エンジニア採用を成功させる!人事が押さえるべき事前準備と流れとは?

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エンジニア採用を成功させる!人事が押さえるべき事前準備と流れとは?

2025/1/17

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エンジニア採用を成功させる!人事が押さえるべき事前準備と流れとは?

こんにちは。求人広告代理店・採用代行の「株式会社ONE」です!

エンジニア採用は他職種とは異なり、専門的な知識と戦略が必要です。
本記事では、人事が押さえるべき事前準備や具体的な採用プロセス、成功事例をご紹介します。

採用活動の精度を高め、優秀な人材を確保するためのヒントをお届けしますので、人事担当の方はぜひ参考にしてください。

目次

【1】エンジニア採用が難しい理由と解決策

【2】人事が理解しておくべきエンジニアの知識

【3】エンジニア採用成功のため人事おこなうべき施策

【4】低コストで優秀なエンジニアを採用するための具体策

【5】エンジニア採用の成功事例

【6】事業を成長させるエンジニアを採用するための戦略

【7】エンジニアを採用する際のポイント

【8】エンジニア採用の流れ

【9】エンジニア採用のことなら「ONE」

【10】まとめ」

【1】エンジニア採用が難しい理由と解決策

1-1エンジニアが難しい理由

エンジニアが難しい理由

エンジニア採用が難しい背景には、次のような理由があります。

  • IT業界の技術革新の速さ
    プログラミング言語やフレームワークのトレンドが目まぐるしく変化し、それに追いつく専門性が必要。
  • スキルによる母集団の不足
    特定の言語やスキルを持つエンジニアが少なく、求人倍率が高いため採用が難しくなってしまう。
  • 採用媒体離れの進行
    SNSを活用したソーシャルリクルーティングやリファラル採用が増え、従来の求人サイトや転職エージェントの利用が減少している。
  • 転職顕在層での競争激化
    転職を積極的に考える人材への採用競争が激しくなり、他社との争奪戦が続いている。
  • 転職潜在層へのアプローチ不足
    「良い会社があれば転職を考える」転職潜在層にリーチする戦略が十分に取られていない。
  • エンジニアに対する理解不足
    以下のような問題が発生しやすく、採用成功の妨げとなっています。
    • 必要以上に高い採用要件を設定しているため候補者が集まらない
    • 求人票や募集要項が曖昧で応募者が興味を持たない
    • 面接やメールのコミュニケーション不足で辞退される

1-2解決方法

エンジニア採用を成功させるためには、次のような解決策が効果的です。

市場と候補者の理解を深める

エンジニアリングの基本的な知識や業界トレンドを把握し、採用要件を現実的かつ具体的に設定することが必要です。

たとえば、「5年以上の経験」などの厳しい要件を見直すのが良いでしょう。
また、潜在層にも目を向ける柔軟なアプローチを取り入れることも大切です。

求人・募集要項の精度を高める

求人票の内容を具体的かつ明確にすると、候補者が応募後の仕事内容をイメージしやすくなります。
使用するプログラミング言語や期待する成果を記載するなど、エンジニアに寄り添った情報提供が重要です。

コミュニケーションの工夫

メールや面談では、技術的な知識を持つ現場エンジニアのサポートを得ながら、候補者に信頼感を与える対応をおこないましょう。
エンジニアのキャリア観や働き方の希望に耳を傾け、柔軟に提案をすると効果的です。

独自の魅力を打ち出す

リモートワークやスキルアップ支援など、エンジニアが求める柔軟な働き方や成長機会を提供することで、他社との差別化を図ります。
特に、SNSやダイレクトリクルーティングを活用して、潜在層へのアプローチを強化しましょう。

上記の施策を実行すれば採用難易度の高いエンジニアポジションでも、効率的かつ効果的な採用活動がおこなえるはずです。

【2】人事が理解しておくべきエンジニアの知識

人事が理解しておくべきエンジニアの知識

エンジニアへの理解を深めると人事担当者は「エンジニアが魅力を感じる仕事や企業とは何か」「自社にとって理想的なエンジニア像とは何か」を明確にし、より効果的な採用戦略を立案できるようになります。

また、エンジニアリングの専門用語や開発プロセスを理解すると、エンジニア候補者との信頼関係を築きやすくなるでしょう。

具体例として、「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」の違いを理解しておくことなどが挙げられます。
それぞれの主要なエンジニア職種とその役割については、次で詳しく見ていきましょう。

2-1エンジニアの職種と役割

エンジニアには「フロントエンドエンジニア」「バックエンドエンジニア」「モバイルエンジニア」「データエンジニア」など、多岐にわたる職種が存在します。

それぞれの職種と役割は以下の通りです。

職種 役割・主な仕事内容 代表的な利用言語・ツール
フロントエンドエンジニア WebサービスやアプリのUI(ユーザーが目にする部分)の実装やデザインを担当 HTML, CSS, JavaScript, TypeScript, React, Angular, Vue, jQuery
バックエンドエンジニア Webサービスやアプリの裏側(サーバーサイド)の開発を担当 C, Java, PHP, Ruby, Go, Python, Ruby on Rails, Laravel, CodeIgniter, Symfony
インフラエンジニア サービス運用・開発の基盤となるインフラの設計、開発、管理を担当。場合によってはネットワーク環境の構築も含む AWS, GCP, Microsoft Azure, Docker, Kubernetes
モバイルエンジニア モバイル向けアプリに特化した開発を担当。主にAndroidやiOS向けアプリを開発 Kotlin, Java, Swift
データサイエンティスト データの管理・分析を担当し、サービスの開発や改善に役立てる。特にWebサービス運営企業での活躍が多い SQL, Python, Looker

