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看護師転職

看護師の職務経歴書の書き方は?例文や注意しておきたいポイントも紹介

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「看護師の職務経歴書はどう書けばいいの?」と迷っている人も多いのではないでしょうか。

看護師の転職にあたって、職務経歴書は必須です。履歴書とあわせて提出するケースが多数見受けられます。

しかし、実際に職務経歴書を書き進めようとしても、どのように書いたらいいかわからない人も多いことでしょう。

そこで本記事では、看護師の職務経歴書に関する以下の項目についてご説明します。

この記事でわかること
  • 看護師の転職に必要な職務経歴書とは
  • 職務経歴書を書く際に気をつけるべきこと
  • 看護師におすすめの職務経歴書の書き方

この記事を読めば看護師の転職に役立つ職務経歴書の書き方がわかるだけでなく、職務経歴書を書く際に気をつけるべきことを把握できます。

これから職務経歴書を書こうと考えている人はもちろん、看護師の転職を視野にいれている人もぜひ参考にしてみてください。

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看護師の転職に必要な職務経歴書とは?

看護師の転職に必要な職務経歴書とは?

看護師を転職する際に、職務経歴書は欠かせません。しかし、職務経歴書とは一体どのような書類なのでしょうか。

職務経歴書のおもな記入方法もあわせて確認していきましょう。

職務経歴書とは
  • 職務経歴書と履歴書の違いとは
  • 職務経歴書の記入方法はおもに3種類

職務経歴書と履歴書の違いとは

まず、職務経歴書の履歴書の違いからご説明します。セットで提出することが多い職務経歴書と履歴書は明確に役割が異なる書類です。

 職務経歴書は業務経験を詳細に書き出し、実績やスキルをアピールするための書類です。

採用側に働いている姿をイメージしてもらう狙いがあります。

一方履歴書は、求職者のプロフィールを採用側に知ってもらうための書類です。一般的に学歴や職歴、趣味や特技などを記載します。

履歴書は大まかな形式があるものの、職務経歴書にはこれといったフォーマットはありません。

効果的なアピールをするために、職務経歴書は求職者の工夫が求められる書類です。

職務経歴書の記入方法はおもに3種類

職務経歴書の記入方法はおもに3種類

職務経歴書にはフォーマットの決まりがありません。しかし、おすすめの書き方が3種類あります。それぞれの特徴を確認していきましょう。

職務経歴書の書き方
  • 編年体形式
  • 逆編年体形式
  • キャリア形式

編年体形式

編年体形式はこれまでの経歴を時系列にまとめる形式です。3種類のなかで一番オーソドックスなタイプなので、迷ったらこの形式を選んでみてください。

 編年体形式のメリットは、採用側が履歴書と照らし合わせながら職務経歴書をチェックできる点です。

職務経歴書と履歴書をセットで確認できるので、採用側もあなたの経歴を理解しやすいでしょう。

編年体形式で書く際は単調にならないように、レイアウトにこだわるのがおすすめです。

記号を適度に使用してみてください。

逆編年体形式

逆編年体形式

逆編年体形式は直近の経歴から書いていくタイプです。文字通り、編年体形式の逆バージョンと聞くと理解しやすいでしょう。

 逆編年体形式の利点として、最近の職歴をアピールしやすい点が挙げられます。

直近の職歴が志望先の仕事内容に近い場合や看護師として大きくステップアップしたなら、逆編年体形式がおすすめです。

逆編年体形式に職歴を記載する際は、いつの職歴なのかわかりやすく記入することが求められます。

一目で職歴がわかるような工夫をしておくとよいでしょう。

キャリア形式

キャリア形式は期間・年数で職歴をまとめるのではなく、キャリアごとに経歴をまとめていく形式です。

 例えば、小児科の職場を3回・内科の職場を2回経験したのであれば、「小児科看護師」「内科看護師」とまとめます。

キャリア形式にすることで、どのような経験を積んできたのか一目でわかりやすくなるのがメリットです。

ただし、採用側にとって時系列がわかりにくい場合があります。いつの職歴なのかきちんと書いておきましょう

キャリア形式は転職回数が多い人やさまざまな経験を積んできた人におすすめです。

看護師が職務経歴書を書く際に何を気をつければいい?

