
東京海上日動の年収は?評判や残業代・ボーナス事情も徹底解説
東京海上日動へ転職を検討するも、事前に年収や評判を把握しておきたい人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、実際に東京海上日動で働いている社員の声をもとに、年収や評判、残業代などの実態を解説していきます。
- 東京海上日動の平均年収(職種別・年齢別)
- 東京海上日動の口コミ・評判
- 東京海上日動の残業代・ボーナス事情
Contents
東京海上日動の基本情報を解説!
東京海上日動は国内大手の損害保険会社で、知名度、実績の両面絡みても高い人気を誇ります。
業界最大手企業の一つであり、毎年転職希望者も多いため、転職を考えている人は事前対策に十分な時間を確保すると良いでしょう。
会社概要
東京海上日動は、創業から150年弱と非常に歴史のある会社で、詳細は以下の通りとなっています。
社名 | 東京海上日動火災保険株式会社 |
創業 | 1879年(明治12年)8月 |
資本金 | 1,019億円 |
代表者 | 広瀬 伸一 |
従業員数 | 17,176人 |
所在地 | 東京都千代田区大手町二丁目6番4号 |
【職種別】東京海上日動の平均年収を解説
東京海上日動の平均年収は1,412万円と極めて高く、業界はもちろん国内の様々な企業と比較してもトップクラスを誇ります。※
ただあくまでこの金額は全体の平均なので、職種別の詳細は以下を参考にしてください。
- 営業
- 損害サービス
- 事務
※有価証券報告書より
営業
まずはじめに営業職の平均年収は702万円となっていますが、最低で250万円、最高で2,500万円とレンジに相当な差があります。※
保険業界の営業は基本的に成果が年収に大きく影響されますが、東京海上日動も例外ではありません。
東京海上日動では上司との面談が年数回設定されており、その面談と前年の成績で年収が決まります。
ランクも細かく区切られているため、自身の成果に応じて基本給が決まります。
地域限定社員の場合
ただし、業務内容が同じでも「地域限定社員」となると年収に差が開くようで、一部の地域限定社員からは低い評価が挙げられています。
そのため東京海上日動で給料アップを考えるのであれば、全国どこでも対応できるグローバル職として入社し、成果を上げていくことがおすすめです。
損害サービス
次に損害サービスの平均年収ですが、647万円となっており、営業職の次に高い結果となりました。※
損害サービスの社員からは、残業の制度が変わり、以前と比較して残業代が多く支払われたとの声が多数挙げられています。
営業同様にボーナスが年収に占める割合は多く、年収アップを考えるのであれば成果を出し、賞与額アップを目指すことがおすすめ。
成果を上げ課長代理あたりまで昇進すると、年収1,000万円も視野に入ってくるため、営業の次に年収面で人気のある職種です。
事務
最後は事務職ですが平均年収579万円と高く、多くの社員が満足しています。
ただ営業や損害サービスとの大きな違いは、ある程度年功序列で年収が決まる点です。
しかしベースが高いため、ある程度の期間耐えられればその後は年収は高くなります。
常にプレッシャーと隣合わせでも年収を優先するのであれば営業職、昇給が緩やかだとしてもストレスのないワークスタイルを臨むのであれば事務職など、希望条件と合わせて考慮すると良いでしょう。
【年代別】東京海上日動の平均年収を解説
東京海上日動の平均年収を年代別に見ていくと、20代から50代までで2倍以上の差が出ています。
それぞれの年代に関して、詳細は以下を確認してください。
- 20代
- 30代
- 40代
- 50代
20代の平均年収
東京海上日動の20代の平均年収は457万円となっており、人によりばらつきがありますが、まだ1,000万円を狙うには難しいと言えるでしょう。
営業職であれば初年度から多額のボーナスも狙えますが、事務職などのバックオフィスは入社10年ほどは年収は定期昇給です。
また毎年多くの新卒を採用する東京海上日動ですが、新卒の年収は一律となっているため、20代の平均年収が他よりも低い要因と言えるでしょう。※
職種 | 院卒 | 大卒 |
グローバルコース | 247,140円 | 228,670円 |
エリアコース | 200,470円 | 189,350円 |
特にエリアコースの年収は低く、院卒であってもグローバルコースの大卒未満の初任給となっています。
加えてエリアコースは短大からも応募が可能で、初任給は178,730円です。
入社数年で実力次第で年収が変動しますが、職種によっては初年度の年収が低く、ボーナス次第では他の企業と大差ない社員も少なくありません。
※openworkより
