内定者フォローのイベント事例12選 辞退防止のポイントやおすすめツールをご紹介

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内定者フォローのイベント事例12選 辞退防止のポイントやおすすめツールをご紹介

2023/10/31

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内定者フォローのイベント事例12選 辞退防止のポイントやおすすめツールをご紹介 こんにちは。求人広告代理店・採用代行の「株式会社ONE」です!

内定者の辞退は、採用担当者にとって頭を悩ませる大きな課題です。

優秀な人材が内定辞退してしまうと、人員計画が台無しになるだけではなく、採用に関するコストや時間が無駄になってしまいます。

この記事では、内定者の辞退を防止するポイントや、内定者フォローに利用できるサービスを紹介します。

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目次

【1】内定者フォローとは


【2】内定者フォローの目的・重要視される背景

【3】2023年最新の内定者フォローの動向

【4】なぜ学生は、内定者フォローを求めているのか

【5】内定辞退を防ぐポイント

【6】内定者フォローの一般的な流れ


【7】内定者フォローの事例と注意点

【8】オンラインで実施可能な内定者フォローの事例と注意点

【9】内定者フォローを依頼できるサービス

【10】ユニークな内定者フォローの企業事例3選

【11】まとめ

【1】内定者フォローとは

内定者フォローとは、内定した人材に対して、辞退を防ぐために企業側が行うさまざまな施策のことです。

優秀な人材は他の企業からも内定を受けることが多いため、迷った結果、自社の内定を辞退することが考えられます。

内定者の辞退を防ぐために、企業側は内定者の不安や迷いを払拭し、入社へのモチベーションを高めることが大切です。
貴重な人材の確保のため、多くの企業が内定者フォローの取り組みを始めています。

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【2】内定者フォローの目的・重要視される背景

内定者フォローが重要視される背景には、売り手市場があります。

就職氷河期などの買い手市場では、内定を出せば基本的に辞退などはありませんでした。
しかし、売り手市場の現在では、求職者が企業を選ぶ時代になり、内定辞退も当たり前になっています。

優秀な人材は、複数の企業から内定をもらい、さまざまな視点で入社する企業を選ぶので、内定辞退が多く見られるようになりました。

企業は、内定者が抱える不安や悩みを解決し、意欲を伸ばすような取り組みを行わなくては、他社との採用競争に勝ち残れません。

優秀な人材を確保するために、内定で終わりではなく、内定から入社、そして長く勤めてもらうための内定者フォローが重要視されているのです。

内定者フォローには3つの目的があります。どのような目的があるのか、一つひとつ確認していきましょう。

2-1内定辞退の防止

内定者フォローの最大の目的は、内定辞退の防止です。
採用は人員計画が基礎となり、計画に則って一連の採用活動が行われます。

そのため、内定した人材が辞退してしまうと計画通りに進まなくなり、採用活動にかけたコストや時間が無駄になってしまうのです。

就職先として自社を選んでもらうためにも、内定者フォローは非常に重要な施策といえます。

2-2早期退職の防止

厚生労働省の調査によると、令和2年度における就職後3年以内の離職率は、31.2%にのぼります。

早期退職を防ぐ目的としても、内定者フォローが必要です。

「会社のイメージが違った」「仕事内容にギャップがある」など、早期退職の理由はさまざまですが、内定者との密なコミュニケーションで解消できるものも少なくありません。

2-3入社前の準備

意欲的な学生に対する入社前の準備も、内定者フォローの目的に含まれます。
「仕事内容を知りたい」「仕事に役立つ知識を得ておきたい」と思う内定者に対して、社内のことを理解してもらったり、学びの場を提供したりすることは非常に有効です。

