保育士の職務経歴書の書き方は?作成ポイントや記入項目、見本も紹介

保育士の職務経歴書の書き方は?作成ポイントや記入項目、見本も紹介

保育士として働くうちに、働き方を変えたくなったりほかの園に憧れたりすることは、ごく自然な流れです。そこで”転職”という選択肢を選ぶ保育士も少なくありません。

しかし、転職するとなると書類作成や面接など、いくつかのステップがあります。

転職する際に必要になるのが職務経歴書です!

初めての転職や久しぶりの転職の場合、書き方がわからないこともあるでしょう。そこで今回は、保育士の職務経歴書の書き方を紹介します。

この記事でわかること
  • 職務経歴書の種類と書き方
  • 保育士が職務経歴書に書く内容
  • 保育士の職務経歴書例文
  • 保育士の職務経歴書で悩んだときの行動

保育士におすすめの転職エージェントも紹介するため、保育士で転職を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

保育士の転職に必要な職務経歴書とは?

書類作成

転職の際「履歴書と職務経歴書を持って来てください」と言われた経験がある人も多いでしょう。

しかし、職務経歴書とはどのようなものなのか、履歴書とはどう違うのかを知っておかなければ間違った書類を提出してしまいます。

まずは、履歴書の違いや職務経歴書の形式を知っておかなければいけませんね。

職務経歴書・履歴書の違い

職務経歴書と履歴書は、どちらも転職の際に必要になる書類です。記入項目には、具体的にどのような点が違うのでしょうか。

履歴書
  • 名前や住所、連絡先、学歴など自身の経歴
  • 資格や志望動機など自己PRに繋がる項目
職務経歴書
  • 就いた企業と就業期間
  • 携わった業務内容やキャリア、スキル

自身の経歴とアピールについては履歴書、仕事に関する実績等は職務経歴書に記載します。

職務経歴書の種類

履歴書

職務経歴書の書き方は、主に3つあります。それぞれの違いを理解し、自分に合った形式を選びましょう。

編年体形式

時系列に沿って古い順から系列を並べる形式です。多くの職務経歴書のフォーマットに採用されています。

逆編年体形式

編年体形式とは反対に、新しいものから遡って時系列に並べます。直近の仕事での実績が華々しい場合、逆編年体形式を採用することもあります。

キャリア形式

業務内容やキャリア別にまとめる形式です。さまざまな業務に携わってきた場合、キャリア形式で記載すると見やすくなります

キャリアに合わせて、自分に合った形式を選びましょう。

保育士の職務経歴書に書く項目

働く女性

保育士の職務経歴書では、主に3つの内容を盛り込む必要があります。

保育士の職務経歴書に書く内容
  • 免許・資格
  • 趣味・特技
  • 長所・短所

それぞれの書く内容と書き方を見ていきましょう。

免許・資格

保育士で転職する際、保育士資格のほかに保有している資格や免許は忘れず記載しましょう。

保育士に有利な資格例
  • 幼稚園教諭第1種免許
  • チャイルドマインダー
  • ベビーシッター

また、英語教育に力を入れている保育園の場合は、英検やTOEICのような英語に関する資格を記載するのも有効です。

反対に、中学生レベルでも取得できる資格や、質問されて受け答えに困るような趣味の資格などは、記載しない方が無難かもしれません。

保育士資格以外にも記載した方が有利な資格はありますよ!

趣味・特技

ヨガ

保育士の職務経歴書の趣味や特技の欄は、ほかのライバルより目に留めてもらえるチャンスになります。しかし、やみくもに趣味や特技を書いても自己アピールには繋がらないため注意しましょう。

