営業からの転職におすすめの職種は?役立つスキルや成功のコツも紹介

営業からの転職におすすめの職種は?役立つスキルや成功のコツも紹介

営業職は、社会人になりほとんどの人が経験する仕事と言っても過言ではありません。ノルマに追われる、暑い日や寒い日でも取引先などへ足を運ぶなど、厳しい仕事と言う印象もあるでしょう。

そのためか、営業から転職を考える人は少なくありません。

そこで今回は、営業から転職したい人が成功させるコツや、元営業マンの転職先としておすすめの職種について詳しく解説します。

この記事でわかること
  • 営業から転職したいと考える理由
  • 営業からの転職におすすめの職種
  • 営業から転職したい人が成功させるコツ

営業からの転職におすすめの転職エージェントも紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

【基本情報】営業の種類・仕事内容

「営業」とひとくくりに言っても、その種類や仕事内容は異なります。

そのため営業職の求人を探し、転職を検討している人は、種類ごとの仕事内容を事前に把握するようにして下さい。

新規開拓営業

電話対応

まず最初は新規開拓営業で、基本的に一切取引のない相手に自らアプローチをしかけ、自社のサービスを提案することが主な業務内容。

最も大変ですが、その分やりがいや達成感が大きいことや、高額なインセンティブを設けいている会社が複数あるなど、メリットも多いです。

新規営業の業務フロー
  • 提案先集め・リスト制作
  • テレアポ・飛び込み・メールなどでアポイントを獲得
  • 実際の提案

大まかに分けると、新規営業の仕事は上記のように進みます。

自社を全く知らない人にアプローチすることがほとんどのため、まずは提案先を集め、そこから提案先へ電話やメールなどのアクションを起こします。

 新規開拓営業は、以下にアポイントメントを取得できるかが重要。

スタートアップやベンチャー企業などに新規営業部門が多く、これから市場参入を考える企業には必須な部門。

高いコミュニケーション能力や論理的思考、ヒアリングの能力など、多角的なスキルが求められます。

成約までの道のりが険しい新規開拓営業ですが、自社のサービスが徐々に市場へ広まっていくことが体感できるでしょう。

ルート営業

次にルート営業ですが、新規営業とは正反対で接点のない人に提案することはなく、すでに自社の顧客となっている人たちに対しての提案が求められます。

新規開拓のようにアポ取りが大変なわけではありませんが、長年信頼関係を築いている顧客と、さらに長期的に付き合いを続けるため、神経を十分に使うポジション。

ルート営業の業務フロー
  • 既存顧客への定期的な訪問
  • 現状の確認・新たなニーズのヒアリング
  • サービスの提案

基本的的には、定期的に顧客の元へ訪問しサービスに不具合がないか、今後どのような商品が必要なのか、顧客の状況を伺います。

入社後は担当が振り分けられたり、先輩から顧客を引き継いでもらうことで仕事が発生しますが、信頼関係には細心の注意が必要です。

 一度解約した顧客が戻ってくることはほとんどないため、1社ごとの対応は重要な鍵。

高額なインセンティブで稼ぐというよりも、堅実で中長期的に安定しやすい点もメリットです。

アポ取りがないから楽なのではなく、1社ごとに対する責任はルート営業の方が大きいと言えるでしょう。

BtoB営業

オフィス

提案先が法人か個人かで営業職は分担されますが、法人相手にサービスを提供する営業はBtoB営業と呼びます。

予算も大きいため、個人への営業よりも単価が高かったり、決済者が中々出てこなかったりといった点が特徴です。

主なBtoB営業
  • 人材紹介・求人広告
  • 勤怠管理システム・給与管理システム
  • オフィス機材

上記の項目は個人にはほとんど当てはまらない法人特有の課題。

自社のサービスを通して解決していくことが求められるため、「サービス導入後にどのようなメリットがあるのか」を、ビジネス的な観点から伝える必要があります。

BtoB営業は単価が高く、Web上で提案先が探しやすい点が特徴です。

BtoC営業

一方のBtoC営業の提案先は個人で、一般宅やスーパーやデパートに来ている人たちが対象。

あくまで個人が購入できるものなので、不動産や車などを除いて法人営業に比べ単価は高くありません。

主なBtoC営業
  • 保険・証券
  • 不動産