内定者の意欲を伸ばすことによって、入社後に活躍できる人材も確保できるでしょう。

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【3】2023年最新の内定者フォローの動向

2024年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査

引用:株式会社ディスコ「2024年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査

上表は、株式会社ディスコが企業を対象に行った調査結果です。
同調査によると、2024年新卒採用のテーマとして「選考中/内定後の辞退防止」を選択した企業が16.5%で2位、「プレ期(3月より以前)のアプローチとつなぎ止め」が、11.7%で4位となり、内定者のフォローを重視する回答が上位に来ています。

また、マイナビの「2023年卒内定者意識調査」では、学生が希望する内々定者フォローの実施方法について公表しています。

調査の結果、

  • 対面の内々定式…57.4%
  • 対面の内定者懇親会…55.3%

と、いずれも前年より10ポイント以上、対面での実施を望む学生が増加したことが分かりました。

先輩社員や人事との面談や社内見学も、対面実施を希望する学生が増えています。
ただし、面談はWebでの実施を望む学生も一定数いるため、状況に応じて対応すべきでしょう。

新型コロナウイルスが沈静化したこともあり、内定先との相性を判断するために、対面を望む人が増えているようです。

これらの動向から2024年卒の新卒採用では、内々定の段階からフォロー施策に力を入れる企業が増え、オンラインから対面での施策に切り替えるケースが多くなると考えられます。

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【4】なぜ学生は、内定者フォローを求めているのか

社会人1年生の内定者は、どんなことを欲し、どんなことに不安を感じているのでしょうか。内定者が実際に興味のある6つの要素をご紹介します。

4-1不安感の解消

内定者は、就職することに対してさまざまな不安を抱えています。
中でも不安感がもっとも強いのは、「この会社に決めて本当に良かったのか」ということです。

自分なりに考えて選択をしたつもりでも、隣の芝生が青く見えることはよくあります。

4-2入社後の人間関係

入社後の人間関係は、誰もが不安に思うものです。
「同僚・先輩・上司とうまくやっていけるか」人間関係に関する不安は、新入社員にとって非常に大きなものでしょう。

こうした人間関係の不安は、内定辞退だけではなく、早期退職を招くこともありますので、できる限り解消する必要があります。

4-3同期内定者の把握

「同期の内定者はどんな人がいるのか」「自分以外の内定者を知りたい」と思うのは当然のことです。

「一緒に働く仲間としてうまくやっていけるか」「スキルや知識に差異はないか」など、同期だからこその不安は、必ず持っています。
入社までどのような同期がいるのかわからない状況では、内定者の不安が募る一方でしょう。

4-4職場の雰囲気

職場の雰囲気は人間関係と同様、学生が重視している条件の一つです。

学生は「自分はどんな雰囲気の職場で働き、その雰囲気に馴染めるのか」など、大きな不安を抱えています。実際に働く前に、職場の雰囲気を知りたいと思う学生は多いです。

4-5入社までの事前準備

「入社までに準備できることはないか」と考える意識の高い学生もいます。 これは、仕事をする上で今の自分に足りないものを見極め、入社までに知識やスキルをできる限り身に付けておきたい、という高いモチベーションを持っている学生のケースです。

4-6自分への会社の期待度

会社が自分に何を期待しているのかを知りたいと思う学生も多いです。
「組織の一員として何をするべきなのか」を明確にすることで、仕事に対するビジョンを描くことができます。

不安感から「自分が期待に応えるために何をするべきか知りたい」と考えていることもあるでしょう。

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【5】内定辞退を防ぐポイント

内定辞退は、企業にとって大きな痛手です。内定辞退を防ぐポイントにはどのようなものがあるのか、7つのポイントを紹介します。

5-1自社の魅力を伝える

自社の魅力を伝えるのは、内定辞退を防ぐ重要なポイントです。

就職活動において、学生は自分なりに情報を収集しますが、全てを理解しているわけではありません。

業務内容・部署の説明など、実際に働く上で必要な情報や、自社ならではの魅力を伝える機会を持つことが大切です。

5-2内定通知はインパクトやユニークさを重視する

内定通知の出し方に、インパクトやユニークさを持たせることもポイントになります。

他社との差別化だけではなく、「本当に自分を必要としてくれているのか」という内定者の不安を解消することが必要です。
ただ内定を知らせるだけではなく、強く印象に残る内定通知を考案してみましょう。