看護師が職務経歴書を書く際に何を気をつければいい?

看護師が職務経歴書を書く際、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。具体的に4つのポイントをご紹介します。

職務経歴書を書くときに気をつけるポイント
  • 見やすいレイアウトを心がける
  • 簡潔にポイントをまとめる
  • アピールしたい情報を盛り込む
  • 可能な限りパソコンでまとめる

見やすいレイアウトを心がける

職務経歴書を書くうえで、見やすいレイアウトを心がけることが必須項目です。採用側が見やすいように、工夫することが求められます。

 可能な限り、記号や数字などを使用するのも効果的です。【】や※など必要に応じて使用すると格段に見やすくなります。

例えば、【職務経歴】や【業務で心がけていたこと】の様にしておくと、採用側がポイントごとに注目できます。

わかりやすいレイアウトを心がけておくと、自分自身も面接前に確認しやすいというメリットを得られるでしょう。

一目で何が書いてあるかわかるようにしておくことが重要です。

簡潔にポイントをまとめる

簡潔にポイントをまとめる

職務経歴書を書く際は、簡潔にポイントをまとめましょう。ダラダラと長文を書くのではなく、箇条書きでまとめるのも有効です。

 簡潔にポイントをまとめておくことで、採用側に何をアピールしたいのか分かりやすくなるメリットがあります。

簡潔にポイントをまとめるには、結論を先に持ってくることを意識するとよいでしょう。伝えたいことが瞬時に分かる職務経歴書に仕上がります。

職務経歴書を書きはじめる前に、伝えたいことを整理しておくのもおすすめですよ。

アピールしたい情報を盛り込む

職務経歴書はこれまでの経歴やスキルをアピールする書類です。そのため、アピールしたい情報を上手に盛り込みましょう

 ここで参考にしておくべきなのが、病院・クリニックなど職場が求める人材像です。

例えば、「患者に寄り添える看護師」「地域医療に密着した看護師」など、職場によって求める人物像は異なります。

職務経歴書でアピールする際は、職場が求める人物像と合致するようにまとめておくのがおすすめです。

採用側が「この人と働きたい!」と思ってもらえるような工夫をしましょう。

可能な限りパソコンでまとめる

パソコンを操作する女性

職務経歴書を書く際はできる限りパソコンでまとめるのがおすすめです。なかには「手書きのほうが熱意が伝わるのでは?」と考える人もいるでしょう。

 しかし、手書きの場合、レイアウトを整えるのが難しい場合があります。

結果的に読みにくい職務経歴書が出来上がることも少なくありません。

 パソコンで職務経歴書を作成すると、文字の大きさやフォントなど簡単にレイアウトを整えられるメリットがあります。

また、パソコンで作成すると書き直しが簡単です。職場に合わせて職務経歴書を書き分けることもできます。

手書きの場合、書き損じたら一から書き直さなくてはならず、労力や時間がかかってしまいます。

【例文あり】看護師におすすめの職務経歴書の書き方

ナースステーション

ここからは、看護師におすすめの職務経歴書の書き方をご紹介します。例文もあるのであわせてチェックしてみてください。

看護師におすすめの職務経歴書の書き方
  • 日付・氏名・タイトル
  • 経歴概略
  • 職務経歴
  • 業務で力をいれたこと
  • 自己PR

日付・氏名・タイトル

日付と氏名は右詰めで記載します。また、日付は職務経歴書を提出する日付を記載しましょう。

 職務経歴書を作成した日付ではないので、記入する際は注意が必要です。

タイトルは中央部分に記入します。日付や氏名よりもやや文字を大きくし、「職務経歴書」と記載しましょう。

採用側が一目で何の・誰の書類なのか分かるようにすることが大切です。

経歴概略

聴診器を構えた看護師

例文
小児科病棟・内科病棟で5年間看護師業務に従事しました。3年目から毎年プリセプター業務を経験しています。