  • 携帯電話

極端な話、国民全員が提案の対象になるため、顧客が枯渇することは基本的にないに等しいです。

多くの企業ではエリアごとに担当が分けられており、自身が担当を任されたエリアを中心にサービスを提案していきます。

個人のお客様との取引のため、ロジカルな話よりも気遣いや話しやすさなど、親近感を覚えてもらうことが得意な人に向いています。

営業から転職したいと考える人の理由

スーツ姿の男性

数字に追われることが辛い

営業は成果を重視される仕事と言えます。そのため、成績が良くなければ上司から厳しい指摘を受ける可能性があるのです。

 設定されているノルマが厳しく、達成できないことで上司から詰められる、精神面への負担がある点は転職したいと考える大きな理由となります。

企業によっては到底厳しい数字が設定されるなど、社員にとっては働きづらい場合があります。

コミュニケーションが苦手

営業として働くには、コミュニケーション能力は必須です。取引先だけでなく、関係部署との連携など多くの人とやり取りをしなければいけません。

クライアントがどういった商品を求めているかなど要望を聞き出し、それに対して自社のサービス等を提案するため、コミュニケーション能力がなければ契約を獲得することが難しいです。

社内・社外を問わず多くの人と接点を持つ必要があるため、人当たりの良さは成績をあげるうえで重要な要素と言えます。

長時間労働で過労状態にある

仕事中の男性

数字に追われる結果、長時間労働で過労状態となってしまうことも転職したいとなる一つの理由です。もちろん企業によって異なりますが、残業が多い傾向にある職種と言えるでしょう。

 設定されたノルマを達成するため、本来の業務時間を超えて働くケースが考えられます。その結果、体力的に厳しいと感じ転職を考える人が少なくないのです。

いくら残業代として給与に関係してくるとは言え、体調を崩してしまっては仕事が続きません。

結果だけで評価されることが不満

スーツを着た男性

営業職の特徴としては、成果により評価される点が挙げられます。つまり、結果を出せば企業からは優秀な人材と認識してもらえるのです。

今の時代に沿った実力主義となる企業の場合、成果をあげなければ給与に反映されづらく、業務量に対して収入が低いため不満に繋がりかねません。

若手社員でも高年収を狙えますが、成果をあげられない人にとってはプレッシャーになります。

断られることが精神的に辛い

営業として自社商品を売り込む場合、ほとんどが断られると言っても過言ではありません。日々断られ続けることが精神的に辛いと感じ、転職を考える人も少なからずいます。

 飛び込み営業など、意を決して話をしたにも関わらず罵声を浴び続けていると、仕事へのモチベーションを維持することは難しいでしょう。

「営業は断られて当然」「次は獲得してみせる」など、精神的にタフな人でなければ、なかなか続けることは厳しいかもしれません。

営業から転職したい人におすすめの職種

スマートフォンを操作する人

キャリアアドバイザー

キャリアアドバイザーは、転職を希望する人に対してサポートをする仕事です。求人紹介にはじまり、応募書類の添削や面接対策など、トータル的にバックアップします。

 転職者とのやり取りはもちろん、応募する企業側とも接しなければいけないため、コミュニケーション能力が求められます。

営業時代に鍛えられたコミュニケーション能力、そして提案力が活かせることから、転職先としておすすめの職種です。

転職者と企業側、双方の要望を聞き出すことも重要です。営業に必要なキャッチアップ力も活かせるでしょう。

コールセンター

電話

コールセンターは、仕事内容が営業と通ずるものがあります。自社商品や依頼先のサービスを電話で紹介することが主な仕事です。

モノを売るという点は同じですが、人と顔を合わすことなく電話でやり取りをするため、面と向かって罵声を浴びる、断られるといったことはありません。

 直接足を運ぶ営業と比べて電話で完結するため、精神的・体力的な負担が少ないです。また、アプローチできる数も多くなるため成約数アップも期待できます。

飛び込み営業が辛い、実際に足を運び提案することが苦手といった人は、要チェックとなる職種です。

事務職

パソコンを操作する人

事務職は顧客との折衝が少ない職種となるため、営業からの転職を希望する人は少なくありません。そもそも、コミュニケーションが苦手といった人が営業職に就くこともあります。