5-3自社社員とのコミュニケーションを取る機会を増やす

内定者と自社社員のコミュニケーションを取る機会も増やしましょう。
採用担当者だけではなく、年齢の近い先輩社員とのコミュニケーションは、多くの内定者が求めています。

内定者たちと同じような悩みを抱えていた社員が、現在どのように活躍しているのかを知れば、内定者が抱えている悩みや不安を解消できるでしょう。

5-4定期的な連絡・意思確認を取る

内定が出たら終わりではなく、内定後も定期的に連絡を取り合って、関係性を構築しましょう。

定期的な連絡と丁寧な対応をすることで、会社に対する信頼度が高まります。
意思確認や状況を把握するだけではなく、不安を解決する機会として活かすことがポイントです。

5-5入社後の業務内容を詳しく説明する

入社後の業務内容を詳しく説明することは、不安解決に大きく貢献します。

内定者のみでの研修ではなく、実際に職場を見学して業務の流れを見てもらうなど、入社後のフォローにもつながる企画を実施するのもおすすめです。

5-6同期内定者との連帯感を醸成する

同期内定者との研修や懇親会など、連帯感を醸成する機会を設けることも大切なポイントです。

「どんな人と一緒に仕事をするのか」「同期にはどんな人がいるのか」と、不安に思う内定者は多く存在します。

コミュニケーションを取り、仲間意識を高めることが、内定辞退や早期退職の防止につながります。

5-7SNS活用で社内情報を提供する

SNSの活用で社内情報を提供することも有効です。
社内の日常やイベントの様子などをSNSにUPすると、企業の魅力をアピールできますし、内定者からの反応も確認できます。

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【6】内定者フォローの一般的な流れ

内定者フォローの内容や実施時期は、内定者の状況によって異なります。
ここでは、内定者フォローの一般的な流れについてご紹介しますので、実施する際の参考にしてください。

実施目的 ポイント イベント例
1 内定者の意思確認 不安や疑問を解消し、自社で活躍するイメージを作ってもらう 面談
2 内定者同士の関係構築 内定者同士が交流する機会を提供し、連帯感を高める 内定者懇親会
3 企業理解の促進 企業理念や各部署の業務内容、関係性・役割について説明する 社内報
職場見学
社内イベント
インターンシップ
アルバイト
4 早期人材育成 基礎知識や心構えを身につけさせる e-ラーニング
書籍配布
合宿研修

内定者の意思確認では、就職することへの不安や疑問を解消することが重要です。メールや電話で定期的に連絡を取って内定者と信頼関係を構築し、入社意思を固めましょう。

入社意思が高まったら、内定者同士が交流できる場を提供します。
内定者同士の関係性が深まれば、人間関係への不安も軽減しますし、連帯感が高まり内定辞退の防止につながります。

ただし、入社意思の低い内定者が一定数以上存在する場合、他の内定者の入社意思も下がる可能性があるため、注意が必要です。

また、企業や業務内容の理解促進も欠かせません。
内定者は、就職先の企業や従事する仕事について詳しく知りたいと考えているため、詳細を伝えましょう。

入社後、早期活躍してもらうためには、内定者にビジネス基礎力を身につけさせることが重要です。グループワークやe-ラーニングなど、学ぶ機会を提供して不安解消につなげましょう。

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【7】内定者フォローの事例と注意点

内定者フォローの重要性はわかっていても、どんな施策を講じればよいのかわからないという採用担当者の方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、内定者フォローの事例と注意点をいくつかご紹介します。