・エンジニアの主なポジション

ポジション名 主な役割
プロジェクトリーダー(PL) プロジェクト現場の責任者として、トラブル対応やメンバーの管理をおこなう
プロジェクトマネージャー(PM) プロジェクト全体の計画や進捗管理を担い、終了後のレビューや改善を担当
プロダクトマネージャー(PdM) プロダクト全体の戦略を立案し、開発から販売までを指揮
上位職種 CTO(最高技術責任者)やVPoE(技術部門のマネジメント責任者)として企業全体の技術戦略を主導

これらの職種・職位の違いを把握すると、適切な人材をターゲットにした採用活動につながるでしょう。

2-2プログラミング言語の基礎知識

人事担当者に求められるのは「プログラミングができる」ことではなく、その基礎や概念を理解することです。
自社の技術に関連する用語を学ぶと人材要件の把握が進み、採用活動が円滑に進められるでしょう。

プログラミング言語は、用途や特徴によって選定が異なります。 以下は代表的なプログラミング言語です。

言語 特徴と用途
JavaScript フロントエンド開発に広く使われる。動的なWebページ作成が得意。
Python データ分析やAI開発に強い汎用言語。初心者でも学びやすい。
Java 大規模システムやAndroidアプリ開発に使用される堅牢な言語。
Ruby Webアプリケーション開発向けの言語で、書きやすさが特徴。
HTMLとCSS WebページやWebアプリケーションのデザイン、レイアウト。厳密にはマークアップ言語。

言語の特徴を理解して求人票作成や面接時に活用すれば、エンジニア候補者との具体的な対話が可能となるでしょう。

2-3エンジニアの転職動機とキャリアの考え方

エンジニアが転職を考える理由は、他の職種に比べて明確で実利的な傾向があります。

主な理由は以下の通りです

  • 年収や待遇を良くしたい
  • 自身が適正評価される企業に転職したい
  • キャリアアップしたい
  • スキルアップのための環境を求めて
  • 職場環境やマネジメントへの不満

それぞれの背景を解説します。また、エンジニアのキャリア観についても見ていきましょう。

年収や待遇を良くしたい

収入向上は転職の大きな目的のひとつです。
昇給が見込めない、成果が評価に反映されない、スキルに見合った待遇を得られない場合が該当します。

また、長時間残業が常態化し、体力や精神に負荷がかかる職場から離れたいと考える人も少なくありません。

自身が適正評価される企業に転職したい

エンジニアは、専門性の高いスキルを持つ職種であり、自分の市場価値を意識しています。
市場全体でエンジニアの需要が高まる中、現在の給与がスキルや成果に見合っていないと感じる場合、転職を決意するケースが多いようです

特に、最新技術を扱う企業やスタートアップでは、高い報酬を提示して優秀な人材を引き抜こうとする動きもあります。

キャリアアップしたい

企業やプロジェクトのチーム編成が固定化されている場合があります。
その場合ITエンジニアが上流工程に携わる機会を得るためには、環境を変えなければ難しいでしょう。

ディレクションやマネジメント職は高待遇であるため、現職で経験できない業務に挑戦し、キャリアアップを目指して転職を考えるエンジニアは少なくありません。

スキルアップのための環境を求めて

安定した企業では業務がルーティン化しがちです。

現場の安定性は確保されるものの、ITエンジニア個人のスキル向上にはつながりにくいでしょう。

しかし、IT業界は日々変化し、現状維持は後退と同じと言われる状況です。
特に「2025年の崖」と呼ばれるシステム改革が迫る中、先端技術に対応できる人材が求められています。

そのため、若手エンジニアはスキルを磨ける環境を求めて、転職を選ぶ傾向があるでしょう。

職場環境やマネジメントへの不満

職場の雰囲気やマネジメントスタイルが合わないことも転職の大きな要因です。
IT業界では「顧客第一主義」が重視されることが多い一方、顧客対応がストレスとなる場合もあります。

たとえば、一人で客先に常駐するのと、チームで対応するのでは精神的負荷が大きく異なります。
精神的な負荷を軽減するため、顧客との関わり方が異なる環境を求めて転職を選ぶエンジニアも少なくありません。

エンジニアのキャリア観

エンジニアの転職理由として多いのは、雇用条件や働き方への不満や人間関係のトラブル、そしてスキルアップへの意欲です。

技術職であるエンジニアは「納得できる雇用条件の下で、良好な人間関係を築きながらスキルを磨き、経験を積める環境」に魅力を感じる傾向があります。

人事担当者は、候補者が「どのようなスキルや経験を積みたいのか」を理解し、さらに「自社で働くことで得られるメリット」を明確に示しましょう。

【3】エンジニア採用成功のため人事おこなうべき施策

エンジニア採用成功のため人事おこなうべき施策

エンジニア採用を成功させるには、事前準備から採用後のフォローアップまで、戦略的かつ綿密な取り組みが必要です。
ここからは、具体的な施策として 現場エンジニアとの連携(Step1)、ペルソナ設計と求人要項の作成(Step2)、採用チャネルの選定(Step3) の3つのステップに分けて解説します。

これらのステップを実施することで、採用の精度を高め、優秀なエンジニアを確保できる可能性が向上するでしょう。
それぞれのステップで具体的な手法や成功事例を紹介しますので、自社の採用活動にぜひ活用してください。

