経理への転職を成功させるコツは?役立つ資格も詳しく紹介

経理への転職を成功させるコツは?役立つ資格も詳しく紹介

経理は、オフィスワークへの転職を希望する人に人気の職種です。スタートアップから大手企業まで、さまざまな規模の会社に必ずある職種のため、人材としてのニーズも高い傾向にあります。

その一方で、自分のスキルやキャリアプランに合った企業を見極めるのが難しいという一面もあります。

経理への転職を成功させるためには、採用されるコツを押さえることが重要です。

そこでこの記事では、経理への転職について以下の項目を解説します。

この記事でわかること
  • 経理の仕事内容
  • 経理への転職が向いている人
  • 経理の転職を成功させるポイント
  • 経理に転職するために役立つ資格

おすすめの転職エージェントも紹介するため、経理への転職をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

【転職の前にチェック】基本情報・経理の仕事内容

経理の仕事内容

経理職は、会社によって担当する業務の範囲が異なります。ここでは、経理の業務内容の違いについてご紹介します。

経理の仕事内容

経理は、会社の「利益」や「資産」を生み出すためにお金の流れを可視化して管理する仕事です。

具体的な仕事内容には、1日単位の「現金出納状況の確認」、「仕入れ管理」や、月単位の「給与計算」、「勤怠管理」、そして年単位の「決算書の作成」、「税金の管理」などがあります。

 同じような職種に「会計」「財務」がありますが、それぞれ業務内容が異なります。

会計業務の中の一部が経理で、経理が作成した資料をもとに財務が資産調達などを行います。会社の規模によっては1人で「会計」「経理」「財務」のすべての業務を兼任する場合もあります。

中小企業・大企業における業務内容の違い

経理の仕事内容

経理への転職において大企業という選択肢は魅力的ですが、求人に掲載されている経理職の多くは中小企業です。

同じ「経理」という職種の中でも、企業規模によって業務範囲が異なります。

中小企業の経理職

経営規模に差はありますが、大企業と比較して中小企業の経理担当の人員は少ないのが一般的です。そのため、中小企業の経理は、担当する業務内容が多岐に渡ります。

日々の業務から月次業務、年次決算や年末調整などの年次業務まで、多くの経理業務を一通り任される場合がほとんどです。

大企業より経営規模が小さな中小企業の経理は、高度な知識や経験がなくても採用される場合もありますよ。

大企業の経理職

大企業の経理担当の人員は多数で、それぞれが細分化された経理業務を専門で担当する「分業制」となっています。多角的な経営をしている巨大企業ほど、経理業務は複雑で高度になり、専門性も高まります。

 高度な経理スキルと専門知識が求められる大企業の経理では、正社員での募集も多いのが特徴です。

大企業の経理でも、細分化した比較的簡単な業務であれば、未経験者を積極採用している場合があります。

転職サイトなどの求人情報はこまめにチェックするほか、メルマガ登録などで希望の求人情報が届くように設定しておくと良いでしょう。

業種による仕事内容の違い

経理の仕事内容

専門職でありながら、業種によって仕事の進め方や必要な知識が異なるのが経理の仕事の特徴です。

経理職を募集している主な業種
  • 小売業
  • 金融業
  • メーカー・製造業

時には、経理スキルの高い経験職者よりも業界経験者の方が転職に有利となる可能性もあります。

小売業の経理職

小売業は商品を消費者に販売する業態のことを指します。小売業にはスーパーやコンビニ、ドラッグストアや自動車など、多用な業種、業態、規模があり、それぞれで経理の処理方法が異なるのが特徴です。

簿記の基本を理解している人でも、店舗特有の経理処理に戸惑う場面は少なくありません。

配属される店舗に応じて柔軟な対応を求められるのが小売業の経理です。

金融業の経理職

経理の仕事内容

金融業では取り扱う商品が「モノ」ではなく、「お金」という、他の業種にはない特徴があります。そのため、他業種と比較しても法規制が厳しく、そこで働く人にも高い規範意識が必要です。

