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Web面接(オンライン面接)を進める手順
事前準備や基本マナーを徹底解説
こんにちは。求人広告代理店・採用代行の「株式会社ONE」です!
これまで面接といえば、求職者と企業の担当者が直接顔を合わせて行う対面型がほとんどでした。
しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大以降は、Web面接(オンライン面接)を導入する企業が増加傾向にあります。
そこでこの記事では、Web面接について詳しく解説します。
オンライン面接ならではの注意点や流れ、基本的なマナーなどについてまとめていますので、ぜひご覧ください。
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目次
【4】Web面接(オンライン面接)でおさえておくべき基本マナー
【5】Web面接(オンライン面接)に使用できるツール・システム比較
Web面接とは、パソコンやスマートフォンなどを使って、インターネット回線を通して行う面接のことです。
主にWeb会議用のツールやアプリのビデオ通話を用いて、リアルタイムで面接を実施します。
Web面接は、新型コロナウイルス感染症の拡大によって「密を避ける」ことが重要視された2020年より急速に広まりました。
Web面接を導入すると、面接会場の準備がなくなる、段取りが簡単になるといったメリットがあります。
また、求職者側としても何度も企業に足を運ぶ必要がないため、時間や交通費の節約になります。
オンライン面接ツールをお探しの方は「オンライン面接ツールとは?おすすめ無料ツールもあわせて解説」も合わせてご覧ください。
Web面接(オンライン面接)と対面面接の違いとして、大きく以下の3つが挙げられます。
Web面接と対面面接の最も大きな違いは、面接をする場所です。
対面面接の場合、求職者と面接官が同じ部屋に集まって直接対話します。
一方で、Web面接は求職者の自宅と企業など、別々の場所からカメラとマイクを通して対話するのが特徴です。
Web面接は物理的な距離があるため、お互いにリラックスした状態で面接を進められる反面、ツールやインターネット回線に不具合が生じる場合があります。
対面面接では直接顔を見て面接を実施できるため、コミュニケーションがとりやすいです。
相槌や小さな身振りなども伝わりやすいので、面接を受ける人と面接官の意思疎通もしやすいでしょう。
反対にWeb面接はカメラを通すため、対面と比べると細かな表情や声色が伝わりづらいです。
部屋の明るさやカメラの画質などによって顔全体が暗く見えてしまい、ネガティブなイメージを与えてしまうケースもあります。
対面面接では、面接会場と求職者の居住地が遠い場合、交通費と移動時間がかかります。場合によっては宿泊費が必要になることもあるでしょう。
また、面接に合わせて会場を用意したり、まとまった時間を確保したりする必要があります。
Web面接はオンラインでの実施なので、場所の制限を受けません。
遠隔地に住んでいても気軽に面接できるため、移動にかかる時間や金銭を理由とした応募控えの減少につながります。
したがって、Web面接は企業と求職者の双方にとって、気軽に実施しやすい面接手法といえます。
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実際にWeb面接(オンライン面接)を実施することになった場合、事前に準備を整えておく必要があります。ここでは、企業が行うべきWeb面接の事前準備を解説します。
まずはインターネット環境を確認しましょう。
最も通信環境が安定しているのは、固定回線のインターネットを有線LANでつなぐ方法です。途中で通信が切れたり、音声や映像が乱れたりすると、面接をスムーズにすすめられません。
しっかりと面接の準備を整えていたのに、通信環境の不具合で急きょ面接日を変更しなければならなくなった、という事態は避けたいものです。
特にスマートフォンを使って、ポケットWi-FiやフリーWi-Fiにつないで、オンライン面接をするときには注意しましょう。
また、インターネット環境と合わせて、面接で使用するツールも確認しておきます。
Web面接で使用するツールは企業によってさまざまですが、ZoomやTeamsといったオンライン会議システムを使う場合が多いです。
ツールによってはアプリのダウンロードが必要な場合もあるので、事前にアプリやソフトをダウンロードして、設定まで済ませておきましょう。
Web面接では、パソコンやスマートフォンのWebカメラ、マイクを使用します。ここではそれぞれの機器の注意点などについて紹介します。