3-1Step1 現場エンジニアとの効果的な連携

自社が求めるエンジニアを採用するには、最初のステップとして現場エンジニアとの連携を強化することが欠かせません。
現場の知見を取り入れると、より精度の高い採用活動が可能になるでしょう。

協力を依頼する際には人事担当者から一方的にお願いするのではなく、現場エンジニアにとってのメリットをしっかり伝えてください。

たとえば、「チームの一員となる優秀な人材を獲得できる」「採用活動が自身のキャリア形成に役立つ」などの具体例を挙げると効果的です。

また、採用活動で協業しやすいのは、次のようなタイプの人材です。

  • マネージャーやリーダーを目指している人
  • コミュニケーションが得意な人
  • 採用や組織作りに関心を持っている人
  • SNSでの情報発信が得意な人

これらの人材に協力をお願いすることで、採用活動がスムーズに進む可能性が高まります。

成功事例:現場主体の採用活動

株式会社サイカではエンジニア採用の成功に向けて、現場エンジニアと人事部門が密接に連携する体制を構築しました。

具体的には、CTOとエンジニア専門の人事マネージャーが協力し、開発組織のビジョン策定や評価制度の整備を推進したのです。

この取り組みにより、エンジニア組織の強化と採用活動の効率化が実現し、優秀なエンジニアの採用に成功しました。

3-2Step2 ペルソナ設計の認識合わせと要項の作成

エンジニア採用において、ペルソナ設計は採用活動全体の方向性を決める重要なステップとなります。
採用活動における「ペルソナ」とは、理想的な採用ターゲットを具体的に描いた架空の人物像のことです。

ターゲットの人物像を明確化することで、求人内容や採用戦略をより的確に設計するためのツールとして活用されます。
以下で具体的な方法をチェックしていきましょう。

ペルソナ設計の重要性

ペルソナ設計とは、理想とする候補者像を具体的に設定することです。

たとえば「どのようなスキルを持つか」「どのようなキャリアを目指しているか」を明確化すると、採用ターゲットを絞り込み、効果的な求人活動を行えます。

ペルソナ設計では、現場、人事、経営層の認識を一致させることが重要です。
特に、現場のヒアリングを徹底し、必要なスキルの「must(必須)」と「want(望ましい)」を分けましょう。 これにより、役割や期待が明確になり、正確な採用要件を設定できます。

効果的な求人要項の作成ポイント

求人要項は、候補者にとって企業の第一印象を左右します。 以下の表に、求人要項に記載するべき重要なポイントをまとめました。

要素 内容
職務内容 業務の具体的な内容や期待される成果を記載。
例:「新規Webアプリケーションの開発」
必須スキル 必須の技術や経験を明確に。例:「JavaScript経験3年以上」
歓迎スキル あればプラスとなるスキルや経験を記載。例:「ReactやVue.jsの経験」
働き方 リモートワークの可否や勤務形態を明示。例:「完全リモート可」

成功事例

ウォンテッドリー株式会社では、エンジニア採用の際、現場エンジニアと人事が密接に連携し、採用ターゲットの明確化と募集要項の精緻化をおこないました。

具体的には、開発責任者と人事がミーティングを重ね、採用の背景や求めるスキルセットを詳細にヒアリングしたのです。
この過程で、必須スキル(Must)と望ましいスキル(Want)を明確に区別し、求める役割やチーム内での立場を具体化していきました。

さらに、作成した募集要項は複数のエンジニアからレビューを受けつけ、多角的な視点でのブラッシュアップに成功したのです。
これらの取り組みにより、採用要件と現場のニーズとのギャップを最小限に抑え、適切な人材の採用に成功しています。

3-3Step3 採用チャネルの選定

採用チャネルの選定は、優秀なエンジニアにリーチするための重要なステップです。
ペルソナが確定したら、適切な採用チャネルを選定してアプローチ方法を検討しましょう。

候補者と連絡を取る手段は、①求人媒体への掲載 ②ダイレクトスカウト ③人材紹介 ④リファラル採用の4つです。 それぞれの特性を理解し、最適な手法を組み合わせることで効果的な採用活動が実現します。

下表に各チャネルのメリット・デメリット、選ぶ際のポイントを整理しました。

採用チャネル メリット デメリット 選ぶポイント
求人媒体(転職サイト)への掲載 ・広範な求職者にリーチ可能
・多数の応募者を期待できる
・登録ユーザーが多い
・人材紹介より採用単価を抑えやすい
・掲載費用が高額になる場合がある
・応募者の質が多様で選考に時間がかかる
・応募が集まらないリスクがある。
・条件面での比較が激しく、年収競争が生じやすい
・エンジニア採用に強い媒体を選ぶ
ダイレクトスカウト ・採用要件に合う人材に企業から直接アプローチ可能。
・転職潜在層にもアプローチできる
自社の魅力を効果的に訴求できる
・運用次第で採用単価を抑えられる
・手間と時間がかかる
・担当者のスキルに依存する
・送信単価と平均返信率を比較し、効率を考慮して運用する。
人材紹介 ・専門性の高い人材を紹介してもらえる
・採用までの時間を短縮できる
・成果報酬型のため、掛け捨てリスクがない
・成功報酬が高額になることが多い
・自社に採用ノウハウが蓄積されにくい
・条件の良い企業に候補者が集中しやすい
・紹介担当者の能力によって成果が変わるため、担当者選びに注意する
リファラル採用 ・社員の紹介によりミスマッチが少ない
・採用コストを抑えられる
・スキルや経歴を事前に把握しやすい。
・入社後の定着率が高い
・採用単価を抑えられる
・紹介がなければ進まない
・社員のネットワークに依存する
・候補者の母数が少ない
・社員の協力を得るために採用担当者が積極的に働きかける

