求人広告に関するお問い合わせはこちら
求人広告代理店事業TOP > お役立ちノウハウ > スクラム採用とは?成功事例や導入のポイント・メリットを解説
スクラム採用とは?成功事例や導入のポイント・メリットを解説
こんにちは。求人広告代理店・採用代行の「株式会社ONE」です!
近年注目されるようになった採用手法に、スクラム採用があります。
スクラム採用は、現場社員も一丸となって採用活動に取り組む新しい手法であり、採用成果をあげる方法を模索している採用担当者には、興味深いものでしょう。
本記事では、スクラム採用の導入を考えている採用担当者に向けて、その意味や導入した際のメリット、成功のポイントについて解説します。
無料人事担当者が毎日残業続けになるわけとは?
業務効率化のためには、Excelからの脱却が不可欠!
なぜExcelが非効率なのかを解説!
業務効率を上げる解決策を紹介!
※同業者・競合企業様は資料ダウンロードはご遠慮いただきますようお願いいたします。
目次
従来の採用活動は、採用担当者が主体となって母集団形成から面接まで行います。
採用プロセスは採用担当が管理し、現場社員が参加するとしても、面接官などに限定されていました。
一方スクラム採用とは、採用担当者だけでなく現場の社員が採用活動に加わり、一丸となって取り組む採用手法です。
求人票の作成から母集団形成、選考にいたるまで、すべてのプロセスに社員が関与し、採用担当者は現場社員がうまく参加できるようサポートします。
ラグビーで試合再開時に肩と肩を組む姿をスクラムといいます。
この姿から転じて、全社員が一丸となって採用活動に取り組むという意味で使われるようになりました。
スクラム採用は、全社員が一丸となって取り組む採用方式で、採用活動を全社プロジェクトとして行い、採用目標達成を目指します。
スクラム採用を導入することで現場社員の当事者意識が向上します。
スクラム採用には、以下の3つの要素があります。
採用活動のワークフローを分解して業務を細分化し、最適な部署や社員へ各フローの権限を委譲します。
職種ごとの最適な採用方法に関して現場主導でPDCAを回します。
現場の意見を聞き、現場目線で候補者の絞り込みを行うことで、より良い採用活動につながります。
採用担当者を中心に定期的な振り返りをすることで、採用活動の成果や結果を全社員にフィードバックできます。
全社員が主体的に採用活動を振り返り、次回への改善提案をします。
採用担当者は、採用活動の各フローにおいて、プロダクトマネージャーやドメインプロフェッショナルとして機能します。
採用に関する知識やノウハウを現場社員に伝えて、採用活動への意欲を高めます。
リファラル採用は、社員の紹介により候補者を集める手法です。
どちらも現場社員が採用に関わりますが、現場社員が採用の全プロセスに関わるスクラム採用と違い、リファラル採用では母集団形成段階に限定される点が大きな違いです。
したがって、リファラル採用はスクラム採用の一部といえます。
無料人事担当者が毎日残業続けになるわけとは?
業務効率化のためには、Excelからの脱却が不可欠!
なぜExcelが非効率なのかを解説!
業務効率を上げる解決策を紹介!
