ロールモデルの意味とは?例や効果、見つけ方を解説!

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ロールモデルの意味とは?例や効果、見つけ方を解説!

2023/12/25

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こんにちは。求人広告代理店・採用代行の「株式会社ONE」です!

ロールモデルという言葉をご存じでしょうか?ロールモデルの設定は、社員の成長や組織の活性化に繋がると考えられており、多くの企業で注目されています。

このページでは、ロールモデルとは何かから導入の効果や活用のためのステップについて紹介します。

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1. ロールモデル(の意味)とは?

ロールモデルとは、模範となる人物のことを指す言葉です。
行動だけでなく、考え方やキャリア形成など、さまざまな場面で「手本」となる人物のことをいいます。
会社においては、スキルを含めてロールモデルを設定します。
ロールモデルは一人とは限らず、状況ごとに分けて複数人を設定することも可能です。

参照:ロールモデルの普及

1-1ロールモデルが注目されている背景

多様な考え方や働き方を受け入れようとする動きが強い昨今では、ロールモデルにも注目が集まっています。
ロールモデルを設定することで、「会社として求めている社員像」を伝えやすくなるためです。

たとえば夫婦共働きで子どもがいる社員をロールモデルとして設定することで、今後結婚して子どもも持ちたいが仕事も続けていきたいという社員に対し、キャリア形成の方法を見つけるヒントを与えることができます。 ロールモデルを設定することは、人それぞれ求めるものが違う中で、一種の「軸」となるといえるでしょう。

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2. ロールモデルにふさわしい人物とは?

ロールモデルは「仕事の手本となる人物」です。「このような人になりたい」と思えるような人物をロールモデルに設定する必要があります。

また、ロールモデルは一人に絞らず、複数人設定しましょう。自分の成長したい分野や見本にしたい箇所がはっきりと理解できるのでなりたい自分に近づくことが出来ます。

具体的にどのような人物がロールモデルになるのかを説明していきます。

2-1身近な上司、先輩社員

優秀な上司や先輩をロールモデルに設定し、手本とすることはとても重要です。一緒に業務を行っていると、仕事への姿勢や行動が見えやすいです。自分と比較しやすく足りないものを理解することができるので、成長の近道になります。

また、業務以外でも、結婚や出産、育児などのライフイベントに関しても、上司を見本にすることで、キャリアプランを立てやすくなります。

2-2接点のある他社の人物

取引先や協力業者など社外で接点のある方をロールモデルにすることは、仕事の姿勢やスキルを見本にするうえで適しています。

社内の人物と違い、関わりが少ないため公平な視点で見れるので、手本にしたい箇所を明確に判断できます。

2-3有名人や歴史上の人物

有名人や歴史上の人物をロールモデルにするのもおすすめです。

ただ注意点は、なぜその人物をロールモデルに選んだのかを具体的にすることです。どの部分を実際の業務に落とし込むことができるのか、その人を見本にすることで、どうなれるのかを考えておかないと、目標としては抽象的すぎるものとなってしまいます。

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3. ロールモデルの効果は?

ロールモデルを持つことで得られる効果をご紹介します。

3-1キャリアプランを立てやすくなる

社内外から信頼されている先輩社員や的確な指示を出す管理職など、ロールモデルとなる人物が職場にいると、キャリアプランを立てやすくなります。

というのも、職場に憧れるロールモデルがいれば、その人物を目標として習得するべきスキルや経験が明確にイメージできるためです。

3-2組織の活性化

社員各自が「お手本にしたい」と思える存在を持つことは、組織の活性化につながります。

ロールモデルを持つと、その人の考え方や仕事の仕方を学習しようと密接に意思疎通を図るようになるため、コミュニケーションの活性化や能力向上が期待できます。

また、自分自身もロールモデルになることを意識するようになると、業務への介入や後輩への指導が積極的に行うようになるため、組織の活性化につながります。

3-3女性が活躍できる風土づくりに繋がる

女性活躍の推進で苦労している企業も多い中、出産後も家庭と仕事を両立しているロールモデルを設定し推進していけば、女性活躍を推進する風土が作りやすくなります。

また、こういった取り組みを積極的に行っていることで、離職率の低下や求人効果の向上など様々な効果が期待できます。

3-4スキル、成長スピードの向上

明確にロールモデルが設定されていることで、社員は目指すべき目標を明確に持つことができます。
現在の自分のスキルとの比較がしやすいこともあり、成長のスピードが早くなることも期待できます。
社員一人ひとりの成長スピードが向上すれば、会社としての成長速度も速くなるでしょう。