【4】低コストで優秀なエンジニアを採用するための具体策

4-1コスト効果の高い採用媒体の選び方

採用活動では限られた予算で最大の成果を得るために、コストパフォーマンスの良い媒体選びが重要です。
以下に、サービスを選ぶ際に考慮すべき3つのポイントを解説し、選定基準を具体的に示します。

アクティブユーザー数が多いか

サービスの登録者数だけでなく、実際に利用しているアクティブユーザー数を重視しましょう。
ユーザー数が多いほど母集団が広がり、効果的な採用が期待できます。

ターゲット層の適合性を確認

自社が採用したいターゲット層がそのサービスに存在するかを確認します。
業務内容や勤務体系に適したサービスを選ぶため、事前に採用したい人材像を明確にしておくことが重要です。

料金体系が適切か

「成果報酬型」と「時間報酬型」の料金体系を比較し、自社の採用予算や方針に合ったものを選びましょう。
成果報酬型は採用が決まらなければ費用がかからない一方、採用人数が多いとコストが増加します。
時間報酬型は採用人数が多い場合にコストを抑えることが可能です。

エンジニア採用におすすめの求人媒体

エンジニア採用に強い求人媒体の特徴・費用・選部ポイントを比較表にしました。
費用対効果や自社の採用ニーズに合った媒体を選定する際の参考にしてください。

媒体名 特徴 費用 選定基準
paiza ・63万人以上の登録者
・プログラミングスキルを事前に確認可能
・潜在層が多い登録者層
成果報酬型:年収額の25%~ ・スキル重視の採用をおこないたい場合
・求職者と企業のミスマッチを減らしたい場合
doda ・会員数約798万人
・採用課題に応じたプラン提案
・専門スタッフによる求人広告制作
お問い合わせください ・広範囲にリーチしたい場合
・求職者の多様なニーズに対応した採用計画を立てたい場合
リクナビNEXT ・会員数約1,000万人と国内最大規模
・多様な料金プランと手厚いサポート
18万円~(2週間掲載) ・幅広いターゲット層を求める場合
・中途採用全般で多数の応募者を集めたい場合
イーキャリア ・ITエンジニア・クリエイターに強み
・自社に合った人材を自動で探すリコメンド機能付き
40万円~ ・IT特化型求人を探したい場合
・スカウト機能など多機能なオプションを活用したい場合
type ・会員約370万人
・エンジニア経験者60万人
・求人数に対し求職者割合が高い
100万円~(2職種) ・エンジニアに特化した採用をおこないたい場合
・潜在層・顕在層の幅広い求職者にアプローチしたい場合

4-2インターンシップによる人材発掘の手法

インターンシップは、将来有望なエンジニア人材を発掘するための効果的な手段です。
専門職であるエンジニアの場合、履歴書や面接では判断しづらい実務スキルを直接評価できるため、採用のミスマッチを減らす効果があります。
また、インターンシップを通じて職場の雰囲気や働き方を体験することで、候補者の企業理解が深まり、入社後の定着率向上にもつながるでしょう。

インターンシップへの応募者を増やすには、Webでの情報発信量を増やすことが重要です。
転職者の多くは求人票やスカウトメールだけでなく、ネット上で得られる情報を基に応募を判断しています。 自社サイトや技術ブログ、SNSを活用し、次のような内容を発信すると効果的です。

  • プロダクト開発への想い
  • エンジニアメンバーの紹介
  • 教育体制やスキルアップ支援
  • 社内の雰囲気や働く環境

これらの情報を記事化し、スカウトメールや求人票にURLを添付することで、応募者数や応募率の向上が期待できます。
インターンシップの実施と積極的な情報発信を組み合わせ、効果的なエンジニア採用活動を進めましょう。

成功事例

マイナビ 2023年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(10月)によると、約6割以上の学生がSNSでインターンシップや就活関連の情報収集をしていると回答しています。

その中でX(旧Twitter)を活用したSNS採用の成功事例として注目されるのは、株式会社テレビ東京です。
テレビ東京は「テレビ東京 新卒採用」の公式アカウントを活用し、就活生に向けてインターンシップや選考に関する情報を積極的に発信しました。
エントリー期日に関する投稿を定期的におこなうことで、エントリー漏れを防ぐ対策を講じたのです。
また、求職者の関心を引くため、ユーモア溢れる動画を投稿するなど工夫を凝らした情報発信を展開しています。

この取り組みにより、テレビ東京は求職者からの注目を集め、インターンシップや採用活動で多くの学生を惹きつけることに成功しました。

定期的な情報発信と創意工夫が、効果的なSNS採用を実現したといえるでしょう。

【5】エンジニア採用の成功事例

エンジニア採用に成功した企業の取り組みは、他社も参考にし得る重要なヒントになるでしょう。
ここでは、中小企業「株式会社コーポー」や地方企業「カラビナテクノロジー株式会社」の採用成功事例を紹介し、それぞれの戦略や成功要因を解説します。

これらの事例を自社の採用活動に応用し、より効果的な結果を目指しましょう。

5-1成功した中小企業の採用戦略

まずは、中小企業「株式会社コーボー」から見ていきましょう。

株式会社コーボーの事例:1年半で4名の採用・内定承諾率100%

株式会社コーボーは、徹底したターゲティングと社員一体型の採用活動により、わずか1年半で4名のエンジニア採用を成功させました。
その際の内定承諾率は驚異の100%を達成しています。

