「内々定」とは?内定との違いはなに?

求人広告代理店事業TOP > 新卒採用 > 「内々定」とは?内定との違いはなに?

求人広告活用ノウハウ

「内々定」とは?内定との違いはなに?

  • シェア
  • ツイート
  • G+ Share
  • はてなブックマーク

新卒採用などで耳にする「内々定」という言葉ですが、どのような意味があるのでしょうか。

また、「内定」という言葉もありますが、「内定」と「内々定」にはどんな違いがあるのでしょうか。

この記事では、内々定の意味から、内定との違い、内定が取り消しになる理由について紹介しています。

内々定とは?

内々定とは、主に新卒採用で使われる用語で“内定が内々(うちうち)に決まっている状態”を指します。

新卒採用活動では、企業の活動に対して様々なルールがあり、企業説明会の開催や面接、内定出しなど企業側のイベントに対して解禁日が設けてあります。

主なイベントの解禁日は(4年制大学卒業生の場合)、

企業説明会=3年生の3月
面接=4年生の6月
内定通知=4年生の10月

となり、この期日より前に行うことはできません。

そのため、4年生の10月以前に選考、面接を進め事実上の内定が決まっていても、企業側は学生に対して内定通知をすることができません。

このように合格は決まっているが、新卒採用のルール上、内定通知ができないといった場合に、“内々定通知”という形で合格が伝えられるのです。

内定通知の解禁日である4年生の10月1日に多くの企業では「内定式」という催しが行われます。内定式では、企業が自社の“内々定者”を集め、“内定通知”を行います。

内定通知を受け取った内々定者は正式に“内定者”という状態になります。

2. 内定と内々定の違いは?

内定と内々定では具体的になにが違うのでしょうか。

2-1:内定とは?

そもそも、内定という言葉には、

「公表されてはいないが、内々で定まること。また、決めること。」

引用:三省堂 大辞林

という意味があります。

そして、企業の採用面接の場面で「採用が内定する」、「合格が内定する」というような使われ方をするようになり、現在では、内定という言葉そのものが「採用試験に合格する」といった意味を含んで使われるようになっています。

2-2:内定と内々定は何が違うのか?

内定と内々定は何が違うのでしょうか。

採用試験の合否”についての内定と、“入社承諾の可否”についての内定で意味が異なりますので、注意が必要です。

採用試験の合否についての内定の場合

前述のとおり、内定とは“採用試験に合格する”といった意味があり、内々定とは“内定が内々に決まっている”状態という意味があります。

実は2つの言葉が持つ意味としては、そこまで大きく変わりません。

しかし、実際の採用活動では内定通知が書面で行われるのに対して、内々定通知は口頭で行われることがほとんどです。

このような状況から考えて、内定は正式な合格通知であるのに対して、内々定通知は取り消しや変更の可能性があるものという違いがあります。

入社承諾の可否についての内定の場合

また、企業によっては“合格”ではなく、“入社“が決まっている状態を内定ということがあります。

この場合の内々定は、「採用試験に合格し、応募者本人も入社をするとは言っているけど、まだ、正式な書面を交わせていない」というような状況を指します。

つまり、入社承諾の可否についての内定と内々定の違いは、“入社がすでに確定している”と “入社するとは言っているけど、確定はしていない人”という違いがあります。

3. 内定や内々定取り消し相当になることとは?

内定や内々定は、求職者の立場からは基本的にいつでも取り消すことが可能です。

しかし、企業側からは正当な理由がなければ、取り消すことができません。

具体的にどのようなときに、取り消しになったり、取り消しを行えたりできるのでしょうか。

3-1:内定者がなんらかの理由で入社日までに学校を卒業できなくなった場合

新卒採用の場合、内定や内々定の取り消し理由として最も多いのが、なんらかの理由で学校を卒業できなくなった場合です。

例えば、単位不足による留年や、問題を起こしてしまい留年したなどです。このような場合は企業側から内定を取り消すことが可能です。

内定が取り消せる理由としては、通常、内定通知には期限があり新卒の場合、卒業年の4月1日に設けられていることがほとんどです。

そのため、卒業ができないとなると、内定通知の期限が切れてしまうため内定の取り消しができるようになるのです。

3-2:内定者が身体的・精神的に働けなくなった場合

内定者が病気やケガなどで、入社後に想定していた業務を遂行できなくなった場合も内定を取り消すことが可能です。

但し、大きな病気にかかったら内定が取り消せるということではありません。

状況を考慮した上で、取り消さざるを得ない合理的な理由が認められた場合のみ、内定の取り消しは可能になります。

例えば、「内定から入社までの間にある病気を発症したが、薬を飲んでいれば業務上全く問題がない」というような場合だと、内定取り消しに値する合理的な理由とは言えません。

したがって、身体的、精神的な理由で内定を取り消す場合は、慎重に判断しなければいけません。

3-3:内定者に犯罪行為があった場合

内定者が入社までの間で犯罪行為におよび、刑事罰などを受けた場合も内定を取り消すことができます。

但し、刑事罰を受けたからと言って、必ず内定を取り消するというわけではありません。

犯罪行為によって、内定を取り消す場合に重要になるのは、その犯罪行為によって内定を取り消さざるを得ない客観的な合理性や社会的な相当性があるかという点です。

例えば、テレビで連日実名報道されるほどの罪を犯した人を入社させた場合、勤め先である会社も社会的信用性を失ってしまうリスクがあります。

しかし、出来心で窃盗を働いたが情状酌量の余地が認められ、不起訴になったといった場合では、犯罪行為は事実だが、内定を取り消さざるを得ない客観的な合理性や社会的な相当性があるとは言い切れません。

犯罪行為によって内定を取り消す場合でも、本当に内定を取り消す必要があるのかを慎重に判断しなければなりません。

3-4:企業の業績悪化など経営上やむを得ない場合

企業側が業績悪化などの理由から、どうしても受け入れられないような場合にも内定を取り消すことができます。

2008年に起きたリーマンショックでは、大学生の内定取り消しが大量に出たことでも話題になりました。

このように、内定を出したものの、入社までの間に会社側の経営が悪化し、受け入れることができなくなったという場合にも内定の取り消しは可能です。

但し、本当は業績悪化していなかった、もともと業績が悪くなることが予想されていた

といった状況で内定の取り消しを行うと、詐欺の罪に問われる可能性もあります。

企業側から内定を取り消す場合には、内定を取り消さざるを得ない客観的な合理性や社会的な相当性があるかについて、弁護士、社労士などに相談しながら慎重に判断するようにしましょう。

このページでは、内々定の意味から、内定と内々定の違い、内定が取り消しになる理由について紹介しました。

関連ページ

求人募集の方法とメリット・デメリット
押さえておくべき9つの求人募集方法と人材募集成功の秘訣

応募が来ない原因と対策
求人募集しているのに応募が来ない3つの原因と対策

その他、今日から使える採用ノウハウやあらゆるお悩みが解決できるコンテンツをご用意しています。ぜひご参考にしていただければと思います。