成果につながる採用サイトのコンテンツとは?設計方法や事例も紹介

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成果につながる採用サイトのコンテンツとは?設計方法や事例も紹介

2023/10/31

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採用サイトのコンテンツ 求職者へのアピールや、自社についての理解を深めてもらうため、採用サイトを作成する企業は増加傾向にあります。
企業が能動的かつ戦略的に採用活動を進めていく上で、採用サイトは重要なツールの一つです。

より自社にマッチした人材、事業内容に優秀な手腕を発揮してくれそうな人材を採用するためには、採用サイトのコンテンツを充実させなくてはなりません。

本記事では、採用サイトに必要なコンテンツやコンテンツの設計方法、採用を成功させるポイントについてご紹介します。

【1】採用サイトコンテンツの例

まずは、採用サイトに必要なコンテンツについて、重要度順に「必須コンテンツ」「できる限り用意したいコンテンツ」「予算や目的に応じて用意したいコンテンツ」をそれぞれご紹介します。

1-1必須コンテンツ

採用サイトを作成する上で必須とされるコンテンツは、以下の4つです。

  • 募集要項
  • 選考ステップ
  • 応募方法
  • 会社概要
採用サイトを作成する目的は、求人に応募してもらうことです。
まずはどんな人材を必要としているのか、基本的な募集要項と選考ステップを記載しておかなくてはなりません。

募集要項では、以下の項目を明確にしましょう。

  • 募集している職種
  • 募集している職種で想定される業務内容
  • 募集条件
募集要項を明確にすることにより、条件にマッチする人材に効果的なアプローチができます。

次に、選考ステップで「応募してから採用まで、どのような流れになっているか」を伝えます。
選考ステップを明らかにすると求職者がスケジュールを組みやすくなり、応募数の増加につながります。

また、「実際の選考ステップは応募者に合わせて変更する」という場合も、標準的な選考ステップを一例として載せておきましょう。

そして、応募方法も忘れずに記載しておきましょう。

  • 電子メールや応募フォーム、紙媒体での応募
  • 必要書類
  • メールの送付先、履歴書の送付先など宛先

最後に、会社概要(会社紹介)を載せておくとより親切です。
企業サイト内で取引先や顧客用に会社概要を記載している場合でも、採用サイトに会社概要を載せておくと良いでしょう。

なぜなら、採用サイトと企業サイトではターゲットが異なるからです。
企業サイトでは、取引先や顧客獲得に向けたブランディングを行いますが、採用サイトでは求職者に「この企業で働いてみたい」と思われるようなアピールが必要です。

これを「採用ブランディング」と呼ぶこともあり、一般的なブランディングとは異なります。

1-2できる限り用意したいコンテンツ

次に、必須ではありませんが、できる限り用意しておきたいコンテンツをご紹介します。

  • 会社・事業のビジョン
  • 代表メッセージ
  • 先輩社員インタビュー
  • 1日の流れ
  • 待遇・福利厚生
  • 入社後のキャリアパス
  • 研修制度
  • よくある質問
これらのコンテンツは、自社で働くイメージをより詳細に、鮮明に持ってもらうためのものです。

会社や事業のビジョン、代表メッセージを載せておけば、ビジョンや理念に共感した求職者からの応募が増えるでしょう。

また、先輩社員のインタビューや1日の流れがあれば、実際に働いているイメージを掴みやすいはずです。

待遇や福利厚生の説明は、自社で働く上での不安要素を解消してもらうためのコンテンツだと考えましょう。
例えば、「有給休暇がどのくらい取得できるのか」「雇用保険や労災保険にはきちんと対応しているのか」などは、求職者にとって最も気になるところです。

この他、法で定められていない追加の福利厚生(住宅手当、スポーツクラブの利用割引、無料の社員食堂など)があれば、ぜひ記載しておきましょう。

さらに、入社後のキャリアパスや研修制度について記載しておくと、求職者がキャリアプランを明確に描きやすくなります。
そのため、キャリアアップやスキルアップに意欲的な求職者への訴求を高めることができます。

