コーポレートサイトとは?目的や役割、作成するメリット、必要なコンテンツについて

コラム

コーポレートサイトとは?目的や役割、作成するメリット、必要なコンテンツについて

人材データベース こんにちは。企業サイト・採用サイト制作の「株式会社ONE」です!

コーポレートサイトとは、企業の商品やサービス、概要から採用まであらゆる情報を発信しているサイトのことです。

このコーポレートサイトを有効に活用し、採用や集客強化につなげる企業が増えています。

この記事では、コーポレートサイトとは何か、他のサイトとの違い、魅力的なコーポレートサイトを作成するポイントを解説します。

目次

【1】コーポレートサイトとは?

【2】コーポレートサイトの目的と役割

【3】コーポレートサイトのメリット

【4】コーポレートサイトと他サイトの違い

【5】コーポレートサイトの基本コンテンツ

【6】できれば用意したいコンテンツについて

【7】デザイン・構成が参考になる事例サイト

【8】まとめ

【1】コーポレートサイトとは?

コーポレートサイトとは、多種多様なユーザーに向けて、自社を紹介する目的で作成された企業の公式サイトです。

コーポレートサイトには、
• 会社概要
• 商品・サービス紹介
• お知らせ
• 採用情報
といった情報が掲載されています。

他にも、顧客からのお問い合わせフォームや資料ダウンロードフォーム、求職者からの応募を受け付けるコンテンツなど、事業成長に活用できるツールです。

また、近年は一つのサイトにあらゆる情報を集約させるのではなく、
• 会社の情報…コーポレートサイト
• 自社のサービスや商品情報…サービスサイト
のように、複数のサイトを立ち上げる企業が増えています。

【2】コーポレートサイトの目的と役割

コーポレートサイトの新規作成や、リニューアルを検討している企業も多いでしょう。

良質なコーポレートサイトを作成するためにも、その役割や作成の目的について理解しておくことが大切です。

2-1顧客への情報提供

コーポレートサイトには、企業名で検索してサイトを訪れるケースが見られます。

例えば、会社の基本情報やサービス内容、料金など顧客からのニーズが高いコンテンツを充実させることで、顧客の要望に応えられます。

顧客が求める情報を提供すれば、集客にもつなげられるでしょう。

2-2求職者への情報提供

求職者は現在募集している職種、待遇と併せて企業理念やビジョン、取り扱い中のサービスなど、あらゆる情報を応募の判断材料にしています。

コーポレートサイトは、求職者への情報提供の場となるため、求人対策としても重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

2-3株主への情報提供

株主や投資家は、コーポレートサイトの情報を判断材料の一つにしています。
IR情報を投資家に詳しく伝えることにより、企業活動への投資や協賛につなげられます。

【3】コーポレートサイトのメリット

コーポレートサイトを作成することで期待できるメリットはいくつかありますが、その中でも、特に大きなメリットを3つ紹介します。

3-1企業理解、企業イメージの向上

コーポレートサイトを訪問したユーザーが、企業に対する理解を深めることで、企業イメージの向上も図れます。

自社が求めるイメージに合わせたコーポレートサイトを作成できれば、企業のブランディングも期待できます。

3-2集客の強化

コーポレートサイトを通じて、集客の強化が期待できます。

自社のコーポレートサイトが検索エンジンで上位表示されるようになれば、より多くのユーザーに対して、自社の存在をアピールできるでしょう。

信頼性の高いコーポレートサイトを制作できれば、ビジネスチャンスの拡大にもつながります。

3-3採用の強化

効率よく優秀な人材を確保するのにも、コーポレートサイトが役立ちます。

サイト内には、会社案内だけでなく、新卒・中途採用も含めた求人情報を掲載できます。

企業理念や自社が求める人材を明確に示すことで、応募者とのマッチング度を高められるため、採用確度も向上するでしょう。

【4】コーポレートサイトと他サイトの違い

コーポレートサイト以外にも、複数のサイトを所有している企業は少なくありません。
主なサイトとの違いを知ると、コーポレートサイトについてより深く理解できるでしょう。

4-1サービスサイトとの違い

サービスサイトとは、自社の商品やサービスを紹介しているサイトのことです。
コーポレートサイト内でも、自社のサービスや商品を紹介しますが、大半は簡易的な内容のみで詳細情報は掲載しません。

