
転職における志望動機・理由の書き方と伝え方!例文18選や面接のコツも解説
転職活動をする中で、履歴書は必ずと言って良いほど必要となる書類のひとつです。
履歴書の志望動機欄は応募先へ自己アピールをするチャンスでもあるため、気合いを入れて熱意を伝えたい部分ですが、志望動機に頭を悩ませる人は多いようです。
そこでこの記事では、転職時の志望動機について詳しく解説します。
- 転職志望動機の例文
- 転職志望動機の書き方のコツ・NG例
- 添削サービスがある転職エージェント
様々なシチュエーションを想定した志望動機の例文や、添削サービスを受けられるおすすめの転職エージェントも紹介するため、ぜひ最後までご覧ください。
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Contents
- 1 【年代別】転職の志望動機|例文3選
- 2 【職種別】転職の志望動機|例文4選
- 3 【未経験・第二新卒】転職の志望動機|例文2選
- 4 【エンジニア・IT系】転職の志望動機|例文2選
- 5 【シチュエーション別】転職の志望動機|例文3選
- 6 【書き出し】転職の志望動機|例文2選
- 7 【締めくくり】転職の志望動機|例文2選
- 8 【転職のカギ】志望動機の書き方のコツ
- 9 転職の際、応募書類と面接では志望動機を変えるべき?
- 10 転職の志望動機NG例
- 11 志望動機で採用担当者が注目するポイントとは?
- 12 志望動機を書くなら転職エージェントの活用がおすすめ
- 13 志望動機を添削してくれる転職エージェント3選
- 14 よくある質問
- 15 まとめ
- 16 関連記事
【年代別】転職の志望動機|例文3選
転職を成功させるためには、履歴書や面接で採用担当に響く志望動機の書き方を抑えておく必要があります。
志望動機は年代によって書き方が変わってくるため、それぞれ20~40代ごとの違いを抑えておくようにしましょう。
志望動機の書き方:20代
20代は経験やスキルが浅く、一般的には即戦力よりも成長性を買われ採用されるケースが多いです。
もちろん今できる能力のアピールも必要ですが、それ以上に「将来いかに活躍できるか」を志望動機に織り交ぜるようにしましょう。
20代 志望動機の例文
上記の様に即戦力ではないとしても、自身の経験から将来の成長が見込めることをアピールすると良いでしょう。
志望動機の書き方:30代
30代は市場で即戦力と判断されるケースも少なくありません。
今の仕事で実績やスキルを磨き、転職後の会社でどれだけ活躍が見込めるかが合否に直結します。
30代 志望動機の例文
30代には管理職を任せたいと思う企業も多いため、転職理由が前向きにスキル・キャリアアップを目指していることを伝えましょう。
志望動機の書き方:40代
40代は即戦力に加え、企業によっては将来の幹部候補など経営サイドを任せたいと思っているケースも多いです。
そのため自分が利益を挙げられるだけではなく、会社全体を巻き込んでいけるような能力が求められるでしょう。
40代 志望動機の例文
上記の例文のように40代が志望動機を伝える際、現在の実績をもとに具体的に何が出来るのかわかりやすく伝えるようにしましょう。
【職種別】転職の志望動機|例文4選
履歴書に書く志望動機とは、なぜその企業で働きたいのか意気込みや熱意を伝える文章です。よって、自分の熱意を企業に伝えられるよう、わかりやすい文章にすることが大切です。
まずは、転職先として人気のある職種の中から以下の4つの志望動機について、書き方などを解説します。
- スーパー
- 事務職
- 看護師
- エンジニア(SE・IT)
- 営業職
- ドライバー
志望動機の作成ポイントや、転職を想定した例文も紹介するため、参考にしてみてください。
①スーパーへ転職する場合の志望動機
スーパーへ転職する際の志望動機文の作成ポイントは、以下の通りです。
- 小売業の中でもスーパーを志望した理由を明確にする
- スーパーの中でもその企業を志望する理由を明確にする