※同業者・競合企業様は資料ダウンロードはご遠慮いただきますようお願いいたします。
スクラム採用とは?成功事例や導入のポイント・メリットを解説 TOPへ
社会情勢が変化する中、離職率は高止まり傾向にあり、自社にマッチした人材確保のため、スクラム採用が注目されています。
ここでは、スクラム採用が注目される背景について詳しくご紹介します。
以前は、求職者が会社に求める最優先の条件として、給与や福利厚生、知名度などがあげられていました。
しかし、近年ではキャリアや価値観、働き方の多様化を受け、やりがいや休暇日数、人間関係などを重視する求職者が増えています。
ニーズが変化していることを受け、企業は求職者が自身の希望条件に合う環境で希望する業務に就けることを伝える必要性が高まっています。
SNSで情報を取得する求職者の増加に伴い、企業側の情報発信・集約方法が変化しました。
就職情報サイトや自社サイトといった従来の採用活動に加えて、SNS上での求人募集やオンラインでの説明会・面接を行う企業が増えています。
全社一丸で取り組むスクラム採用は、具体的かつ詳細な情報を伝えられる上、チャネルの多様化に合わせた採用活動の最適化を図りやすいため、注目が高まっています。
企業側が社会情勢に対応し、柔軟に体質を変えたことも、スクラム採用が注目される背景です。
従来型の採用活動は、エントリーシートを提出して、面接を重ねる選考プロセスが一般的でしたが、現在は個々に合わせた採用へと変化しています。
新卒採用で社員の成長に期待するだけでは事業展開に対応しきれないため、企業が継続的に発展していくには、優秀人材の確保が欠かせません。
とはいえ、優秀人材はすでに重要な職務に就いているため、転職を考えていたとしても潜在的なレベルであることが想定されます。
従来の採用手法では、こうした潜在層へのリーチが困難なため、採用活動を全社の施策として、接点を増やす必要があります。
ジョブ型雇用が進み、専門知識を持った人材や技能の高い人材を求める企業が増加しています。
しかし、こうした専門人材の見極めには、面接官側にもある程度の知識が必要となるため、採用担当者だけではミスマッチ発生のリスクが高いです。
業務内容を知る現場社員の意見を聴き、主体的な参加を促すことで、採用活動の精度が高まります。
無料人事担当者が毎日残業続けになるわけとは?
業務効率化のためには、Excelからの脱却が不可欠!
なぜExcelが非効率なのかを解説!
業務効率を上げる解決策を紹介!
※同業者・競合企業様は資料ダウンロードはご遠慮いただきますようお願いいたします。
スクラム採用とは?成功事例や導入のポイント・メリットを解説 TOPへ
スクラム採用を導入すると、様々なメリットを享受できます。
どのようなメリットを得られるのか、見ていきましょう。
従来の採用活動では、現場への理解が不十分な採用担当者が人材配置を行うことでミスマッチが起きていました。
スクラム採用では、現場社員が採用活動の中心を担うため、現場の業務や風土にマッチした人材の獲得につながります。
現場社員は、自分たちの同僚となる人材を選ぶため積極的に参加し、結果として企業全体の採用力も向上するでしょう。
また、採用担当者はプロダクトマネージャーとして、客観的な目線で採用活動全体を見通すことになり、求職者目線に立った採用活動の見直しにもつながります。
スクラム採用に参加する従業員は、求職者に自社の魅力を伝えなくてはなりません。
スカウトの文面を作成する際などに、自社の魅力やビジョンを深く考えるため、自社への理解が深まります。
自社で働く理由や、自社の魅力を再認識できるため、従業員エンゲージメントの向上につながります。
また、人材育成に対する責任感も高まり、企業の育成力強化にも役立つでしょう。
スクラム採用では、求める人材の設定を現場の社員が行い、その後の選考プロセスも担当するため、実際の業務で活躍できる人材を見極めやすくなります。
また、スクラム採用を導入すると、企業が採用活動に費やせる工数が増加するため、採用担当者だけではリーチできなかったターゲットの接触も可能です。
そのため、様々な採用チャネルを活用したアプローチも可能になり、活躍できる人材獲得につながります。
採用活動における業務フローを細分化し、実務の多くを現場社員が行うことで採用担当者の負担を軽減できます。
従来、採用担当者は各種ツールの制作から会社説明会の実施、書類選考や面接、内定者フォロー、採用に関する広報活動など多岐にわたる仕事を行っていました。
スクラム採用を導入することで、採用担当者はプロダクトマネージャーとして採用活動全体を見通し、管理する立場を担います。
従来の職務から解放され、全社的な採用戦略の策定など、より専門的で高度な業務に取り組めます。
スクラム採用では、現場社員が候補者に個別のアプローチを行います。
その過程で、候補者の個性を活かせる採用方法が導入できます。代表的なものとして「リファラル採用」と「SNS採用」があります。
リファラル採用は、社員が候補者を紹介する方法です。
内定を出した際に辞退される可能性が低く、入社後のモチベーションも高いという利点があります。ある程度人柄が分かっているので、ミスマッチ防止につながります。
SNS上でスカウティングを実施する採用手法が「SNS採用」です。
近年、就職活動にSNSを使う求職者が増えているため、多くの企業がSNS採用を行っています。
SNSは、求職者との相互コミュニケーションを取れるので、よい人材を見つけた際に早期の囲い込みが可能です。
無料人事担当者が毎日残業続けになるわけとは?