採用戦略と取り組み

株式会社コーボーの採用戦略と取り組みは以下の通りです。

  • 企業の想いやビジョンの発信
    株式会社コーボーでは、社長の生い立ちや会社設立までの経緯、さらには会社が目指す方
    向性を中心に、熱意を持って情報を発信しました。
    採用ターゲットに共感を生むようなメッセージをWantedlyを活用して広く配信したのです。
  • エンジニア特有の悩みに寄り添うコンテンツ制作
    転職活動での壁や開発における苦労といったエンジニア特有の課題に焦点を当て、それをどのように解決できるかを社内事例をもとに記事化しました。
    具体的なストーリーを通じて候補者の共感を得るようにしたのです。
  • 採用広報の継続的な活動
    採用活動を一過性のイベントではなく、定期的かつ継続的に実施することで、会社の存在感を高め、候補者に安心感を与えました。
成功要因

採用を成功に導いた要因には、以下の3点が挙げられます。

1.共感を生む情報発信
会社のビジョンや実際の社内事例を発信することで、候補者に「この会社で働きたい」という気持ちを引き出しました

2.ターゲットのニーズに寄り添う姿勢
エンジニアの抱える課題を的確に捉え、それに対する具体的な解決策を提示したことで、候補者との信頼関係を築くことに成功しました

3.Wantedlyの効果的活用
求職者との相性を重視するWantedlyを活用し、単なるスキルマッチングではなく、価値観や働き方のフィット感を高める採用活動をおこないました

他社が参考にできるアドバイス

他社が参考にできるアドバイスとしては、以下のような要素が挙げられます。

  • 自社のストーリーを発信する
    会社の歴史やビジョン、経営者の想いを候補者にわかりやすく伝えることで、共感を生みやすくなります。
  • 候補者目線のコンテンツを作る
    ターゲット層が感じる課題や悩みを捉え、それに対する自社の強みをアピールする記事を制作しましょう。
  • 継続的な採用広報の実施
    定期的に情報を発信することで、会社のブランド力を高め、潜在層を含む多くの候補者にアプローチできます。
  • 採用プラットフォームを活用する
    候補者の価値観に寄り添った採用活動をおこなうため、Wantedlyのような相性重視のプラットフォームを活用するのも効果的です。

これらの取り組みは、限られた採用リソースでも成功可能な戦略として他社にも参考になるでしょう。

5-2地方企業におけるエンジニア採用の実例

続いては、地方企業「カラビナテクノロジー株式会社」の採用成功事例を紹介します。

カラビナテクノロジー株式会社の事例

地方に拠点を置くカラビナテクノロジー株式会社は、エンジニア採用における地理的な課題を克服し、優秀な人材を確保しました。

その成功に導く採用戦略と取り組みや、要因はどのようなものだったのでしょうか。

採用戦略と取り組み

カラビナテクノロジー株式会社の採用戦略と取り組みは、以下の通りです。

  • ダイレクトリクルーティングの活用
    他の採用媒体を利用せず、候補者に直接アプローチする手法を導入しました。
    U/Iターン希望者や地方で働きたいと考える幅広い人材に効率的にリーチしたのです。
  • 等身大の情報発信
    社員紹介や社内制度を中心としたコンテンツを作成し、企業の雰囲気を正確に伝えることで、ミスマッチを防ぎました。
  • 長期的な採用計画
    短期間の成果だけでなく、利用開始から4年間で20〜30名のエンジニアを採用するという持続可能な採用体制を構築しました。
成功要因

採用を成功に導いた要因には、以下の3つが挙げられます。

1.低コストでの採用成功
ダイレクトリクルーティングを活用することで、採用単価を大幅に抑えつつ、質の高い採用活動が実現できた

2.ミスマッチの防止
候補者が企業の雰囲気や働き方を具体的にイメージできるよう、社内の実態を発信したことが功を奏した

3.地方特有の強みを活用
地方での生活や働き方に魅力を感じるU/Iターン希望者に対して、積極的なアプローチをおこなったことが効果的だった

他社が参考にできるアドバイス

他社が参考にできるアドバイスとしては、以下のような要素が挙げられます。

  • ダイレクトリクルーティングを導入する
    人材の母集団が少ない地方企業では、直接候補者にアプローチできるダイレクトリクルーティングが有効です
  • 企業の等身大の情報を発信
    社員紹介や働き方の具体例を示すことで、候補者の不安を取り除き、ミスマッチを防ぐことができます。
  • 長期的な採用計画を立てる
    即効性を追求するだけでなく、持続可能な採用活動を目指し、継続的な人材確保を目指しましょう。
  • U/Iターン希望者へのアプローチ
    地方で働くことに魅力を感じるターゲット層に特化したメッセージを発信することで、採用活動の効果を高めることができます

この事例は、地方特有の課題を抱える企業にとって大いに参考になるでしょう。
リモートワークの活用や地域密着型の採用活動は、今後さらに重要な要素となることが予想されます。

【6】事業を成長させるエンジニアを採用するための戦略

6-1成長に必要なエンジニアスキルの見極め

エンジニア採用において企業の成長を支える人材を見極めるには、スキル評価の基準を明確にしなくてはなりません。

スキル評価の基準が明確でないと、職務経歴や履歴書から正確にスキルの評価ができません。
これにより自社のニーズに合わない応募者を採用してしまい、採用のミスマッチが起こってしまうでしょう。

ここでは、成長に不可欠なエンジニアスキルを見極める方法を解説し、評価基準を表形式で示します。

成長に必要なスキルを特定する

エンジニアのスキルは技術的な専門知識だけでなく、チーム内でのコミュニケーション能力や問題解決力も含まれます。
「技術スキル」「ソフトスキル」「業界知識」といったポイントをもとに、必要なスキルを特定しましょう。