多くの小売業がある中でスーパーを志望する理由・応募する企業を志望する理由は、特にしっかりと伝えたいポイントです。
上記のポイントを踏まえ、アパレル企業からスーパーに転職する場合を想定した志望動機の例文を紹介します。
例文 |
私は、地域の住民の方々に喜んでもらえるような店づくりに貢献したいと思い、貴社を志望いたしました。 私は以前アパレル企業で販売の仕事をしておりました。お客様に商品を提供する小売業には、非常にやりがいを感じております。 一方で、もっと幅広いお客様の要望に応えたいとの思いがあり、生活に密着したスーパーに興味を持ちました。 そんな折、貴社で行っている配達サービスが多くのご高齢のお客様に利用されていることを知りました。 地域の高齢化に対応し、たくさんの人々に喜ばれる取り組みをいち早く導入するなど、貴社の積極的なサービス展開に惹かれています。 入社できましたら、今後の貴社と地域のために貢献したいと存じます。 |
このように、志望するスーパーならではの強みや魅力を具体的に伝えることが大切です。これまでの経験の中で生かせるポイントがあれば、積極的にアピールしましょう。
②事務職へ転職する場合の志望動機
事務職へ転職する際の志望動機文の作成ポイントは、以下の通りです。
- 独自性のある志望動機を考える
- どのように能力を発揮し、会社に貢献できるかを自分の言葉で伝える
転職希望者の多い事務職は、他の志望者と差別化できる志望動機が必要です。
どのような点に魅力を感じたのか、入社したらどのように能力を発揮できるのかなどを自分の言葉で表現できれば、オリジナリティのある志望動機文になるでしょう。
上記のポイントを踏まえ、飲食店スタッフから事務に転職する場合を想定した志望動機の例文を紹介します。
例文 |
私は、積極的な戦略を展開する貴社を事務の面から支えたいとの思いから、貴社を志望しております。 5年間飲食店スタッフとして働いてきましたが、接客だけでなく売上の管理や売上報告書の作成、アルバイトのシフト管理などの事務業務にも携わってまいりました。 このような業務に行ううちに、事務という仕事に興味を持ち、日商簿記3級やOfficeツールの資格を取得いたしました。 海外進出やオンライン販売などを行う、積極的な貴社の方針に魅力を感じ、私も一社員として今後の会社の成長に貢献していきたいと考えています。 |
このように、あらかじめ事務職に役立つ資格を取得しておくと、志望動機欄に記入してアピールできます。これまでに事務業務の経験があれば、ぜひ記しておきましょう。
③看護師へ転職する場合の志望動機
看護師へ転職する際の志望動機文の作成ポイントは、以下の通りです。
- 応募する施設の魅力を盛り込む
- ポジティブな表現を使う
- 長く働きたい気持ちをアピールする
看護師が転職する場合の志望動機文には、転職先の施設ならではの魅力や特徴を盛り込みつつ、その施設に転職したい理由を記載しましょう。
以前の職場に不満があった場合は、ポジティブな表現に変換することがポイントです。
看護師不足に悩む施設は多いため、長期で働きたい気持ちが伝わる志望動機を作ることも大切です。
上記のポイントを踏まえ、看護師がより専門性の高い施設へ転職する場合を想定した例文を紹介しましょう。
例文 |
よりレベルの高い現場で、専門性を深めていきたいということが、貴院で働きたい理由です。 私は透析クリニックに勤めてまいりましたが、もっと専門的な知識や技術を学びたいという気持ちが常々ありました。 そんなときに腎臓内科や糖尿病内科といった専門的な外来診療を行う貴院を知り、非常に興味を持ちました。 自身の看護技術を向上させ、高いモチベーションで働くことで貴院に貢献したいと思っております。 |
このように、これまでの経験をアピールしながらも技術を向上させる熱意を伝えることがポイントです。
④エンジニア(SE・IT)へ転職する場合の志望動機例文
エンジニアへ転職する際の志望動機文の作成ポイントは、以下の通りです。
- 足りない知識やスキルを習得する向上心をアピールする
