交渉の代行
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年収査定診断
企業やヘッドハンターからのスカウトサービス
業界ごとに専門のコンシェルジュに相談可能!
未経験職種への
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だけの独占求人が
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HAPE AGENT

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さらに、カウンセリング1時間、求人紹介1時間の合計2時間の丁寧なカウンセリングスキーム制度を導入しているので、希望に沿った求人をじっくりアドバイス・提案してくれます。

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営業の求人数※2024年1月時点非公開
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  • 求人紹介
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利用可能地域全国
運営会社株式会社hape(エイプ)

出典:公式サイト

パソナキャリア

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おすすめポイント
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出典:公式サイト

≫関連記事:パソナキャリアの評判・口コミは?特徴とメリットを詳しく解説!

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全国対応可

東京/西東京/宇都宮/さいたま/千葉/横浜/京都/大阪/神戸/名古屋/静岡/北海道/東北/岡山/広島/福岡

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利用可能地域全国
運営会社パーソルキャリア株式会社

出典:公式サイト

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ビズリーチ

ビズリーチ

おすすめポイント
  • 年収1,000万円以上の求人が3分の1を占める
  • 優秀なヘッドハンターからアドバイスをもらえる
  • 登録後は企業からスカウトを受け取れる

ビズリーチは、広いジャンルの求人情報を扱う転職エージェントで、ハイクラス求人も多いのが特徴です。現在営業職は約11,520件の求人があります。

※2024年1月時点

 ビズリーチはスカウトサービスがあり、募集する求人情報にマッチしたユーザーに対して直接企業と連絡をとったヘッドハンターからスカウトを受け取ることができます。

また、ヘッドハンターを自分で選ぶことができます。ヘッドハンターの得意な業界・業種、経験年数などの条件で絞り込みをかけて検索が可能です。

優秀なヘッドハンターが多く、ハイクラスな求人を取り揃えているので、高待遇な求人を見つけることができるでしょう。

運営会社株式会社ビズリーチ
主なサービス(機能)
  • エージェントサービス
  • スカウト
  • ヘッドハンター情報閲覧・検索
公開求人数90,126件※2024年1月時点
拠点東京/首都圏拠点(渋谷)/関西/名古屋/福岡

出典:公式サイト

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ワークポート

ワークポート

おすすめポイント
  • 転職コンシェルジュが的確なアドバイスとともに最適な求人をご紹介!
  • 営業職・ゲーム業界・エンジニア職・事務/管理職の転職に強い!
  • コンシェルジュが内定獲得をお手伝い!未経験業界への転職も可能!

ワークポートは職歴に自信がない方におすすめの転職エージェントです。強みは転職決定人数No.1の転職相談サービスです。

転職コンシェルジュの丁寧な転職相談で転職をサポートしれくれます。履歴書・職務経歴書簡単作成「レジュメ」や、転職活動支援アプリ「eコンシェル」など、幅広いサービスで転職者をバックアップします。

※リクナビNEXT「GOOD AGENT RANKING〜2022年度下半期〜」(2022年10月〜2023年3月)にて、転職決定人数部門第1位を受賞
※参照:公式サイト

運営会社株式会社ワークポート
主なサービス(機能)
  • 求人紹介
  • 履歴書・職務経歴書作成ツール「レジュメ」
  • カウンセリング
  • 書類作成・面接対策
公開求人数約76,000件※2024年1月時点
拠点東京/札幌/仙台/高崎/埼玉/横浜/千葉/静岡/名古屋/金沢/大阪/京都/神戸/岡山/広島/高松/小倉/福岡/熊本/沖縄

出典:公式サイト

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マイナビエージェント

マイナビエージェント

おすすめポイント
  • 初めての転職でも安心できるサポート体制
  • 業界ごとに専門のアドバイザーが担当
  • 企業の人事担当アドバイザーも在籍
  • 内定後のサポートも充実

マイナビエージェントは、幅広い業界・業種の求人を取り扱う転職エージェントです。初めて転職活動をする人でも安心のキャリアアドバイザーによるサポート体制が充実

 業界出身者がアドバイザーとして多く在籍することで、転職後のイメージがしやすくなります。

また、非公開求人も多数掲載。より自分にマッチした求人を探すことができるでしょう。

内定後も入社時期の交渉など、自身では行いにくい業務を代行して行ってくれますよ。
公開求人数※2024年1月時点
営業の公開求人数※2024年1月時点
主なサービス・機能
  • 求人紹介
  • 専任アドバイザーによる転職支援
  • 転職ノウハウ
  • 内定後のサポート
利用可能地域全国
運営会社株式会社マイナビ

出典:公式サイト

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リクナビNEXT

リクナビNEXT

おすすめポイント
  • 気になった企業を「気になる」登録できる
  • 企業から直接スカウト
  • さまざまな業界の営業職掲載
  • 限定公開の求人あり
  • 週2回求人情報更新