経歴概略はこれまでの経歴を簡単にまとめる項目です。長々と書きすぎないよう、あくまで2~3文でまとめるとよいでしょう。

 どのような病院・施設で何年働いたかわかるように記載してください。

その際、プラスアルファでアピールしたいことがあれば、あわせて書いておくのもおすすめです。

職務経歴

例文
<医療法人◯◯会 ●●病院>
病床数:250床
診察科目:小児科・内科・救急科・産婦人科・整形外科
期間:2018年4月~2021年12月
担当業務:・小児科に配属後、病棟全般の看護業務を行う(3年間)
∟小児患者様のケア、術後の個別生活指導
・内科に配属後、病棟全般の看護業務を行う(2年間)
∟術後リハビリや生活指導、急変対応
・プリセプターとして新人教育(3年間)

職務経歴を記入する際は、病院名・病院の基本情報・業務期間・担当業務を項目ごとにまとめましょう。

 病院名は法人を略さず、正式名称で書くように心がけてください。診察科目も漏れがないように気をつけましょう。

担当業務は文章で書くのもよいですが、なるべく簡潔にまとめておくと採用側がチェックしやすいのでおすすめです。

プリセプターや委員会、研究発表などの経験があればあわせて書いておきましょう。

業務で力をいれたこと

防具服をきてモニターを見る看護師

例文

・小児患者様のケアをする際、患者だけでなくご家族にも寄り添うことをモットーにしていました。不安を取り除くことを常に意識しています。

・内科では急変患者様の些細な体調変化を見逃さず、適切なケアにつなげるアセスメント能力を身につけました。

・3年目からプリセプターとして新人教育を担当しています。業務の方法をただ教えるのではなく、課題解決が自らできる新人を育成できるよう、尽力しています。

業務において力をいれたことを記入する際、箇条書きにしておくと分かりやすくまとめられるのでおすすめです。

あなたがどのような意思をもって働いているか、採用側がチェックする項目となります。気合を入れて書き進めましょう。

「この人はうちの病棟・クリニックに合いそうだ」と思ってもらえるとベストです。

自己PR

例文

一人ひとりの患者様に寄り添ってサポートすることが得意です。過去に経験した小児科・内科ともに、患者様から「あなたが担当でよかった」とお褒めの言葉をいただきました。

また、新人教育にも評判があります。業務を教えるのはもちろん、真に自立した看護師を育成できるよう、課題解決力を重視して教育を担当しています。

自己PRの項目にはこれまで働いた経験をもとに、自分の長所やアピールポイントを書いていきましょう。

 自己PRは具体的なエピソードがあるとより効果的です。

説得力が増すようなエピソードがないか、職務経歴書を書く前に思い出してみるとよいでしょう。

ただし、あくまで1~2個のエピソードに絞ることが重要です。

簡潔に書くことを忘れないようにしましょう。

【年齢別】看護師の職務履歴書例文

パソコンのキーボードを操作する人

看護師が転職を考えた際、まずは年齢別に効果的な職務経歴書の書き方を抑えておくことが重要です。

経歴や個人情報などは共通していますが、自己PRや長所に関しては、年齢別に話すべきポイントを抑えておくと良いです。

職務経歴書の例文:20代

まずはじめに20代の場合、すでに得ているスキルよりも、今後の成長意欲やポテンシャルが重要視される傾向が強いです。

市場的にはまだ若手に分類されるため、多少粗削りでも、将来成長する見込みがあれば採用される確率は高くなります。

20代の例文
  • 現在私は小規模の病院で看護師として勤務をし、症状の異なる患者様の処置を毎日こなしています。ただその中で、より大きな規模の病院で、より多くの病気を抱える患者様を助けたいという思いから貴院を志望いたしました。
  • 現在の職場は上司、先輩の人数が充実しており、自分自身はサポート業務に徹する機会が多いです。しかし、自分が主体的に患者様と関われる環境でスキルアップをしたいという思いから、今回貴院へ応募いたしました。