  • 技術スキル:プロジェクトで使用するプログラミング言語やツールの習熟度
    例:「JavaScriptでの開発経験」「AWSの運用知識」など
  • ソフトスキル:チームでの円滑なコミュニケーションや、自己学習能力
    成長環境に適応できるかがカギとなります
  • 業界知識:IT業界のトレンドや自社製品に関連する業務知識

評価基準を設定する

採用時のスキルを適切に評価するためには、以下の基準を設定することが有効です。

  • 技術スキル
  • 問題解決能力
  • コミュニケーション能力
  • 自己学習能力

項目ごとの内容と評価方法を下表にまとめました。

評価項目 内容 評価方法
技術スキル 使用ツールや言語の熟練度を測る コーディングテストや技術面接
問題解決能力 実務での課題対応能力を評価 ケーススタディや実践テスト
コミュニケーション能力 チームでの協調性や意思疎通能力を確認 グループディスカッションや面接
自己学習能力 新しい技術や知識を学ぶ意欲を評価 過去の学習経験や自己PRでの確認

効果的なスキル評価の方法

成長に必要なスキルを的確に見極めることは、採用成功のポイントです。
「技術試験の導入」「複数の視点での評価」といった評価基準を明確化しましょう。

  • 技術試験の導入:候補者に実際の業務に近い課題を与え、実践的なスキルを確認する
  • 複数の視点での評価:採用担当者だけでなく、現場エンジニアやチームリーダーも評価に参加してもらうことで、より正確なスキル判断が可能になる。

上記の方法を取り入れ、多角的な視点で候補者を評価し、企業の成長に貢献する人材を確保してください。

6-2将来性のある人材を見抜くための面接テクニック

面接では、次の4つのポイントに注目することで、将来性のあるエンジニアを見抜けます。

1.仕事の背景理解を確認
過去の業務内容だけでなく、その背景や目的をどの程度理解しているかを見ます。

2.転職理由に注目
転職回数よりも、その理由を掘り下げることで志向性や価値観を把握します。

3.技術習得の目的を探る
技術を学ぶ動機や目的意識が明確であるかを確認します。

4.時事ネタで関心度を測る
最新の技術や業界トレンドへの関心度を会話から探ります。

エンジニアは簡潔に話す傾向があり、口下手な場合もあります。
面接では「いかに相手の魅力を引き出すか」を意識して質問を工夫すると、潜在的な優秀さを見逃さず採用につなげられるでしょう。

仕事の背景理解を確認する質問

エンジニアが自分の業務の背景を理解し、能動的に取り組んでいるかを確認します。
背景を理解したうえで行動している場合、顧客やプロジェクトの目的に基づいた具体的な回答が期待できるでしょう。

質問例
・プログラミングをする際、特に気を付けていることは何ですか?
・その点をなぜ重要だと考えていますか?

評価ポイント
・背景や目的を理解したうえで行動しているか
・指示待ちではなく、主体的に取り組む姿勢があるか

転職理由を深掘りする質問

転職回数ではなく、転職理由やその背景を深掘りし、前向きな志向性を見極めます。
やりたい仕事に対する明確な理由があれば、積極性を評価できるでしょう。

質問例
・前職で転職を考えた理由は何ですか?
・その会社を選んだ理由や、期待したことは何ですか?

評価ポイント
・転職の理由が前向きで論理的か
・自分の目標やキャリアプランに基づいて判断しているか

技術習得の目的を探る質問

技術習得における具体的な目的意識を確認しましょう。
「何のためにその技術を学んでいるのか」を問うことで、学習への姿勢や将来のビジョンを判断できます。

質問例
・最近学んでいる技術やスキルは何ですか?
・それをどのように実務で活かしたいと考えていますか?

評価ポイント
・技術を学ぶ目的が明確で、業務への活用を考えているか
・流行に流されず、自分の目標に基づいて学習しているか

世の中への関心度を測る質問

時事ネタや実務に直結するケーススタディを通じて、業界や社会への関心度を確認しましょう。
この質問では、候補者の柔軟な思考や課題解決力も評価が可能です。

質問例
・最近話題の技術ニュースで気になったものは何ですか?
・もし納期が厳しいプロジェクトを任された場合、どのように対応しますか?
・現場で慢性的に遅れている課題を解決するにはどうすれば良いと考えますか?

評価ポイント
・社会や業界への関心を持ち、最新情報をキャッチしているか
・論理的に課題を分析し、解決策を提示できるか

成長意欲を確認する質問

エンジニアは技術の進歩に伴い、常に新しいスキルを習得する必要があります。 そのため、候補者が自ら成長を追求する姿勢を持っているかどうかを確認する質問が重要です。

質問例
・最近学んだ新しい技術や知識は何ですか?その技術を実務でどのように活かしましたか?
・自分のスキルを高めるために、どのような取り組みをしていますか?