Web面接ではインターネットに接続できるデバイスが必要になります。
パソコンやタブレット端末、スマートフォンなどを使用するのが一般的ですが、その中でも画面サイズが大きいパソコンがおすすめです。画面が大きいと、面接を受ける人の顔や表情をしっかり確認できます。
企業の場合、パソコンを使用する場合がほとんどでしょう。
また、Webカメラのついていないパソコンを使用する場合、スマートフォンでも問題ありませんが、外付けのカメラもしくはタブレット端末を用いるのがおすすめです。
タブレットやスマホを使用する場合には、使用するツールがタブレット・スマホに対応しているかを事前に調べておきましょう。
機器の内蔵カメラを使用する場合、目線よりカメラが下の位置にくることがあります。
この場合見下すような目線となってしまい、相手に悪い印象を与えてしまうこともあります。
そのため、目線の位置にカメラがくるように高さを調整しましょう。
専用のノートパソコンスタンドが用意できればベストですが、箱や厚い本などでも代用できます。Web会議ツールを起動させ、映像を見ながら目線が平行になるようカメラの位置を合わせてください。
タブレット端末やスマートフォンは自立させることが難しいため、デバイスを固定できるスマホスタンドやタブレットスタンドを用意しましょう。
パソコンを使用する場合、デバイスによってはカメラが内蔵されていない場合があります。
特にデスクトップパソコンの場合は、カメラがついていないものがほとんどなので、事前に確認が必要です。
Webカメラがついていない場合は、別途カメラを購入し、ディスプレイモニターの上などにとりつけます。Webカメラは家電量販店やインターネットで購入できます。
接続方法は商品によって異なりますので、説明書をしっかりと読んだ上で、必ず事前に設定しておきましょう。
マイクやイヤホンといった音声ツールもWeb面接では必須です。
パソコンやスマートフォンにはマイクが内蔵されていますが、周りの音を拾わないように別でマイクやヘッドセットを用意するのがベストです。
また、スピーカーから音を出すと、自分のマイクがスピーカーの音を拾ってエコーがかかった音が相手に届く場合があります。
相手が聞き取りやすいよう、イヤホンやヘッドホンを使用するようにしましょう。
Web面接は落ち着いた個室で行うのが良いでしょう。
インターネット環境があればどこでもできるWeb面接ですが、音声や映像を使う必要があるため、カフェやオープンスペースなど、他の人がいる場所は不向きです。
求職者の個人情報や企業の機密情報を受発信する可能性もあるため、企業内の会議室などが適切でしょう。
Web面接の予定がある場合、事前にカメラをつけて映る範囲を確認し、目につく物は片付けます。
たとえば、後ろに私物が散らかっている状態が映ると「だらしない企業なのかな」と思われてしまう可能性があります。
面接官が自宅からWeb面接を実施するケースもあるかもしれません。
家族が在宅の場合は、事前にWeb面接があることを伝え、
などをお願いしておき、面接を実施しましょう。
Web面接の日程が決まったら、求職者に面接用のURLを共有しましょう。
使用するツールによっては、事前ダウンロードが必要な場合や使用するブラウザに決まりがある場合もあります。
あらかじめツールや案内を送っておくと、求職者も事前に準備できるため、当日の面接がスムーズに進みます。
準備が整ったら、回線速度をチェックしましょう。
インターネット上で簡単に回線速度を調べられので、前日までに一度確認しておくのがおすすめです。
事前に準備をしっかりと整えていても、トラブルが起こることもあります。
主なトラブルは、インターネット回線や使用ツール、デバイスの不具合です。
すぐに違う回線を使用できる環境であったり、予備のデバイスに変更できたりすれば良いのですが、そうでないときは面接を別日に変更しなくてはならない場合も考えられます。
トラブルが起こったら、すぐに他の方法を用いて連絡をとる必要がありますので、それぞれの連絡先をお互いに伝えておくようにしましょう。
できれば電話番号が良いのですが、難しい場合はメールアドレスでもかまいません。
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前日までに準備を整えていても、必ずWeb面接(オンライン面接)の直前に最終チェックをするようにしましょう。
【面接直前のチェックリスト】
当日は面接時間の30分〜1時間前にデバイスを起動します。
パソコンの起動時間が長い場合は、一度再起動をしておきましょう。デバイスの電池切れが心配な場合は、電源をコンセントにつないでおくと安心です。