3-5社内コミュニケーションの活性化

ロールモデルを設定し、目標として目指すためには、情報を収集する必要があります。
ロールモデルの考え方や行動の意味、今までのキャリアなどを知ることで、自分が理想に近づくためのヒントを得ることができるためです。
ヒントを得るには、ロールモデルと接点を持ち、できれば言葉をかわすことが効果的です。
こうした動きを通じて、社内のコミュニケーションが活性化する効果も期待できます。

3-6離職防止

ロールモデルがいることで、離職につながる漠然とした不安を軽減する効果も見込めます。
幾多の困難を超えてきたロールモデルがいると、自分の将来の姿を描きやすくなるためです。

  • このまま働いていても成長できる気がしない
  • 将来どうなってしまうのか不安が募る
  • 成長のためにどうしたら良いのかわからない

といった不安は、同じような困難を乗り越えてきた存在がいるだけで軽減されやすくなります。
また、実際にロールモデルに相談できる環境が整っていれば、不安を大幅に減少させ、自社で成長し活躍していきやすくなります。

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4. ロールモデルになる人物とは?その人の要件とは?

ロールモデルになる人物は、職務や経験によって異なります。

ここでは、新入社員・中堅社員・ベテラン社員に分けて、ロールモデルになる人物に必要な要件をご紹介します。

4-1新入社員のロールモデルになる人物要件

先輩社員や上司の指示に従って適切に作業されることを求められるため、

  • 相手が伝えたいことを正確に聞き取り、理解できる
  • 状況を見て、聞きに行くタイミングを計れる
  • 質問に対する的確な応答ができる
  • 分かりやすく資料を作成できる
  • タイムスケジュールを立て、その通りに進行できる
  • 積極的な知識習得に努めている
  • 率先して周囲のサポートができる
  • 仕事への積極性がある
  • 誠実な対応ができる

といった能力を持つ人材をロールモデルに設定すると良いでしょう。

4-2中堅社員のロールモデルになる人物要件

教育や指示出しを行うようになる中堅社員は、実務推進を求められるため、

  • 相手の意図を正確に理解できる
  • 相手の発言から課題やリスクを把握できる
  • 的確なコミュニケーションが取れる
  • 相手の理解度に応じた説明ができる
  • 改善案とその根拠を簡潔に伝えられる
  • 優先度を決めて効率よく業務を遂行できる
  • 会議に必要な段取りを中心となって動ける
  • 自主的に学ぼうとする
  • キャリアプランを立てている

といった要件が必要だと考えられます。

4-3ベテラン社員のロールモデルになる人物要件

リーダーなどの責任ある立場につくことも多くなるベテラン社員は、チーム・組織のパフォーマンス向上を求められるため、

  • 相手の真意を引き出せる
  • 職位や年齢などに捉われず、相手の意見に耳を傾けられる
  • 現状や課題、改善案など経緯を踏まえて簡潔に説明し、相手の理解を促進できる
  • 会議の適切な進行役、指揮役ができる
  • 要求を通す交渉力がある
  • 権限譲渡を促進できる
  • 作業効率の促進によるチーム全体の生産性を上げられる
  • 人脈づくりを行っている

などの要件が必要となります。

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5. ロールモデル設定の手順・方法

本来、ロールモデルは社員各自で見つけるものです。

しかし、対象となるようなわかりやすい人物が社内にいない、そもそも社員同士の交流が乏しくロールモデルを見つけられていないといった場合には、会社側が積極的に働きかけロールモデルを見つける支援をする必要があります。