上記例文における共通のポイントは、今後の成長に関して意欲的な点です。

経験があればもちろん即戦力として見られますが、 20代という若さであれば今後の将来性が見られるため、いかに意欲的に成長しようとしているかをアピールしましょう。

20代までであれば、やる気や熱意が転職時の大きな武器になります。

職務経歴書の例文:30代

職務経歴書の例文:30代

次に30代の場合、即戦力として見られるため今までのスキルや経験をもとに、入社後に活躍できることを全面的に押し出しましょう。

30代の例文
  • 新卒から今に至るまで、整形外科の看護師として、日々多くの患者様の回復やリハビリを支えてきました。この経験をもとに、貴院へ転職後も、より一層多くの患者様をサポートしていきたいと考えています。
  • より高く、専門的なレベルで看護に従事したく、今回貴院を選択いたしました。貴社は今後病床数を増やしていくとのことで、より多くの患者様に対し、専門的な処置を施していきたい思いから、今回貴院を選択いたしました。

30代の場合、職務経歴書の自己PR欄には経験とスキルを全面的に押し出すと良いです。

入社後は即戦力として迎え入れられるケースが基本となるため、現職の成果だけではなく入社後に活躍できるビジョンを持ってもらうようにしましょう。

過去の経験をもとに、自分がどのような利益をもたらせるかを伝えていきましょう。

職務経歴書の例文:40代

最後に40代ですが、一人前の仕事ができることは前提で、部下の教育やマネジメント能力が求められます。

40代の例文
  • 2年前から新卒の研修を担当し、ここ2年で合計8名の指導を行いました。しかし、より一層指導力を高め医療現場の若手の力を伸ばしていきたく、毎年十数名の新卒看護師を採用している貴院を志望いたしました。
  • 現在看護師長として、現場の指揮を取っておりますが、さらにメンバーと深い関係を築き、精神的にサポートしていきたいと考えています。そこで、少人数体制の貴院を志望し、ひとりひとりと向き合う時間を確保した中で、若手の支援を行っていきたく思います。

上記例文の通り、長年の経験から自分以外の看護師とも連携が取れることを伝えると良いです。

高いマネジメント能力や指導能力は、長年の経験からアピールできる大きな武器です。

【理由別】看護師の職務履歴書例文

看護師が職務経歴書を作成する際、転職理由を明確にすることで、より内定獲得率が高くなります。

人間関係が理由の場合

平均年収が高い看護師の職場を解説

まずはじめに、人間関係を理由に転職する看護師は、「協調性がない人」と思われないよう注意しましょう。

人間関係が理由の例文
  • 現在の職場で4年が経過し、一通りの業務を経験しました。しかし今後の自分の成長を考えた際、環境を変え今までとは違う人達と接することで、より一層知識や刺激を吸収できると思っています。
  • 自分の視野を広げ、より優れた看護師になりたい思いから、慣れ親しんだ職場ではなく新たなフィールドで挑戦したいと考えています

たとえ人間関係が悪いとしても直接伝えず、遠回しな表現で伝えることがおすすめです。

そのまま伝えるとネガティブに移るため、ポジティブに変換して伝えることを意識して下さい。

ただ単に「職場の人が嫌い」といった意図を伝えると、協調性がなくチームプレイが出来ない人だと思われるため要注意です。

ライフワークバランスが理由の場合

次にライフワークバランスが理由の場合、「ただ休みたいだけ」と思われないよう、明確にライフスタイルを優先したい理由を伝えましょう。

ライフワークバランスが理由の例文
  • 現在年齢が40歳を超えたこともあり、以前のように連続した夜勤が身体的にきついことが本音です。しかし、日勤のみに絞り規則正しい生活ができれば、まだまだ第一線で働けるため、自分の体調を整え最高のパフォーマンスをしたいと思い、日勤のみの貴院を志望しました。
  • 結婚を機に、子育てを考えたパートタイムとしての働き方を選択肢ました。フルタイムほど時間的なコミットは出来ないのですが、短時間でもしっかりと自分が求められる成果を発揮し貢献いたします。