よくある質問を作るときは、「これまでの応募者から実際に出た質問」や「上記のようなカテゴリに組み込みにくいが伝えたいこと」を元にして作ると良いでしょう。

1-3予算や目的に応じて用意したいコンテンツ

以下のコンテンツは、採用サイトに必須なものではありませんが、用意しておくと求職者へのアピールにつながりやすいものです。
予算や目的に応じて、必要があれば掲載しましょう。

  • 数字で見る○○コンテンツ
  • オフィスツアー
  • 写真ギャラリー
  • 動画
  • 座談会

数字データを載せることで、ビジョンや事業内容、伝えたいメッセージや待遇、福利厚生などに説得力が生まれます。

オフィスツアーや写真ギャラリー、動画などは企業内の様子をリアルに感じられ、求職者にとって自社をより身近に感じてもらいやすくなるでしょう。

また、ここで言う座談会は、先輩社員同士の会話コンテンツのことを指します。
自社についてよりフランクに伝えられるだけでなく、会話の様子から人間関係のイメージが掴みやすくなるでしょう。
文字で書き起こせば、いつでもどこでも読めるコンテンツとして、動画を掲載すれば職場の雰囲気まで感じられるコンテンツとして、企業の魅力を存分に伝えられます。

求人広告代理店ONEでは、採用サイトの制作を承っております。
企画からデザイン、サイト構築までワンストップでご提供しているため、採用成功に向けたトータルサポートが可能です。オーダーメイドからテンプレートを使用した格安プランもご用意しております。詳しくは、「ONE採用サイト制作」をご覧ください。

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【2】成果につながるコンテンツ設計の方法

ここまで、採用サイトに載せるコンテンツの大まかな例をご紹介しました。次に、実際に成果につながるコンテンツ設計の方法を見ていきましょう。

2-1ターゲット像を明確にする

まずは「どんな人材を採用したいか」を明確にすることから始めましょう。
自社や職種にマッチした人材を採用するためには、以下のような項目を詳細に設定することが重要です。

  • 年代、学歴・職歴
  • 求める職種に必要なスキル、スペック
  • 行動パターン、志向、特質、ライフスタイル、人間関係など
  • 必要があれば、専門知識など

年代については詳細に設定する必要はありませんが、募集する採用枠が新卒・中途かによっても作るべきコンテンツが変わります。
その他、行動パターンや志向、特質やライフスタイルなどによって、どんなコンテンツに惹かれるかが異なるでしょう。
これらは、これから解説する「ターゲットに合わせたコンテンツの検討」に大きく関わってきます。

求めるターゲットを設定するときは、具体的な人物像(ペルソナ)を描けるくらい詳細に設定するのがポイントです。
ペルソナを作り上げると、特定の人物をイメージしてコンテンツやサイトデザインを構築することができるため、ターゲットへの訴求力が高まります。

2-2採用サイトの目的を明確にする

一口に採用サイトと言っても、その目的は企業によって異なります。
前述のように「新卒採用を目的とした採用サイトを設計するのか」「中途採用を目的とした採用サイトを設計するのか」で載せるべきコンテンツは変わります。

そのため、

  • エントリー数だけでなく、応募者の質を上げる
  • 自社への興味や理解、入社後の期待を高め、ミスマッチやギャップを解消する
  • 採用サイトを訪れた求職者に、応募したいと思ってもらう
  • 求人広告を見ないような求職者層にもアプローチする
といった点を意識しながら、採用サイトの目的を明確にしておきましょう。

2-3ターゲットに合わせたコンテンツを検討する

目的を達成するためには、求職者が求めるコンテンツを用意しなくてはなりません。
求職者がどんな情報を求めているのか、採用ターゲットが求めるコンテンツを検討する必要があります。

コンテンツを検討する際は、求人メディアが提供しているアンケート調査などを活用すると良いでしょう。

株式会社リクルートキャリアが公表している「就職白書2020」によると、学生が知りたいと思う情報は、

  • 経営方針・事業戦略
  • 勤務地
  • 具体的な仕事内容
  • 社風・企業文化
  • 初任給
  • 有給休暇の取得日数・取得数
  • 所定外労働時間(残業など)の実績
  • 企業・各種団体等の理念(社会におけるその企業の存在価値)
  • 社内の人間関係
  • 採用選考の基準
参考:株式会社リクルートキャリア「学生が知りたいと思った、知ることができた情報、企業の情報提供状況

