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面接官が聞いてはいけないタブーとは??質問のNG例と対策を解説
こんにちは。求人広告代理店・採用代行の「株式会社ONE」です!
厚生労働省のガイドラインにも規定されている通り、面接官には公正な採用選考の実施が求められます。
当然ですが、応募者の資質を見極めるためなら「どのような質問をしても良い」というわけではありません。
タブーとされる質問をしてしまった際は、会社の信用問題に関わる場合があるほか、法律違反となる場合もあるため注意が必要です。
面接官として応募者を選考する立場になるなら、ここでご紹介するタブーについて知識を深めておきましょう。NG例や対策についても知っておくと安心です。
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目次
採用可否を判断する上で、面接官は重要な役割を担います。
公正な選考を行うためには、
の3つを押さえておく必要があります。
それぞれ、どのような内容なのか見てみましょう。
面接官である以上、私情を挟んだ採用判断は許されません。
人を相手にする業務であることから、どうしても私情が入りやすい業務ですが、公正な採用をするためには、主観による判断は避ける必要があります。
面接で応募者と話を進めていくと、「この人とは個人的に話が合いそう」「面接とは関係ないけど、○○についても聞いてみたい」と思うこともあるでしょう。
こうした主観的な考えは、公正な採用判断を妨げる可能性があります。もし、このような考えが頭をよぎっても、選考の場で質問するのは控えましょう。
会社の面接は、面接官との相性を測るものではなく、会社が欲する人材であるかどうかを判断するためのものです。
一個人としての感情や価値観は脇に置き、面接官として公正に業務を進めなければなりません。
日本では、全国民が職業を選択する自由を有しています。
また、企業にも、それぞれの基準によって採否を決める「採用の事由」が認められています。
そのため、採用選考においては、応募者の適性や能力が自社の希望と一致するかどうかについて、見定めなければなりません。
ここでのポイントは、あくまでも「適性や能力に基づいた選考を行う」という点です。
応募者の基本的な人権を侵害するような選考は認められていません。
差別の意識がなかったとしても、本来ならば知らなくても良い情報を得たことで、判断に影響を与えることもあるでしょう。
たとえ、応募者の緊張をほぐすための雑談「アイスブレイク」であっても、応募者に不快感を与えてしまうこともあるため注意が必要です。
応募者にとって、面接官は企業そのものです。
面接する側にとっては大勢の内の1人であっても、応募者にとっての面接官は記憶に残りやすいことを理解しておきましょう。
万が一、応募者に「差別的な質問をされた」と感じさせてしまった場合、ネガティブな情報がインターネットで拡散されることもあります。
悪評が広まれば、企業イメージの低下だけでなく、その後の採用活動が困難になったり、売上に影響を及ぼしたりするリスクも考えられます。
そのため、面接官は「自社の顔」という意識を強く持ち、応募者一人ひとりに誠実な対応をすることが大切です。
面接官が聞いてはいけないタブーとは??質問のNG例と対策を解説
厚生労働省が定めた指針によると、
については面接で質問しないようにと定めています。ここからは、それぞれの事項について見ていきます。
参考:厚生労働省「公正な採用選考の基本」
応募者本人にはどうしようもなく、一切責任がない事項についての質問は禁止です。
上記が、この事項に該当します。
たとえば、家族構成や家族の仕事、学歴のほか、持ち家かどうかなどについての質問も禁じられています。
応募者本人に責任のない事項によって、採用結果に影響が出てしまうことを防ぐためです。
面接時の質問だけでなく、履歴書などの応募書類にも、記載項目を設けないようにしましょう。
基本的人権を尊重するにあたり、応募者本人が自由に選択できる事項についての質問も禁止されています。
上記のように、応募者が自分で自由に選べるものについては、たとえ直接的な質問でなくても避けましょう。
「将来どのような人になりたいか」「尊敬する人物は誰か」などの質問も、基本的人権を侵害する場合があるため、NGです。
また、「結婚の予定があるか」「子どもができても仕事を続けるか」といった質問は、ハラスメントにも当たるため避けましょう。
面接官が聞いてはいけないタブーとは??質問のNG例と対策を解説
面接での質問のタブーとして
の2つをご紹介しましたが、実際にどのような質問が該当するのかについて、ここから具体的にご紹介します。
タブーとなる事柄は、
の11項目に分類しました。
併せて、それぞれの質問例を挙げましたので、参考にしてください。
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本籍や出生地についての質問は、基本的人権の侵害にあたるためタブーです。
などの質問は禁止です。
たとえば、本籍や出生地が日本以外にある場合、就職差別を受ける可能性があるためです。
質問だけでなく、応募に際して戸籍謄本や戸籍抄本、本籍記載の住民票の提出を求めることも禁止されています。
採用面接において、家族のことを質問してはいけません。
家族の状況が、採用の判断に影響することは許されないためです。
このような質問は、たとえアイスブレイクであったとしても避けるべきです。