7-1座談会

実際に会社で働く先輩社員との座談会は、内定者にとって情報収集の場です。

同年代の先輩社員から役職者まで、さまざまな立場・年代の人との交流は、疑問や不安の解消につながります。

【注意点】
対応する社員の感じが悪かったり、話の内容がつまらなかったりすると、悪い印象を与えてしまいます。
事前にロールプレイングなどを実施し、悪い印象を与えないよう工夫しましょう。

7-2内定者懇親会

内定者同士のコミュニケーションの場として、懇親会を設けるのもおすすめです。
同期たちとうまくやっていけるのか、不安を感じている内定者は多いので、交流する機会を設けましょう。

【注意点】
1回だけで終わってしまうと、十分な効果を得にくくなるため、複数回の実施が大切です。万が一、相性の悪い関係が見えた場合は、早めに適切な対処をする必要があります。

7-3少人数での学生面談

人数の多い場所では、なかなか発言できない学生もいるため、少人数での面談を複数回行うこともおすすめです。
不安や疑問を解消できる場があると、内定者は安心できるでしょう。

【注意点】
内定者がそれぞれどんな性質を持っているのか、見極めることが肝心です。少人数の面談を行う場合は、複数回・定期的に行うことがポイントになります。

7-4内定者研修

内定者に向けた研修は、同期の一体感や入社後のモチベーションUPを生みだす効果があります。同じ状況で不安を抱える同期は、入社後も大きな存在となります。

【注意点】
入社前に自信をなくしてしまう可能性があるため、研修をハードな内容にすることは控えましょう。

7-5社内イベントへの参加

社内イベントに参加してもらうのも有効です。
社内の雰囲気がわかるだけではなく、部署間を超えた一体感を得ることができます。

人間関係や社内の様子に不安を抱えている内定者にとっては、雰囲気を知る絶好の機会となるでしょう。

【注意点】
座談会・懇親会のようなイベントも良いですが、屋外で開放的な気分になれるイベントも有効です。

7-6自社の選考フローの振り返り

採用活動実施後は、必ず自社の選考フローを振り返りましょう。
内定者にアンケートを取れば、学生視点で改善すべき点や競合比較がしやすくなり、採用活動をブラッシュアップできます。

【注意点】
超売り手市場の中、求める人材を採用するには学生視点で採用計画を立てることが重要です。
課題や改善点、自社ならではの魅力を見つけるためにも、必ず採用活動全体を振り返りましょう。

7-7社内報や会社案内などの送付

社内報や会社案内、社史、PR誌などを送付する方法もあります。

たとえば、

  • 自社の価値観
  • 会社の動向
  • 支社の紹介
  • 社員インタビュー
  • 社内イベントの様子

といった情報を共有すれば、自社に対する内定者の理解が深まります。

社内報などで内定者を紹介すると「会社の一員と認められたようで嬉しい」と感じる人も多いです。新入社員紹介や内定式の様子を積極的に発信しましょう。

【注意点】
“送付すること”が目的とならないよう注意が必要です。
社内報や会社案内は、内定者の企業理解を深める手段の1つと認識し、どの情報を何で伝えるのかを決めましょう。

7-8入社後配属する予定の職場見学

配属予定先の見学会も有効です。
職場見学を行う際は、内定者の配属先の先輩社員にも同席してもらいましょう。人間関係の構築や業務内容の説明などに役立つため、内定者に安心感を与えられます。

【注意点】
単に職場を見せるだけでは、雰囲気に呑まれて不安が強くなったり、印象に残らなかったりする可能性があります。

  • 見学前:見学ポイントが書かれたシートを配布する
  • 見学後:グループディスカッションを行う、レポートを提出する

などを行い、理解を深めましょう。

7-9アルバイト

内定者をアルバイトとして受け入れると、帰属意識の向上や入社前研修の効果を期待できます。
内定者の働く姿を見れば、個性や適性も把握できるため、配属先やメンターを決める判断材料を得られます。