の順で多くなっています。

特に近年では、就職活動においてワーク・ライフ・バランスを重視する学生が多いです。
そのため、「有給休暇をどのくらい取得できるか」「残業時間がどのくらいあるのか」といった実績を載せておくと、応募の判断材料を提供できます。

また、経営方針・事業戦略がトップであることから、学生は「企業の描くビジョンにどのくらい共感、納得できるか」を重視していることが明らかです。

中途採用においては、同じくリクルートキャリアが転職決定者に対して行った「転職決定者へのアンケート」があります。

転職決定者が転職活動中に知りたかった情報の順位は、

  • 配属される部署の仕事やミッション
  • 年収
  • 勤務時間・残業時間
  • 配属される部署の風土や慣行
  • 勤務場所
  • 配属される部署の職場長・メンバーの特徴
  • 将来のキャリアパス
  • 会社・団体の事業や扱う商品の特徴
  • 会社・団体の理念やビジョン
  • 福利厚生、育児・介護休暇等の制度
参考:株式会社リクルートキャリア「求職者が転職活動で“知り得なかった情報”トップ3

です。

中途採用では新卒採用と比べて、より具体的な業務内容や収入、勤務時間、残業時間の情報を求める求職者が多いことが分かります。

以上のことから、新卒採用と中途採用では作るべき採用サイトの方向性や、求められるコンテンツが異なることが分かるでしょう。

2-4コンテンツをサイトデザインに落とし込む

載せるべきコンテンツが決まったら、見やすい採用サイトのデザインを考えましょう。
特に、求める人物像「ペルソナ」が魅力を感じるようなデザインを作る必要があります。

例えば、

  • 最も見やすい場所に伝えたいメッセージを配置する
  • 出版社なら、縦書きや原稿用紙をデザインに入れる
  • クリエイター系の人材を求めるなら、やや奇抜なデザインにする
  • エンジニア系の人材にアピールするなら、シックさや安定感を重視する
  • イチオシの商品やサービスがあるなら、全面に押し出す
  • コーポレートカラーを取り入れる
のように、サイトデザインを考えましょう。

もちろん、いずれの場合でもシンプルで分かりやすく、ペルソナが知りたい情報を載せていることが大前提です。
サイトマップから各情報ページに移動しやすく、見やすい動線設計も忘れてはいけません。

求人広告代理店ONEでは、採用サイトの制作を承っております。
企画からデザイン、サイト構築までワンストップでご提供しているため、採用成功に向けたトータルサポートが可能です。オーダーメイドからテンプレートを使用した格安プランもご用意しております。詳しくは、「ONE採用サイト制作」をご覧ください。

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【3】採用サイトのコンテンツ事例

採用サイトにどういったコンテンツを盛り込んでいるのか、企業の事例を用いてご紹介いたします。

3-1コンテンツ事例:1日の流れ

1日の流れ

参考:ONE Group(オーエヌイーグループ)「採用情報サイト

「1日の流れ」は、採用サイトの中でも注目度の高いコンテンツです。
業務内容や、社内外の関係者との関わり方などが体系的に分かるため、業務への理解促進につながります。

求職者に働く姿をイメージしてもらいやすくなるため、応募意欲の向上にも役立ちます。

3-2コンテンツ事例:メッセージ

メッセージ

参考:ONE Group(オーエヌイーグループ)「採用情報サイト

代表メッセージや先輩社員からのメッセージを掲載するコンテンツです。

社長自身の言葉で語りかけることで、求職者に自社の価値観や社長の人柄を伝えることができます。

「職種ごとの先輩社員メッセージ」や「ママさん社員のインタビュー」などを掲載すれば、企業や仕事の魅力、実現可能なキャリアプランを自然な形で伝えられます。

3-3コンテンツ事例:よくある質問

よくある質問

参考:ONE Group(オーエヌイーグループ)「採用情報サイト

求職者からよく聞かれる質問を集めてQ&A形式で紹介するコンテンツです。
採用サイトに掲載しきれなかった情報を掲載することで、必要な情報を漏れなく伝えることができます。