 日々の出入金の管理や帳簿付けのほか、国税庁や税務署の対応を任される場面もあります。

業界特有の専門知識が求められるため、転即戦力として活躍できるスキルや経験のある人材が有利になりやすいでしょう。

メーカー・製造の経理職

メーカー、製造業では「原材料を購入して自社でものを作って売る」ことで収益を生み出すため、工業簿記の概念が必要です。

また、メーカー、製造業では有名無名に関わらず、海外に拠点を持つ会社が多い傾向にあります。経理スキルをもとに、グローバルな環境で働きたい人にとってもおすすめの業種といえるでしょう。

工業簿記の知識や製造業での職務経験がない場合でも、仕訳の実務経験があれば応募可能な求人もあります。

経理への転職が向いている人の特徴

経理への転職が向いている人の特徴

自分に向いていない職種への転職は、業務に対し前向きになれない可能性があります。ここでは経理に向いている人の特徴をご紹介します。

特徴①数字に苦手意識がない人

経理の仕事では、ほぼ毎日数字を見ることになります。また、経理では請求書や資料などから必要な数字を正確に読み取るスキルが必要です。

そのため経理未経験であっても、数字に対して苦手意識がない人が経理に向いています。

 数字をひとつ違えるだけでも、取引相手や株主、メインバンクからの信用を失う可能性があります。

また、企業の成長や市場変化に伴い、経理の会計処理も変化を求められるため、日頃から会計基準の知識などをアップデートする必要があります。

経理に関する勉強が苦にならない人の方が、経理職を長く続けられるでしょう。

特徴②コミュニケーションが苦にならない人

経理への転職が向いている人の特徴

経理の仕事は、パソコンに向かって黙々と数字を打ち込むイメージがあるかもしれません。

しかし、実際の経理職は会社のほぼ全事業部の担当者と関わるため、コミュニケーション能力が必要な職種といえます。

経理として必要な情報を取集する際に、コミュニケーションが得意であれば、仕事がスムーズに進行します。

経理職は、社内だけでなく社外の人とも接する機会が多い職種です。

特徴③口が堅い人

経理部で扱う情報は、流出してはならない重要な情報が多く含まれています。

売上高や保有資産情報など、社外に漏洩してはいけない情報以外にも、従業員の給与情報などの社内に漏洩してはいけない情報も多いのが特徴です。

 特に上場企業の決算情報が報道機関に公表する前に漏れた場合、「インサイダー取引」を疑われる恐れもあります。

会社内部のお金に関する情報の取り扱いには最新の注意が必要です。些細な情報でも漏洩しないよう、経理職の適正において「口が堅い」ことは必須条件と言ってもいいでしょう。

経理の転職事情を解説

ここでは、経理職の転職市場の動向、求人数、ニーズなどについて解説します。

経理職の転職市場動向
  • 求人数はIT関連・医療系を中心に増加傾向
  • 大手・中小を問わず即戦力人材のニーズが高い
  • AIで代替できない専門性のある人材が求められている

求人数はIT関連・医療系を中心に増加傾向

経理 転職 求人数
経理職の求人数は、新型コロナウィルスの影響を受け、一時低下傾向にありました。しかし、他業種と比較して影響は小さく、現在は一定の求人数が維持されている状況にあります。

 厚生労働省発表の「一般職業紹介状況(令和3年6月分)」によると、経理職が属する「管理的職業」の有効求人倍率は、平均(0.97)を上回る「1.12」となっています。

また、コロナ禍以降も堅調に業績を伸ばす「IT・Webサービス関連」「医療系」などは、管理部門の体制強化を進めており、経験者を想定した求人が増加傾向にあります。

IT関連、医療系以外では、不動産・建築業界でも、経理職のニーズが高まりを見せています。一方、飲食を中心としたサービス業界の求人は、依然厳しい状況です。

大手・中小を問わず即戦力人材のニーズが高い

経理 転職 即戦力
経理職はその性質上、中途採用は即戦力であることを求められます。コロナ禍以降は、大手・中小を問わず即戦力ニーズが非常に高まりを見せており、未経験から経理職への転職するのは厳しい状況です。