趣味や特技に書くといい内容を以下にまとめました。

職務経歴書に書く趣味・特技例
  • 読書
  • 音楽(楽器)
  • スポーツ
  • 映画・音楽

いずれも趣味を羅列するだけでなく、プラス要因となるエピソードが必要です。

 読書であれば、どのようなジャンルが好きでどの作家に感銘を受けたのか、スポーツであれば種目と経験年数と実績などを付け加えましょう。

面接時に質問されても受け答えできる内容でなければ逆効果になるため、書く内容は厳選するのがおすすめです。

長所・短所

長所や短所について、自分ではすぐに思いつかなくても「特になし」と記入するのは避けましょう。

長所は簡潔にまとめるようにし、短所は必ず補うための努力など、前向きに締めくくれる要素をつけ足して説明します。

明るい性格や体力への自信は、保育士として魅力的な長所になりますね。

保育士が職務経歴書を作成する際のポイント

話し合う女性

保育士が職務経歴書を作成するにあたって、いくつか基本的なポイントを押さえておく必要があります。

職務経歴書を作成する際のポイント
  • パソコンで作成する
  • 見やすさを意識する
  • 内容は具体的に

職務経歴書は、手書きではなくパソコンで作成するのがおすすめです。パソコンで作ることで、情報量が多くなっても読みやすく、パソコンの基本的なスキルがあることの証明にもなります。

また、A4サイズの用紙1~2枚に収めるように簡潔に記入しましょう。

 パソコンで作成する際はフォントや文字の大きさに気を配るだけでなく、表や箇条書きを取り入れて読みやすさにも意識しましょう。

職務経歴書は採用担当者に読んでもらうための書類であるため、記載事項は簡潔で具体的に記入するように心がけなければいけません。

【見本あり】保育士向けの職務経歴書の書き方

保育士から保育士へ転職する場合の職務経歴書には、いくつか書き方のポイントがあります。

保育士の職務経歴書の書き方
  • 経験した業務内容は漏れなく記載する
  • 自己PRはアピールポイントを目立たせる
  • 退職理由は前向きにする

経験した業務内容は漏れなく記入する

勉強

職務経歴書を記入していると「この業務は短期間だったけど書いていいのだろうか」「些細な仕事内容過ぎて書く必要ないかな」と思う業務に出会うことも珍しくありません。

 しかし、どんな些細な業務でも職務経歴書にはすべて記入しましょう。

また、業務内容は箇条書きで書くことにより、見やすくなります。

過去の職務経歴から転職先に通じる部分があるかもしれませんよ。

ポイントを押さえた業務内容の例文を見ていきましょう。

【勤務先】
・〇〇保育園(〇〇市認可保育所)
【雇用形態】
正社員(職員数:60人)
【担任業務】
0歳児クラスを〇年担当のち、年長クラスを〇年担当
年長クラスでは学年主任と兼任し、園行事の計画から調整までを行う
【職務内容】
・各クラスのサポート
・他学年の先生や保護者会との連絡共有
・実習生の指導
・掲示物の作成
・行事の計画や当日の進行

自己PRはアピールポイントを目立たせる

リスト

自己PRでは、自分の強みや企業に知って欲しいポイントを伝える項目です。そのため、流し読みされないようにアピールポイントを伝えましょう。

また、要点を押さえて簡潔に書くこともポイントです。

 いくつもの内容を書くのではなく、特に主張したいことを書きましょう。

では、ポイントを押さえた自己PR例文をチェックしましょう。

私は保育士として働くうえで「それぞれの個性を大切にする」ことを意識しています。

一人ひとり考え方や性格は異なるのに、みんな同じように保育するのではなく、その子に寄り添った保育をするようにしています。

私たち保育士が真剣に向き合うことで、子どもも自分のことを大切にする生き方ができるようになると思っています。

私は勤めていた保育園で、職員10人をまとめるリーダーを担っていました。行事の計画や進行、保護者会との連携など、保育以外の幅広い業務を担当していました。

リーダーを経験したことで、職員だけでなく保護者とのコミュニケーションをとることが得意です。

退職理由は前向きに

仕事中

人間関係や業務時間など、ネガティブなことが原因で退職する保育士も珍しくありません。退職理由は、明確にそのままを伝えなくて大丈夫です。

退職理由として職務経歴書に記載できる書き方が主に3つあります。

職務経歴書における退職理由
  1. 一身上の都合により退職
  2. 契約期間満了により退職
  3. 会社都合により退職

職務経歴書上は上記の書き方で問題ありませんが、退職理由について面接で詳細を問われることがほとんどです。

面接時に詳細を伝える際に、ネガティブ原因を前向きに転換できるよう、事前に準備しておきましょう。

保育士から異業種へ転職するときの職務経歴書の書き方

保育士の転職は、再び保育士として働く以外に、異業種へ転職することもできます

勤め先と合わない場合は再び保育士として働く選択肢が有効ですが、保育士の仕事が合わない場合は、思い切って異業種へ転職するのもいいでしょう。

異業種へ転職する場合は、保育士への転職とは違った職務経歴書を作ることになりますよ。

保育士から異業種へ転職する場合、いくつかのコツを押さえて職務経歴書を作る必要があります。

異業種へ転職する場合の職務経歴書
  • 保育士という職業特性を理解する
  • 転職先の業界を選んだ理由を明確にする
  • 応募先の企業で活かせるスキルをはっきりさせる