ただし、乱雑に並んでいると見づらいため、「企業」「仕事内容」「採用」「人事制度」など、カテゴリごとに紹介しましょう。

3-4コンテンツ事例:データで紹介

データで紹介

参考:島津製作所「SHIMADZU RECRUITING SITE

具体的な数字で企業を紹介するコンテンツです。

「従業員数」「従業員の年齢・男女構成比率」「残業時間」「有給休暇消化率」「勤続年数」など、求職者の求める情報を数字にするのが有効です。

図やイラストで表現する「インフォグラフィック」を用いると、一目で情報を伝えられます。

3-5コンテンツ事例:福利厚生

福利厚生

参考:株式会社ケイテック「K-TEC Corporation

福利厚生や社内制度を紹介するコンテンツです。
福利厚生の手厚い企業は、「従業員を大切にする会社」という印象を与えるため、必ず記載しましょう。

近年は、従業員の心身の健康を維持・促進する取り組みについて記載する企業も増えています。

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企画からデザイン、サイト構築までワンストップでご提供しているため、採用成功に向けたトータルサポートが可能です。オーダーメイドからテンプレートを使用した格安プランもご用意しております。詳しくは、「ONE採用サイト制作」をご覧ください。

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【4】採用サイト制作を成功させるポイント

最後に、採用サイト制作を成功させるポイントを3つご紹介します。採用サイトを作るときには、以下のポイントを心がけましょう。

4-1採用ターゲットの目線でサイトを制作する

採用ターゲットの目線で採用サイトを作ることが重要です。
ご紹介した株式会社リクルートキャリアのアンケート調査では、「会社が伝えたいこと」と「求職者が知りたいこと」の間に“ズレ”があると指摘されています。

どれだけ手の込んだ採用サイトでも、費用をかけて作っても、求職者が知りたい情報がなければ良いサイトとは言えません。
つまり、自社が本当に欲しい人材にアプローチするためには、こうした“ズレ”を解消できるような工夫が必要なのです。

4-2作って終わりではなく、定期的に改善する

採用サイトに限らず、サイトは一度作って終わりではなく、定期的な改善が必要です。
そのためには、採用サイトの制作・運用に際してもPDCAサイクルを意識しましょう。

  • Plan:コンテンツ設計、サイトデザイン、目標の設定
  • Do:採用サイトを通じた採用活動
  • Check:採用サイトを通じた採用活動において、どのような成果が得られ、課題を発見したか
  • Action:発見された課題や成果を分析し、採用サイトのコンテンツ設計やデザインにフィードバックする

4-3採用サイト制作の実績が多い制作会社に依頼する

採用サイトは、企業サイトとは異なるターゲット、サイトマップ、デザインで作らなくてはなりません。

そのため、採用サイトの制作実績が豊富な制作会社に依頼するのがおすすめです。
特に、先輩社員へのインタビューや代表メッセージなどは、実際に社員や代表に取材してコンテンツを作成する必要があります。

単なるサイトデザインの優秀さだけでなく、こうしたノウハウを持つ制作会社に依頼すると、採用サイトのコンテンツ制作がスムーズに進むでしょう。

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【5】まとめ

採用サイトに掲載するコンテンツは、求職者が知りたい情報と企業が伝えたい情報をよく検討して制作する必要があります。
また、求職者に応募してもらうため、必ず載せなくてはならない情報に抜け漏れがあってはなりません。

求める人材への訴求力が高い採用サイトを作るためには、ターゲットとなるペルソナを明確にし、ペルソナに合わせた設計を行いましょう。
制作会社に依頼するときは、採用サイトの制作に強い会社に依頼するのがおすすめです。

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監修・執筆:ONEライターチーム

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こんにちは、ONEライターチームです。私たちは人事・採用に携わる担当者様向けに様々なお役に立ち情報を発信しています。

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