30代の平均年収
次に30代の平均年収ですが746万円となっており、20代の平均年収よりも300万円も高いです。※
前述通り事務職が年功序列であったり、営業職も初年度は差が出づらい一方で、10年を過ぎたあたりから年収に差が生まれてきます。
ごく一部ですが30代前半ですでに1,000万円オーバー、30代後半ともなると最大で1,300万円を超える社員も存在します。
ただ一方で、30代後半でも年収500万円前後の社員もいるため、このあたりから成果による年収差は広がってくるでしょう。
40代の平均年収
40代になると平均年収が1,049万円と大台を突破し、多くの社員が高い給料を手にしています。
課長や部長代理など、マネジメントスキルが問われるポジションへステップアップする人も増えてくるため、基本給も全体的に高くなっていくでしょう。
また年収が上がりづらい事務職も、40代では800万円を超える人が出てくるため、全体的にどの職種も年収が高いです。
年功序列の風土もある程度残っている東京海上日動では、40代を境目にほとんどの職種で高い年収が手にできます。
50代の平均年収
最後に50代の平均年収ですが1,130万円と最も高く、中には2,000万円に迫る社員も存在します。※
特に営業や損害サービスの年収が高く、20年以上の経験を積み確かなスキル・知識をつけ活躍している社員が多いようです。
50代となるとほとんどのメンバーは役職につき、部下やチーム、支店単位のマネジメントを任されています。
仕事量や責任も大きく増える一方、比例して年収も大幅にアップされるため、社員からはポジティブな意見がほとんどです。
東京海上日動の評判・口コミをご紹介
東京海上日動で実際に働く社員から寄せられている、評判や口コミを紹介していきます。
職種ごとの異なるため、転職したい職種の口コミを参考にしてください。
営業の評判・口コミ
営業の良い評判・口コミ
- 組織全体が同じ方向を向いているため、周りのフォローが手厚い
- ベースコンピテンシーが似ている点は働きやすい
- 成果次第で年収が伸ばせる
- 若手でも賞与で200万円を超えるなど、収入面は高水準である
営業職に関しては、同じマインドや指針を持った社員が多いため、連携が図れて切磋琢磨できる環境との声が目立ちます。
また売上を上げている多くの社員が、年収面に関しても満足しているようで、やはり成果主義の給与形態の人気は高いです。
さらには風通しの良さにも一定数の高い評価が寄せられており、同じ方向を向いているからこそ、正しい意見は積極的に採用してくれるとのこと。
営業職のイマイチな評判・口コミ
- 実力はもちろんだが、意外と上司や周りからの目線も気にしなければならない
- 収入面以外のやりがいがない
- ネームバリューを武器に営業ができるが、個人のスキルが身についているかは疑問
一方でイマイチな口コミとして、実力に加え社内営業の必要性を感じている社員も少なくありません。
特に営業として賞与を上げるのであれば、売上数字はもちろん直上しからの評価も重要です。
また年収2,000万円を超える社員も在籍する営業職ですが、東京海上日動の名前を武器に営業をしていくため、やりがいを見失ってしまうとの声も目立ちます。
年収は高いものの、それ以上にスキルが身についているのか、社会の役に立っているのかなど、疑問を抱えてしまう社員も一定数いるようです。
損害サービスの評判・口コミ
損害サービスの良い評判・口コミ
- 新卒入社で損害サービスに配属されると半年の研修があり、安心してキャリアがスタートできる
- 毎週水曜日は残業なしなど、労働環境の改善に進んでいる
- 女性社員に対してサポートが強く、産休・育休など休みが取りやすい
- 有給が比較的取得しやすく、働き方は満足です
損害サービスに勤めている社員からは、主に働き方に関する良い評判・口コミが寄せられています。
特に女性の働き方に対しては力を入れているようで、産休・育休が取得しやすく、ライフイベントとの両立が実現可能。
さらに新卒社員に対しては約半年の研修を行っていたり、残業無しの曜日を設定するなど、損害サービスは働く環境にこだわりを持つ人におすすめです。
損害サービスのイマイチな評判・口コミ
- 男性が少なく、少々窮屈に感じる
- 思うように年収が上げられない
- 古き良き風習を大切にしている感じがあり、年功序列の節がある
一方でネガティブな評判としては、女性の働きやすさに注力する一方、男性社員がやや窮屈に感じるとのこと。
また営業職と比較して中々年収が上げづらいため、年収アップに重きをおいている人とはやや相性が悪いでしょう。
さらに損害サービスの部署に関しては、年功序列の雰囲気が強いため、早期出世を望む人はやや不満を感じているようです。
事務の評判口コミ
