
スタディングの中小企業診断士講座|評判・口コミやメリットも解説
スタディングの中小企業診断士講座は「スキマ時間で中小企業診断士になる」をテーマに掲げたオンライン特化の通信講座です。
またオンラインに特化していることでコストを大幅にカットし、相場の半額以下に抑えたリーズナブルな受講料も話題です。
本記事ではスタディングの講座の特徴や口コミ・評判の傾向、メリット・デメリットなどを詳しく解説します。
- スタディング中小企業診断士講座の基本情報
- スタディング中小企業診断士講座の口コミ・評判の傾向
- スタディング中小企業診断士講座で学ぶメリット・デメリット
- スタディング中小企業診断士講座が向いている人の特徴
スタディングと比較したいおすすめの通信講座もご紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
スタディングの中小企業診断士講座の特徴
- 時短講義中心でスキマ時間に学習できる
- スマホ学習に特化している
- 合格実績が豊富
- 教育訓練給付制度の対象講座もある
スタディングは「スキマ学習」と「スマホ学習」の特化が特徴の通信講座です。
講義動画は2~3分ごとに区切ってスマホで視聴でき、インプット(テキスト・講義動画の視聴)からアウトプット(問題演習・模試受講)も含めて全ての学習をスマホ一つで完結できます。
スタディングの中小企業診断士講座は、修了するとハローワークから給付金をもらえる『教育訓練給付制度』の対象となっており、通常よりもお得に受講できます。
講座の価格例(税込) |
小中企業診断士 1次2次合格コース[2023年度試験対応]
|
主なサポート体制 |
|
合格実績 | 合格者数132名(2021年度実績) |
運営会社 | KIYOラーニング株式会社 |
出典:STUDYing
時短講義中心でスキマ時間に学習できる
スタディングの講義動画は1単元がいくつかのパートに分かれており、ひとつひとつのパートは3~5分程度に区切られています。
そのため通勤・通学・休憩などのちょっとしたスキマ時間に動画講義を見てインプット学習をすることが可能です。
1単元を通して視聴すると1時間前後の時間が必要ですが、0.5~3倍の間で倍速再生ができますので、まとまった勉強時間を作りにくい受講生でも安心です。
スマホ学習に特化している
スタディングはスマホ学習に特化しているため、テキストは基本的にWebのみで提供しており、そのほか問題演習機能や学習支援アプリが充実しています。
また、適切な順番で学べるよう学習計画をガイドしてくれる「学習フロー」や、スタディングで学習した時間や進捗状況を自動で集計・グラフ化してくれる「学習レポート」など学習補助機能も。
今ではほとんどの通信講座がスマホでの講義視聴に対応していますが、学習から学習補助までスマホで完結する通信講座はほとんどないでしょう。
合格実績が豊富
スタディングの中小企業診断士講座は、合格実績が豊富です。
2017~2018年ごろまで合格者は10~20名弱でしたが、ここ4~5年で大幅に合格者数を増やし、受験ノウハウを積み上げてきています。
中小企業診断士は、一次・二次ストレート合格の場合だと合格率5~6%前後の難関資格※だと言われています。
合格できるのかを不安視する声も多いですが、しっかりと勉強すればたとえ難関資格であっても合格を狙えることが分かるでしょう。
※出典:STUDYing
教育訓練給付制度の対象講座もある
スタディングの「中小企業診断士1次2次合格コース スタンダードコース」は、厚生労働省認定の『教育訓練給付』が受けられます。
教育訓練給付とは、条件を満たした人が対象の資格講座を受講・修了したときに、受講費用の20%がハローワークから支給されるという公的な制度です。
給付金は自分で申請手続きをしなくてはいけませんが、受講料20%引きで講座を受けられるのはとてもお得でしょう。
教育訓練給付は合否に関わらず支給されますので、少しでも受講費用を節約したい方はぜひ申請してみてください。※
出典:STUDYing
※修了要件を満たす必要があります。
スタディングの中小企業診断士講座はどう?口コミ・評判の傾向
- スマホさえあれば場所を選ばず勉強できたので忙しい時でもスキマ学習でき便利だった
- 動画がコンパクトにまとまっていて見やすかった。倍速再生が反復学習に役立った
- 教材に無駄がなくとてもわかりやすかった
- 講義やテキスト、問題集のボリュームが少ないと感じた
- 2次試験対策に不安がある
スタディングは「スキマ時間のスマホ学習」をうたっているだけあり、その手軽さや効率性の高さを評価する声が特に多かったです。