残業や夜勤が多い看護師は、ワークライフバランスが転職理由に繋がるケースは少なくありません。

しかし自分のライフイベントや年齢など、「仕方がない理由」が転職理由に繋がると、採用担当に対して悪いイメージを与えずに選考を進められます。

ただ休みたいと伝えるのではなく、休まなければいけない趣旨を伝えると、マイナスイメージを与えずに面接を受けられます。

収入が理由の場合

収入が理由の場合

最後に収入が理由で転職を検討する看護師は、「お金が全て」とつながらないように注意して下さい。

あくまでスキルアップ、キャリアアップを押し出し、その結果給与が上がることを理解しましょう。

収入が理由の例文
  • 現在看護師長の補佐として務めていますが、ゆくゆくは自分が看護師長とし、多くの看護師を統括し自分を含め全体のスキルアップを考えています。
  • 13年看護師として勤務を続けてきましたが、次は自分だけではなくより多くの若手看護師を導く立場を目指しています。そのため、新卒や若手の中途入社が多く、指導の機会が多い貴院を選択しました。

スキルが身につけばおのずと年収も上がるため、あくまでも自己成長を理由に経歴書を作ると良いです。

収入はもちろん大事ですが、それだけにとらわれないように注意してください。

【シチュエーション別】看護師の職務履歴書例文

大きな病院へ移るか、小さな病院へ移るか、シチュエーションにより職務経歴の内容も変わってくるため把握しておきましょう。

大きい病院に移る場合

大学病院

病床数やスタッフの人数が多い、大きな病院へ転職を検討している場合、「協調性」や「気配り」が出来ることをアピールすると良いでしょう。

大きい病院に移るときの例文
  • 現在少人数の病院で看護をしており、裁量が大きい環境で働いています。そこで培ったスキルをもとに、より多くの看護師と連携を図り、様々な患者さんの看護をしたいと思っています。
  • 自身の成長のためにも、できるだけ多くの人と共に働き、新たな発見ができればと思っています。

規模が大きい病院では上記例文の通り、いかに周りと協力できるかをアピールしていきましょう。

多くの看護師と一緒に働くことで、より一層刺激を受け成長が目指せます。

小さい病院に移る場合

一方で大きな病院から小さい病院へ移る際は、以下の例文を参考にして下さい。

小さい病院に移るときの例文
  • 現在人数の大きな病院に努めていますが、人数の少ない病院で、より密接にお客様と関わりたいと思っています。
  • 人数の少ない環境で、今よりも責任を感じながら、看護師としてスキルアップをしていきたいと考えています。

逆に規模が小さい病院では、責任や一人にかかる負担は大きいものの、その分早いスピードで成長が期待できます。

成長意欲の高さや、患者さんと積極的に関わりたいことをアピールしていきましょう。

【職場別】職務経歴書の例文をご紹介

看護師の職務経歴書の書き方について、職場別に例文を紹介していきます。

一般病院への転職の場合

【職場別】職務経歴書の例文をご紹介の看護師の画像

一般病院とは、主に20床以上の病床である医療機関のことを言います。病院の規模にもよりますが、大きい場所では病棟看護師と外来看護師に仕事が分かれている場合もあります。

 診療科がたくさんある大きな病院の場合、担当する科によって看護師が振り分けられているこもあります。

このような規模の大きい病院では、医師や他の看護師、医療従事者との情報共有や報告ができるかどうかは重要なポイントです。

職務経歴書ではコミュニケーションスキルの高さをアピールするのが良いでしょう。

丁寧なコミュニケーション力をアピールする例文

コミュニケーションスキルの高さをアピールするための例文としては、以下のようなものがあります。

丁寧なコミュニケーヨン力をアピールする例文
  • 前職では、職場内の人間関係も良好でした。業務に携わる際には、立場の違う医師や看護師でしっかりと協力し合い、尊重し合える関係を大切にしています。
  • 前職で自分と違う年代、境遇の人と関わる難しさを感じたと同時に、意思疎通ができた時の楽しさや、相手に寄り添うことの大切さを感じることもできました。
  • 今までの経験を通して得たコミュニケーション能力は、貴社の仕事でも活かせると考えています。