評価ポイント
・自発的に学習をおこなっているか
・学んだ内容をどのように実務に活用しているか

問題解決能力を見極める質問

エンジニアに求められる重要なスキルのひとつが、問題解決能力です。
過去のプロジェクトでの課題や失敗に対する対処方法を聞くことで、実務での柔軟性や論理的思考を判断できます。

質問例
・過去のプロジェクトで直面した困難な課題は何ですか?その解決にどう取り組みましたか?
・複数の選択肢がある中で、最適な解決策を選んだ経験を教えてください

評価ポイント
・問題の本質を正しく理解しているか
・解決策を選ぶためのプロセスが論理的か

コミュニケーション能力を測る質問(チームでの協調性)

エンジニアリングの分野では、チーム内での円滑なコミュニケーションがプロジェクト成功のカギです。
候補者が他者と協力し、情報を共有できるかを確認します。

質問例
・チームで意見が対立した際、どのように解決しましたか?
・他の職種(例:デザイナーや営業)との連携で工夫したことがあれば教えてください

評価ポイント
・他者の意見を尊重しながら、自分の意見を伝えるスキル
・チームワークへの積極的な姿勢

面接の評価基準表

将来性のあるエンジニアを見極めるには、過去の経験やスキルだけでなく、今後の成長可能性に焦点を当てることが大切です。
候補者の人柄や潜在能力を引き出す質問を用い、総合的に判断しましょう。

面接の評価基準例を下表にまとめました。

評価項目 内容 評価方法
仕事の背景理解 プログラミングをする際、特に気を付けていること、その点をなぜ重要だと考えているか ・背景や目的を理解した上で行動しているか
・指示待ちではなく、主体的に取り組む姿勢があるか
転職理由の深掘り 前職で転職を考えた理由、転職にあたり期待したこと ・転職の理由が前向きで論理的か
・自分の目標やキャリアプランに基づいて判断しているか
技術習得の目的意識 最近学んでいる技術やスキル、 それをどのように実務で活かしたいか 仕事内容技術を学ぶ目的が明確で、業務への活用を考えているか
世の中への関心度 最近話題の技術ニュースで気になったもの 社会や業界への関心を持ち、最新情報をキャッチしているか
成長意欲 自発的な学習・スキルアップの姿勢 学習経験に関する質問・回答
問題解決能力 複雑な課題に対する柔軟かつ論理的な対応力 過去のプロジェクト経験の質問
コミュニケーション能力 チームでの協調性や意思疎通能力 チームでの課題に関する質問
技術スキル 言語やツールの習熟度、新技術への対応力 実務経験や技術課題に関する質問

【7】エンジニアを採用する際のポイント

エンジニア採用を成功させるには、人事担当者がエンジニアの特性や心理を深く理解し、働きやすく魅力的な職場環境を整えることが必要です。
エンジニアの心理を理解するためのアプローチとあわせて、魅力的な職場環境を整えるためのステップについて解説します。

また、人事が知るべきエンジニアやITの知識についてもチェックしていきましょう。

7-1エンジニアの心理を理解するためのアプローチ

エンジニアは、職場で何を重視し、どのような価値観を持つのでしょうか。

以下に、エンジニア心理を理解し、信頼関係を構築するための具体的なアプローチを紹介します。

戦略としてのアプローチ例も紹介しているので、参考にしてください。

キャリア目標を共有する

エンジニアの多くは、スキルアップや成長する機会を求めています。

戦略例
採用時に「どのような技術を習得したいか」や「目指すキャリア像」をヒアリングし、企業として支援できることを具体的に提案しましょう。

働きやすさを重視する

エンジニアは業務環境の整備や、過度な干渉のない自由な働き方を好む傾向があります。

戦略例
リモートワークや副業を許可する制度を整え、柔軟な働き方を提案しましょう

技術に対する興味を共有する

エンジニアにとって、最新技術や挑戦的なプロジェクトは魅力的です。

戦略例
自社が取り組む技術やプロジェクトを紹介し、候補者が興味を持てるテーマを強調しましょう。

7-2将魅力的な職場環境を整えるためのステップ

エンジニアにとって魅力的な職場環境を整備することは、採用だけでなく定着率向上にもつながります。 以下が具体的なステップです。

1.社内コミュニケーションの活性化
エンジニアはチームでの協力が不可欠です。
定期的なミーティングやオープンな意見交換の場を設け、情報共有と連携を促進しましょう。
フラットな組織文化を育めれば、意見を発言しやすい環境を作りだせます。

2.柔軟な働き方の導入
リモートワークやフレックスタイム制度を導入し、エンジニアが自分のライフスタイルに合わせて働ける環境を提供します。
仕事とプライベートのバランスが取りやすくなり、モチベーションの向上につながるでしょう。

3.公正な評価制度の確立
成果やスキルに基づいた明確な評価基準を設定し、エンジニアの努力が正当に評価される仕組みを構築します。
定期的なフィードバックやキャリア面談を通じて成長の方向性を共有できれば、モチベーションを維持できるはずです。

4.スキルアップの支援
最新技術の研修やカンファレンスへの参加支援、資格取得の補助などエンジニアの成長をサポートする制度を整備します。
スキルアップを支援する環境を整えることにより、個々のスキル向上や企業全体の技術力強化が期待できるでしょう。

5.快適な作業環境の提供
高性能な開発機器やデュアルモニターの提供、静かな作業スペースの確保などエンジニアが集中して作業できる物理的環境を整えましょう。
また、リフレッシュスペースやカフェテリアの設置も効果的です。

6.健康管理と福利厚生の充実
定期健康診断やメンタルヘルスサポート、リフレッシュ休暇の導入などエンジニアの健康と福利厚生に配慮した制度を提供します。
福利厚生に配慮した制度が充実することで、長期的な勤務継続と生産性の向上が期待できるでしょう。