それぞれの詳細と、コツを押さえた異業種への転職の際の職務経歴書例文を見ていきましょう。

保育士という職業特性を理解する

子ども

保育士という職業はサービス対象が子どもであるため、ほかの職業と比べて特殊な仕事です。これを理解せず異業種へ転職しようと思うと、ギャップが生じてしまいます。

異業種への転職の際ギャップを理解していないと、職務経歴書の自己PRの欄などに的ハズレな記載をしてしまう恐れがあります。

転職先の業界を選んだ理由を明確にする

保育士から異業種へ転職をする際に選ばれやすい業種には、以下のようなものがあります。

異業種転職に選ばれやすい職種
  • 事務
  • 営業
  • 介護
  • 接客

いずれの職業も、特別な資格がなくても勤めることができることが多いため、保育士から転職する人が多いようです。

 しかし、応募先の業種を選んだ理由が明確でない場合、採用担当者に熱意が伝わりにくい恐れがあります。

若年層の場合は、未経験職へのポテンシャル採用も可能性がありますが、年齢を重ねるごとに未経験である異業種への転職は難しくなってきます

どうしてその業界を選んだのかは、未経験者を採用するうえで担当者が気にするポイントと言えるでしょう。

職務経歴書でも、その職種を選んだ理由を明確に記載しておきましょう。

応募先の企業で活かせるスキルをはっきりさせる

笑顔

保育士という職業と転職したい職種が似た業務内容ではないことが多いため、保育士で得たスキルから希望する職種に活かせられるスキルを見出すことが重要です。

具体的には以下のようなスキルが挙げられます。

保育士から異業種へ活かせるスキル
  • リーダーシップ
  • 相手の立場で考える力
  • パソコンを使った資料や書類作成
  • 忍耐力・体力

いずれも職務経歴書の自己PRに書けるだけでなく、エピソードによってはスキル欄に記入することも可能です。一度、自分の経験からスキルを洗い出すのがおすすめです。

以上を踏まえた、保育士から異業種への転職での職務経歴書の例をいくつか紹介します。

私は保育士として働いていくうちにお金に興味を持つようになり、働きながら勉強し簿記2級を取得しました。その結果、簿記の資格を活かせられる仕事に就きたいと思い、御社の事務職を応募しました。

保育士では日々の保育業務だけでなく、行事の企画や進行を行っていたため、書類にまとめたり作ったりすることは得意です。

私は保育士という仕事を通して、子どもだけでなく保護者や職員など人と接する楽しさを学びました。

御社のお店では接客として保育士として培ったコミュニケーション能力を活かせられると思います。

また、保育士として3年働いてきたこともあり、体力には自信があります。繁忙期のハードワークにも対応できると思います。

保育士の職務経歴書に悩んだときはどうする?

幼稚園

職務経歴書の作成途中で、迷ってしまうことや悩むことは珍しくありません。そのようなときにとるべき行動は、主に以下の3つです。

職務経歴書に悩んだらとるべき行動
  • 職務経歴書のテンプレートを使用
  • 周りの転職経験がある保育士に相談
  • 転職エージェントに相談

それぞれどのように行動したら良いのか、ポイントを探っていきましょう。

職務経歴書のテンプレートを使用

一から職務経歴書を自分で作り上げようと思うと、誰でも難しく手が止まります。職務経歴書にはあらかじめテンプレートがあるため、サイトからテンプレートをダウンロードして使うのもひとつの手です。