採用した人材が即戦力でなかった場合、経理機能を既存人員のみで担当しなくてはならない期間が生じる、といったリスクがあります。

コロナ禍以前であれば、大手企業を中心として経理職の新卒・未経験者採用も見られましたが、現状、人材を育成する余裕がある企業は少ないというのが実情です。

そのため、中途採用の求人の大半は即戦力となる経験者が対象となっています。

AIで代替できない専門性のある人材が求められている

経理 転職 専門性
経理の分野はAI実用化の影響を受けつつあり、単純作業やデータ分析などの業務をAIに置き換える企業も増えてきています。このことを受け、転職市場でもAIでは代替できない「経理+α」の専門性をもつ人材が、市場価値を高めています。

 AIは、人間の感情などが複雑に関係する業務を不得手とするため、経理職の数字・データ処理以外の部分の代替は、難しいと言う現実があります。

現在、経理職の転職では、スキルや実績はもちろん、仕事に対する姿勢や人柄、コミュニケーション能力も、より一層厳しくチェックされるようになってきています。

さらに、高度な会計知識のみならず、語学力(英語・中国語)が高く、ITスキルなど経理以外の分野のスキルや知見を持つ方が企業から求められています。

企業に即戦力となる・将来性があると判断される人材は、経理業務の遂行能力が高く、監査や税理関連、語学、ITなどに知見があるオールラウンダーです。

【転職前にチェック】経理の平均年収

経理の平均年収は444万円となっており、国内平均の467万円と比較してやや低い位置づけです。※1※2

事務職中では比較的高い部類のため、年収の高さを重要視している転職希望者にもおすすめの職種といえるでしょう。

※1政府統計の総合窓口より ※2国税庁より

経理の年収は他の事務職よりも高い

グラフ

結論から言うと、数あるバックオフィス系の職種の中でも、経理の年収は高いです。他の職種の年収は以下の通りとなっています。

その他の事務職の年収
  • 貿易事務:376万円
  • 翻訳/通訳356万円
  • 一般事務:335万円
  • 営業事務:334万円
  • 秘書/受付:326万円
  • 医療事務:285万円

経理職はやや専門性が高いポジションとなっており、求められる能力の高いです。そのため他の事務職に比べても年収が高いため、中長期的に見ても年収アップが臨めます。

会社の中核を担うポジションである経理は、重要な役割が多く年収が高めに設定されている企業が多いです。

dodaより

【男女別】経理の年収

男女別に経理の年収を見ていくと、男性の方が高い結果となりました。

男女別の年収差
  • 男性:548万円
  • 女性:390万円

経理の場合年数を重ねるごとに任せられる仕事も増えるため、勤続年数が年収に繋がりやすい職種です。出産や結婚といったライフイベントにより、正社員以外の働き方を選ぶ人も多いです。

 アルバイト・パートとして働くと、どうしても年収は下がってしまいます。

また経理職として年収を上げていきたいのであれば、簿記2級以上の資格を取得するなどスキルアップを図ると良いです。

実力よりも年数が給料に反映され安い経理職は、現状男性の年収のほうが高いです。

dodaより

【年齢別】経理の年収

厚生労働省「2020年度の賃金構造基本統計調査」によると、年齢別の経理の平均年収は以下の通りです。

年齢 平均年収
〜19歳 229万円
20歳〜24歳 303万円
25歳〜29歳 370万円
30歳〜34歳 419万円
35歳〜39歳 466万円
40歳〜44歳 467万円
45歳〜49歳 512万円
50歳〜54歳 507万円
55歳〜59歳 523万円
60歳〜64歳 395万円
65歳〜69歳 390万円
70歳〜 394万円