住宅の状況や資産についての質問は、応募者の経済状況に関するプライベートな内容です。
応募者の能力などを判断する上では必要ない情報となり、偏見の原因となる場合もあるため避けましょう。
地元の話題はアイスブレイクとして聞きたくなるかもしれません。しかし、住んでいる地域のイメージが応募者本人の印象に影響することもあるためNGです。
家庭環境や生活環境に関する質問も、全般がタブーです。
このような質問は採用の面接には一切関係がなく、応募者の能力に関わるものでもないため避けましょう。
宗教は、個人が自由に選び信仰できるものです。
宗教を理由に採用の可否を決めてしまうと、基本的人権の侵害となるため注意しましょう。
このような、宗教に関係する質問はNGです。
どの政党を支持するかなどの政治に対する考え方も、個人の自由です。
このような質問は、回答によって偏見につながる場合があるため禁止されています。
応募者の人柄を知りたい一心で、ふと出てきてしまいそうな質問ですが、これもタブーです。
信条も人生観も、個人の自由として憲法で保障されているため、質問しないようにしましょう。
思想の自由を侵害しないために、下記のような質問も禁止されています。
つい聞いてしまいそうな質問が多いですが、基本的人権を尊重するためには避けなければなりません。
応募者の性別に特化した質問をすると、性差別となる場合があるため注意が必要です。
場合によっては、男女雇用機会均等法に反することもあるため、気を付けなければなりません。
また、LGBTQ関連の質問もタブーです。
労働組合や学生運動などの社会運動についての考え方も、質問してはいけません。
このような質問をすることは、プライバシーの侵害になる場合があるためです。
応募者を理解したいという思いで、つい質問してしまいそうな内容ですが、これも基本的人権の侵害となる場合があります。
新聞や雑誌についての質問も、禁止です。
たとえば、履歴書の趣味欄に「読書」と記載があっても、質問することはタブーです。
面接官が聞いてはいけないタブーとは??質問のNG例と対策を解説
タブーに該当するとしても、
については、尋ねることができます。
ただし、双方ともに尋ねても良い場合と尋ねてはいけない場合があるため、どのような状況なら問題ないのかについて見てみましょう。
テレワークやリモートワークを取り入れている企業の場合、自宅での業務が可能かどうか、質問できます。
本来であれば自宅についての質問はタブーですが、業務を遂行する上で必要と考えられるためです。
ただし、テレワークやリモートワークを取り入れているからといって、住宅状況などの質問がすべて許されるわけではありません。
あくまでも、業務に関わる質問のみが対象で、
の3つだけが許されています。
これに対して、こちらから質問しなかったとしても、下記のような回答につながる可能性がある質問は禁止されています。
など、業務には関係のない情報が含まれる回答が見込まれる質問は、避けましょう。
犯罪歴はプライバシーの範疇となるため、基本的には質問できません。
しかし、業務に関わる範囲で犯罪歴の確認が必要と考えられる場合に限り、質問できます。
たとえば、運転業務を担う仕事での面接であれば、
などは、安全に業務を遂行するために必要だと考えられるので、質問可能です。
一方で、
など、業務に関係ない犯罪歴についての質問はできません。
面接官が聞いてはいけないタブーとは??質問のNG例と対策を解説
面接官は、「知らなかった」という理由であってもタブーな質問をしてはいけません。
タブーな質問をしてしまうと、
などのリスクがあります。
タブーな質問をすることは、就職差別や基本的人権の侵害に該当するため、法律違反となり行政指導や改善命令が出ることもあるでしょう。
場合によっては、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられることもあるため注意が必要です。
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面接官が聞いてはいけないタブーとは??質問のNG例と対策を解説
たとえ悪気がなかったとしても、タブーな質問をしてしまうと会社は大きな損害を被ることになります。
このような事態を避けるためには、
などの対策が必要です。
それぞれの対策について、詳しく見てみましょう。
面接官として知っておくべき知識は、マニュアルにまとめておくと安心です。
タブーである質問についてまとめておくことで、面接官全員に対してタブーを侵さないように周知徹底ができます。
また、マニュアルを作成することで、面接官全員の意識や考え方を統一することも可能です。
採用基準や面接にあたって心掛けたいことなどもあわせてまとめておくと、面接官が違っても偏りなく公平な採用選考を行えます。
この時、面接の際に情報をまとめて記入する「面接評価シート」などを作成するのも効果的です。
聞いておきたい質問や評価項目をまとめておくと共に、評価基準を記載しておくことで、公平でタブーを侵さない面接が可能になります。
マニュアルで基礎知識を得ても、実際の面接となると、「ついタブーな質問をしてしまう」ことも考えられます。
そこで、面接の前に社内でロールプレイングを行いましょう。
面接官も、経験を積むほど面接のスキルがアップします。
最初から完璧にこなせる人は少ないため、ロールプレイングで場に慣れ、練習してから面接に挑むのがおすすめです。
面接実施後は、振り返りを行い面接官全員で共有することが重要です。
どのような質問をしたのか、その質問は適切だったかを全員で客観的に協議します。