- 自分の将来像と企業のビジョンが合致していることを伝える
エンジニアと呼ばれるシステムエンジニアやプログラマーなどの職種は、専門知識やスキルを重視される傾向があります。
また、足りない知識やスキルを習得する向上心をアピールすると良いでしょう。
自分の将来像と志望する企業のビジョンがマッチしていることで、いかに貢献できるかを志望動機文で伝えるのが理想的です。
上記のポイントを踏まえ、未経験者がシステムエンジニアに転職する場合を想定した志望動機の例文を紹介します。
例文 |
私は現在営業の仕事をしています。自らの働きかけで多くのお客様に価値を提供できる営業という仕事のやりがいは大きいものの、モノづくりに対する夢を捨てきれないため転職を考えております。 私は小さい頃からプログラムを考えることが好きで、大学時代には情報工学を専攻いたしました。在学中から趣味でアプリ製作もしております。 高い技術力を持つスタッフが意見を出しながら新しいものを開発できる貴社の環境に惹かれ、そんな魅力的な企業でスタッフとして働きたいと考えています。 自身に不足している知識や技術力を今後も習得しつつ、貴社に貢献できるよう努力いたします。 |
このように、異業種からの転職を目指す場合でも、エンジニアに関連する経験があればぜひアピールするのがおすすめです。
⑤営業職へ転職する場合の志望動機
営業へ転職する際、まずは以下のポイント抑えておきましょう。
- 前職で営業としての成果をどれくらい上げたのかを伝える
- 営業の中でもなぜこの商材を選ぶのかを明確にする
営業は会社の利益を生むポジションのため、どれほどの実績があるか見られるケースが多いため、事前に伝えておくことがぽんとです。
例文 |
私は、前職でシステム販売を中心に、法人営業の新規開拓を行っていました。年間の目標件数に対し120%上乗せで結果を残せたこともあり、今回は同社のリーダーポジションでさらなる成長をしたく応募しました。 今までは自分の売上をベースに仕事を進めていきましたが、さらなるキャリアアップを考えた際に、マネジメントや教育といったスキルも必要だと思い、転職活動を進めていた際に御社の求人を目にしました。 リーダー層の募集で、なおかつ取り扱う商材が前職と近いこともあり、入社後は営業の即戦力として、ゆくゆくはリーダーとして活躍できると感がています。 |
⑥ドライバーへ転職する場合の志望動機
ドライバーへ転職する場の志望動機は以下のとおりです。
- 数ある職種の中でなぜドライバーなのか
- 継続的に活躍できる素養があるか
ドライバーは免許さえあれば経験や資格が不問といった求人が多いからこそ、なぜドライバーを選ぶのかが重要視されます。
例文 |
今までは接客業として多くの人に触れてきましたが、その商品がいつも円滑に届くことは物流業界のおかげだと意識し始め、実際に自分が多くのお店の販売基盤を支えるドライバーを目指したいと感じるようになりました。 接客業は合計6年間経験しており、クレームやメンバーの急な退職などいくつも大変なこともありましたが、その都度周りと協力して乗り越えてきました。ドライバー自体は初めての経験ですが、こういった逆境を周りと協力して乗り越えることで培った忍耐力は新しい分野への挑戦で活かせると思っています。 入社後はまずは、1つのでも多くの業務を覚え、一人前のドライバーとして多くの人の生活を支えられるような存在になりたいと考えています。 |
【未経験・第二新卒】転職の志望動機|例文2選
未経験業種への転職や第二新卒の転職では、どのように志望動機を書いたら良いのでしょうか。
ここからは、未経験業界へ転職する場合と第二新卒で転職を目指す場合の志望動機やポイントを解説していきます。
未経験業界へ転職する場合の例文
未経験業界へ転職する際の志望動機文の作成ポイントは、以下の通りです。
- 志望理由をはっきりさせる
- 不足しているスキルを補う方法などを盛り込む
未経験からその業界を志望するには、何か理由があるはずです。その志望理由を明確にできると、仕事への意欲をアピールできるでしょう。