サービスサイトでは、自社サービスや商品を詳しく説明することで、ユーザーの興味を惹きつけて集客や売り上げアップに導けます。

4-2ECサイトとの違い

ECサイトは、自社の商品やサービスを販売するためのサイトで、商品の販売を目的にしています。

コーポレートサイトでは、プレスリリースのように商品・サービスに関する情報発信が中心であり、一般的に販売はしません。

4-3採用サイトとの違い

採用サイトとは、採用に特化したサイトです。

コーポレートサイト内でも、求人情報の掲載や募集を行いますが、採用をより強化したいときは、専用のサイトを設けて求人募集するケースが多く見られます。

4-4オウンドメディアとの違い

オウンドメディアとは、自社で運営しているあらゆるサイトのことです。

広義の意味では、コーポレートサイトもオウンドメディアの一つですが、Web業界で使用される狭義のオウンドメディアに、コーポレートサイトは含まれません。

4-5ホームページとの違い

ホームページとは、本来トップページを指す言葉です。

しかし、一般的にはWebサイトそのものと認識されているため、相手がどちらの意味で使っているのかを把握する必要があります。

【5】コーポレートサイトの基本コンテンツ

コーポレートサイトを作成することになったら、基本的な構成を抑えて必要な情報の提供に努めましょう。ここでは、基本となるコンテンツについて解説します。

5-1会社概要

会社概要とは、どのような会社なのか、連絡先や住所といった会社の基本情報を掲載するページです。

会社概要には、
• 会社名
• 代表者名
• 所在地
• 資本金
• 設立日
• 事業概要
• 取引銀行
• 役員名
• 連絡先(住所・電話番号)
の項目を明記しましょう。

住所は、地図情報と合わせることで分かりやすく情報を提供できます。

また、従業員数や取引先も明記すると、会社の信用度を高められます。情報量が多いと見づらくなるので、表にまとめるなど工夫しましょう。

5-2自社の強み

自社がどのような強みを持っているか、顧客にどのようなメリットをもたらせるかを掲載しましょう。

というのも、購入や求人応募の判断材料を得るために、同業他社との違いをチェックするユーザーも多いからです。

5-3サービス・商品の紹介

顧客を獲得するために、顧客に対してどのようなサービスを提供しているのかを分かりやすく伝えましょう。

主要なサービス・商品の特徴やスペックを記載します。

また、料金や資料、お問い合わせなど、ニーズに合わせた導線を分かりやすく用意することで、ビジネスチャンスを広げられます。

商品やサービスを多数取り扱っている場合は、ページを複数に分けるなど、ユーザーに配慮したWebサイトに仕上げましょう。

5-4サービス・商品の価格

自社の商品やサービスを購入、利用するときの価格も、検索需要の高い情報の一つです。

価格を明示したくない場合は、資料請求やお問い合わせから、価格情報を提供できるように検討してみましょう。

5-5実績

一般的に、ユーザーは実績がない企業の商品やサービスに対して抵抗を感じやすいため、過去の実績を掲載しましょう。

販売実績や開発実績などが多いほど、ユーザーに安心感を与えられます。

また、実績内容や取引先の社名を具体的に紹介することで、ユーザーからの信用度も高まるでしょう。

5-6お知らせ/最新情報

ユーザーに最新の情報を提供するコンテンツも欠かせません。

具体的には、
• 年末年始の営業時間
• 新商品やサービスの告知
• セミナー案内
• 最新のトピック
などの情報について掲載します。

トップページの目立つ場所に日付と共に掲載して、詳細ページにリンクを飛ばすのが一般的です。

最新情報の更新が多いほど、マメな情報発信に努める会社だと印象づけられます。

5-7お問い合わせフォーム・資料請求フォーム

営業時間外でもユーザーが問い合わせられるよう、お問い合わせフォームと、資料請求フォームを用意しましょう。

時間を気にせず、自由に問い合わせや資料請求ができる状態を整えておくと、機会損失を防げます。

5-8個人情報保護方針(プライバシーポリシー)

名前や電話番号、メールアドレスなど、ユーザーの個人情報を扱う場合、個人情報の取り扱いに関する情報を掲載しなくてはなりません。

コーポレートサイトのフッターや問い合わせフォームにリンクを貼るのが一般的です。

5-9サイトマップ

サイトマップとは、サイト全体のページ構成をリスト化したものです。
一般的に、ユーザー向けと検索エンジンのロボット向けの2パターンを用意します。

【6】できれば用意したいコンテンツについて

ユーザーにとってより満足度の高いコーポレートサイトを作成するために、できれば用意しておきたいコンテンツがいくつかあります。

6-1よくある質問(FAQ)