その結果、精神的に辛さを感じ、やはり自分は人と接することが少ない仕事の方が向いていると気づく場合もあり得るでしょう。その際に、事務職はおすすめの仕事として挙げられます。

 事務職は求人数が多いため、比較的仕事を見つけやすい点もおすすめの理由です。各企業で求めている人材と言えます。

また、事務職の仕事は営業時代に資料作りをしていた場合、Word・Excel・PowerPointといったスキルを活かせます。

企画・マーケティング職

パソコンを操作する人

企画・マーケティング職では、データを分析してニーズを把握することが重要です。つまり、営業時代に磨かれた分析力を活かしやすい職種と言えます。

多くの人から情報を引き出さなければいけないため、人とのコミュニケーション能力も必須です。

営業として働き人と関わることは好きという人には向いているかもしれません。

コンサルタント

コンサルタントは、クライアントが抱えている悩み・問題を解決することが主な仕事です。簡単に言うと助言をして現状を打開することが役目となります。

 問題解決のためにクライアントの思いを引き出す、そして解決方法を提案する作業は、営業時代に培ったコミュニケーション能力・分析力が活かせます。

人と関わる職種でもあるため、話すことが好きという場合も適職と言えるかもしれません。

営業から転職したい人の強みとなるスキル

鞄を持った男性

営業から転職するにあたって、今までの経験で得たスキルをいかに活かせるかが重要です。転職する業界によりますが、役立つスキルを理解しておきましょう。

主な役立つスキル
  • コミュニケーション能力
  • 分析力
  • 傾聴力
  • 課題発見力
  • 実行力
  • プレゼンテーション力

人との関わりで身に付けたコミュニケーション能力は多くの職種で活かせるものです。また、それに伴って人の意見や思いを聞き理解する力である傾聴力、そして課題発見力も役立ちます。

 相手の気持ちに寄り添い適切なアドバイスができることは、さまざまな仕事で活かせるためビジネスシーンにおける必須能力と言っても過言ではありません。

また、やり取りをするなかで課題を発見し、解決のために自らが発信元となる実行力を兼ね備えていることも、魅力的な人材と感じてもらいやすいです。

営業時代に鍛えられたプレゼンテーション力も、仕事をするうえで重要です。

活かせる資格を取得することも有効

ネクタイを締める男性

営業として働いてきたなかで身に付けたスキルに加えて、資格を取得することも転職するにあたって強みとなります。

役立つ資格例
  • 日商簿記
  • 宅地建物取引士
  • キャリアコンサルタント
  • ファイナンシャルプランナー(FP)
  • マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

日商簿記やマイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は、事務職への転職において役立つ資格です。社会的にニーズのある資格となるため、持っておいて損はないでしょう。

 キャリアコンサルタントやファイナンシャルプランナー(FP)、宅地建物取引士は人と関わる仕事である人材業界や不動産業界において役立ちます。

資格取得者は即戦力と認識してもらえる可能性が高くなるため、転職活動において有利に働く場合が少なくありません。

営業から転職したい人が成功させるコツ

スーツを着た男性

営業経験を活かせる仕事を探す

営業からの転職を成功させるうえで、今までの経験を活かさない手はありません。培ってきたコミュニケーション能力や行動力、さらには提案力などは存分にアピールしましょう。