未経験から転職する場合、スキルや知識の不足は企業も想定内です。
上記のポイントを踏まえ、未経験業界へ転職する場合を想定した志望動機の例文を紹介します。
例文 |
前職では総務をしておりましたが、自分の成果を評価していただける営業という仕事に興味を持ち応募いたしました。 国内外の企業と積極的に取引されていることも、魅力に感じている点です。 国際的にも幅広い企業との取引がある貴社なら、私の語学力を活かせるのではないかと考えております。 未経験ではありますが、総務で培ったコミュニケーション力も活用しつつ、貴社と取引先との関係性をしっかりと築いていきたいと考えております。 |
このように、前職で身につけたスキルや経験をどのように未経験の業種に生かせるのかを明確にすることがポイントです。
第二新卒で転職する場合の例文
第二新卒で転職する際の志望動機文の作成ポイントは、以下の通りです。
- 退職理由をポジティブに書く
- 学ばせてもらうスタンスにならない
一般的に、新卒入社後勤続3年未満の求職者を第二新卒と呼びます。
良い印象を持たれるには、前職で叶えられなかったことを踏まえつつ、今後どのようになっていきたいかをポジティブに表現することが大切です。
またスキルアップしたいと考えて転職をする人に多いのが、学ばせてもらいたいスタンスの志望動機です。
よって、今の自分のスキルがどう活用できるのかと同時に、自主性を持って学んでいく意思があることを伝えましょう。
上記のポイントを踏まえ、第二新卒の看護師が病院から介護施設に転職する場合を想定した志望動機例文を紹介します。
例文 |
2年間看護師として総合病院に勤務する中で、多くのご高齢の患者様と接する機会がありました。 日々の業務において、患者様がどのような看護を望んでいるのかを汲み取り、ニーズを満たすよう努力してまいりました。 その経験を、より専門的な現場で活かしたいと考えております。介護現場は初めてですが、積極的に技術を習得し、ご高齢者の方一人ひとりに寄り添った看護をすることが目標です。 |
このように、たとえ前職で不満があって退職した場合でも、以前の職場を批判する表現を使わないことを心掛けましょう。
【エンジニア・IT系】転職の志望動機|例文2選
エンジニアなどのIT業界においては、経験者のステップアップと未経験からのジョブチェンジで志望動機の書き方が大きく変わります。
エンジニア・IT系の志望動機:未経験者
未経験からIT人材を目指す際、「なぜIT業界を選んだのか」明確な理由が必要です。
未経験からIT人材を目指す志望動機の例文
上記の例文のように、自分の現状とどの様な気持ちの変化でIT業界を目指すか、志望動機に落とし込めると良いです。
エンジニア・IT系の志望動機:経験者
優秀なエンジニアが不足している現在、経験者は優遇されやすいですが即戦力として何が出来るのか採用担当に伝えることが重要です。
IT業界経験社の志望動機の例文
上記の例文のように、「具体的にどう戦力になるか」を実績ベースで志望動機に加えるようにして下さい。
【シチュエーション別】転職の志望動機|例文3選
転職時の志望動機は、シチュエーションによって強調すべきポイントが異なります。
この章では、3つのシチュエーション別に志望動機例文を紹介するので、参考にしてみてください。
- スキルアップが理由のとき
- 同職種へ転職するとき
- ネガティブな理由で転職するとき
スキルアップが理由のとき
スキルアップを目指して転職する場合は、どのようなスキルをどう活かしたいのか、具体的に記載することがポイントです。
採用側が「具体的に何ができて、どのように活躍できそうな人か」を判断できるようにしましょう。
スキルアップが理由のときの志望動機例文 |
営業部ディレクターとしてさまざまな部署や顧客とやりとりしていた経験を活かして、管理職として多岐に渡る業務に携わりたいと考えていたところ、貴社のプロジェクトマネージャー候補求人を拝見いたしました。 チームマネジメント、スケジュール管理、コスト意識、業務の効率化などで培ったスキルを最大限に発揮し、ぜひ貴社で貢献したいと考えて志望させていただきました。 |