上記で紹介した平均年収よりも下がっているように見えますが、この平均年収は役職者の平均年収を除外し統計を出したものです。

経理の役職者の場合は年収が高いことがわかりますね。

【役職別】経理の平均年収

一般社団法人人材サービス産業協議会によると、役職の場合の平均年収は以下の通りです。

役職の特徴 平均年収
財務・リスク管理・IFRS・IRの責任者や部長以上の案件が中心 1,000万円〜
経理・IRの責任者、マネージャー、リーダー 800万円〜900万円
経理の部長候補、課長、リーダー、スペシャリスト候補 600万円〜799万円

先述の役職者を除外した平均年収と比較すると、およそ2倍ほど平均年収が高い傾向にあります。

 そのため、管理部といっても所属する企業や役職によって年収が大きく変わることを理解しておく必要があります。

経理への転職での志望動機例

書類

経理職を目指す際、状況に応じた志望動機を確立すると良いです。

それぞれの例文が以下にあるため、参考にして下さい。

未経験から経理職へ転職する場合

未経験OKの求人へ応募する場合、なぜ経理を選ぶのか、前職での経験をどう応用できるのかを具体的に伝えると良いです。

また未経験から経理に転職する場合、入社後の研修制度が整っているかも確認しましょう。

未経験から経理職へ転職
現在私は営業職として自社サービスを法人向けにセールスしております。同時にチームの売上管理も行っています。改めて数字管理の大切さに気づきましたが、現状あくまで自分のチーム単位の数字にしかかかりを持つことが出来ません。しかし会社全体の経営に深く携わりたく、貴社の経理職の求人へ応募いたしました。基本的に数字の管理は行っていたため、経理としてのスキルをいち早く身に付け貴社に貢献いたします。

上記例文のポイントは、なぜ別職種である経理を目指すのかが具体的になっていることです。

さらに未経験ながら前職での経験が活かせることを伝えることで、入社後に活躍できる可能性を示せます。

 最初から研修制度に頼るような志望動機を伝えることはNGです。

あくまで自分から学ぶ意思、いち早くて戦力に慣れるよう尽くしていく姿勢を見せると良いでしょう。

未経験から経理職の求人へ応募する場合、転職後に自分が成長できる企業かチェックしましょう。

異業種の経理職へ転職する場合

書類

経理の経験はあるものの、業界を変える場合は、なぜ業界をかるのかしっかりと伝えることです。

前職のスキルは活かせるものの、業界が変わることで新たに覚えなければいけないのでその点は注意が必要です。

異業種の経理職へ転職
現在IT企業の経理職として勤務しています。当社のシステムはメーカの営業や売上管理を行うためのものです。よくお客様とお話をする機会が多のですが、その際にメーカーとして商品を開発し、直接消費者の生活を豊かにしているお話を聞き自分自身も直接的に多くの人の生活を豊かにして行きたいと思いました。そのため今回、貴社の経理職の求人へ応募いたしました。経理としての経験は5年ほどあるため、入社後に商品知識や業界の流れを身に着けていきます。

業界を変える際は、自身の経験からなぜこの業界を目指すのかストーリーを明確にしましょう。

一貫性があるストーリーを伝えられれば、採用担当も志望動機や熱意をしっかり理解し、内定獲得の確立も高まります。

業界知識は入社後いち早く覚えるよう努めると良いです。

同業種の経理職へ転職する場合

業種・職種どちらも経験がある状態で転職をする場合、入社後すぐに活躍できることを伝えると良いです。

同業種の経理職へ転職
現在不動産業界で経理職として努めております。中規模の会社のため、一人あたりの業務も多く4年の経験もと会社全体の売上や経費など、深い部分まで担当しています。そこで今回、貴社が経理部門を立ち上げるとのことで応募いたしました。ベンチャー企業ということで業務が大変なことは覚悟をしており、私がここまで培ったスキルをもとに、いちはやく安定した部署を作り上げていきます。