 テンプレートにはいくつか種類があるため、保育士向けのものを選べだけでなく、自分に合った形式を選びましょう。

テンプレートを自分で埋めるだけで職務経歴書が完成するため、書きたい内容が決まっている場合はスムーズに進めることができます。

周りの転職経験がある保育士に相談

談笑

同じ園の中に転職してきた保育士さんがいる場合は、転職したときの経験を聞いてみるのもいいでしょう。

 しかし、相談する相手によっては転職を検討していることが園内に広まってしまうので、相談する相手は慎重に選ぶ必要があります。

どのように職務経歴書を書いたのか、どのような点を工夫したのかなど、実際に受かった保育士の声は参考になります。

職務経歴書を作成する際に使ったツールなどがあれば、合わせて聞いておくのがおすすめです。

転職エージェントに相談

転職エージェントは、求職者に企業を紹介する仲介の役割のほかに、悩み相談や書類添削、模擬面接など転職にまつわる業務をサポートしてくれます。

初めての転職で右も左もわからない場合だけでなく、職務経歴書に書けそうな自己PRが思いつかない人は、転職エージェントに相談しましょう。

過去の実績やスキルから自己PRのポイントを見出してくれますよ。

また、担当してくれるアドバイザーによって得意としているサポートが異なるため、複数の転職エージェントへの登録が短期間で転職を成功させるために有効です。

職務経歴書の添削もOK!保育士におすすめの転職エージェント3選

保育士ワーカー

保育士ワーカー

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  • さまざまな職場の保育士求人を扱っている
  • 残業時間や有給消化率が事前にわかる
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さまざまな職場の保育士求人をチェックしたいなら、保育士ワーカーがおすすめです。保育士ワーカーでは保育所だけでなく、病院や企業内施設の保育士求人も多数扱っています

 求人のなかには希少性の高い求人もあるので、バラエティに富んだ求人をチェックしたい人にうってつけです。
また、残業時間や有給消化率などが事前にわかるのも、保育士ワーカーを利用するメリットです。ワークライフバランスを重視したい人は利用を検討してみてください。

専任アドバイザーによる徹底したサポートを受けられるので、はじめての転職でも安心です。
公開求人数※2022年2月24日現在 40,531件
おもなサービス
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エリア 全国
運営会社 株式会社トライト
※出典:保育士ワーカー

マイナビ保育士

マイナビ保育士

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手厚いサポートを受けたいなら、マイナビ保育士がおすすめです。マイナビ保育士に登録すると、キャリアアドバイザーによるマンツーマンのサポートを受けられます。

 例えば、履歴書や職務経歴書を添削してくれるので、選考書類の書き方がわからない人でも安心して転職活動を進められるでしょう。
また、面接日程の調整や条件交渉を代わりに行ってくれます。企業との煩雑なやりとりをせず、負担がかかる心配もありません。

入職後のアフターフォローも実施しているので、困ったことがあれば気軽に相談してみてください。
公開求人数※2022年2月24日現在 20,242件
おもなサービス
  • 求人検索
  • 求人紹介
  • 選考サポート
  • アフターフォロー
エリア 全国
運営会社 株式会社マイナビ
※出典:マイナビ保育士

保育士人材バンク

保育士人材バンク

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  • 独自ルートから最新の求人を掲載
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質の高い求人を探しているなら、保育士人材バンクがおすすめです。保育士人材バンクでは、独自ルートによって全国各地から質の高い保育士求人を取りそろえています

 また、保育士の転職事情に詳しいキャリアパートナーが在籍しているのも魅力です。キャリアに関する悩みや不安にしっかり寄り添ってくれます。
履歴書や職務経歴書の添削・面接対策だけでなく、内定後の条件交渉も代行してくれます。自分からは言い出しにくい給料交渉もお任せできるのがメリットです。
プライバシーマークを取得しているので、外部に知られることなく転職活動ができる安心感がありますよ。
公開求人数※2022年2月24日現在 10,501件
おもなサービス
  • 求人検索
  • 求人紹介
  • 選考対策
エリア 全国
運営会社 株式会社エス・エム・エス
※出典:保育士人材バンク

まとめ

保育士として転職をする場合、職務経歴書は必ず必要になります。また、保育士に特化した内容に仕上げる必要があるため、時間をかけて作成しましょう。

その際、保育士向けのテンプレートを使ったり転職エージェントを利用したりするのは有効です。

転職経験の浅い人は転職エージェントの利用が必須になるでしょう!

転職エージェントは求人を紹介してくれるだけでなく、履歴書や職務経歴書といった書類の添削や模擬面接など転職にかんするサポートをしてくれます。

記事内では無料で利用できるおすすめ転職エージェントを紹介したため、ぜひ転職エージェントを有効活用して、保育士としての転職を成功させてください。

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