スキルアップにつながる経験やノウハウがあることを記載し、現実性をアピールしましょう。
同職種へ転職するとき
現職では目指せないポジションや魅力、仕事内容が応募企業にはあることを含めることで、採用側に「なぜ同職種へ転職するか」を理解してもらうことがポイントです。
現職の批判など、ネガティブイメージを与えないよう注意しましょう。
同業種へ転職するときの志望動機例文 |
これまで紙媒体を中心に取り扱っている広告代理店の営業職として従事してきましたが、Webや動画などの幅広い提案を通じて、より多くの課題を解決したいと考えるようになりました。 貴社の求人を拝見し、顧客ニーズに合わせた柔軟な企画提案から成果に繋げている点に大変魅力を感じました。これまで営業職で培った経験を活かして、顧客に寄り添った課題解決に貢献したいと考え、志望させていただきました。 |
応募企業の強みや仕事内容を理解したうえで志望していることが伝わるようにしましょう。
ネガティブな理由で転職するとき
ネガティブな理由で転職する場合は、ポジティブな理由に変換することがポイントです。
現職や前職に不満がある場合は、「次の職場ではどのような働き方が理想か」を考えると、ポジティブに変換しやすいのでおすすめです。
ネガティブな理由で転職するときの志望動機例文 |
これまで、個人に目標やプロジェクトが割り振られ、1人で完結する仕事に従事していましたが、チームでこそ成果を最大化できるのではないかと感じるようになりました。 チーム一丸となって複数のプロジェクトを進めている貴社の求人を拝見し、営業職で培ったコミュニケーションスキルやマネジメントスキルを活かして、チーム一人ひとりの力を最大限の発揮することで成果をあげたいと考え、貴社を志望いたしました。 |
思うような働き方ができなかったという不満を、理想の働き方に転換した例文です。
【書き出し】転職の志望動機|例文2選
履歴書や職務経歴書に志望動機を記載する際、採用側が「読み進めたい」と感じる書き出しにすることが重要です。
この章では、アピール内容別の書き出し例を2つ紹介します。
- 経験・実績をアピールするときの書き出し
- 熱意・やる気をアピールするときの書き出し
経験・実績をアピールするときの書き出し
経験や実績をアピールしたい場合は、応募企業で活かせる経験や実績から書くのがポイントです。
客観的な評価や数値が含まれていると、より訴求力が高まります。
経験・実績をアピールするときの志望動機例文 |
営業事務で培ったパソコンスキルやコミュニケーションスキルを活かして、業務の効率化や生産性向上など、組織力向上に努めたいと考えています。 前職では、業務の重複などの無駄を見つけて改善提案し、リーダーとして取り組んだところ、月平均●時間の残業時間削減につながりました。 |
実際の成果も記載することで、採用側は「自社でどのように貢献してくれるのか」と先を読み進めたくなります。
熱意・やる気をアピールするときの書き出し
応募企業の商材や仕事内容をしっかりと調べたうえで、考え方や方針に沿った熱意・やる気をアピールすることがポイントです。
どの会社にも当てはまる熱意・やる気は、「なんでこの会社を志望したのか」につながりにくいので、「この会社だからこそ」のエピソードを含むと本気度が伝わります。
熱意・やる気をアピールするときの志望動機例文 |
私は将来、人々の生活に寄り添った家具の提案・販売をしたいと考えています。 「家具で暮らしを豊かにする」という貴社の理念に深く共感し、家具を販売するだけでなく、家具を通じて幸せなライフスタイルを作り上げている点に魅力を感じました。 |
キャリアビジョンを踏まえて熱意・やる気をアピールすると、長期的な活躍をイメージできるのでおすすめです。
【締めくくり】転職の志望動機|例文2選
志望動機の最終部分にあたる締めくくりは、最も印象に残る重要なポイントです。
採用側が「求めている人材かどうか」を最終判断する部分でもあるので、これから紹介する例文をもとに、好印象を与える締めくくりを考えてみましょう。