上記のように今まで何をしてきたのか、またその由来のもと入社後にどのような利益をもたらせるかアピールしていきましょう。

特に業種・職種どちらも経験があれば、企業からの期待も高いため、場合によっては入社後に早期キャリアアップや管理職など最良の大きな仕事も任せられるでしょう。

即戦力として入社する場合、上手くいけば大幅な年収アップも期待できます。

経理への転職を成功させるポイント

経理への転職を成功させるポイント

比較的求人件数の多い経理ですが、そのため転職希望者も多く、優良求人には応募が殺到します。経理への転職を成功させるコツを押さえて、有利に転職活動を進めましょう。

ポイント①志望動機を明確にする

志望動機が現職への不満からの場合、消極的な姿勢がマイナスポイントになります。

書類選考や面接を通過するためには、これまでのキャリアを活かして「この会社でどのような貢献をしたいか」を盛り込んだ志望動機を具体的に伝える必要があります。

 経理未経験者であれば「なぜ経理を目指すのか」も説明できなければなりません。

「前職で叶えられなかった仕事」「次の会社で実現したい仕事」を明確にし、そのための努力やスキルを伝えるのがポイントです。

数字に強い、という抽象的なアピールのとどまらず、経理に関係する資格取得を目指す姿勢など、具体的な事例を提示しましょう。

志望動機の例文
仕事をしながら経理のスキルアップを目指して日商簿記2級を取得しました。経理の勉強と同時に、将来的に決算実務などを目指せる企業探しもスタートし、貴社にたどり着きました。

前職で培ったコミュニケーションスキルを活かして、他部署との調整役として尽力したいです。将来的には簿記の上級資格取得と共に、貴社の経営基盤強化にまで貢献できる人材になりたいと思っております。

このように、取得した資格があればぜひ記入しておきましょう。

ポイント②経理業務に親和性のある経歴をアピール

経理への転職を成功させるポイント

経理業務未経験者でも経理業務に親和性のある経歴があれば、即戦力として採用に積極的になる企業が多い傾向にあります。

経理業務に親和性のある業種例
  • 税理士補助
  • 会計士補助
  • 銀行

税理士や会計士の補助的役割の経験者であれば、税務や会計業務のポジションを募集している求人の選考において有利に働きます。

また、銀行員はスキル面で経理業務との相性が良いため、銀行の規模や経験値によっては経理経験者よりも優遇されるケースがあります。

担当していた業務や、自分が得意な仕事内容をリストアップしてみましょう!

ポイント③キャリアやスキルに合わせた求人を探す

経理への転職を成功させるためには、自分に合った求人を探すのが近道です。

経理未経験であれば未経験者歓迎の求人を、経験者であれば自分のスキルや実績に合ったポジションの求人を見つけましょう。

 経験者が優遇される求人と、他業種のクセがついていない未経験者が優遇される求人があります。

企業が求めるキャリアと求職者のキャリアにミスマッチがあると転職は難しくなります。企業によって求めるキャリアは異なるため、事前のチェックは必須です。

ポイント④経理の転職に有利な時期を選ぶ

経理への転職を成功させるポイント

経理への転職を成功させるためには、求人案件が多い1~2月を選ぶのがポイントです。日本企業は3月末決算の企業が多く、税務申告期限の5月末までの4月・5月が決算業務となります。

 多くの企業経理が繁忙期となる4月手前の1~2月に求人募集を行います。

求人案件が多い時期に狙いを定めて転職活動を行うことで、より希望に合った転職先を見つけられる確率が高くなります。ただし、企業によって繁忙期はこの限りではありません。

希望する業種や企業が決まっている場合は、その業種に絞って求人のタイミングをチェックすると良いでしょう。

経理への転職に役立つ資格

経理への転職に役立つ資格

経理に関わる資格はさまざまで、勤める業界によっても必要となる資格は異なります。

ここでは経理への転職に有効な資格や、経理のキャリア構築に役立つ資格をご紹介します。

日商簿記検定

日商簿記検定は、経理の知識を幅広く網羅できる資格です。学歴や年齢に関わらず受験レベルを選べます。

3級は簿記の基礎的知識、2級は財務諸表が読めるスキル、1級は税理士などの国家資格への足掛かりとなる上級知識が、身に付きます。

 一般的に履歴書に記載して評価されるのは日商簿記2級以上です。

日商簿記2級は、独学でも合格できる可能性の高い資格なので、経理のキャリアアップに適しています。

TOEIC

経理への転職に役立つ資格

TOEICは、英語能力を測るための世界共通テストです。日本での知名度も高く、転職だけでなく昇進に役立つ場合があります。

 就職活動で評価されるのはTOEIC600点以上とされていますが、企業によって評価基準は異なります。

グローバル企業の経理へ転職を希望する場合や、海外を拠点にしているメーカー勤務を考えている人におすすめです。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、総合的な資金計画が立てられるスキルを証明する実用的な資格です。