【8】エンジニア採用の流れ

エンジニア採用プロセスは、計画的かつ段階的に進めることで成功率を高められます。 人事が知っておきたい、エンジニアを採用する主なステップは以下の通りです。

1.採用市場の分析と戦略立案
市場を把握し、自社の採用目標を明確化しましょう。

2.求人要項の作成
分析した自社のペルソナ設計を基に、魅力的な求人票を作成します。

3.採用チャネルの選定と募集開始
自社のターゲットに適したチャネルで求人情報を発信しましょう。

4.応募者選考と面接プロセス
書類選考や面接を通じて候補者を絞り込みます。

5.内定とフォローアップ
内定承諾後も円滑なオンボーディングを支援することが大切です。

市場分析・戦略立案 → 求人要項作成 → 採用チャネル選定 → 募集開始 → 書類選考 → 面接 → 内定 → 入社フォロー

8-1採用市場分析と戦略立案の重要性

エンジニア採用市場は変化が激しいのが特徴です。、
目まぐるしく変化する採用市場で採用を成功させるには、市場を的確に分析し自社の戦略を立案することが不可欠です。
以下に、分析方法と戦略立案のポイントを示します。

エンジニア採用市場を把握するための5つのポイント

1.競争状況や求人倍率を把握
現在の市場での採用難易度を理解するために、求人倍率や競争状況を調査しましょう。

2.エンジニア市場の情報収集
採用活動を適切に進めるために、最新の市場動向を把握することが大切です。

3.採自社の強みを確認
自社の特色や競争優位性を整理し、採用活動に反映させましょう。

4.競合他社の動向を調査
他社の採用手法や条件を調べ、差別化のポイントを明確にすることが重要です。

5.採用計画の立案と実行
得た情報を基に採用計画を策定し、具体的なアクションに移しましょう。

戦略立案の要素

エンジニア採用市場の分析と戦略立案は、効果的な人材確保に不可欠です。
分析時に考慮すべき要素を下表にまとめました。

分析要素 内容
市場の競争状況 エンジニアの求人倍率や競合他社の採用動向を把握し、自社の立ち位置を明確にする。
自社の強みと特色 他社との差別化ポイントを明確化し、採用活動で効果的にアピールする。
ターゲット人材像 求める技術や人物像を具体的に設定し、採用基準を明確化する
採用チャネルの選定 エンジニア採用に強みのある媒体やエージェントを活用し、効果的な人材獲得を目指す。
採用条件の見直し 応募状況に応じて、募集要項や条件を柔軟に調整し、適切な人材確保を図る。

8-2効果的な面接プロセスの設計方法

面接は応募者のスキルと人物像を確認し、相互理解を深める重要なプロセスです。
まず、人物像の評価では、過去の経験や企業理念への共感度、コミュニケーション能力を確認しましょう。

一方、スキルの評価では、これまで携わったプロジェクトの内容を通じて即戦力となる能力を見極めることが重要です。
面接は単なる選考の場ではなく、応募者が企業を理解する機会でもあります。
できる限りリラックスした雰囲気をつくり、不安を解消できる場を提供することが大切です。

また、応募者からの質問を受け付ける時間を設け、企業の魅力や働く環境について丁寧に伝えましょう。
内定後には、承諾率を高めるためのフォローをおこなうことがおすすめです。

たとえば、現場エンジニアとの交流や食事会などを通じて、実務が始まる前の不安を取り除き、内定者との信頼関係を築けるため内定辞退を防げるでしょう。

面接プロセスのポイント 具体的内容 注意点
人物像の評価 経験や価値観、企業理念への共感度やコミュニケーション能力を確認 個人の価値観や性格を深掘りしすぎないよう注意。プライバシーを尊重する
スキルの評価 プロジェクト実績や技術力を重視 技術用語を難解にしすぎず、候補者がリラックスして話せる環境を作る
応募者の不安解消 リラックスした雰囲気を提供し、質問の場を設ける 一方的に企業の魅力を話すだけでなく、応募者の質問や懸念にも耳を傾ける
内定後のフォロー 現場エンジニアとの交流やイベントで信頼関係を強化する 面接官が優位に立たないよう注意。応募者が対等に話せる場を提供する

【9】エンジニア採用のことなら「ONE」

株式会社ONEでは、中途採用・新卒採用・アルバイト採用など、幅広い採用ニーズに対応したサービスの提供が可能です。

大手求人メディアから地元密着型の求人まで取り扱い、さらに採用代行や人材紹介をはじめ、採用サイト制作、人事ツールなどの導入支援もおこなっています。

また、16,000社以上の企業をサポートしてきた実績を持つONEは、豊富なノウハウを活かし、採用から人材の定着、活躍までワンストップでサポートが可能です。

エンジニア採用における課題解決に向けて最適な戦略をご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。

採用に関するご相談はこちら

採用手法といっても多くの方法があり、どの方法が自社に適しているのかわからない企業が多いと思います。

採用のプロが企業の特徴や採用課題にあった採用手法のご提案できればと思いますのでお気軽にお問合せ下さい。

【10】まとめ

エンジニア採用を成功させるためには、事前準備とプロセスの正確な実行が欠かせません。

市場動向を把握し、エンジニア特有のニーズを理解したうえで、ペルソナ設計や採用チャネル選定をおこなうことが重要です。
また、職場環境の整備やスキルを見極める面接テクニックを活用すると、より優秀な人材を確保できます。

株式会社ONEのサポートを活用すれば、採用活動の課題を効率的に解決し、成長につながる採用が実現可能です。
求める人材を獲得するために、採用成功への第一歩を踏み出しましょう。

監修・執筆:ONEライターチーム

監修・執筆:ONEライターチーム

こんにちは、ONEライターチームです。私たちは人事・採用に携わる担当者様向けに様々なお役に立ち情報を発信しています。

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