- 経験・実績をアピールするときの締めくくり
- 熱意・やる気をアピールするときの締めくくり
経験・実績をアピールする時の締めくくり
これまでの経験や実績を、応募企業で具体的にどのように発揮するのかを、求める人材像と照らし合わせて記載するのがポイントです。
独りよがりなアピールとならないよう、企業が求めている人材像や活躍イメージを入念に調査して、マッチした内容にすることが重要です。
経験・実績をアピールするときの志望動機例文 |
これまで大学のキャリアセンターで新卒学生や第二新卒と接してきた経験を活かして、貴社の人事部で即戦力として活躍したいと考えています。 特に、学生に響く採用活動を通じ、採用力向上や優秀な人材の確保、および組織力の強化に貢献したいと考えて志望させていただきました。 |
実際に現場の声を聞いていたという経験や実績があることを強調し、即戦力として期待できるイメージを与える例文です。
熱意・やる気をアピールするときの締めくくり
たとえば未経験業種であっても、「活躍したい」「貢献したい」などの熱意・やる気を具体的に記載すれば、好印象につながります。
転職は即戦力を求められていることが多いので、「学びたいです」という熱意・やる気は、マイナスイメージを与える可能性もあるので注意しましょう。
熱意・やる気をアピールするときの志望動機例文 |
ぜひ成果にこだわる貴社で、これまでの営業経験を活かして、幅広い分野で活躍したいと考えております。 1年間営業成績が1位であった手法やスキルを最大限に活かすことはもちろん、社内や部署内にも共有・教育することで、会社全体の売上アップに貢献したいと考え、志望させていただきました。 |
「成果にこだわる」という応募企業の考え方と、「会社全体の売上アップに貢献」という熱意・やる気がマッチしている例文です。
【転職のカギ】志望動機の書き方のコツ
志望動機を書くときにはコツがあります。「志望動機が書けない」「どんなふうに書いたらいいかわからない」という人は、ここで紹介する3つのコツを参考にしてみてください。
- 志望動機を難しく考えすぎない
- 先に構成を作成し、結論から書き出す
- その会社を選んだ理由を明確にする
①志望動機を難しく考えすぎない
志望動機が書けない人の中には、志望動機を難しく考えすぎている人がいます。
よって、自分がどのような思いで転職をしたくて、なぜその企業に魅力を感じたのかを、自由に書き出してみましょう。
さまざまな企業に使いまわせるような志望動機では、採用担当者にインパクトを与えられません。志望動機は難しく考えすぎず、まずは自分の気持ちに正直に書き出してみることから始めましょう。
②先に構成を作成し、結論から書き出す
志望動機の構成は、以下の4ステップを意識してみましょう。
- 結論「なぜその企業を志望したのか」
- 理由・詳細
- その企業を選んだ理由
- 入社したらどのようなことをやりたいのか
構成があいまいだと、伝えたいことがぼやけてしまい、熱意や思いが伝わりにくくなってしまいます。
ここで注目してほしいのが、結論から書き出すこと。「なぜその企業を志望したのか」が志望動機文での結論にあたります。
その後、具体的なエピソードや経験などから根拠を述べ、その企業を選んだ理由へ話を続けます。構成を意識すると話をスムーズに展開させることが可能です。
③その会社を選んだ理由を明確にする
志望動機を書く上で、その企業を選んだ理由は非常に重要です。なぜなら、理由をしっかりと伝えることで、その企業に対する熱意や働く意欲をアピールでき、他の志望者との差別化が図れるからです。
「その企業の強みや魅力」は、自分の見解でも構いません。
また、必ずしも企業側が考えている強みと合致するとは限りません。外部者が感じている魅力と企業が考えている強みが違う可能性があることは、企業側も分かっているでしょう。
しっかりとリサーチした上で感じたことであれば、自信を持って自分の言葉で表現しましょう。
転職の際、応募書類と面接では志望動機を変えるべき?