FPには国家資格である「FP技能士」と、民間資格である「AFP・CFP」の2種類があります。

FP技能士には3級から1級まであり、一般的に就職で評価されるのは2級以上です。FP技能士2級を持っていれば、AFP認定研修の受講・修了でAFP資格を取得できます。

また、CFPは世界標準資格のため、国際的にも評価される資格です。

海外を拠点にする場合はCFPも併せて取得するのがおすすめです。

ビジネス会計検定

経理への転職に役立つ資格

ビジネス会計検定は、財務諸表に関する理解力を証明できる資格です。

簿記検定が財務諸表作成スキルを身につける資格なのに対し、ビジネス会計検定は作成した財務諸表をもとに、企業状況を分析・判断するスキルを身につける資格になります。

 ビジネス会計検定には3級と2級があり、2つの級を同じ日に受験することもできます。

比較的合格を狙いやすい資格で、2級でも独学での資格取得を目指せます。

給与計算検定

給与計算検定は、内閣府認定の「一般財団法人職業技能振興会」が認定している資格です。

2級と1級があり、2級は基本的な給与計算と賞与計算の実務レベルを、1級は年末調整や退職金も含め、給与計算業務全般の実務レベルを証明できます。

企業での給与計算という仕事の重要性は大きく、給与計算のしくみ仕組みを理解した資格保持者の業務によりミスを減らせるというメリットがあります。

スキルの視覚化が難しい経理部門において、客観的な業務スキルを証明できます。

FASS検定

経理への転職に役立つ資格

FASS検定は、経産省が開発した経理・財務の実務に特化した検定です。資産・決算・税務・資金、の4つの分野から出題されるため、日商簿記よりも実務的なスキルが身につきます。

 結果発表は合否ではなく、それぞれの分野をA~Eの5段階評価されます。

実践的な内容の出題と分野ごとの5段階評価で、受験者の課題が一目でわかる検定です。そのため、FASS検定を人材育成の一環として受験推奨する企業も増加しています。

経験者から未経験者まで幅広く人気の検定です。

経理での転職を目指す方におすすめの転職エージェント6選

リクルートエージェント

リクルートエージェント

おすすめポイント
  • 転職支援実績No.1※1
  • 業界最大級の非公開求人数※2
  • 各業界に精通したキャリアアドバイザー
  • 充実した転職サポート

リクルートエージェントの強みは、10万件以上※1の豊富な非公開求人件数です。キャリアアドバイザーのスキルも高く、豊富な転職支援実績で培った転職ノウハウを提供してくれます。

キャリアアドバイザーは企業ごとの特色はもちろん、面接で重視されるポイントや過去にプラス評価された事例など、転職に活かせる情報が充実しているのも魅力です。

履歴書作成や面接での自己PRが苦手な人にもおすすめです。
公開求人数※2022年5月17日時点 191,935件/非公開求人247,524件
経理公開求人数※2022年5月17日時点 2,696件/非公開求人4,010件
主なサービス・機能
  • エージェントサービス
  • 応募書類添削
  • 面接対策
  • キャリアプラン提案
利用可能地域 全国
運営会社 株式会社リクルート

出典:公式サイト
※1-2公式サイトの文言によります。

doda

doda

おすすめポイント
  • 豊富な求人件数
  • 全国各地の幅広い求人情報
  • 転職サイトと転職エージェント両方の機能
  • 転職フェアなど豊富なイベント

Dodaは全国に拠点を持つ転職エージェントで、多くの求人を取り扱っています。非公開求人数も豊富で、登録することで自分の経歴やスキルに合わせた優良求人を紹介してもらえるのが魅力です。

