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機電系学生が採用できない!効果的採用方法と採用が難しい理由を解説
こんにちは。求人広告代理店・採用代行の「株式会社ONE」です!
理系学生(理学部)の中でも、特に機電系(機械系、電気系、電子系)学生の需要は高く採用に苦慮する企業が多くあります。
機電系学生の採用が難しい背景には様々な理由があり、それらを理解した上で、対策を打たなければ採用することはできません。
今回は、機電系学生の採用に困っている企業さまに向けて、機電系学生が採用できない理由や対策方法について解説します。
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目次
機電系学生とは、機械工学、電気工学、電子工学といった学科に在籍する学生の総称です。
機電系の学生は理系の中でも特に多忙な学部と言われており、日々実験や研究などに追われ、就職活動に十分な時間を割くことが難しいといわれています。
機電系の学生は多くの業界や企業から求められ、非常に採用が難しいといわれています。
なぜ、機電系の学生は多くの業界や企業から求められるのでしょうか。
日本は世界的に有名な自動車メーカーや電子メーカーなどが多数あり、それに伴い国内にも多くの拠点があります。市場規模も他の産業と比べ非常に多いため多くの人材を必要としています。
こうした需要に加え、近年では様々なものがデジタル化しています。デジタル化というとITというイメージがありますが、ITの分野は一般的にはソフトウェアの部分を担っており、デジタル機器をはじめとするハードウェアでは機電系人材(機電エンジニア)の人材が欠かせません。
このような背景から、機電系学生への需要は高まるばかりです。
理系の学生の中でも、特に機電系の学生は実験や研究などの学習の中で、社会人に必要とされる「仮説⇒実験⇒検証⇒改善」(PDCAサイクル)を経験しています。
そのため、社会人になってからもPDCAサイクルを行い、より高い成果を上げられるのではないかという期待があり、様々な業界から求められる理由になっています。
企業が新たな技術やサービスを開発するうえで、研究開発は欠かせません。
研究開発の分野では、数字やデータに強いこと、専門知識があること、さまざまな機器、ソフトウェアなどの使い方に慣れていることなどが必要になります。
機電系の学生は授業や研究室などでこういった経験を積んでいることが多く、場合によっては大学時代から、企業との合同研究に参加しているということも珍しくありません。
このようなことから、即戦力となりやすく市場価値が高い点が、機電系の学生が求められる背景となっています。
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機電系学生の採用が難しい理由にはどういったことが挙げられるでしょうか。
本項でその理由についてご紹介します。
機電系学生は、一般的には自動車メーカー、機械メーカーの技術職になるイメージがありますが、その限りではありません。
電力、ガスといったインフラ業界の技術職、IT業界の技術職などをはじめ、多くの業界の技術職として活躍できます。
それだけでなく大手企業や有名ベンチャー企業などの中には、数字に強く、目的達成意識が高い点を評価し、経営企画や事業企画といったポジションで機電系の学生を採用する動きもあります。
このような背景から機電系学生の需要は非常に高いものとなっています。
また、経済産業省産業技術環境局の企業アンケートでは、「5年後技術者が不足すると予想される分野」の第1位が機械工学の12.4%で、唯一10%を超える結果となりました。
団塊世代等の退職や業界全体の人手不足も拍車をかけて、機電系学生への需要は高まるばかりです。
そもそも、機電系の学生は母数が少ないため、採用が難しいです。
2019年に行った文部科学省の調査によると、いわゆる機電系の学部に該当する“工学部“に在籍する学生は学部生全体の14.6%でした。つまり、学生が10人いても機電系の学部生は1~2名ほどしかいないことになります。
具体的総数については、2019年の学部生は約261万人ですので、機電系の学生はわずか38万人となります。
また、情報系学部などの人気が高まっていることなどが影響し、理系学生の中でも工学系を志望する学生は年々減っていることも学生数自体が少ない理由になっています。
機電系の学生は進路が多岐にわたるため、ターゲットとなる学生の母数は非常に少ないです。
そもそも、機電系学生は約半数が大学院に進学します。そのため、学部生を対象とした就職市場にはあまり出てきません。