また、Web面接の際は動作が重くなるのを避けるために、使用ツール以外のブラウザやアプリ、ソフトなどは閉じておきましょう。
インターネット環境も改めてチェックしておきましょう。
事前にWeb面接用のURLにアクセスして、つながるかチェックします。事前に通信速度のチェックを行っていても、当日改めて確認することでよりトラブルを防止できます。
カメラやマイク、イヤホン、ヘッドセットが問題なく動いているかを確認します。
ツールを使って確認すると、実際にどのように映ったり聞こえたりするのかが分かりやすいです。
よくある失敗として、マイクをミュートにしたまま話し始めてしまうことがあります。Web面接を行うときは、基本的にカメラ・音声ともにオンの状態で入室するようにしましょう。
カメラ映りを確認します。
具体的には、
などを見て、カメラの位置や照明を調整しましょう。
また、見下すような目線になっていないかのチェックも重要です。面接を受ける人に威圧感を与えないようにカメラの位置を調整してください。
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Web面接は画面越しでのやり取りとなるため、対面での面接以上にマナーが求められます。
気持ちの良い面接を行うために、ここではWeb面接でおさえるべき基本マナーを紹介します。
面接の流れやコツについては「採用面接の質問50問で人柄を見抜くには?面接官必見!」をご覧ください。
服装や髪型は、面接を受ける際の第一印象に大きな影響を与えます。以下の4つのポイントを押さえましょう。
求職者に「この企業はきちんとしている」という印象を与えるためにも、清潔な服装を心がけましょう。可能であれば、ジャケットやシャツなどを着用するとより良い印象を与えられます。
また、カメラには上半身しか映らないことが多いため、「下は普段着を着用しても良いのでは」と考えがちです。
しかし、移動した場合やデバイスが動いたときに下半身が見える可能性もあります。Web面接だからといって油断せず、服装を整えるようにしましょう。
カメラを通した面接では、顔が暗く映りがちです。
そのため、できる限り髪の毛が顔にかからないような髪型にしましょう。
特に、おでこに髪がかかっていると表情が暗く見えます。男女ともにおでこを出してすっきりとした髪型を心がけましょう。
女性は必ずメイクしましょう。
Web面接は対面での面接でないため、気を抜きがちです。
しかし、メイクをしていないと顔が暗く映ってしまうことがあり、印象が悪くなる可能性も考えられます。
厚化粧をする必要はありませんが、普段よりも少しだけチーク(ほほ紅)を濃くすると、血色がよくなり、明るい印象になります。
コロナ禍でマスクを着用する機会が多いですが、Web面接では基本的にマスクを外します。
マスクを通すと声が聞こえづらくなるだけでなく、暗い印象に見えやすいです。
自宅以外の場所で面接をするなど、マスクの着用が必要なときは白無地のシンプルなマスクを着用するようにしましょう。
Web面接の場合も対面面接と同じように、挨拶は非常に重要な要素となります。入室時間や挨拶については以下の2つのポイントに注意してみましょう。
Web面接の場合、面接を受ける人がいつ入室するのか分からないことも多いです。
面接開始時刻の5分前くらいに入室することが一般的ですので、面接官側としても5分前には入室すると良いでしょう。
面接時間の前に他の予定があり、早めに対応できないときは、事前に面接を受ける人に時間ちょうどになったら入室してほしい旨を連絡しておくと親切です。
また、前の予定が長引いた場合など、面接時間に遅れる場合は、遅れることが分かった時点ですぐに連絡しましょう。面接を受ける人が不安になるのを防げます。
対面面接と同じく、挨拶はしっかりと行いましょう。
これは面接を受ける人だけでなく、面接官側も同じです。
座ったままでかまいませんので、カメラに向かってフルネームを名乗ってから、45度のお辞儀をしてください。
面接官は“企業の広告塔”ということを念頭においた対応をしましょう。
画面に映る範囲は、証明写真で映る範囲とほぼ同じが良いとされています。
頭の先から胸元まで映るよう、カメラとの距離を調整してください。このとき、画面のちょうど真ん中に映るように、左右も調整します。
Web面接のとき、画面の映像を見ながら話す方も多いですが、相手の画面では伏し目に映ります。
面接を受けている人としっかり目線を合わせるためにも、カメラ目線で話すことを意識してみましょう。
Web面接は対面面接に比べて、表情や温度感が伝わりにくいです。
面接を受けている人とスムーズにコミュニケーションするためにも、表情・話し方のポイントを押さえておきましょう。