職場でのコミュニケーションを意識していることや、人間関係を良好に築けることをアピールするのが良いでしょう。

大学病院への転職の場合

【職場別】職務経歴書の例文をご紹介の看護師の画像

最先端の医療や高度な医療技術が提供されている大学病院への転職の際には、スキルの高さをアピールするのが効果的です。

医療現場で求められるスキルを具体的にアピールする例文

スキルの高さをアピールするための例文としては、以下のようなものがあります。

医療現場で求められるスキルを具体的にアピールする例文
  • 救急医療を5年間経験し、搬入された患者の状態を観察し、即座に判断することの大切さを学びました。
  • 慢性的な症状をお持ちの方の看護も経験し、より患者様一人ひとりに寄り添う看護のスキルを身に付けました。

どのような経験からどのようなスキルを得たのか、採用側がイメージしやすいようにできるだけ具体的に記載するのがポイントです。

クリニック(診療所)への転職の場合

【職場別】職務経歴書の例文をご紹介の看護師の画像

クリニックは病床数が19以下や無床診療所など、少ない従業員で運営している点が特徴です。看護師一人ひとりに求められる仕事は幅広くなるため、即戦力になれることをアピールするのが効果的でしょう。

即戦力をアピールする例文

即戦力であることをアピールするための例文としては、以下のようなものがあります。

即戦力をアピールする例文
  • これまで小児科の看護師としてキャリアを積みさまざまな症例に携わる中で、子どもの容体の変化を見抜く力や、つらい治療に立ち向かう勇気を与える術などを学びました。
  • 今までの知識とスキルを活かしつつ、専門性の高い診療で地域に貢献している貴クリニックで、さらに小児看護のスキルを磨きたいと思っています。

向上心があることや、新しい職場で目標としていることを明確に説明できれば、誠実さやモチベーションの高さが伝わるでしょう。

職務経歴書を書き終えたらどこをチェックする?

パソコンのキーボードを操作する人

職務経歴書を書き終えたら、どこをチェックすればいいのでしょうか。チェックポイントを詳しくご紹介します。

職務経歴書を書き上げたあとのチェックポイント
  • 誤字脱字・主語述語のねじれ
  • やる気やモチベーションの高さをアピールできているか
  • 郵送の場合は添え状も同封すること

誤字脱字・主語述語のねじれ

職務経歴書を書き上げたあと、まずは誤字脱字を入念にチェックしましょう。

 誤字脱字があると、「丁寧な仕事ができないのかな?」と採用側に不信感を持たれてしまう場合があります。

また、長文の文章を書くと、主語述語がねじれてしまいがちです。文章として不自然な点がないか確認してみてください。

出来上がった職務経歴書を音読してみると、間違いに気づきやすいのでおすすめです。

やる気やモチベーションの高さをアピールできているか

やる気やモチベーションの高さをアピールできているか

やる気やモチベーションの高さをアピールできているかどうか確認するのも必須項目といえます。

 冒頭でも述べたとおり、職務経歴書はこれまでの実績やスキルをアピールするための書類です。

採用側に自分と働きたいと思ってもらえるかどうか・腰を据えて長く働きたいことをアピールできているか確認してみてください。

もしきちんとアピールできているか不安なら、第三者に読んでもらうのもよいでしょう。

郵送の場合は添え状も同封すること

職務経歴書を郵送する場合は、添え状も同封しましょう。あいさつ状を意味する添え状は、社会人としてのマナーです。

 添え状に決められたフォーマットはありませんが、氏名・書類の概要・連絡先などは記載しておきましょう。

添え状が同封してあると、マナーをきちんと守れる人として認識されやすいです。

添え状も職務経歴書と同様にパソコンで作成してみてくださいね。

職務経歴書が重視される職場とは?