リクナビネクストは、通知システム搭載のため、気になる求人情報をいち早くキャッチできる転職エージェントです。

 職種など希望条件を設定するだけで、自分に合った情報を受け取れます。

求人情報のなかには特集企画もあり、地方や女性に向けた仕事を積極的に紹介している場合もあります。自分に合った特集がないかチェックしてみる良いでしょう。

営業職の中でも、語学を活かせるものや学歴不問など、自分のこだわりたい条件によって絞り込むこともできます。

就業時間や育休などの福利厚生に重点を置いて絞り込むこともできますよ。
公開求人数※2024年1月時点100,797件
営業の公開求人数※2024年1月時点19,352件
主なサービス・機能
  • 求人紹介
  • スカウト機能
  • 転職ノウハウ
利用可能地域全国
運営会社株式会社リクルート

出典:公式サイト

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type転職エージェント

type転職エージェント

おすすめポイント
  • キャリアアドバイザーによる転職支援
  • 過去に31万人の転職実績あり
  • 履歴書や面接の対策あり
  • 転職相談会やセミナー開催

type転職エージェントは、さまざまな業界に応じたプロのアドバイザーが転職をサポートしてくれる転職エージェントです。

 営業に特化したアドバイザーが多数在籍しています。

転職に向けてのカウンセリングから、応募先の企業への交渉まで行ってくれるため、安心して任せられるでしょう。

非公開求人の取扱いも多いため、自分に合った企業を探しやすいのが特徴ですよ。

公式サイトの文言によります。

公開求人数※2024年1月時点10,762件
営業の公開求人数※2024年1月時点2,192件
主なサービス・機能
  • 求人紹介
  • アドバイザーによる転職支援
  • 企業への交渉代理
  • 書類・面接サポート
利用可能地域全国
運営会社株式会社キャリアデザインセンター

出典:公式サイト

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【転職の参考に】営業職の転職事情を解説!

営業職は他職種よりもコロナショックによる影響が少なく、コロナ禍以前と比べて求人数は多少減少しているものの、有効求人倍率は平均より高く、転職の際に提示される年収額も上昇傾向にあります。

ここでは営業職の転職事情について、以下の2つのポイントを解説します。

営業職の転職事情 2つのポイント
  • 営業職の求人数は減少、有効求人倍率は高水準を維持
  • 幅広い業界で即戦力の求人ニーズが増加

営業職の求人数は減少、有効求人倍率は高水準を維持

営業職は売り上げに密接に関わる職種のため、不況下でも求人が大幅に減少することがないという特徴があります。

 その営業職であっても、コロナ禍以降、求人数は減少傾向にあります。しかし、厚生労働省の「一般職業紹介状況によれば、令和5年6月の営業職の有効求人倍率は「2.03倍」と、高い数字を維持しています。

※第21表 職業別労働市場関係指標(実数)(平成21年改定)(令和4年4月〜)を参照

コロナショックで減少していた営業職の求人ニーズは回復傾向にあり、特にIT、情報、通信といった分野で求人数が増えてきています。

営業の求人減の背景には、企業がAIの活用などで営業の効率化を進めた結果、飛び込み営業などの需要が減少したことも関係しています。

また、即戦力のニーズが高いことから、転職の際に提示される年収が上昇傾向にあるのも見逃せないポイントと言えるでしょう。

幅広い業界で即戦力の求人ニーズが増加

営業職は、従来「顧客と直接対面して信頼関係を構築する方法」が主流でした。

しかし、現在は非対面でも顧客ニーズや課題を分析・把握し、それぞれの顧客に適した営業の仕組みを構築、運営するスタイルに移行してきています。

 このことから、営業職は業界を問わず、営業経験やマネジメント経験のある「即戦力になりうる人材」のニーズが高まっています。

では、未経験者の転職が厳しいかといえば、必ずしもそうとも言えません。営業職は離職率が高い職種でもあるため、他の職種と比較すると未経験者の採用にも積極的です。

営業職の採用では、何より「やる気や積極性、粘り強さ」が重視されます。また、今の営業に欠かすことのできない提案力、企画力、交渉力の有無も厳しくチェックされます。

営業職の転職を成功させる鍵は、「営業をやりたい!」といった意欲を示すこと、そして即戦力となり得ることを証明する「自分の強み」を、いかにアピールできるかにかかっていると言えるでしょう。

【転職の参考に】営業の平均年収

営業の年収は取り扱う商材によりますが、全体の平均は439万円となっています。

dodaより

業種別営業の平均年収ランキング

業種別に見ていくと、営業の年収ランキング上位5業種は以下のとおりです。

業種別年収ランキング※
  • MR営業:700万円
  • 証券営業:570万円
  • 医薬品メーカー:544万円
  • 機械/電機メーカー:471万円
  • 銀行営業:469万円

営業の中でも特に医療系、金融系は年収が高く500万円を超えています。そのため正社員の営業職求人を探す際は、上記2つの業界に絞ることで年収アップが狙いやすくなるでしょう。