対面での面接とは違って、オンラインでの面接は表情が読み取りにくい傾向にあります。
求職者はその企業に入りたいと考えて面接を受けているので、面接官の表情も気にすることが多いです。
たとえば目線が合わない、なんとなく暗い表情に見えるといった場合、企業のイメージダウンにつながる可能性もあります。
そこで、意識的に明るい表情をするように心がけましょう。具体的には、口角や眉を動かすことで顔全体に動きが加わり、表情が明るくなります。
マイク越しでの会話は対面面接に比べて、聞こえづらい場合が多いです。
そのため、話をするときは大きな声で、しっかりと口を動かしてゆっくりと話す必要があるでしょう。その都度相手に確認しながら話を進めると、スムーズに進みます。
Web面接は対面面接と比べると、平坦な受け答えになる場合が多いです。面接に緩急をつけるためには身振りやあいづちなどを入れると良いでしょう。
注意点として、Web面接はタイムラグが生じる場合があります。
あいづちを入れすぎると相手の話をさえぎってしまい、会話のリズムを崩すこともあるため、うなずきなどで聞いている姿勢を見せましょう。
対面面接の場合、面接を受ける側が退室して面接が終了という流れがほとんどです。
一方、Web面接の場合は企業側が先に接続を切りましょう。
応募者に面接参加のお礼などを伝え、お辞儀をしてから退室するとスムーズです。
面接が終わった後で、応募者からお礼メールが届くことがあります。
選考結果が出ていなくても、メールが届いた時点で返信しましょう。誠実な印象を与えられるため、相手に好感を持ってもらえます。
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Web面接(オンライン面接)に使用できるツールにはさまざまなものがあります。ここではそれぞれのツールの特徴や使い方などを比較していきます。
ツール名 | スマホ 対応 |
アカウント 登録 |
画面 共有 |
ホワイト ボード |
特徴 |
---|---|---|---|---|---|
Zoom | 対応可 | 不要 | ○ | ○ |
|
Microsoft Teams | 対応可 | 不要 | ○ | ○ |
|
Skype | 対応可 | 必要 | ○ | × |
|
Google Meet | 対応可 | 必要 | ○ | × |
|
meet in | 未対応 | 不要 | ○ | ○ |
|
Whereby | 対応可 | 不要 | ○ | ○ |
|
BIZMEE | 対応可 | 不要 | ○ | ○ |
|
Web面接ツールの選び方については、「オンライン面接ツール比較13選!おすすめを徹底解説」をご覧ください。
使用するツールによっては、バーチャル背景を設定できる場合があります。
自宅で面接する場合や社内の様子を見せたくない場合は、バーチャル背景を利用しても良いでしょう。
ただし、バーチャル背景を設定すると、インターネット回線やパソコンが重くなるデメリットもあります。
バーチャル背景を利用したことで、面接が滞ってしまっては元も子もありませんので、バーチャル背景を使っても映像や音声に乱れやラグがないことを確認しておきましょう。
Web面接のメリットとして、画面共有やホワイトボードが利用できることがあります。
たとえば、パソコンで作った企業案内や業務内容を共有しながら説明することも可能です。
反対に、応募者が作成した自己PRをもとに、プレゼンテーションしてもらうといった使い方もできます。
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面接開始の時間になっても応募者が入室してこない場合、2~3分ほど待ってみます。それと同時に、面接を受ける人に案内したURLに誤りがないかを確認しましょう。
数分待っても入室がないときは、事前に聞いておいたアドレスや電話番号に連絡してください。
無許可での録画や録音はトラブルのもとになりますので、避けましょう。
ログを残しておきたい場合は、あらかじめ面接を受ける人に許可を得て録画、録音するようにします。
Web面接のリンク共有時に、一言添えておくとスムーズです。
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Web面接や対面面接には、それぞれメリット・デメリットがあります。
「1次や2次面接はWeb面接、最終面接のみ対面面接」といったように、上手にWeb面接と対面面接を組み合わせることで、求職者の負担を軽減できます。
Web面接の導入を悩んでいる企業も、ぜひ前向きに検討してみてください。
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