また、機電系の学生は、本人が希望すれば営業や事務といった文系職にも行けますし、プログラミングに関する知識も大学で学ぶため、人気のIT業界への就職も多いです。
そのほかにも、機電系の学生は基礎学力が高い傾向にあるため、公務員、教育関係など様々な分野に就職していきます。
つまり、機電系を学んでいても、必ずしもものづくりの業界に進むとは限らないため、母数が少なく採用が難しいのです。
機電系のほとんどすべての学生が大学、大学院で研究室に所属します。
多くの研究室は、すでに大手メーカーや有名企業などとつながりがあり、優秀な学生は在籍中にスカウトされ就職していきます。
機電系の学生は企業から人気が高いため、技術職などへ就職する場合は、就職活動をせずとも学校の紹介、研究室の紹介、家族の紹介などで就職を決めていきます。
こういった背景があるため、市場に出ている学生も機電系以外の分野への就職を考えているケースが多いため、なかなか採用できません。
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機電系学生に対し自社を効果的にアピールするためには、学生の動きを知り採用活動をスタートすることが大切です。
本項では、機電系学生の就活スケジュールについてご紹介します。
6月には、夏のインターンシップ募集が解禁されます。
日頃、研究や実習に追われる機電系学生も、夏休みには興味のある業界のインターンシップに参加します。メーカー系の企業は2週間~1ヶ月の長期間実施することもあります。このインターンシップで学生の囲い込みを行う企業も多くあります。
この時期から、大学主催の就職ガイダンスや業界研究セミナーが始まります。
文系学生と同様に活動を進める時期です。夏の間、学会や研究などでインターンシップに参加できなかった学生は、1日型のインターンシップなどに参加することがあります。
大学の試験期間に入ります。
合間を見て、多くの学生は志望業界のイベントに参加します。OB、OGを参加させるジョブマッチングというイベントには、志望業界が固まってきている学生が多く参加します。
4月になると再び忙しくなるため、この時期に活動する学生が多くなります。
3月1日が就職の広報活動解禁日になります。
国立大学をはじめとする上位校では、この日から合同企業説明会などが開催されるため、この時期に就活を始める学生もいます。
機電系学生は需要が高いため、この時期からのスタートでも問題なく間に合います。
志望業界が固まっている学生は、OB・OG面談や企業面談と称した、実質の選考へと進むこともあります。
公募による推薦もこの時期に始まります。
マイナビの調査による同時期の内々定率は、理系男子16.3%、理系女子14.3%(いずれも19年3月時点で20年卒の学生対象)となっており、学生全体の12.7%を上回っています。
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機電系学生の採用を成功させるためにはいくつかの対策が必要です。本項では、そのポイントについてご紹介します。
機電系学生の学生生活は非常に多忙です。
彼らの学事日程を把握し、就活しやすい時期に採用スケジュールを設定しましょう。他社も同様にスケジュールを組むので、遅れをとらないようにすることが大切です。
また、先述の通り機電系の学生は常に各所から声をかけられています。
そのため、一般的な就活生の動きに合わせるのではなく、大学周りをしたり、インターン向けのイベントに参加したり常に種まきをしておくことも重要です。
中小企業の場合は、大企業とは違った魅力をアピールしましょう。
小規模ながらも最先端の技術を取り入れていることや世界トップクラスの技術を有している場合は、最高のアピール材料になります。自社の技術紹介を詳しく行いましょう。
そして、自社で働くことでどのようなスキルを身につけられるか具体的に提示しましょう。学生に自分の将来のキャリアイメージを持ってもらう工夫が大切です。
また、小規模だからこそ早い時期から社内の中心となって活躍できる企業風土があることなどをアピールしましょう。
ひと昔前の就職活動ではマイナビ、リクナビといった就職情報サイトに情報を掲載し、合同説明会に数回参加していれば、学生を採用できていました。
しかし現在は、大学生の有効求人倍率は非常に高く採用が難しい状況が続いているだけでなく、就職情報サイトの数は増えダイレクトリクルーティングサービス、人材紹介など採用チャネルも増えています。
そのため、従来通りのサービスを利用しているだけでは採用が難しくなっているのです。