また、転職フェアなどのイベントを活用することで、未経験分野の業界や求人を知るチャンスも生まれます。

業界や職種を絞り切れていない場合は、複数の企業情報を集められるイベント参加がおすすめです。
公開求人数※2022年5月17日時点 13,970件
経理公開求人数※2022年5月17日時点 6,952件
主なサービス・機能
  • エージェントサービス
  • 応募書類添削
  • 面接対策
  • 入社までの手続き代行
利用可能地域 全国
運営会社 パーソルキャリア株式会社

出典:公式サイト

マイナビエージェント

マイナビエージェント

おすすめポイント
  • マイナビエージェント独占求人多数
  • はじめての転職にも安心サポート
  • 企業担当のアドバイザーからのバックアップ
  • 書類添削・模擬面接等の転職対策が充実

マイナビエージェントは、20代、30代などの若手の転職活動を得意とする転職エージェントです。はじめての転職にはもちろん、2回目以降の転職など、求職者の状況に合わせた転職サポートが受けられます。

書類選考通過率をアップさせる応募書類の添削模擬面接など内定率を高めるノウハウが充実しています。

企業の人事担当と直接パイプを持つ企業担当アドバイザーから手厚いバックアップを受けられます!
公開求人数※2022年5月17日時点 37,099件
経理公開求人数※2022年5月17日時点 940件
主なサービス・機能
  • エージェントサービス
  • 応募書類添削
  • 面接対策
  • 内定後のバックアップ
利用可能地域 全国
運営会社 株式会社マイナビ

出典:公式サイト

パソナキャリア

パソナキャリア

おすすめポイント
  • オリコン顧客満足度4年連続No.1※1
  • 転職による年収アップ
  • 業界別キャリアアドバイザー
  • セミナー・相談会を開催

パソナキャリアは、業界専任のキャリアアドバイザーが客観的な視点からスキルや希望に合わせた求人を提案してくれます。また、転職後の年収アップ率は67.1%※2と高く、転職による給与アップを希望する人にとってもおすすめです。

パソナキャリアの求人件数のおよそ70%※3非公開求人です。録することで膨大な非公開求人の中から最適な求人をキャリアアドバイザーが厳選して紹介してくれます。

取引実績も多いため、信頼度も高いですね。
公開求人数※2022年5月17日時点 39,476件
経理公開求人数※2022年5月17日時点 2,867件
主なサービス・機能
  • エージェントサービス
  • スカウト
  • 応募書類添削
  • 面接対策
  • セミナー・相談会開催
利用可能地域 全国
運営会社 株式会社パソナ

出典:公式サイト
※1:https://career.oricon.co.jp/rank_shoukai/
※2-3:公式サイトの文言によります。

type転職エージェント

type転職エージェント

おすすめポイント
  • 非公開求人が充実
  • 転職ノウハウ掲載
  • 各分野専門のキャリアアドバイザーが在籍
  • 海外への求人紹介が可能

type転職エージェントには、各分野に特化したキャリアアドバイザーが在籍しています。そのため、経理職の転職支援経験のある担当者のサポートが受けられます。

また、求人の紹介のほか、模擬面接書類の作成までキャリアアドバイザーと一緒に行うことが可能です。

経理職に詳しい担当者だからこそ、信頼して任せられるでしょう。
公開求人数※2022年5月17日時点 7,190件/非公開求人17,956件
経理公開求人数※2022年5月17日時点 239件/非公開求人656件
主なサービス・機能
  • 求人紹介
  • 転職ノウハウ
  • 書類作成・面接等サポート
  • 転職相談会・セミナー開催
利用可能地域 全国・海外
運営会社 株式会社キャリアデザインセンター

出典:公式サイト

ミドルの転職

ミドルの転職

おすすめポイント
  • 30代、40代のミドル専用ハイクラス求人
  • 専門分野に精通したエージェント
  • 多数の非公開求人、スカウト
  • 大手企業への転職可能