ほかの面接官と一緒に振り返ることで、良い面も悪い面も冷静に評価できます。
良い質問の仕方があれば全員で次に活かし、悪い質問や不適切だと思われかねない質問を見つけた際には、「避けるべき質問」として情報共有しましょう。
振り返りにより、面接官全員の面接スキル向上につながります。
振り返りだけでなく、面接を受けた本人である応募者に意見をもらうことも有効です。
面接実施後には、採用結果に影響しないこと伝えた上で、
などについて質問してみましょう。
面接する側は不適切だと思っていなくても、応募者の立場からすると、答えにくかったり嫌な気分になったりする質問をしている場合があるためです。
面接を受ける側の視点を知ることで、より適切で応募者に不快感を与えない面接の実施に近づけるでしょう。
面接官が聞いてはいけないタブーとは??質問のNG例と対策を解説
適切でより良い面接を行うためには、タブーな質問をしないことはもちろん、企業の代表という意識を持つことも欠かせません。
これらの注意点とポイントを押さえておくことで、面接の品質は向上します。
それぞれの内容をしっかりと理解し、より良い面接のために役立ててください。
応募者を見極める質問については、「採用面接の質問集50選!聞くことリストもご紹介【面接官必見】」をご覧ください。
事前準備を万全にすることは、面接官としての基本です。
これらの準備を怠ってしまうと、応募書類に書かれていることを質問してしまうこともあるでしょう。
また、準備ができていない場合、面接の場で応募書類に目を通すこともあるかもしれません。
これらの行動は、応募者に対して「自分は興味を持たれていない」という印象を与えてしまいます。採用したいと思っていても、応募者側から辞退を申し出される可能性があるため、しっかり準備しておきましょう。
アイスブレイクには、応募者の緊張を和らげる効果があります。
雰囲気の良い面接になるため、適切にアイスブレイクを挟むことは重要です。
たとえば、最初に面接官自身の自己紹介をしたり、募集背景について説明したりすることもアイスブレイクです。
自己紹介では、面接官が入社した経緯を話すのも良いでしょう。
こうしたアイスブレイクを入れると、応募者に安心感を与えられます。
応募者から見ると、面接官は「戦うべき相手」のような印象になることも少なくありません。
戦うべき相手ではなく、協調できる相手と感じられるような雰囲気作りができれば、応募者本来の姿を見やすくなります。
面接というと、面接官の質問にひたすら応募者が答えるという印象もあるでしょう。
より良い面接を目指すなら、双方向のコミュニケーションを意識することが大切です。
このような態度の面接官では、応募者は不信感を募らせてしまうでしょう。
双方向でコミュニケーションが取れるよう、応募者の回答にしっかり反応して掘り下げたり、「はい」「いいえ」だけでは回答できない質問をしたりすると効果的です。
応募者が抱えている疑問も解消できるよう、「何か質問はありますか?」などと問いかけてみるのも良いでしょう。
応募者を威圧してしまうような面接官の対応は、好ましくありません。
このように、応募者に対しての配慮や感謝を伝える真摯な対応を心がけましょう。
言葉だけでなく、
といった、応募者へ敬意を示す行動も重要です。
面接官と応募者は、対等な立場であるべきであることを忘れず、常に真摯に振る舞いましょう。
入社後はどのように働いていくのかについて、ビジョンを伝えると、応募者は入社後の働き方がイメージしやすくなります。
欲しい人材から辞退されないためにも、応募者が入社後をイメージしやすいように企業のビジョンや方向性などを伝えましょう。
この時、応募者に合わせて、魅力的に聞こえるように言葉を選んでイメージを共有すると、より効果的です。
面接官が聞いてはいけないタブーとは??質問のNG例と対策を解説
採用面接は、企業の顔となる責任重大な場面であり、自社の将来を担う人材を見つけ出す重要な業務です。
自社が求める優秀な人材を確保するためには、タブーな質問の知識はもちろん、「この会社で働きたい」と思ってもらえる雰囲気作りができなければなりません。
しかし、タブーな質問をしないように細心の注意を払いながら、雰囲気にまで気を配るのは簡単ではないでしょう。
株式会社ONEでは、採用代行(RPO)を請け負っています。
母集団形成はもちろん採用面接・選考、入社後のフォローまで対応しており、採用業務をまるごとお任せいただけます。
正社員だけでなくアルバイトなどでも利用可能で、採用業務の必要な部分だけ依頼することも可能です。
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面接官が聞いてはいけないタブーとは??質問のNG例と対策を解説
基本的人権を侵害したり就職差別に該当したりする質問は、面接官と言えどタブーです。
タブーを侵すと、企業の信頼が下がるだけでなく罰金などが科される場合があるため注意しましょう。
タブーな質問を避け「ぜひ入社して活躍したい!」と思ってもらえる面接にするためには、マニュアルを作成してロールプレイングをしたり、面接前に入念に準備をすることが大切です。
「自社では手がまわらない!」「より良い面接を実施したい」という場合は、株式会社ONEへご相談ください。
面接や選考から入社後のフォローまでまとめて依頼して、自社の負担を減らしつつ欲しい人材を確保しましょう。
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