司法試験に合格できる人とは?現役弁護士に独自インタビュー
そんな方へ向けて今回は、「司法試験に向けた勉強方法」や「司法試験合格のコツ」に着目して現役弁護士のさんにお話を伺いました。
司法試験を受けようか悩んでいる方は参考にしてみてください。
菅野 正太
上智大学法学部法律学科 卒業
早稲田大学大学院法務研究科 卒業。中小企業法務、不動産取引法務、寺社法務を専門とする弁護士法人永総合法律事務所の勤務弁護士。
現在、第二東京弁護士会仲裁センター委員、同子どもの権利委員会委員の役職に携わる。
本記事では、消費者庁の「アフィリエイト広告等に関する検討会 報告書」に基づき広告を掲載していることを明記しています。
本記事では、消費者庁の景品表示法「比較広告に関する景品表示法上の考え方」に基づき各案件の比較を行っています。
目次
司法試験に向けた勉強方法などを解説!
司法試験に向けた勉強はどこで学びましたか?
大学のころは、基本的に大学の講義に集中する形をとっていました。
ロースクール入学後も勉強のスタイルはあまり変わっていません。
授業が忙しかったので、予備校は利用せず、独学で基本書や演習書を利用していました。
司法試験に合格するためにどれくらい勉強しましたか?
平日は授業終了後から午後8時頃まで勉強し、夕食をとってから翌日の午前2時くらいまで勉強していたと思います。
休日であれば、午前は自由時間で、午後2時頃から午後8時頃まで勉強し、その後夕食をとってから翌日午前2時ころまで勉強していました。
勉強時間の平均としては、平日なら8時間程度、休日なら12時間程度になろうかと思います。
勉強の場所は自宅か近所のカフェがほとんどです。
司法試験に合格するためにどんな内容を勉強していましたか?
法律の世界はまず条文から始まります。
試験に問われているところがどの法律の何条にあたるところで、文言の何が問題であるのかを意識し、学習の際には些細なことでも必ず六法を引くようにしていました。
司法試験で扱う分野は民事で三法(民法、会社法、民事訴訟法)、刑事で二法(刑法、刑事訴訟法)、公法で二法(憲法、行政法)となります。
特に会社法で問われる問題は条文を忠実に理解しているかを問う事項が多いです。
また、どの科目であっても判例がどういった内容の判示をしているのかも重要になるため、判例百選を全科目揃えた上で、事例と判旨を理解することに努めていました。
司法試験に合格するまでの期間は?難易度など
司法試験に合格するまでにどれくらいの期間がかかりましたか?
私が弁護士になろうと思ったのは高校2年生のころからでした。
その頃から法学部に進学し、司法試験を受けることまで決めていたので、大学入学から勉強を始めています。
幸いにして1回で合格できたので、期間としては大学1年生からロースクール卒業後までの約6年になります。
司法試験は難しかったですか?
司法試験の過去問を初めてみたのは、ロースクール最終学年の夏休みだったのですが、これなら1回か2回で合格できるだろうなとは思えました。
もっとも、一生の進路がかかっているという点で、プレッシャーはとても大きかったです。
通信講座を選ぶコツは「自分の弱点を把握」すること
司法試験に合格するための通信講座の選び方を教えてください。
自分もあまり長い期間通信講座を利用していたわけではないのでが、予備校ごとに多種多様な講座があり、レベルや内容も異なってくると思います。
そのため、自分の弱点を把握し、受講の目的を意識したうえで必要な講座を選ばれるのがいいのではないかと思います。
法曹に向いている人は”人と関わっていくことが好き”な人
法曹にはどんな人が向いていると思いますか?
司法試験が通過点にあるため、どうしても勉強が得意だからという理由だけで法曹を意識する人が一定数見受けられます。
むしろ弁護士なら依頼人、検察官であれば被疑者、被告人、裁判官であれば原告や被告など、法曹の仕事は必ず「人」とかかわっていくものです。
一般企業の就職活動でもよく聞くことですが、コミュニケーション能力はとても大切です。
人と関わっていくことが好きだといえる人は、法曹に向いていると思います。
法曹は自分の専門性と裁量を活かせる”やりがい”の大きい仕事
これから司法試験合格を目指す人や司法を目指す人にコメントをお願いします。
司法試験は法曹を目指す人にとっては避けられない関門の一つです。
法曹の仕事はどの進路に進んだとしても責任の大きい仕事になります。
その分、自分の専門性と裁量を活かせるのでやりがいも大きいです。
法曹の仕事に関心のある人は、ぜひチャレンジしてもらいたいと思います。
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