5-1企業のステップ

企業がロールモデルを見つける支援をするステップは、ロールモデルの設定・育成・周知の順で行います。

ロールモデルの設定

ロールモデル設定時に把握すべき点は、

  • 企業としてどのようなロールモデル提示したいと考えているか
  • そのロールモデルは年代別などで社内にいるか

の2点です。

ロールモデルとなる人物の育成

ロールモデルの設定ができたら、その人物の育成を行います。

ロールモデルの育成方法は、

  • 集合研修
  • 個別育成

の2通りが挙げられます。

集合研修

キャリア別の研修会や座談会などによって、

  • モチベーションアップ
  • 課題の共有や解決
  • 部署を超えた社員間のネットワーク構築
  • リーダー育成

などを行います。

個別育成

個別に育成計画を立てて、OJT(職場内研修)やOff-JT(集合研修)による教育訓練を行います。例えば、

  • 計画的な移動・配置
  • 必要な知識やスキル習得のための自己啓発支援
  • リーダーシップやマネジメントに関する研修参加
  • 個別にメンターを付ける

などの取り組みが挙げられます。

ロールモデルの周知

最後に、ロールモデルの周知を行いましょう。

ロールモデルが社内にいても、その存在が知られていなければ意味がありません。

ロールモデルの周知方法は、

  • 社内報やイントラネットへの掲載
  • 社内研修や採用活動での事例紹介

などの方法があります。

などの方法があります。

  • 関心の高い「仕事と生活の調和」「スキルアップ」「転勤」などのテーマにまとめて紹介する
  • 仕事と育児の両立などは、現実的な課題や克服プロセスを紹介する
  • 趣味やプライベートなどの業務以外の面も紹介するなど

下記のように紹介方法を工夫することが大切です。

5-2個人のステップ

社員自身がロールモデルを活用するステップは、ロールモデルの選定・ロールモデルの行動特性分析・模倣の順で行います。

ロールモデルの選定

できる限り身近な人の中から、

  • 自分よりも高いレベルの能力を発揮している人
  • 学びたい行動ができている人
  • 高い技術や知識のある人

など、尊敬できる人物をロールモデルとして選定します。

先述の通り、ロールモデルは複数でも構いません。

お手本にしたい行動やスキルごとにロールモデルを設定することで、それぞれから学ぶことができます。

ロールモデルの行動特性を分析する

「○○さんのようになりたい」など漠然と思うのではなく、ロールモデルの行動をしっかりと観察し、どこを模倣するべきなのか根拠を一つずつ抽出します。

例えば、

  • 念入りな調査や準備を行うため、提案力やクロージング力がある
  • 細やかな対応で顧客からの信頼が厚い
  • 叱る時は人のいないところで行い、褒める時は人前で行う

など、具体的にピックアップしましょう。

その行動を「情報収集力」や「伝達力」といった行動特性に分類していくことで、学ぶべきポイントが明確になります。

ロールモデルの行動を模倣する

ロールモデルの行動の中で、すぐに実行できそうなものから模倣していきます。

実際に模倣することで、その行動の根拠を考えるようになるため、行動パターンが身についていきます。

そして、模倣した結果を振り返り、改善していきます。

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6. 女性のロールモデルの活用方法は?

女性の躍進が期待される近年では、女性のロールモデルを活用したいと考える企業も増えています。
女性だからこその悩みや困難を乗り越えてきたロールモデルを設定することで、多くの女性が活躍しやすい環境を整えることが可能です。

たとえば、結婚や出産を経て会社へ復帰したロールモデルがいれば、

  • ここで働いていて、結婚や出産ができるだろうか
  • 結婚や出産をしても働き続けるのは難しいだろうか

と考える女性に、一つの道を指し示すことができます。

社内にロールモデルとなる人物がいなければ、育成する方法も検討してみましょう。

  • 女性のみが対象の、育児休暇後のフォローアップ研修会などを開催する
  • 女性管理職と女性社員との交流を目的とした会の開催
  • 女性の次世代リーダー育成を目的とした選抜研修の実施

このような取り組みによって、ロールモデルを計画的に育て増やしていくことができれば、女性が活躍しやすい環境を整えることができます。

参照:女性社員の活躍を推進するための「メンター制度導入・ロールモデル普及マニュアル

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監修・執筆:ONEライターチーム

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