 経験から得たスキルが人事担当者に伝われば、即戦力とみなされ魅力的な人材と感じてもらいやすくなります。

営業として働いてきたなかで、自分の経験はどういった仕事で活かせるかを分析する必要があるのです。

キャリアアドバイザーやコールセンターなど、人に提案することが多い仕事はおすすめとして挙げられます。

自己分析をする

仕事をする人

自分が保有するスキルはどういったものがあるか、それをどのように活かせるかなど、自己分析をすることは転職を成功させるうえで欠かせません。

 自分のストロングポイントを理解しておくことで、応募書類や面接などで大いにアピールできます。

また、長所だけでなく短所を知ることも重要です。苦手なことをどのようにフォローするかを伝えることも、転職においては重要になります。

得意・不得意を知ることで、どういった仕事が向いているか判断できるきっかけにもなるでしょう。

転職理由を明確にする

営業から転職したい理由を明確にしておくことも重要です。数字に追われることが辛かった、コミュニケーションを取ることが苦手といったものではいけません。

 営業として働いていた経験を活かしスキルアップをしたい、より専門的な仕事をしてみたいなど、意欲を伝えることが重要です。

また、別に今の仕事でも良いのではという意見をもらう可能性もゼロではないため、現状では自分の目標を達成できない理由を伝えることも必要となります。

転職エージェントを活用する

握手をする人

転職活動を効率良く進めるため、転職エージェントの活用をおすすめします。転職エージェントはキャリアアドバイザーが在籍しており、転職活動をバックアップしてくれる点が特徴です。

主なサービス・特徴
  • 数ある求人から希望に沿ったものを紹介してくれる
  • 応募書類の添削や面接対策を実施してくれる
  • 個別面談によりキャリア形成も一緒に考えてくれる
  • 求人票に載らない企業情報を提供してくれる
  • スカウトにより企業側からもアクションを起こせるサービスを提供している