スタディングはスキマ時間で効率的に合格を目指すことから、中小企業診断士の広範囲に渡る試験範囲を全て網羅するのではなく、合格に必要な点数が取れるよう講義やテキストの内容を選りすぐっています。
そのため「無駄がなく分かりやすかった」と言う人もいれば「物足りなく感じた」と言う人も。
また、中小企業診断士の1次試験はマークシート方式ですが、2次試験は記述・口述方式です。そのためスタディングのシンプルなテキストや講座の構成では2次試験突破は難しいのではと心配する声もありました。
しかし、スタディングのカリキュラムには2次試験の事例演習講座が組まれており、加えてストレート合格者の実績も豊富なことから「受からないのでは」と過度に心配する必要はないでしょう。
スタディングの中小企業診断士講座で学ぶメリット
- スキマ時間を有効活用できる
- スマホで手軽に学習できる
- フルカラーの分かりやすいテキストを使用できる
- テキストはダウンロード可
- 学習スケジュール管理のサポートを受けられる
- 学習仲間を見つけられる
スキマ時間を有効活用できる
スタディングは講義の1パートが3~5分程度と短く作られており、通勤や通学・休憩中などの隙間時間を有効活用して学習を進めることができます。
動画・音声講座のどちらも0.5~3倍速で再生できるため、忙しい人でもちょっとした時間でインプット学習ができてしまいます。
問題演習もスマホアプリでできますので、空いた時間にサクッと問題を解いて知識の定着が確認できます。スタディングは時間を効率的に使って学習を進めたい人におすすめの講座です。
スマホで手軽に学習できる
スタディングの講座は全てスマホ学習に特化したシステムになっています。動画講義の視聴・問題演習はもちろん、テキストの閲覧やノート取りもオンラインでできます。
お風呂に入りながら問題を解いたり、ベッドの中で寝る前に講義を視聴したり、気分転換にカフェや図書館で勉強をしたいときでもスマホを用意するだけなので、手軽に学習を始められ勉強にとりかかるハードルも低くなります。
また、マルチデバイスにも対応しているので通勤・通学中はスマホ、自宅ではPCを使って勉強と使い分けることもできます。
フルカラーの分かりやすいテキストを使用できる
スタディングのテキストはWeb媒体で提供されているため、全てのページがフルカラーになっています。
スマホ視聴を前提に作られているので、大きな字と明瞭な図解でスマホの小さな画面でもはっきり読めます。
内容についても、分かりやすくかみ砕いた表現と簡単な言葉で説明されており、初めて学習する人でも理解しやすいでしょう。
テキストはダウンロード可
スタディングのWebテキストはすべてダウンロードが可能です。
PDF形式で提供され、スマホ・PC・タブレットで閲覧できるので、紙テキストと違い電車や車での移動中や外出先などいつでもどこでも読みたいときに読むことができます。
もしどうしても電子媒体での閲覧が苦手という人は、テキストのダウンロード後、必要なPDFのページだけを選んで紙に出力してもいいでしょう。
学習スケジュール管理のサポートを受けられる
スタディングには日々の学習をサポートする学習補助機能が充実しています。
中小企業診断士講座には「AI学習プラン」があり、膨大な受講者の学習データを利用して、AIによる分析を行いその人に最も適した学習計画を作ります。
中小企業診断士は出題範囲が非常に広いため、綿密な計画を立てて学習に臨むことが重要です。
スタディングでは計画の作成をAIに任せられるため、ガイドに沿って勉強を進めるだけで効率的で確実性の高い学習が可能になるのです。
学習仲間を見つけられる
スタディングには同じ資格取得を目指す受講生と交流できる「学習仲間機能」があります。
通信講座では、教室通学と異なり受講生同士で声をかけあったり励まし合ったりすることは難しいですが、「勉強仲間機能」を使えば、離れたところにいる受講生同士でも気軽に学習状況をシェアして切磋琢磨できます。
資格学習に際しては「孤独な勉強はモチベーションが下がりやすく、勉強仲間がいる方が学習は継続しやすく合格しやすい」というセオリーがあります。
スタディングの中小企業診断士講座で学ぶデメリット
- 紙テキストは別途費用がかかる
- 質問対応には制限がある
紙テキストは別途費用がかかる
スタディングはオンライン完結講座です。そのため、講義・テキスト・問題集などすべてのコンテンツがWeb上で提供されますので、いつでもどこでも閲覧できる点がメリットです。
しかし、中にはスマホ・PC・タブレットなど電子媒体での閲覧が苦手な人もいるでしょう。
PDF形式のテキストや問題集はすべてダウンロード可能ですので、必要な箇所だけその都度出力して使うこともできます。
質問対応には制限がある