【注意点】
アルバイトやインターンへの強制は厳禁です。
内定先からの提案は断りづらいものなので、内定者の負担が減るよう工夫しましょう。

7-10郵送やWeb上での通信教育

内定者に通信教育を受けさせる企業も多いです。
通信教育では、社会人としての心構えやビジネスマナー、基本的なPCスキル、企業理解促進に関する内容まで、多様なカリキュラムが存在します。

また、レポート提出や試験への参加を呼びかけた上で、業界・業務に関連する書籍を送る企業もあります。

【注意点】
課題量や進捗確認の頻度によっては、学業やプライベートとの両立が難しくなります。
通信教育の目的をしっかりと説明した上で、無理のないスケジュールを組みましょう。

7-11内定式

多くの会社が行う内定式も、内定者フォローの一つです。

採用担当者だけではなく、トップの人間からメッセージをもらえることは、内定者にとって非常に嬉しいものです。

【注意点】
内定式は大きな節目です。
オンライン形式でも内定式を行う意義は大きいため、極力開催しましょう。

7-12資格取得支援

内定者フォローは、企業が学生の不安に寄り添いながら内定者との関係を築くことが大切です。
仕事内容やキャリアに対する内定者の不安をフォローする事例の1つとして、資格取得支援が挙げられます。

資格取得支援は、内定者に対して資格取得に必要な費用や学習環境を提供するものです。
スキルアップやモチベーションの向上につながるので、仕事内容やキャリアに対する不安解消を期待できます。

資格取得支援のポイントは、対象となる資格を明確にし、取得のための具体的なサポート体制を構築することです。

注意点としては、内定者に負担を軽減するサポートを心掛けることや、フォローを行う担当者との密なコミュニケーションが求められます。

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【8】オンラインで実施可能な内定者フォローの事例と注意点

コロナ禍でも実施できるオンラインの内定者フォローの事例には、

  • オンライン社内見学会
  • eラーニング・オンライン研修
  • 内定者フォローツールの導入
  • YouTubeなどによるインタビュー動画

などがあります。

注意点とあわせて紹介しますので、ぜひご覧ください。

8-1オンライン社内見学会

選考をすべてオンラインで実施した場合、内定者は1度もオフィスを訪問しないまま入社日を迎えることになります。

そのため、オフィス環境に不安を抱えている場合もあるでしょう。

社内ツアーや社員紹介、実際に従業員が働いている様子などをオンラインで紹介すると、オフィスの雰囲気が伝わるため、内定者の不安が和らぎます。

8-2eラーニング・オンライン研修

eラーニングやオンライン研修を活用して、業務に必要なスキルや知識を入社前に習得してもらう企業が増えています。

ただし、実施にあたっては、多忙な内定者に負担をかけないように配慮する必要があります。
企業から一方的に課題を要請するのではなく、学生自身が楽しみながら取り組めて学業に支障が出ないコンテンツを企画しましょう。

また、強制参加や時間制約のある研修は、賃金が発生するケースもあるため、コンプライアンス違反にならないよう注意が必要です。

8-3内定者フォローツールの導入

内定者フォローツールは、内定者と企業または、内定者同士のコミュニケーションを効率的に行うためのサービスです。

メッセージ機能や掲示板機能を活用して内定者と企業や、内定者同士の理解を深めて関係を構築するのに役立ちます。

また、リアルタイムで内定者と連絡できるだけではなく、内定者管理も効率化できます。

8-4YouTubeなどによるインタビュー動画

社員インタビューや、1日の流れを追った動画を作る企業も増えています。
動画を活用すると、より臨場感を持って仕事のやりがいや楽しさを内定者に伝えることが可能です。

動画を作成すれば、採用サイトやYouTubeなどで気軽に視聴できるため、企業理解を促し、より親近感を持ってもらえます。

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【9】内定者フォローを依頼できるサービス

内定者フォローは、時間や人材を割く必要があるものです。

自社のリソースでまかなうことが難しい場合は、内定者フォローに特化したサービスの利用を検討してみましょう。

ここでは、内定者フォローを依頼できるサービスを紹介します。

9-1採用一括 かんりくん

運営会社 HRクラウド株式会社
初期費用 ※要問い合わせ
月額費用 ※要問い合わせ
特徴
  1. 導入社数500社以上
  2. 新卒・中途もまとめて管理できるシステム
  3. 説明会・面接の予約も可能
公式サイト https://www.career-cloud.asia/