転職エージェントは多くの求人を保有しています。転職者の希望を丁寧にヒアリングし、適切な仕事を紹介してくれるため希望を叶えやすいです。

 応募書類の添削や面接対策など、内定を勝ち取るうえで重要な部分も徹底的にサポートしてくれます。個別面談も実施し、悩みを相談できる点も特徴です。

また、一般に公開されていない企業の採用計画や職場環境など、求人票に載らない情報を提供してくれる点も転職活動に活かせるためメリットと言えます。

企業側からアクションを起こせるスカウトサービスにより、内定率アップが期待できる点も魅力です。

営業に転職したい人におすすめの業界

ポイント

営業は専門的な資格が必要ないため、比較的多くの人が応募しやすい職種。

その中でも、特に以下3つの業界は未経験からでもトップクラスのセールスマンを目指せます。

人材業界

まず最初に人材業界は、未経験から挑戦しやすく、仕事を通して成長が望める業界です。

顧客ごとに業界が異なるため、経験を積むほど多くの企業に詳しくなります。

 採用支援のBtoB、転職支援のBtoCなど、営業タイプは様々あります。

実際の募集を行っている人材業界の企業も、未経験歓迎の求人が多いため、比較的挑戦しやすい業界の一つです。

不動産業界

不動産

次に不動産業界も未経験から挑戦しやすい業界で、実際に経験がなくても年収1,000万円を超える人も多いです。

 取り扱う商材が高単価のため、営業成績によっては賞与が300万円以上もらえることも少なくありません。

また不動産業界は幅広く、賃貸や住宅、土地などさまざまな商材があります。

充実したインセンティブのもと、高年収を実現したい人は不動産業界も視野に入れてみて下さい。

IT営業

最後のIT営業ですが、実際にシステムを作るわけではないので開発言語を取得する必要がありません。

顧客のニーズを把握し、どのようなシステムが必要なのかを、開発チームに正確に伝えられればOKです。

 ある程度の専門用語は出てくるため、業務を通して少しずつ知識を吸収していく必要があります。

プログラマーやエンジニアとして開発経験があれば、提案もしやすくなるため、IT業界の中で職種変更を検討している人からも人気のポジションです。

営業から転職する際に有利になる資格

資格

営業からの転職を有利に進めるには、保有資格も重要なポイントです。

この章では、営業から転職する際に役立つ3つの資格を解説します。

営業から転職する際に有利になる資格
  • TOEIC
  • 宅建士
  • 簿記

TOEIC

客観的な英語力を示す指標である「TOEIC」は、保有していると転職活動で有利になる場合が多いです。

特に外資系企業や海外顧客の多い企業の場合、日常的に英語を使うシーンが多いので、英語力が必須条件なこともあります。

 「TOEICを受けたことがある」だけではアピールにはならないので、ビジネスシーンで活かせる程度の点数が必要です。 

一般的にTOEIC750点以上あれば、中級レベルの英語力があるとされています。

ただし、海外営業として働く場合は「話す・書く」のスキルが求められるので、最低でも800点以上あるのが理想です。

点数が高くても実際に会話などができなければ仕事には使えないので、活かせる英語力を身に付けることが重要です。

宅建士

不動産業界に転職する人

不動産業界での営業経験がある場合、「宅地建物取引士(宅建士)」の資格を保有している方もいるかもしれません。

不動産の知識はさまざまな業界で活かせることから、転職時に重宝される資格のひとつです。

 宅建士としての資格はもちろん、不動産に関する豊富な知識を必要としている企業は多くあります。 

たとえば、金融機関では不動産取引や融資を行うこともあるので、宅建士資格保有者は非常に重宝されます。

ほかにも建築会社や不動産管理会社はもちろん、不動産を保有している一般企業や小売業などでも宅建士の経験や知識を活かせる場面は多いでしょう。 

宅建を持っていると資格手当がつく企業もあるので、収入アップも目指せます。

簿記

「日商簿記」も、営業からの転職に有利な資格のひとつです。

日商簿記は1級・2級・3級・簿記初級・原価計算初級の5種類がありますが、2級を保有していると特に転職に有利になるでしょう。 

 日本商工会議所によると、日商簿記2級は「財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえて適切な処理や分析を行える」レベルなので、経理職への転職も目指せるのが特徴です。

経理職はすべての企業に必要な職種なので、実践で役立つ簿記2級を持っていると、職種選択の幅が広がるのもメリットです。

営業経験と合わせてアピールすれば、営業の立場も理解したうえで経理の仕事ができるなど、さらに需要が高まるでしょう。 

簿記が活かせる業種や職種は、経理職はもちろん、会計・税理士事務所や金融機関、営業職など多岐にわたります。

日本商工会議所より

営業から転職する際の注意点

注意

営業から転職をする場合、転職理由やアピールポイントに注意が必要です。

これまでの経験を活かして、転職を成功させる工夫をしていきましょう。

営業から転職する際の注意点
  • ポジティブな転職理由にする
  • 未経験職種の場合応用できるスキルをアピールする
  • 学習意欲・成長性をアピールする
  • 30代は即戦力として見られる

ポジティブな転職理由にする

営業の転職理由は「ノルマが厳しい」「コミュニケーションに苦戦した」など、マイナスなものも多いですが、ポジティブに変換することがポイントです。

転職理由を明確に伝えて、採用側に良い印象を与えるようにしましょう。

 これまでの経験を活かしてキャリアアップやスキルアップをしたいなど、熱意や意欲を伝えることが大切です。

たとえば「数字に追われるのがつらい」場合は、「顧客ひとり一人の課題に寄り添った丁寧な対応がしたい」など、数字よりも顧客ファーストな対応にフォーカスした理由に変換すると良いでしょう。

出来なかったことや辛かったことではなく、今後どのような働き方や仕事がしたいかを掘り下げると、ポジティブな転職理由が見えてきます。 

嘘やフォーマット通りの転職理由は絶対にNGなので、必ず自分の言葉で意欲を伝えるようにしましょう。

未経験職種の場合応用できるスキルをアピールする

マイナビ 模擬面接 面接対策

未経験職種へ転職を希望する場合は、どんな仕事でも応用できる、以下のような「共通スキル」をアピールしましょう。 

応用出来るスキル
  • 業務を計画する段取り力
  • リーダーシップやチームマネジメント力
  • 効率や利益を考えて業務を行うコスト意識
  • 課題解決能力や目標達成能力

