2017年12月19日
企業の人材採用支援を行う株式会社ONE(読み:オーエヌイー、本社:東京都新宿、代表:山﨑圭一郎)は、関東圏内の中小企業の人事担当を対象に、「人事業務に関するアンケート調査」を実施しました。
現在の日本が「慢性的な人手不足」「採用難である」ということは周知されつつありますが、そのような状況の中で特に人事担当の頭を悩ませていることは何なのか。採用に苦戦する人事担当の本質的な悩みを把握し解決するために、本調査を行いました。
「人事業務の中で最も困っていること」を聞いたところ、半数以上が「求人手法の選定」と回答しました。
「求人手法の選定」53%、「求人原稿の制作」11%となっており、求人募集の準備段階で困っている人事担当が64%とかなりの割合を占めています。
一方で、時間的拘束があり、ある程度のスキルも必要となる「面接」の割合は8%となりました。
応募者とのスケジュール調整などを行う「面接設定」、応募者のエントリーシートを確認する「書類選考」の割合と合わせても19%と、「求人手法の選定」には遠く及びませんでした。
人事担当のメイン業務という印象を持つ「選考・面接」の業務より、「求人の準備段階」に悩んでいる人事担当が圧倒的に多いということが分かりました。
求人手法の選定時に困っている理由を調査した結果、「違いが分からない」が38%と最多でした。
一口に求人手法と言っても、ハローワーク・求人広告・人材派遣・人材紹介など主要なものだけでも様々な手法があります。近頃はSNSを使ったソーシャルリクルーティングなども加わり、人材採用の手法はさらに多様化しています。
「よく利用する求人手法」を聞いたところ、「求人広告」が88%で最多となりました。
求人手法を「求人広告の掲載」に決めた場合、さらにそこから「どの求人サイトに掲載するか」を無数にある中から選定しなくてはならず、悩みの種は尽きないようです。
そのため、自由回答の中には「どの求人サイトも同じに見える」「求人サイトごとの特徴を知らない」「どの方法が自社に合っているのか分からない」といった意見が多く見受けられました。
中小企業の場合、「人事担当が少ない」「他業務と兼務している」ことが多く、人事業務に十分な時間を割けないケースがよくあります。
「中途採用の人事担当は何名か」を聞いたところ、半数が1名しかいないと回答しました。また、1~2名程度の少数体制で人事業務に当たる割合が85%にも及ぶことが分かりました。
Q2「求人手法の選定時に困っている理由」の回答の内、「時間・人手不足」が3番目に多い8%となったことも、納得がいく結果と言えます。
人材採用支援事業を行う当社では、「求人サイトの違いが分からない」「時間がなくて手が回らない」という人事担当の悩みを解決するべく、求人サイトごとの会員属性や料金などをまとめた資料を提供しています。
お客様からは、「複数のサイトをまとめて見比べることができて便利」というようなお声をよくいただきます。また、「この求人サイトは知らなかった。どんな特徴があるの?」など、次の提案に繋がるような会話も生まれます。
※上記はサンプル用のため、求人サイト名は伏せ、数字やプラン名などは実際の資料とは異なります。
厚生労働省が発表した10月の有効求人倍率は1.55倍となり、前月を0.03ポイント上回りました。
高度経済成長期の1974年1月以来、43年9ヶ月ぶりの高水準で、人手不足であることが伺えます。
全国のハローワークで仕事を探す人1人に対して、何件の求人があるかを示す数値。
有効求人数÷有効求職者数で算出し、倍率が1を下回れば仕事を探している求職者が多く、上回れば人材を探している企業が多いことを示します。
出典:厚生労働省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000186006.html)
調査名称 | 人事業務に関するアンケート調査 |
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調査対象 | 中小企業の人事担当者 |
調査期間 | 2017年7月15日~2017年9月8日 |
調査方法 | 顧客に対するアンケート調査 |
有効回答数 | 131サンプル |
実施機関 | 株式会社ONE(オーエヌイー) |
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