 医療系・金融系は取り扱う商材の単価が高いため、自然と営業の年収も高くなります。

特に金融系の場合はインセンティブが充実しているケースが多く、基本給以外に月間で100万円以上手にすることも可能。

医療系は今後も需要が途絶えないため、中長期的に安定したキャリアを考えている人におすすめです。

営業職で年収を上げたい場合、成果が給与に反映される社風が確立している企業を目指すと良いでしょう。

dodaより

営業の年収分布

営業の年収を年齢別に見ていくと、以下のとおりです。

300万円未満約15%
300~400万円約27%
400~500万円約25%
500~600万円約15%
600~700万円約7%
700~800万円約4%
800~900万円約3%
900~1,000万円約1%
1,000万円~約2%

 ※参照:dodaより

最も平均的なラインとしては年収が300万〜500万円台となっており、年収600万円を境に割合は大きく減っていきます。

そのため営業職として年収アップを検討する際、600万円を一つの目安にすると良いでしょう。

 高収入と言われる年収800万円以上は、全体の本の一握り程度が到達できるライン。

前述で紹介した医療系・金融系は比較的高年収が目指しやすいため、年収分布上位を目指すのであれば業界選びも重要です。

年収分布を見ていくと、300~500万円あたりが一般的な営業の年収となっています。

年代別営業の収入

業界や企業の給与レンジにもよりますが、年齢別に営業の年収を見ていくと以下の通りとなっています。

年代別営業の年収
  • 20代:371万円
  • 30代:494万円
  • 40代:577万円
  • 50代:675万円

20代は300万円ですが、30代になると500万円が現実的になってきます。

新規開拓が中心の場合、年数を重ねるごとに顧客がついてくるため、ルート営業のように安定した業績をあげていけるでしょう。

 基本的に営業の年収は売上によって決まる企業が多いです。

売上が好調のスタートアップ、ベンチャー企業の場合年次による年収査定が少ないため、結果次第では30代手前で年収1,000万円を超えるケースも少なくありません。

営業の年収は結果によって大きく変わるため、自身の売上に比例して高くなるケースがほとんどです。

よくある質問

営業職の転職で役立つ資格にはどんなものがありますか?
業界を問わず、営業職の転職で役立つ資格には「営業士」「セールススキル検定」「セールスレップ」などがあります。また、転職を希望する業界や企業によって、役立つ資格は変わってきます。(保険業界の場合「生命保険募集人」が必須など)
営業職の転職は特定の資格がないと不利ですか?
営業職は特定の資格の取得が必須の仕事ではないため、転職・就職自体は資格なしでも十分可能です。ただし、専門的な知識が必要な業界もあるため、希望する転職先によっては、特定の資格を持っていた方が転職で有利になるケースもあります。
転職サイトと転職エージェントの違いは何ですか?
転職サイトと転職エージェントの大きな違いは「キャリアアドバイザーやコンサルタントの転職支援サポートが受けられるかどうか」です。会員登録後に利用できる「非公開・独占求人の検索機能」は、基本的にどちらのサービスでも提供しています。
自分のスキルや経験を活かせる求人情報の提供、応募書類の添削、面接対策、条件交渉などのサポートが受けたい場合は、転職エージェントの利用がおすすめです。
情報収集のために転職エージェントを複数掛け持ちして大丈夫?
転職エージェントの複数掛け持ちは、効率的な情報収集ができるためおすすめです。また、相性のよいキャリアアドバイザーと出会えるチャンスが増えるというメリットもあります。ただし、掛け持ちする転職エージェントの数が多すぎると、スケジュール管理に支障が出やすいので注意が必要です。
在職中で転職活動に専念できない時、どうすればいいですか?

転職エージェントのキャリアアドバイザーの活用をおすすめします。キャリアアドバイザーは、求人情報の選別から応募書類作成の手助け、面接対策、面接の日程調整、条件交渉など、転職支援をトータルサポートしてくれるため、転職活動にかかる時間や手間を大幅に削減できます。

また、キャリアアドバイザーは「電話・Eメール・SNS」などを利用しながら、求職者の都合に合わせて連絡を取ってくれます。そのため、仕事中に時間を取られる、職場に直接連絡が入るといった心配もありません。

まとめ

今回は、営業職への転職について成功のポイント自己PRの書き方などを解説しました。転職を考えたときに、経験のある職種のほか未経験である職種を検討することも少なくありません。

そのなかでも「営業職」は経験者はもちろん、未経験者も挑戦しやすい職種です。

積極採用している企業が多いのも営業職の特徴ですよ。

景気に左右されず常に人が足りていない職業のひとつでもあるため、未経験でも積極的に自分をアピールすることで採用の確率が上がるでしょう。

そのためには、自己PRや志望動機の書き方が重要です。また、成功のコツを押さえておくことで、転職後の早期退職を防ぐこともできます。

今回ご紹介した転職エージェントを上手く活用し、自分に合った営業職への転職を成功させてくださいね。

執筆者 転職ベストプラス編集部
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