スタディングの質問対応はチケット制です。「Q&Aチケット」を使い、質問1回ごとに1枚消費するシステムになっています。Q&Aチケットはスタンダードコースで5枚、コンプリートコースで10枚ついています。
他の通信講座では無制限の質問対応をコースプランに含んでいるものも多いため、この点はスタディングのデメリットと言えるかもしれません。
ただ、講義自体が初学者向けのため、チケットを使ってまで質問しなければならない場面はそれほど生じないでしょう。
スタディングの中小企業診断士講座が向いている人の特徴
- 費用を抑えて中小企業診断士資格を取得したい
- じっくり学習する時間が取れないので、通勤・通学のスキマ時間を活用したい
- スマホ・タブレットなど電子媒体での学習に慣れている
- 独りでも自己管理ができ、学習を進められる
スタディングの最大の魅力は、なんといっても破格の受講料ではないでしょうか。大手の通信講座では20〜30万円ほどが受講料の相場ですが、それに比べてスタディングの通信講座は最も高額なコンプリートコースでも7万円弱です。※
受講費用のせいで通信学習を諦めた人にはうってつけの講座と言えます。
ただ、学習はすべてオンライン上で行うことになるため、紙のテキストはありません。スマホやタブレット画面での学習を苦に感じない人であれば、ストレスなく利用できるでしょう。
また、スタディングはオンライン学習に特化しているので、講師やスタッフによるサポートはほとんどありません。
※2022年9月時点
スタディングと比較したい!中小企業診断士の勉強におすすめの通信講座2選
クレアール
- 独自の「非常識合格法」で最短合格を狙える
- 「人」による手厚いサポートが充実
- 受験指導歴53年の試験対策ノウハウに期待
クレアールの特徴
クレアールは独自の学習法「非常識合格法」が特徴の通信講座です。
Web通信に対応しており、講義動画の視聴・音声データのダウンロード、PDF形式でのテキスト・問題集のダウンロード・閲覧が可能です。
もちろん冊子教材での提供もあるため、学習方法に合わせて使い分けられます。
クレアールの中小企業診断士講座の特徴
クレアールの中小企業診断士講座は独自の「非常識合格法」に基づいてカリキュラムが組まれています。
試験範囲が広範で難易度の高い内容を、合理的かつ効率的に学ぶことができます。
「なぜそのような解答になるのか」を丁寧に解説し、何度もでも質問に答えてくれるため、サポート体制を重視したい人にはうってつけの講座です。
講座の価格例(税込) |
【2023年合格目標1次2次ストレート合格】
(※WEB通信) |
主なサポート体制 |
|
合格実績 | 記載なし |
運営会社 | 株式会社クレアール |
出典:クレアール
アガルートアカデミー
- 2021年日本コンシューマーリサーチの資格予備校に関する調査「支持率」「口コミ評価」「サポート体制」で1位を獲得
- 「必要なものを必要なだけ」がテーマ。合理的で分かりやすい講義とテキストに強み
- 2つの選べる合格特典と最大20%引きキャンペーン利用でお得に受講できる
アガルートアカデミーの特徴
アガルートアカデミーは2015年創業の比較的新しい通信講座ですが、サポート体制の手厚さや講義の質に定評があります。
講座の特徴は「必要なものを必要なだけ」。無駄な部分を整理し、出題傾向や実績を分析した上で学ぶべき分野や知識に絞った講義やテキストを作っています。
アガルートアカデミーの中小企業診断士講座の特徴
アガルートアカデミーの中小企業診断士講座は、相場と比べて受講料が10万円前後とリーズナブルです。しかし、講師の解説やテキストなど講座の質は高く、初学者でも「分かりやすい」と評判です。
選べる合格特典として「受講料全額返金」「合格お祝い金3万円進呈」があり、最大20%の各種割引も使えるなど、お得に受講できる制度も揃っています。
講座の価格例(税込) |
|
主なサポート体制 |
|
合格実績 | 記載なし |
運営会社 | 株式会社アガルート |
出典:アガルートアカデミー
スタディング中小企業診断士講座のよくある質問
まとめ
スタディングの中小企業診断士講座はキャッチコピーの通り、スキマ時間のスマホ学習でも十分資格取得が目指せるクオリティの高い講座です。
ただ、スキマ時間での学習に特化していることから網羅性は低く、試験範囲をくまなく学びたいという人には向いていません。
また、独学で資格取得を目指す受講生のための学習ガイドやサポートアプリが充実しており、くじけやすい独りでの学習でも上手くツールを使いこなせばモチベーションが維持できるでしょう。
大手の通信講座に比べて歴史や実績は浅いですが、年々合格者数を伸ばしてきており、今後の伸びしろも期待できそうです。