営業経験で培った経験やエピソードを含めて、より具体的にアピールすると説得力が増すのでおすすめです。

 未経験職種へチャレンジする場合は、職種に関わらずこの「共通スキル」が重要なアピールポイントになります。

自分はこれまでどのような経験をして、何ができて、何が得意なのかなど、自己理解を通して明確にしましょう。

第三者からの評価や数値化した実績を加えると、より保有スキルとしての信頼度が高まります。

学習意欲・成長性をアピールする

向上心の高い人材を必要としている企業は多いので、入社後の学習意欲や成長性をアピールすることも大切です。

これまでの経験やスキルなどの現状に満足せず、常に改善や努力を惜しまない姿勢をアピールしましょう。 

 表面的な言葉でのアピールは「本当にそう思っている?」と逆効果につながる可能性もあるので、具体的なエピソードに落とし込んで自分の言葉で伝えることが重要です。

たとえば、入社後に努力したい分野や、成果を上げるために具体的にどのように工夫したいかなど、現状考えているキャリアを伝えるのも良いでしょう。

実際は担当する仕事によって方向性は異なりますが、学習意欲や成長性のアピールにはつながります。 

これからの展望はもちろん、これまでの仕事で努力して成果に結びつけたエピソードを盛り込むと、有言実行できる力量があることもアピール可能です。

30代は即戦力として見られる

パソコン

30代で転職する場合、多くの企業は「即戦力になるかどうか」を採用基準としていることが多いです。

即戦力として採用したいと思われるような経験やスキル、熱意をアピールしましょう。 

 「学びたいです」「成長したいです」という姿勢は新卒なら通用するかもしれませんが、30代の転職では求められていないので注意が必要です。 

大事なポイントは、応募先企業がどのような人材を求めていて、どのように活躍してほしいと考えているかを正しく把握することです。

経験やスキルをアピールしても、企業の求めている人材像や社風と異なれば、採用にはつながらないので注意しましょう。 

応募前に企業ホームページなどで企業研究をして、会社の理念や社風に適したアピールをすることが大切です。

営業からの転職におすすめの転職エージェント3選

リクルートエージェント

リクルートエージェント

おすすめポイント
  • 求人数が豊富で理想の仕事に出会いやすい!
  • 業界に精通したキャリアアドバイザーのサポートを受けられる!
  • 独自分析した企業情報を提供!

転職エージェントのなかでも充実した求人数を誇るため、理想に近い仕事に出会える可能性に期待できます。非公開求人も豊富で、見たことがない仕事との巡り合わせもあり得ます。

 各業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しているため、営業で培った経験の活かし方などを丁寧にアドバイスしてくれるでしょう。

また、キャリアアドバイザーが独自に分析した企業情報を提供してくれる点も特徴です。その他、書類添削や面接対策など、全面的に転職活動をバックアップしてくれます。

転職イベントも随時開催されているため、マメに情報をチェックし参加してみましょう。

運営会社 株式会社リクルート
主なサービス(機能)
  • 求人紹介
  • 非公開求人の提供
  • 面談の実施
  • 面接対策
  • 志望企業への推薦
公開求人数 365,610件(非公開求人268,817件)※2023年3月30日時点
対応エリア 全国対応可

出典:リクルートエージェント公式

doda

doda

おすすめポイント
  • 各専門スタッフが転職活動を全面的にバックアップ!
  • スカウトサービスで企業からオファーが届く!
  • 転職オンライン予備校を開催!