応募書類に書いた志望動機と同じことを面接で話しても問題ありません。
とは言え、内容を暗記しているかのような棒読みでは、自分の思いを伝えることができないだけでなく、良い印象も与えられません。
そこで、ここでは直接採用担当者にアピールできる面接において、効果的に志望動機を伝える方法を紹介しましょう。
- 具体的なエピソードや説明を加える
- 言い方を変えたり、かみ砕いた表現を用いたりして伝える
①具体的なエピソードや説明を加える
志望動機欄に書ききれなかったエピソードや説明をプラスして話すと、説得力が増し、より深く思いを伝えられます。
志望動機は、面接で内容を深堀することも想定しながら書いてみましょう。
②言い方を変えたり、かみ砕いた表現を用いたりして伝える
面接と応募書類でまったく同じ言い回しで話すのは、面白みがあるとは言えません。
声に抑揚をつけるのもおすすめです。「話す」という機会を味方につけると、アピールにつながります。
転職の志望動機NG例
ここからは、転職の志望動機としてマイナスな印象を与えてしまうNG例を紹介します。
- 志望動機が漠然としている
- 転職理由に一貫性がない
- 働く条件のみが動機になっている
①志望理由が漠然としている
「例文をそのまま書いたのでは?」と思われるような漠然とした志望動機では、その企業で働きたい熱意が伝わりません。
事前にしっかりとリサーチをしてから、志望動機文を書き始めるようにしましょう。
②転職理由に一貫性がない
転職によって叶えたいことが転職理由である場合、転職理由と志望理由には一貫性があるはずです。
例えば「専門的な業務ができる企業へ転職してスキルアップしたい」という理由で転職をする場合、「専門的な業務経験が豊富な点に魅力を感じた」という志望動機であれば一貫性があるでしょう。
転職理由には一貫性を持たせて、説得力のあるアピールをしましょう。
③働く条件のみが動機になっている
働く条件ばかりが志望動機だと、「条件が良い企業があったらすぐに辞めてしまうかもしれない」という不安を企業側に抱かせてしまいます。
前職の条件が悪くて転職する場合は、つい条件に目が行きやすいもの。そんな時こそ、応募先の仕事内容や企業の魅力をリサーチし、志望動機に含めるように意識しましょう。
志望動機で採用担当者が注目するポイントとは?
ここでは、志望動機で採用担当者が注目するポイントを具体的に解説します。
- 応募者に熱意や意欲があるかどうか
- 長期間働いてくれる人材であるかどうか
- 求める人物像と応募者がマッチしているかどうか
応募者に熱意や意欲があるかどうか
採用担当者は、志望動機の内容から「求職者がどの程度の就職意識を持っているのか」を判断しようとします。
仮に、応募書類で能力の高さや経験の豊富さが十分アピールされていても、志望動機の内容から熱意や意欲が感じられない場合、就業意欲が足りないと評価が下げられる可能性が高く、書類選考通過は困難となります。
志望動機には「他の企業ではなく、応募企業を選んだ理由」「その企業でやりたい仕事、担いたい役割」などを具体的に書き、意欲や本気度をアピールしましょう。
長期間働いてくれる人材であるかどうか
企業は採用者の入社後の定着率を重視します。そのため、採用担当者は志望動機から「求職者が自社で長い期間働いてくれる人材かどうか」を見極めようとします。
採用担当者は、志望動機や転職理由が「自社への転職」によって満たされるのであれば、長期間定着して働いてくれる可能性が高いと判断します。
長期間働ける人材であることをアピールするためには、志望動機には企業に感じる魅力を伝えましょう。
また、その魅力が「自分のやりたいこと」「将来のキャリアビジョン」とどのようにつながっているのか、具体的にわかりやすく書きましょう。
求める人物像と応募者がマッチしているかどうか
採用担当者は、志望動機から「自社のニーズにマッチする人材かどうか」も判断します。
志望動機は、「求職者がどの程度応募先企業のことを深く調べ研究しているか」「その結果を踏まえ、企業で自分の経験やスキルをどのように活かせると考えているか」が、よく表れる項目です。