9-2Motify HR

運営会社 株式会社アックスコンサルティング
初期費用 330,000円~
費用
  1. スタンダードプラン:440円/1ID
  2. プレミアムプラン:1,100円/1ID など
特徴
  1. 面談の質問の事前設定が可能
  2. 時系列で面談ログの管理ができる
  3. 定期的に配信するアンケートで社員の働きがいを可視化
公式サイト https://motifyhr.jp/

9-3バヅクリ

運営会社 バヅクリ株式会社
初期費用 ※要問い合わせ
費用 ※要問い合わせ
特徴
  1. 導入企業300社以上
  2. 内定者同士の交流の場を提供
  3. 最短3日で導入が可能
公式サイト https://naiteisha.buzzkuri.com/

9-4内定者パック

運営会社 株式会社プロシーズ
初期費用 25,000円
費用
  1. シンプル:5,000円(内定者1名あたり)
  2. eラーニングミニマム:12,000円(内定者1名あたり)
  3. eラーニングベーシック:15,000円(内定者1名あたり)
  4. eラーニングアドバンス:18,000円(内定者1名あたり)
特徴
  1. 内定者向けのeラーニングが無制限で受講可能
  2. 内定者専用アプリあり
  3. 3,200社以上の豊富な導入実績
公式サイト https://www.naiteisha.jp/

9-5エアリーフレッシャーズクラウド

運営会社 EDGE株式会社
初期費用 ※要問い合わせ
費用 10人パック:192,500円~
特徴
  1. ビジネスマナーなどのeラーニングを無償で提供
  2. 重要な連絡に利用できるおしらせ機能が搭載
  3. アンケートの実施・提出物の管理も可能
公式サイト https://fresher.jp/

9-6チャンバラ合戦 -戦IKUSA

運営会社 株式会社IKUSA
初期費用 ※要問い合わせ
費用 ※要問い合わせ
特徴
  1. 社内イベントとして利用が可能
  2. チームビルディングに最適
  3. 多世代で楽しめるイベント内容
公式サイト https://tyanbara.org/business/

9-7グロービス学び放題フレッシャーズ

運営会社 株式会社グロービス
初期費用 無料
費用 9,900円/人(利用期間9ヶ月)
特徴
  1. 無料トライアルあり
  2. コメントを投稿できるSNS機能搭載
  3. 管理画面で学習状況の進捗確認が可能
公式サイト https://freshers.globis.co.jp/

9-8エブリONE

運営会社 エブリ株式会社
初期費用 無料
費用 基本料金:10,000円/月+利用料金:300円/アカウント
特徴
  1. 内定者SNSのスマートフォンアプリ化を実現
  2. 1契約で複数のコミュニティ作成が可能
  3. ウイルス対策ソフトを標準装備
公式サイト https://one.every365.jp/

9-9サイバックスUniv.

運営会社 リスクモンスター株式会社
初期費用 入会金:50,000円
費用
  1. ~100名:60,000円/月
  2. ~150名:90,000円/月
  3. ~200名:120,000円/月
  4. ~250名:150,000円/月
  5. ~300名:180,000円/月
特徴
  1. 無料お試し期間あり(1ヶ月)
  2. 定額制の会員サービスを実現
  3. ラインナップは約2,500コース
公式サイト https://www.cybaxuniv.jp/