ミドルの転職は、40代以上のミドルクラスの転職に特化した転職エージェントです。経理として経験を重ね、さらに専門的な分野に挑戦したい、キャリアアップを目指したい人におすすめです。

一般的には難しいとされる大手企業の求人や、将来的に経理課のマネージャーへの昇進が見込める求人など、他社では見つけられない経理のハイクラス求人に多く出会えます。

グローバル企業の求人取り扱いも豊富で、海外拠点の勤務地が選べるのも特徴です。
公開求人数※2022年5月17日時点 140,900件
経理公開求人数※2022年5月17日時点 4,200件
主なサービス・機能
  • 求人紹介
  • スカウト
  • 転職ノウハウ
  • コンサルタントとの面談
利用可能地域 全国、海外
運営会社 エン・ジャパン株式会社

出典:公式サイト

よくある質問

日商簿記2級の取得は必須ですか?

必須ではありませんが、日商簿記2級は会計知識の裏付けとなるため、転職の成功につながりやすい資格です。また、経理職の転職市場の動向を見ると、現状、未経験者の経理職への転職は非常に厳しい状況にあります。

日商簿記2級はオンライン受験も可能なので、未経験者の方は転職活動を機に、取得されることをおすすめします。

転職時期を決めていないですが、転職エージェントを利用できますか?
転職時期を決めていない段階でも、転職エーションとの会員登録やサービス利用は可能です。経理職の場合、営業職などと比較して外出機会が限られるため、社内の休憩時間を活用できるようにと、転職活動開始前に転職エージェントに登録される方が多い傾向にあります。
経理職への転職では、面接でどんなアピールをすればよいですか?

即戦力であることが求められるため、定例業務(月次決算など)の経験を的確かつ端的にアピールしましょう。業務効率化や工数削減などを進めた経験なども、面接ではよいアピール材料となります。

また、経理職の業務内容は企業ごとに大きな差がないため、応募書類や面接では志望動機や転職理由が詳しくチェックされます。面接時に志望動機を強く訴えるためにも、企業分析・企業研究は綿密に行っておきましょう。

転職面接では、経理スキルについてどんな質問をされますか?

経理スキルは、即戦力となる人材かどうかを判断する重要な要素のため、スキル部分は詳しく聞かれます。ただ、見栄をはったり嘘をついたりするのは逆効果なので、自分が経験した業務内容や、自分の仕事に対するスタンスを伝えられるよう準備しておきましょう。

スキルに関する主な質問には「連結決算業務経験、月次・四半期・本決算の締め作業経験の有無」「税務の知識の有無」「会計士・税理士とやりとりをした経験」「使用可能ソフト」などがあります。

経理分野で自分にどの程度の市場価値があるのか知りたいです

おすすめなのは、転職サイトや転職エージェントが提供している「市場価値診断ツール」の活用です。「パソナキャリア」「doda」「ミイダス」などが提供しているツールは、web上で簡単に診断が行えるので、ぜひ利用してみてください。

また、より詳細な診断をしたい場合は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談することをおすすめします。

まとめ

今回は、経理職への転職について、役立つ資格や、おすすめの転職エージェントなどをご紹介しました。

事務職と同様に人気があり、競争率が高いとされている経理職への転職も、業界や会社規模、転職活動のタイミングなどを見極めることで内定率がアップします。

自分にぴったりの企業を見つけるためには、転職のプロのサポートを受けるのがおすすめです。
今回の記事を参考にしながら、経理の求人に強い転職エージェント・転職サイトをチェックして、自分に合う企業への転職を成功させましょう。
当サイトでは独自のアンケート調査を行っています。アンケート調査結果の詳細はこちらのページを御覧ください。アンケート調査結果はこちら

関連記事

こちらの記事も合わせて読みたい
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
・本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合がございます。
・本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他の企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事内で紹介されている意見は、意見を提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様等についていかなる保証をするものでもありません。
おすすめの記事