変化の速い転職市場に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、転職活動を全面的にバックアップしてくれます。専任制で担当してくれるため、相談しやすい点も特徴です。

 企業の人事担当とやり取りをする採用プロジェクト担当も在籍しています。採用計画・職場環境など求人票に載らない情報を提供してくれます。

スカウトサービスを実施しており、企業から面接確約オファーが届く可能性がある点は大きな特徴です。自分からだけでなく、企業からもアクションを起こせるため内定率アップが期待できます。

転職オンライン予備校を毎月開催しており、無料となるため気軽に参加できます。

運営会社 パーソルキャリア株式会社
主なサービス(機能)
  • 非公開求人の紹介
  • 専門スタッフによるプロ目線での求人紹介
  • 面接のスケジュール調整
  • 書類・面接手続きのサポート
  • スカウトサービス
公開求人数 119,065件※2022年1月21日時点
対応エリア 全国対応可

出典:doda公式

マイナビエージェント

マイナビエージェント

おすすめポイント
  • 業界専任で転職事情に精通したキャリアアドバイザーが在籍!
  • 人事担当とやり取りする企業担当アドバイザーもバックアップ!
  • 転職相談会を随時開催!

マイナビエージェントでは、業界専任制でキャリアアドバイザーが在籍しています。専任のアドバイザーは業界の転職事情に詳しいため、適切なアドバイスを実施してくれるでしょう。

 キャリアアドバイザーとは別に企業の人事担当者とやり取りする「企業担当アドバイザー」も在籍しています。求人票には載らない企業情報を提供してくれる点が特徴です。

東京・大阪を中心に転職相談会を開催しています。各業界別に開催されているため、営業から転職を希望する先の業界イベントに参加可能です。参加は無料となるため負担もありません。

イベントによって参加対象者が決まっている場合があるため、事前に詳細をチェックしておきましょう。

運営会社 株式会社マイナビ
主なサービス(機能)
  • 求人紹介
  • 書類添削
  • 面接対策
  • Web面談・LINE相談
  • 転職ノウハウの提供
  • テーマ別平均年収ランキングの紹介
公開求人数 34,248件(非公開求人32,560件)※2022年1月21日時点
対応エリア 全国対応可

出典:マイナビエージェント公式

よくある質問

営業からの転職を成功させるコツはありますか?
自己分析を行い、転職先で活かせる強みやスキルを明確にすることが重要です。応募書類や面接などでしっかりアピールできるだけでなく、自分に合った仕事選びにも役立ちます。

営業からの転職でおすすめの業界はありますか?

人材業界・不動産業界・IT業界は営業職ニーズが高いのでおすすめです。業界未経験者歓迎の求人も多いため、チャレンジしやすい業界とも言えるでしょう。

営業から転職しやすい職種はありますか?

営業経験から得られるスキルを活かしやすい職種がおすすめです。たとえば、キャリアコンサルタントや広報担当、店舗管理、一般事務職、スーパーバイザーなどが挙げられます。
営業からの転職で年収アップを目指せますか?
年収の高い業種や職種に転職し、これまでの経験やスキルを最大限に活かせれば、年収アップを狙える可能性はあります。入社直後は一時的に年収が下がるケースもありますが、努力次第では、昇進や昇格などによって年収アップを目指せるでしょう。

まとめ

この記事では、営業から転職したい人が成功させるコツや、転職先としておすすめの職種などを紹介しました。

転職を成功させるには、自分が今まで営業で培ってきたスキルをどのように活かせるかを知るため、自己分析をすることが必要です。

また、元営業マンの転職先としてはコミュニケーション能力が活かせるキャリアアドバイザーや、企画・マーケティング職などが挙げられます。

転職エージェントを利用し、キャリアアドバイザーからサポートを受けることも成功の秘訣です。

記事内では、幅広い職種を取り扱う総合型のおすすめ転職エージェントをご紹介しました。

いずれも無料で利用できるため、それぞれの特徴を比較しながら自分に合ったサービスを見つけてみてください。

・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
・本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合がございます。
・本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他の企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事内で紹介されている意見は、意見を提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様等についていかなる保証をするものでもありません。
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