業務効率化のためには、Excelからの脱却が不可欠!
なぜExcelが非効率なのかを解説!
業務効率を上げる解決策を紹介!
※同業者・競合企業様は資料ダウンロードはご遠慮いただきますようお願いいたします。
スクラム採用とは?成功事例や導入のポイント・メリットを解説 TOPへ
スクラム採用には、デメリットも存在します。
導入を検討するためにも、メリット・デメリットをしっかりと把握しておきましょう。
スクラム採用を実施した場合、現場社員の業務負担が増えます。
現場の社員は通常業務に加えて、採用活動にも参加しなくてはなりません。そのため、過度に参加を求めると現場社員から反発されたり、残業時間が長引いたりする可能性があります。
全社一丸となって採用活動に取り組むためにも、スクラム採用の意義を伝えたうえで、業務とのバランスを考慮することが重要です。
スクラム採用は、全社一丸となって取り組みます。
一般的に、参加者が多くなるほど意識の統一は難しくなるため、全社員が同じ熱量で採用活動に取り組むことはできないでしょう。
採用方針を明確にしたうえで、現場社員と適宜コミュニケーションを取りつつ、採用活動を進めていくことが重要です。
関係者が増えるほど、求職者の個人情報漏えいなどのリスクは高まります。
情報漏えいへの対策はもちろん、いつ、だれが、どのフェーズで、どういう活動を実施する(した)のかを把握しなくてはなりません。
したがって、コンプライアンス研修の実施や採用管理システム(ATS)の導入が必要になり、従来より管理コストが増える可能性があります。
スクラム採用とは?成功事例や導入のポイント・メリットを解説 TOPへ
スクラム採用成功のポイントは、主に3つあります。
有意義な採用活動をすすめるにはポイントを理解する必要があります。
スクラム採用の成功には、現場社員が採用活動に参画しやすい環境整備が必要です。
社員を巻き込み、彼らがやりがいを感じられる工夫と演出をしましょう。
意識を統一して採用活動に取り組めるよう、社員のバックアップや業務量の調整など、負荷がかかりすぎない環境を整える必要があります。
同時に、採用活動の情報を発信しやすい環境整備も必要です。採用活動における課題や成果を全社で共有し、定期的に振り返りましょう。
スクラム採用では、採用活動における情報の一元管理が重要です。
候補者に関するデータや面接評価、選考プロセスの進捗状況など、採用に関わるすべての情報を社員全員でアクセス・共有できる体制を構築しましょう。
個人情報を取り扱う際のルールや閲覧方法も整備する必要があります。
採用管理ツールなどの導入で情報を一元管理すると、部署間でのコミュニケーションが取れて、現場手動の採用活動が行いやすくなります。
スクラム採用では、採用担当者が果たす役割が大きく変わります。
これまではフロントとしての業務がメインでしたが、スクラム採用では採用活動全体のマネジメントとコントロールが業務の中心です。
関係者の意識統一や進捗管理をして採用活動全体の最適化を測るため、採用担当者の権限は、現場に移譲することになります。
採用担当者と現場社員の担当業務をそれぞれ明確にすることで、社員全員が参画しやすく、自分の業務に集中できます。
採用担当者は専門知識と経験を元に、採用工数の調整やスケジュール管理などのサポートを行いましょう。現場への権限委譲こそがスクラム採用成功のポイントです。
無料人事担当者が毎日残業続けになるわけとは?
業務効率化のためには、Excelからの脱却が不可欠!
なぜExcelが非効率なのかを解説!
業務効率を上げる解決策を紹介!