職務経歴書が重視される職場とはどのような職場なのか、具体的な内容とともに解説します。

大学病院や総合病院

職務経歴書が重視される職場とは?の看護師の画像

大規模な総合病院や大学病院では、高い知識やスキル、経験を持つ方で長期間継続して働く医師のある方が好まれる傾向にあります。

 そのため、職務経歴書を見てこれまでどのような診療科や症例を経験して臨床経験を積んだのかなどをしっかりとチェックされるのです。

職務経歴書では、これまでの経験や持っているスキルを記載し、看護師としてさらにレベルアップしたいという気持ちを伝えるのがおすすめです。

介護施設や慢性期病院

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介護施設や慢性期病院の業務は、バイタルチェック、清潔ケア、食事の介助、点滴の投与、内服薬の投与、痰の吸入などのルーティンワークです。

 その他にも家族への支援、介護士への指導などキメ細かい作業が求められるため、職務経歴書ではスキルや転職理由が重要視されます。

そのため、高齢化社会であるため高齢者医療や高齢者介護に興味がある、患者様に向き合える環境に魅力を感じた、という書き方が良いでしょう。

地域密着型のクリニック

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地域密着型のクリニックは地域の患者様に尽くしたいという気持ちが強いため、職務経歴書ではコミュニケーションスキルが重要視されます。

 なぜなら、いくらスキルの高い看護師であっても、態度が悪いなど患者様からの印象が悪ければ患者離れにつながってしまうからです。

そのため、職務経歴書を記載する時には、コミュニケーション能力に関することや、人間関係を良好に保てることをアピールしましょう。

人の話を聞くことが好き、良好なコミュニケーションで医療ミスを防ぎ確実な業務を実行したい、なども効果的ですよ。

職務経歴書の書き方に迷ったら、転職サービスもおすすめ

職務経歴書の書き方に迷ったら、転職サービスもおすすめ

職務経歴書の書き方に迷いが生じたら、看護師の転職に特化した転職サービスの活用がおすすめです。

 転職のプロによって、職務経歴書をはじめとした応募書類の添削をしてくれます。有益なアドバイスをもらえるでしょう。

また、職務経歴書の添削だけでなく、面接対策をしてくれるのもメリットです。

はじめて転職活動をする人にとって、心強い味方になってくれますよ。

看護師におすすめの転職エージェント3選

転職エージェントでは、職務経歴書などの書類を添削指導してくれるので、書類選考率が上がり、転職をスムーズに進めることができます。

※ランキング根拠はこちらからご覧いただけます。
※転職サイトの詳細はこちらからご覧いただけます。

看護roo!

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  • 応募書類の添削や面接対策を実施
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10年以上に渡り何十万人もの看護師の転職をサポートしているため、蓄積されたノウハウをもとにアドバイスを実施。累計利用者数50万人以上と非常に高いです。(公式サイトによる)

看護師転職ガイドでは、転職に役立つノウハウ集を掲載しています。

看護roo!を利用するメリット

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看護roo!では志望動機の書き方や例文集を紹介しています。そのため、看護師業界に特化した内容の応募書類を作成可能です。

経歴・転職理由や施設別などの例文が紹介されているため、自身に合致するあるいは近い条件のもと書類作成ができる点はメリットと言えるでしょう。

運営会社株式会社クイック
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出典:看護roo!

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公開求人数146,540件※2024年1月現在
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出典:レバウェル看護
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看護師ワーカーの特徴

看護師ワーカーでは看護師の転職をフルサポートしてくれるため、転職活動に不慣れな人でも安心です。非公開求人も多く保有するため、今まで見たことがない仕事との出会いが期待できます。

 看護師さんの転職ガイドとして、応募書類の書き方や面接対策など、良い例・悪い例をもとに詳しく解説されているため非常に参考になります。

看護師専門のアドバイザーによる無料サポートを受けられるため、不明点や不安なことがあった場合でも気軽に相談可能です。専門性やニーズを理解しているため心強い存在と言えます。