そのため、常に情報収集し、使用する採用ツールを広げるといった対応が求められます。
日々研究などで忙しい機電系学生にとって、会社説明会やセミナーに参加できる時間は限られます。彼らに効果的に採用ブログ、採用専用サイト、Twitter、Instagram、YouTubeなど様々なチャネルを用いたオンラインでの情報発信が欠かせません。
求人広告だけでは発信できない情報をこれらのツールで発信し、学生にアプローチしましょう。
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機電系学生に効果的な採用手法にはどのようなものがあるでしょうか? 本項で具体的にご紹介します。
理系学生に特化した新卒人材紹介会社があります。
紹介会社が母集団形成を行い企業に紹介するため、企業は採用工数を減らすことができます。担当コンサルタントと自社の採用担当が細かく打ち合わせをすることで、求める人材のミスマッチも防げます。
紹介会社の殆どは成功報酬型のため、内定承諾まで費用はかかりません。非常にメリットの大きいサービスです。
就職サイトの活用はすでに多くの企業が行っているでしょう。
ただ、学生からの応募を待つだけでは難しい理系学生の確保は、スカウトメールの活用が有効です。母集団形成にもつながるので、インターンシップの時期から継続して掲載しましょう。
サイト内の「理系マイナビ」では、理系学生向けの業界研究・就職対策の情報を発信。イベントも随時開催。
キャリタス就活は、ディスコが運営する就活情報(新卒採用)サイトです。
適職診断や就活ノウハウの発信など、就活生目線に立ったコンテンツを提供することで学生からも企業からも支持される就活情報サイトとなっています。
「リクナビ就職エージェント」では、専任アドバイザーが理系学生に直接求人紹介を行う。学校推薦の公募だけでは振り向かない特定専攻の理系学生の応募を促すことができる。
採用活動では、合同説明会、合同相談会、合同セミナーなどに参加することが必須です。就職活動の早い段階から実施しているイベントもあるので、積極的に参加しましょう。
こうしたイベントでは理系学生に特化したものもあり、求める人材と出会えるチャンスです。直接対面して説明できる機会なので、開放的なブースで学生が入りやすいよう工夫しましょう。自社パンフレットなども、事業内容や将来のキャリアの展望が見えるものを作りましょう。
イベントの規模は、大型のものから当日中に内定が出せる密度の高いものまでさまざまです。目的に合わせて参加しましょう。
機電系の学生は研究室とのつながりで推薦を受け、就職を決めるケースが多くあります。そのため、大学の研究室やキャリアセンターと接触を持つことが有効になります。
自社の社員の出身大学の研究室や就職課を訪問するといいでしょう。
総合系の大学では、接点がない企業からの問い合わせは断られることもあります。
長期戦覚悟で臨みましょう。
労働意欲が高くて優秀な人材が多い外国人採用も効果的です。特に、アジア系の学生は日本での就職を希望することが多く、よいマッチングの機会になります。
日本語検定でビジネスレベルのN1~N2を持つ学生も多くいるため、まったく日本語が話せないという学生はあまりいません。
現地でのイベントや会社説明会も開催しているので、積極的に参加しましょう。
近年では、コーポレートサイトとは別に採用情報だけを掲載した「採用サイト」「採用メディア」を制作し運用する企業が増えています。
近年では、マイナビ、キャリタス就活といった就職情報サイトを見るだけでなく、コーポレートサイトや採用サイト、企業の運営するSNSなど様々なメディアから情報を収集します。
その時、採用サイトがあれば、就職情報サイトでは伝えきれなかった企業の魅力を、余すことなくアピールできます。
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機電系学生は、母数が少ない上に、就職活動をしない学生も多く、非常に採用が難しいです。
しかし、少ないながらも採用市場に出てくる学生は必ずいます。
そういった学生を振り向かせ採用を成功させるためには、機電系学生について理解し、アピールの接点を増やすために、採用ツールを工夫することが重要です。
また、学校訪問や研究室訪問、自社社員からのリファラル採用などリアルでも活動も欠かせません。
この記事を参考にしていただき、機電系学生の採用にチャレンジしていただければ幸いです。
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