事務の良い評判・口コミ
- いろいろな業種と取引があるため、自身のスキルアップに繋がる
- 事務は実績以外にもプロセスを評価してくれる風潮がある
- 福利構成、人間関係共に良い
- 休暇が取りやすく、プライベートは充実させやすい
事務の評判としては、取引業界がさまざまであるため多角的な知識が身につくとの声が挙げられています。
本来ルーティンワークになりがちな事務職ですが、複数の業界と取引があるからこそ、自身のスキルアップに繋がるとの声も多いです。
また休暇が取得しやすかったり、福利厚生が整っていたりと、労働環境に関しても良い評判が多数。
事務のイマイチな評判・口コミ
- 基本的に長く続けられる要素は多いが、配属先のチームにより環境は大きく異る
- 特にこれといった働きがいを見つけることが難しい
- 頑張らずとも自動的に給料が上がるためモチベーションが保ちづらい
事務は配属先の上司、メンバーによって良し悪しが左右されるケースが大きく、自分ではどうしようもないことからイマイチな評判・声もあげられています。
さらに年功序列の風土が強い事務職では、よく言えば着実に昇給できるい一方で、やりがいやモチベーションが見つけづらいとの声も多いです。
他の部署と比べなかなか実力でアピールが難しいため、プロセスを評価して貰う必要があるものの、評価基準も上司により変動。
そのため評価制度に一貫性がないのではないかとの声も、一部の事務職からは聞こえています。
東京海上日動の残業代・ボーナス事情を解説
東京海上日動の特徴として、多額のボーナスも一つのポイント。
ボーナス、残業に付いての詳細を以下で解説していきます。
東京海上日動の残業代
個人差はありますが、東京海上日動の残業代は約5~10万円ほどとなっています。
以前までは残業代が少ないとの声もあげられていましたが、現在はみなし残業制度に改定がえられ、以前よりも残業代が増えたとの声が寄せられています。
特に営業や損害サービスはどちらかというと実力が優先されるため、年収アップを考えるのであれば、賞与額をあげていくよう努めることがポイントです。
東京海上日動のボーナス
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主なサービス(機能) |
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公開求人数 | 311,566件※2022年11月25日現在 |
利用可能地域 | 全国 |
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出典:リクルートエージェント
※求人情報は2022年12月30日時点のものです。
※厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および 4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2021年度実績を自社集計)2022年6月時点
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運営会社
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公開求人数
−※2022年11月25日現在
利用可能地域
全国
拠点
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出典:マイナビエージェント
※求人情報は2022年12月30日時点のものです。
ビズリーチ
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ビズリーチは年収1,000万円以上のハイレベルな求人を多く扱っているので、登録しておいて損はないでしょう。
運営会社
株式会社ビズリーチ
主なサービス(機能)
得意分野・特徴
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公開求人数
84,488件※2022年11月25日現在
利用可能地域
全国
拠点
東京/名古屋/大阪/福岡/静岡/広島
出典:ビズリーチ
※求人情報は2022年12月30日時点のものです。
まとめ
東京海上日動の特徴として、200万円を超える賞与、2,000万円以上の年収など給料面においては高い評判が集まっていました。
一方で部署によっては年功序列があるなど、職種によって違いがあるため、東京海上日動へ転職する際は、自分の目指す職種を重点的に研究すると良いでしょう。
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