いざ内定が決まってからも安心のアフターフォロー体制が整っているため、安心して働けるでしょう。

看護師ワーカーを利用するメリット

PCを触る看護師

看護師ワーカーでは看護師の転職向けお役立ち情報として、職務経歴書の書き方をケース別に紹介。自己PRの例文も掲載しているため、大いに参考にできます。

仕事内容をわかりやすく、かつ実績や評価をはじめ成功経験は具体的に書くなど、押さえておきたいポイントも丁寧に解説してくれているため安心です。

運営会社株式会社トライト
主なサービス(機能)
  • 非公開求人の募集
  • 看護師コラム情報の発信
  • 専門アドバイザーによる転職支援
  • 履歴書の添削・オンライン模擬面接
得意分野・特徴地方の非公開求人も多数掲載
公開求人数60,759件※2024年1月現在
利用可能地域全国
拠点東京/大阪/名古屋/札幌/仙台/新潟/大宮/船橋/横浜/静岡/京都/神戸/広島/岡山/高松/福岡/熊本

出典:看護師ワーカー

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よくある質問

看護師におすすめの転職エージェントは?
看護roo!やレバウェル看護、ナース人材バンクなどの看護師に特化した転職エージェントがおすすめです。いずれも無料で利用できるため、ぜひチェックしてみてください
転職回数が多い場合はどうする?
転職回数が多い場合は直近の職場1~2個を詳しく書き、それ以前の職場は簡潔にまとめましょう。採用側は直近の職場に興味を示しがちなので、バランスを考えて調節する方法がおすすめです。
退職理由は書くべき?

退職理由は書かなくても問題ありません。ただし、面接で聞かれる場合もあります。その際、ポジティブな退職理由を伝えるようにしましょう。事前にポジティブな退職理由を考えておくことをおすすめします。

手書きで書かなくていいの?

以前は手書きで書くことを勧められていましたが、昨今はパソコンで作成するほうが主流になっています。パソコンで作成するとレイアウトを整えやすいほか、誤字脱字をチェックしやすいのでおすすめです。

職務経歴書を書く際に心がけるべきことは?

職務経歴書を書く際に心がけるべきことは以下のとおりです。

・見やすいレイアウトを心がける
・簡潔にポイントをまとめる
・アピールしたい情報を盛り込む
・可能な限りパソコンでまとめる

職務経歴書を書き終えたら何をチェックすればいいの?

職務経歴書を書き終えたらチェックしておくべきことは以下のとおりです。

・誤字脱字・主語述語のねじれ
・やる気やモチベーションの高さをアピールできているか
・郵送の場合は添え状も同封すること

職務経歴書のアドバイスをもらいたい場合はどうすればいい?

職務経歴書のアドバイスをもらいたい場合は、看護師の転職に特化した転職サービスの活用がおすすめです。転職のプロから無料で添削してもらえる場合がほとんどなので、積極的に活用してみてください。

職務経歴書を郵送する際に気を付けるべきことは?
職務経歴書を郵送する際、添え状の同封を忘れずに行いましょう。また、確実に先方へ届いたか確認できるよう、郵便局の窓口から発送する方法がおすすめです。

まとめ

今回は、看護師におすすめの職務経歴書の書き方や職務経歴書を書くうえで心がけるべきことなどを中心にご紹介しました。

看護師の転職に職務経歴書は欠かせません。これまでの経歴やスキルをアピールすることで、志望先の職場に対して「この人と働きたい!」と前向きに検討してもらえるでしょう。

もし職務経歴書の書き方に迷ったら、看護師の転職に特化した転職サービスを活用してみてください。転職のプロによって、有益なアドバイスをもらえるでしょう。

ぜひこの記事を参考にしながら、やる気と熱意にあふれた職務経歴書を書き進めてください!

執筆者 転職ベスト・看護師編集部
『転職ベスト・看護師』では、ユーザーの「仕事」を軸に、「転職」「就職」「退職」「資格」の関するあらゆる情報を発信する比較メディアです。
『転職ベスト・看護師』では、新しい仕事へ踏み出すで生まれる「不安」に対して、さまざまな情報を発信し、ひとりひとりにとって最良な選択を手助けする情報を提供するために、最新で有益なコンテンツ制作を日々行っています。
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