※同業者・競合企業様は資料ダウンロードはご遠慮いただきますようお願いいたします。
スクラム採用とは?成功事例や導入のポイント・メリットを解説 TOPへ
ここでは、スクラム採用に適したツールを2つご紹介します。まだ新しい採用手法ですが、今後さらに多くの企業が導入していくと予想されます。
給与などの条件面でなく、やりがいで企業と求職者がマッチングできる採用ツールです。
SNSへの募集の拡散が容易で、登録している社員によるブログの作成も自由に行えます。
• 登録社員は誰でも求人・ブログの作成が可能
• 応援機能で社員が手軽に募集を紹介、拡散可能
• Wantedlyデータベースに対するダイレクトスカウトが可能
スクラム採用の生みの親である株式会社HERPが提供する、スクラム採用に最適化された採用管理システムです。
複数の求人メディアから応募情報を取り込んで一元管理できるため、候補者情報や選考活動の進捗をいつでも確認できます。
また、シンプルなユーザーインターフェースなので簡単に操作でき、SlackやChatworkとの連携により、関係者間のコミュニケーションもスムーズです。
ベンチャー企業やスタートアップから上場企業まで、200社以上が導入しています。
• 求人票の作成・公開や求人媒体からの情報連携
• メッセージ管理ができる
• 面接スケジュール管理ができる
• 効果分析が可能
• SlackやChatworkと連携
• Wantedlyと連携
無料人事担当者が毎日残業続けになるわけとは?
業務効率化のためには、Excelからの脱却が不可欠!
なぜExcelが非効率なのかを解説!
業務効率を上げる解決策を紹介!
※同業者・競合企業様は資料ダウンロードはご遠慮いただきますようお願いいたします。
スクラム採用とは?成功事例や導入のポイント・メリットを解説 TOPへ
最後に、スクラム採用を実施している企業の事例をご紹介します。
ヘイ株式会社では、人事と現場の役割を明確に分けてスクラム採用を実施しています。
それぞれの主な役割は、
• 人事…選考に乗るまでのリード獲得
• 現場…人材要件の定義や選考フローの意思決定
です。
また、経営陣のコミットメントや現場への権限委譲といった施策によって、社員の積極的な採用活動への参画を促しています。
会計システムなどのSaaSを提供するFreee株式会社では、創業当初からスクラム採用を実施しています。
エンジニアも自ら候補者を探し、採用チームと協力し合って、データの振り返りや採用面接、カジュアル面談などを行っていたそうです。
情報共有と振り返りを繰り返すことで、採用候補者やカジュアル面談の件数などが増えていき、創業10年で従業員900人と大きな躍進を遂げました。
「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」というミッション実現に向け、
• Go Bold – 大胆にやろう
• All for One – 全ては成功のために
• Be Professional – プロフェッショナルであれ
のバリューにもとづいた人事施策を設計しています。
そんな同社では、創業当初からスクラム採用の一部であるリファラル採用に注力してきました。
具体的な施策としては、
• 経営陣が、週1回の全社会議でリファラル採用を呼びかける
• 会食参加へのステップを簡潔にする
などです。
社員が積極的に採用活動に参加する環境を整えた結果、入社経路の過半数がリファラル採用となっています。
スクラム採用とは?成功事例や導入のポイント・メリットを解説 TOPへ
スクラム採用は、今の時代に適した採用手法といえます。
社会情勢の変化とともに採用手法を変えていくことが、採用成果アップにつながります。
全社一丸となって採用活動にあたると、現場社員の意識向上につながり、採用担当者の負担も軽減するため、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
スクラム採用とは?成功事例や導入のポイント・メリットを解説 TOPへ
採用手法16選と最新トレンドを紹介!選び方や求人募集のコツも解説
採用手法16選と最新トレンドを紹介!選び方や求人募集のコツも解説
応募が来ない原因と対策
求人募集しているのに応募が来ない3つの原因と対策
その他、今日から使える採用ノウハウやあらゆるお悩みが解決できるコンテンツをご用意しています。ぜひご参考にしていただければと思います。
中途採用
面接・採用
Instagram採用