企業側の求人ニーズが正しく理解できていない場合、志望動機は説得力がなく、採用担当者の興味をひかないありきたりなものとなります。
採用担当者の心を動かせるよう、企業研究で企業が求める人物像をしっかりつかみ、志望動機でその人物像にマッチした自分の実績・強みをアピールしましょう。
志望動機を書くなら転職エージェントの活用がおすすめ
転職時志望動機をまとめることに悩みや不安をかけているのであれば、転職エージェントの活用がおすすめです。
大きく分けて3つのメリットがあるので、志望動機の作成に悩みを抱えている人は、以下の解説を参考にして下さい。
アドバイザーの知識が豊富
転職エージェントに所属するアドバイザーは年間何人もの志望動機を添削しているため、プロ目線で的確なアドバイスをくれます。
特によくある悩みや、その人特有の迷いをもとに、様々な角度からアドバイスをくれるため、一人で志望動機を考えるよりも良いアイディが生まれてくることも。
面接の受け答えや熱意を伝えることには自信があるものの、書類選考に苦手意識を感じているのであれば、まずは転職エージェントへ相談してみるのも良いでしょう。
職種や業種ごとに効果的な書き方を教えてくれる
次に転職エージェントがおすすめの理由として、志望動機のアドバイスのパターンが豊富なことです。
特に職種や業種ごとに効果的とされる志望動機には差があるため、テンプレートを使いまわしていくとなかなか書類選考の突破か難しい一面もあります。
興味のある求人のタイプが異なり、様々な業種、職種の選考を受ける予定であれば、転職エージェントのサポートは心強い味方となるでしょう。
第三者目線でのアドバイスがもらえる
最後のメリットとしてあげられるのが、第三者目線でフェアなアドバイスを受けられる点です。
自分一人で志望動機を感がていると、どうしても偏りが出たり、客観視できない一面も出てくるでしょう。
フェアな立場からのアドバイスをもらうことで、より質の高い志望動機が確立され、書類選考の突破率もさらに高まります。
志望動機を添削してくれる転職エージェント3選
自分で志望動機を完成させる自信がない場合や、アドバイスしてほしい場合は、応募書類を添削してくれる転職エージェントに登録することをおすすめします。
ここからは志望動機を添削してくれるエージェントを3つ紹介しましょう。
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運営会社 | 株式会社マイナビ |
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得意分野 | 総合求人 |
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運営会社 | エン・ジャパン株式会社 |
出典:https://enagent.com/first-time/service-results/
よくある質問
また、書き出しで「自社の求める人材に合っているかどうか」を見極める採用担当者も多いので、書き出しはインパクトのある文章となるよう心がけましょう。
ジェネレーターなどのツールを使って志望動機を作成した場合は、そのまま文章を使用するのではなく、推敲などを行い「自分の文章」にしておきましょう。また、第三者に読んでもらい、アドバイスを受けるのもおすすめです。
まとめ
今回は、転職時には欠かすことのできない志望動機について、書き方のコツや例文などを解説しました。
志望動機はつい難しく考えてしまいがちですが、記事内で解説したいくつかのコツを押さえながら書き進めてみてください。
自分で書いた志望動機が不安な場合は、応募書類の添削をしてくれる転職エージェントの利用もおすすめです。
転職エージェントを利用すれば、応募先に好印象を与えられる応募書類の書き方についてアドバイスしてもらえるだけでなく、より自分に合った求人を紹介してもらうこともできます。
今回解説した内容を参考に、志望動機でスキルや熱意をしっかりと伝え、理想の転職実現を目指してみましょう。
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