9-10フレッシャーズ・コース

運営会社 株式会社ダイヤモンド社
初期費用 不要
費用
  1. フレッシャーズ・コース2022:8,000円/部
  2. Webフレッシャーズ・コース2022:8,000円/名 など
特徴
  1. ペーパー版・WEB版から選択が可能
  2. リフレクション・テストによる学習効果測定が可能
  3. 新入社員必携マナー&コミュニケーション・E-PDCAトレーニング・コースなど他のコースもあり
公式サイト https://jinzai.diamond.ne.jp/tools/fresherscourse/

9-11Any See

運営会社 システム・エボリューション株式会社
初期費用 22,000円 ※キャンペーンによる無料期間あり
費用 年額55,000円/内定者1人当たり
特徴
  1. SNSでのコミュニケーション管理が可能
  2. 内定辞退の兆候を自動検知
  3. eラーニング機能を研修に活用
公式サイト https://sys-evo.co.jp/anysee/

9-12Chaku2 NEXT

運営会社 株式会社サーフボード
初期費用 ※要問い合わせ
費用 ※要問い合わせ
特徴
  1. 30日間の無料お試し期間あり
  2. 担当者と学生をつなぐSNSアプリ
  3. お知らせやアンケートの配信も可能
公式サイト https://www.chaku2.jp/

9-13MOCHICA

運営会社 株式会社ネオキャリア
初期費用 ※要問い合わせ
費用
  1. フリープラン:0円/月(上限応募者数30名)
  2. ライトプラン:25,000円/月(上限応募者数300名)
  3. スタンダードプラン:65,000円/月(上限応募者数無制限)
特徴
  1. LINEとの連携機能あり
  2. ファイルアップロード機能・選考ステータス管理機能搭載
公式サイト https://official.mochica.jp/

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【10】ユニークな内定者フォローの企業事例3選

少し変わったユニークな企画を用意すれば、学生の印象に残ります。モチベーションが高まり、入社辞退も避けられるかもしれません。

内定者が楽しめるユニークなフォロー事例を3つご紹介します。

10-1内定者がイベントを企画する

内定者がイベントを企画する

内定者による社内イベントの企画は、グループワークとは異なる形で結束を強められるでしょう。

イベントに参加するだけでなく、自分たちでイベントを企画すると、内定者は主体性が強まり社会人としてのスキルを身につけられます。

例えば、会場の予約やスケジューリングといった実務に近い経験も積めます。

ただし、内定者にすべて任せきりにならないよう注意しましょう。円滑に運営できるように、人事や運営チームが協力する姿勢を忘れないことが重要です。

10-2内定者による社内報の作成

内定者による社内報の作成

内定者に社内報を作成させる機会を与えると、印象に残る有意義な経験になるでしょう。

企画や構成を考える過程で内定者同士が連携して課題に取り組むことで、お互いのつながりを深めると同時に、協力しながら業務を進める重要なスキルを磨けます。

さらに、社内報の作成には先輩社員や管理職へのインタビューが欠かせません。
インタビューにより、内定者は組織の事業構造や事業内容について深く理解するだけでなく、上司や先輩とのコミュニケーションスキルも向上させられます。

10-3合宿を開催する

  合宿を開催する

内定者だけでなく、人事や先輩社員も参加する合宿を開催している企業もあります。
例えば、株式会社オールアバウトは内定者同士や先輩社員との関係構築を目的として、1泊2日の内定式合宿を行っています。

研修やレクリエーション、グループワークなどの活動によって人間関係が構築できるため、毎年好評を博しているそうです。

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【11】まとめ

内定者フォローは売り手市場の現状を踏まえると、非常に重要度が高いことがわかります。

優秀な人材を逃さないためのポイントは、丁寧なコミュニケーションです。
社会人1年目として多くの不安を抱える内定者の目線に立ち、できる限り不安や疑問を解消できるような施策を考えましょう。

内定者フォローをサポートするツールも、多くの企業が提供しています。
無料お試し期間などを利用して、自社に合ったツールを探してみることもおすすめです。
内定辞退や早期退職を防止するために、他の企業と差別化が図れるような対応を考案しましょう。

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監修・執筆:ONEライターチーム

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