ユーザーからの問い合わせが多い事項については、答えと共にあらかじめ掲載しておきましょう。

このページを設けると、ユーザーが問い合わせる手間を省けるため、顧客対応の負担を軽減できます。

また、他のページで掲載しきれなかった情報は、このページで補足しましょう。

6-2お客様の声

第三者であるお客様の声を掲載することで、顧客に安心感を与えられます。

例えば、お客様がどのような課題を抱え、自社のサービスや商品でどのように解決したのかを紹介すれば、商品・サービスの魅力を分かりやすく伝えられます。

お客様の声を掲載するときは、インタビューやセリフ形式で行うとリアリティが増すでしょう。
信頼度を高めるためにも、良い評価だけでなく、ネガティブな意見も掲載することが大切です。

6-3採用情報

求職者の多くがコーポレートサイトをチェックしているので、採用情報も掲載しましょう。

自社が求める人材から応募してもらうためにも、会社独自の文化や価値観、社員紹介など、マッチング度合いを判断する情報が欠かせません。

求人情報に加えて、入社後のイメージを抱きやすくするためのコンテンツがあるとより効果的です。

6-4IR情報

IR情報とは、投資判断に必要な情報を提供するもので、上場企業に必須のコンテンツです。

経営状況や財務状況、業績動向、投資家向けのメッセージなどを掲載しましょう。

6-5代表メッセージや社員の紹介

代表者のメッセージや社員の紹介で、会社のイメージアップを図りましょう。

代表者の写真と共に会社のビジョンや理念を掲載し、やりがいを持って仕事に取り組む社員を紹介することで、求職者の志望度を高められます。

6-6スタッフブログ

会社の魅力や状況をリアルタイムで発信できるスタッフブログも、コーポレートサイトへのアクセス数増加に一役買ってくれます。

ユーザーから親近感を持ってもらうために、社員の日常を紹介したり、誠実さをアピールするために会社の事業報告をしたりと、コンテンツを充実させましょう。

顧客になり得るターゲット層に刺さる情報を発信すれば、問い合わせや購入につながる可能性が高まります。

6-7実績一覧

企業の実績紹介ページを作成しましょう。

内容や数字、取引先などを具体的に記載した方が、会社としての信頼度が高まります。

また、文字だけではユーザーの印象に残りづらいため、画像や動画を駆使するなど、多くの人に興味を抱かせるページ作りに努めましょう。

【7】デザイン・構成が参考になる事例サイト

ユーザーにとって魅力的なコーポレートサイトを作成するには、デザインや構成が重要なポイントです。

ここでは、デザインや構成が参考になるサイトをいくつか紹介します。

7-1コーポレートサイト | SANKOU! | Webデザインギャラリー・参考サイト集

トップページのデザインをギャラリーで紹介しています。
トップページを見ただけで、どのようなことをやっている会社なのかを把握できるようなサイトが理想ですので、同じ業種のサイトのデザインを参考にしてみましょう。

https://sankoudesign.com/category/corporatesite/

7-2コーポレートサイト・事務所 | Web Design Clip | Webデザインギャラリー・クリップ集

コーポレートサイトのトップページは、ユーザーが最初に訪れるページですので、インパクトの強さが求められます。

トップページを見ただけで企業理念や、打ち出したい内容を把握できるようなページ構成やデザインの参考になります。

https://webdesignclip.com/category/company/

7-3企業・コーポレートサイト WEBデザインのリンク集 - イケサイ

知名度の高い企業のコーポレートサイトのデザインを中心に掲載しています。クオリティが高いので、魅力的なサイト作りの参考になります。

https://www.ikesai.com/cat/corp/

【8】まとめ

コーポレートサイトとは、会社概要、商品やサービス、採用情報まで、様々な情報を発信しているサイトのことです。

コーポレートサイトのコンテンツが充実していると、集客力強化や効率の良い採用活動に役立ちます。

ECサイトなど他のサイトとの違いや、ユーザー満足度につながるコンテンツなどを理解し、コーポレートサイトの作成やリニューアルに役立ててみましょう。

監修・執筆:ONEライターチーム

監修・執筆:ONEライターチーム

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